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Last-modified: 2015-06-23 (火) 00:36:00
284 名前: 性事家 (k/eCiuJY) 投稿日: 2004/01/17(土) 00:43 [ e.jgJ2jg ]
しぃ奈が義故内の慰み物になったあの日からどれくらいの時間が過ぎたのか?
光が差し込む窓の存在しない無い部屋に閉じ込められていたしぃ子には既に分からなくなっていた。

この部屋でのしぃ子の拘束に仕方は“異常”としか言い様が無いものだった。

四肢をロープで縛られ、部屋の中央に大の字型に宙吊りにされていたのだ。
だからといって生命の危機にさらされていたわけでは無かった。
食事は口に繋がれたチューブから流動食が流し込まれ、排泄もお尻の辺りに妙な装置が付けられたお陰で不自由は感じない。
さらに筋肉が退化しないように定期的に電気刺激を送られ続けていたし、ロープで縛る位置も日によって微妙に変えられていた。

だからこの異常な状況意外は特に不自由は無い。
外の世界と違って衣食が保障された“極楽”と言ってしまっても良いかも知れない。

「ハニャーン! ナ、ナンナノ!?」

そんな生活が続いたある日、懐かしい刺激がしぃ子を襲う。
光である。
暫くぶりの光に目が全く対応できない。
それどころか目を開けることすら困難であった。
例えそれがドアを開けた隙間から漏れてきた僅かな光であったとしても・・・。

「お久しぶりです。 お元気でしたか?」

それは、この先永久に忘れることはないであろう義故内の声。

「コ、コノ ギャクサツチュウ! カワイイ シィコチャンニ コンナコトシテ ユルサレルト オモッテルノ!?」

しぃ子は声を張り上げ、体をバタつかせて必死に暴れようとする。
しかし、縄でしっかりと固定された四肢を自由に動かせるわけもなく、かえって滑稽な踊りの様であった。
その姿を見た義故内は満足そうな表情を浮べ、しぃ子に近づいて行く。

「おやおや、元気そうで何よりです。 質問に質問で返すのは無礼ですが、許されるって・・・何方からですか?」

「ドナタッテ・・・エート、エート・・・ワタシヨ! モウ ダッコシテ アゲナインダカラ!」

「それはそれは・・・こちらからも是非お願いします。」

「エ? ドウイウイミ??」

285 名前: 性事家 (k/eCiuJY) 投稿日: 2004/01/17(土) 00:44 [ e.jgJ2jg ]
突然、部屋の明かりがついた。
と同時に義故内の声とは明らかに別人の甲高い声が部屋に響く。

「おい、早くするニダ!」

「ああ、すいません。 紹介しましょう。 はるばるK国から来て下さったパク・ニダーさんです。」

「そんな事はどうでもいいニダ! 頼んでおいたものは・・・おお! 素晴しいニダ! けど、どうやって作ったか?」

しぃ子は何を言っているのか良く分からなかった。
そんなことよりもようやく光に慣れてきた目で事態を把握しようと必死だった。
ふと自分の体に目をやると、何だか違和感を覚える。

ぼやけていた視界がクリアになった途端、違和感の正体が分かった。

“耳”である。

手、足、胴、そして尻尾までもが無数の“耳”で覆われていたのだ。

「ナ、ナニコレ・・・。」

冷静に尋ねた訳ではない。
恐怖で声が出ないのだ。

その時、義故内は徐に口を開いた。

「丁度良い機会ですからパクさんにどうやって作ったかを御説明致します。
まあ説明と言いましても早い話がES細胞を使ったんです。」

「ES細胞・・・ってなんニダ?」

「これは失礼。
ES細胞は、受精卵が分化・・・あ、分化とは、ある細胞に変化するようにという指示を受けると特定の細胞に変身することだと思って下さい。
で、分化して胎児に発展するまでの状態である胚の初期段階から採り出されるものです。
実はこれ、身体のどのような細胞にも成長できる性質を持っている細胞です。
そのため多能性幹細胞とも呼ばれています。
つまりはそれで耳を作ったのです。
そうそう、ついでに言うとこれは実験室において無限に増殖させる事が可能なのでこれだけ沢山の耳が作れた訳です。
後は作った耳を移植するだけです。」

「ふむふむ。しかし、よく受精卵なんか手に入れられるものニダ。 それにあのしぃは全く気がついて居なかったみたいニダ・・・。なのにどうやって移植したニダ?」

「貴方がヘンダイ財閥内で我侭が言える様に、わたしも病院内では結構我侭が通るのですよ。 受精卵に関してはそういうことです。
オペに関しては、毎回の食事に睡眠薬を混ぜて眠らせてる間に何度かに分けてやりました。 当然、オペの前にしっかりした麻酔を施しましてね。」

「ナンデ・・・コンナコトシタノヨ!?」

「ふむ・・・そうですね、貴女にも知る権利くらいなら授けても良いでしょう。」

「アイゴー! 北の同胞には制限されている権利をしぃゴトキが・・・!」

「・・・まあ、それはさておきます。
こちらのパクさんは耳モギが大好きなんですが、一匹のしぃからは二つしかもぐ事が出来ません。
そこで、パクさんは、耳が沢山あれば長く楽しめて経済的だとお考えになられたわけです。
まあ、後は分かるでしょう?」

「下らないお喋りはもういいニダ! この日の為に二週間禁欲してるニダ! モウ辛抱たまらんニダ!」

「それはそれは・・・。」

そう言うと義故内は、しぃ子の体に繋がれたあらゆる物を外していき、残るは手足を縛るロープのみとなった。

「それで良いニダ。」

「しかし、体を洗わないと・・・。」

「ウリは体臭が嫌いではないニダ。」

「では、お楽しみ下さい。」

286 名前: 性事家 (k/eCiuJY) 投稿日: 2004/01/17(土) 00:45 [ e.jgJ2jg ]
義故内は部屋を後にすると、待ってましたとばかりにしぃ子の尻尾についた耳を掴む。

「さあ、存分に楽しませてもらうニダ! こっちは大金を払ってるニダ!」

「ダ・・・ダッコ シテアゲルカラ・・・。」

「そんなものに興味は無いニダ。」

「ジャア トクベツニ タダデ コウビ サセテアゲルカラ・・・。」

「チョパーリ糞虫の穴なぞに興味は無い・・・ニダ!」

言い終わると同時に、掴んだ耳を引きちぎる。

「ハニャッ!」

「良い感触ニダ・・・本物に遜色無いニダ。 何より引き千切った時の音が良いニダ!」

「オナガイ・・・ヤメ・・・ハニャーンッ!!」

ニダーはしぃ子の言葉など耳に入る状態では無かった。
今度は二枚同時に引き千切る。
顔は興奮のせいか赤みを帯びている。

「普段は贅沢で出来ない二枚千切りも、これなら気兼ねなく出来るニダ!
どれ、禁断の領域である三枚を・・・いよいよ体験できるニダ!」

そういうとニダーは左右の手で別々な耳を掴み、さらに口でもう一つの耳をしっかりと噛む。

「イタイヨォ・・・ハナシテ・・・シイィィィィィィッ!」

遂にしぃ子の発する声は、痛みを訴える泣き声から明確な悲鳴に変わった。
三枚の耳が尻尾から離れた瞬間であった。
これで既に六枚の耳が尻尾から引き千切られた。

「おや? 尻尾の方は大分少なくなってきたニダ。 一寸数えてみるニダ。
ひい・・・ふう・・・みい・・・。
・・・そうか、四肢と尻尾と頭が十枚づつ、胴体が二十枚。計八十枚。結構沢山付けてくれたものニダ。
じゃ、尻尾の残り四枚は・・・派手な千切り方するニダ!」

ベリベリベリブチッ!

「シイィィイィィイィィッ!!」

絶叫。
無理も無い。
ニダーは素早く四枚の耳を千切ったのだ。
それは、僅か二秒にも満たない時間であった。
完璧だったが、一つだけミスを犯した。
最後の一枚を千切ろうとした時、尻尾が抜けてしまったのだ。
従って、実際に千切った耳は三枚。

「アイゴー! しまったニダ! 耳千切ってるうちに尻尾まで千切れかかっていたいたニダ・・・。」

「ハニャーン! イタイヨォ! イタイヨォ!」

しぃ子は体を揺らしながら泣き叫んでいる
無論、揺らしたいのでは無くのた打ち回りたいのだ。
しかし、四肢を拘束されているしぃ子にはそれが出来ない。

「まあ、良いニダ。 耳の付いていない尻尾に用はないから丁度良いニダ。」

その後もニダーの趣向をこらした“ミミモギ”は続いた。

耳の真ん中の辺りを掴んで捻る。
捻る。
捻る。
捻る。
捻る。
捻る。
そして・・・千切れる。

親指と人差し指のツメで根元を挟んで、切る。
ちょっと横にずらして、切る。
またずらして、切る。
ずらして、切る。
これでまた一枚、体から離れていく。

あらゆる道具での切れ味も試した。
ハサミ・・・あっけなくて面白くない。ゆっくり切ると中々。
カッターナイフ・・・ふつう。楽しさは包丁とどっこい。
中華包丁・・・これはダメ。まな板の上でないと上手くいかない。
和包丁・・・中華に比べてやりやすく、西洋包丁に比べると切れない。
西洋包丁・・・流石に肉類は良く切れる。切れ過ぎてつまらない。
彫刻等・・・癖はあるが、慣れてくるとそれが楽しい。
ニッパー・・・よく切れるし、じっくり楽しめる。
ペーパーナイフ・・・これはちょっと力技との印象が否めない。
手・・・生の感触が伝わってくる。やっぱりこれ最強。

287 名前: 性事家 (k/eCiuJY) 投稿日: 2004/01/17(土) 00:46 [ e.jgJ2jg ]
気がつくと、両足の耳を全て千切り(?)落としてしまっていた。
しぃ子は口をパクパクさせて何か言おうとしている様だが言葉が出ていない。
もしかしたら、ずっと悲鳴を上げていたのかもしれない。
だが、夢中だったニダーには聞こえなかった。

「楽しかったニダ。 前戯はこれくらいにして、そろそろウリのいきり立った息子も楽しませるニダ!」

そう言うとニダーは床に散らばる耳を幾つか掴んでしぃ子の口に突っ込んだ。
そして、首元に包丁をつきつける。

「モゴゴゴゴガ・・・!」

「吐き出したら殺すニダ。」

しぃ子が抵抗しない事を確かめると、右手を繋ぐロープを切る。
体勢がやや崩れるが、当然落下はしない。
そして、何かビンの様な物を取り出す。
ビンの底をしぃ子の体に向けて中身をたらす。
・・・どうやらローションの様だ。
しぃ子の体と両腕に万遍無く塗られていく。

「では、楽しむニダ!」

そう言うとニダーは、自らの男性自身をしぃ子の右腕にある耳のうち二つの間に挟んで腰を動かし始めた。

「はあぁぁぁ・・・やっぱり耳ズリはたまらんニダ・・・。」

腰の動きが少し早くなった。

「そろそろ、究極の耳ズリ・・・ニダ!」

ニダーは、しぃ子の脇腹と右腕の間に興奮状態の男性自身を挟み込み、腰を激しく動かす。

「こ、これはたまらんニダ! 沢山の耳が・・・刺激に・・・イキそうニダ!」

慌てた様子でモノを引き抜き、そのまま大量の耳の詰まった口に突っ込む。

「モゴッ! モゴガガガッ!」

「はうぁ! 出る!」

ニダーに体が軽く痙攣する。

十秒程余韻を楽しんだ後、彼のモノは口から引き抜かれた。

「ウコォゲエッ! ゲッホ! ゲッホッ!」

しぃ子は吐しゃ物と共に口の中にあった全ての異物を吐き出した。
それを見ていたニダーはニヤニヤしながら口を開く。

「吐き出したら殺すといったニダ。」

「オナガイ・・・コロサナイデ・・・マダ シニタクナイヨォ・・・。」

恐怖と苦痛の極みが混在する表情で哀願するしぃ子。
それをとても愉快そうに眺めるニダー。
生殺与奪も自由自在。
そんな雰囲気。

「よし、助けてやるニダ。 ただし、条件があるニダ。」

「ナ・・・ナニ?」

「お願いします。助けて下さい。 と言うニダ。もし、間違えたら・・・。」

ニダーはしぃ子の胴の耳を一枚掴む。

「こいつを引き千切るニダ!」

「・・・ホ。 ソンナカンタンナ・・・ハニャ!」

ニダーは掴んでいた耳を引き千切った。

「間違えたニダ。」

「チガウノ! イマノハ・・・ハニャ!」

また耳が千切られる。

「また間違えたニダ。ダメな奴ニダ!」

「・・・。 ハニャ!」

千切られる。

「言えなくてもダメニダ。」

「オナガイシマス。タスケテクダサイ。」

「・・・。」

ニダーの顔がさらににやける。
そして・・・。

ブチッ!

「ハニャーン! ナ、ナンデ!?」

「また間違えたニダ。オナガイでは無く、お願いニダ。」

「ソンナノ・・・ハニャ!」

ブチッ!

「またまた間違えたニダ・・・本当にダメな糞虫ニダ。」

「オナガイ・・・ハニャ!」

ブチッ!

「オナガ・・・ハニャ!」

ブチッ!

終わらない。
まだ、終わらない。
残り三十七枚。

三十六枚、三十五枚、三十四枚・・・オナガイとミミモギは続く。
ニダーは知っている。
しぃは決してお願いとは言えない。

三十三・・・三十二・・・三十一・・・。

しぃ子の地獄は、終わらない。