しぃの手伝い

Last-modified: 2019-09-22 (日) 00:41:45
179 名前: 名無し 投稿日: 2003/04/10(木) 19:02 [ 9pupUdeo ]
「キョウモゲンキニシィシィシィ~♪ミンナナカヨクハニャニャニャーン♪」
しぃ以外の人間にはそれのどこが良いのかわからない歌を歌いながら、1匹のしぃがある村を歩いていた。
「アレ?人ガイッパイイル。」
その頃そこでは・・・
「ふぅ、大変だな。誰かその辺歩いてこないかな。」
「モララー、しぃがいるモナ。」
「お、ホントだ。モナー、呼んでくれ。」
「おーい、しぃちゃーん!」
「ハニャ!ダッコシテクレルノ!?」
「ちょっと手伝ってほしいんだ。」
「チョットー、カワイイシィチャンニ命令スンノー?」
「最後まで聞いてくれYO。もうすぐ○○公園で祭りがあるんだYO。
 しぃちゃんに、これを公園まで運んでほしいんだYO。」
「○○公園、知ってるモナ?」
「知ッテル。ッテイウカ、コレ重イジャナイノ!!コンナ重イモノヲ、シィチャンニ運ベッテイウノ!?」
「・・・それじゃあ、この台車を貸すからな。公園まで、たいした段差はないYO。」
「楽ジャナイ!コンナ物ガアルナラ、早ク言イナサイヨ!」
「一応食べ物だから、ちゃんと運んでくるモナよ。」
しぃは○○公園に向かった。まだ公園には着かない。
そしてふと、考えた。
「誰モイナイ・・・コノママ箱ヲ開ケテモ、誰ニモバレナイ・・・」
しぃは箱を開けてみた。それは、袋に入っていた。
「ナニコレ?オイシイノカナ?」
しぃにはそれが何だかまったくわからなかった。
「少シダケ食ベテミヨ。」
少し食べてみた。
「ウゥワ、ナニコレ、カッタ~イ!コンナモノヲオ祭リニ出シタッテ、絶対盛リアガラナイヨ。」
そう言って、しぃはそれを脇にあった川に捨てた。

180 名前: 名無し 投稿日: 2003/04/10(木) 19:25 [ 9pupUdeo ]
そして、モララーとモナーの所に戻ってきた。
「おかえりモナ。」
「しぃちゃん、礼を言うYO!」
「ア、ソレノ事ナンダケド、チョット食ベタノ。ソシタラ、スッゴクマズカッタヨ!アンナノ出シタッテツマラナクナルダケダカラ、捨テトイタヨ!」
「・・・何?」
「しぃちゃん、今何て言ったモナ?」
「ダカラァ、アノマズイ食ベ物ハ捨テトイタッテ・・・」
ボカッ
「シィィィィィ!!!」
モララーの一撃がしぃの顔面に見事にヒットした。
「チョット、何スンノヨ!?」
「それはこっちのセリフモナ!」
「おい、何の騒ぎだゴルァ?」
「ギコ、聞いてくれよ。このしぃがさ・・・(説明中」
「この糞しぃがっ!!!」
ギコはしぃを蹴った。
「ハニャ!!!ミンナ、アンナノ食ベタイノ!?」
「あれはなあ、祭りの餅つきで使うもち米なんだYO!」
「ジャア、アノ変ナ食ベ物ガアノオイシイオ餅ダッテイウノ!?」
「そうだぞゴルァ!」
「嘘言ワナイデヨ!アンナ硬クテマズイノノ、ドコガオイシイオ餅ダッテイウノ!?」
「お前バカかYO!今から作ったって、腐るに決まってんだろうがボケが!」
「テメエのせいで、無駄な費用かかる事になっちまったじゃねぇか!!」
「ソンナ・・・(ドカッバキッゴスッ)シィィィィィィィィィィィィ・・・・・・」
「モララーだけやりすぎモナ。次はモナに殺らせるモナ。」
「モナーの次漏れ」

「・・・モララー、ギコ、ゴメンモナ。モナがあのしぃ見つけたから・・・」
「お前は悪くないYo。悪いのはあの糞しぃだYO。」
「禿同だぞゴルァ。」
「・・・でも、よく考えたら代わりのもち米の費用、あのしぃに払ってもらった方がよかった気がするモナ。」
「それもそうだな・・・」
「それもそうだゴルァ・・・」
数日後。○○公園では祭りが始まった。
夜遅くまで、祭りは楽しく行われた。
                     終