145 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/02/07(金) 15:29 [ fD6.SMgU ] 「キョウモゲンキニ、シィーシィーシィー」 「ミンナナカヨクハニャニャニャーン」 しぃ族に伝わる妙な歌を歌いながら、二匹のしぃが歩いてきた。 すると、二匹は看板を見つけた。それにはこう書いたあった。 「しぃ年海外協力隊 隊員募集中!!(しぃ種限定)」 それを見たしぃは、隣のしぃに話しかけた。 「ミテミテ、コノカンバン シィネンカイガイキョウリョクタイダッテ!」 「ハニャーン オキュウリョウイッパイモラエソウ♪、デモキツソウダネ・・・。」 「ダイジョウブヨ、キツイシゴトハホカノヒトニマカセテ、シィハダッコヲタノシムノ。」 「ハニャ!?ソレ イイ! シィハミンナノアイドルダモン。ソレクライヤッテモイイヨネ。」 「ナカマモサソッテイコウヨ!」 「ウン!シュウゴウバショハ・・・エーット・・・モナーセイニクコウジョウ。」 146 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/02/07(金) 15:30 [ fD6.SMgU ] 仲間と合流したしぃ達五匹は「モナー精肉工場」にやってきた。 工場内にはモナー(どうやら工場長らしい)一人と モララー四人(なぜか手を後ろに組んでいる)としぃ七匹がいた。 しぃたちは騒がしく話し込んでいた。 「ココナラギャクサツチュウタチモテヲダセナイワネ。」 「ハニャーン モラッタオキュウリョウデ、アマクテヤワラカイモノヲカウノ。」 「ワタシハ シィボードヲカウノ。」 「ワタシハゲンチノヒトニダッコノヨサヲツタエルノ。ダッコ ダッコ ダッコー!」 「ダッコカクメイトウノ、トウインヲフヤスノ。」 目的はいろいろらしい。 「えー、しぃの皆さんよく来てくださいました。当工場は、国際機関の下請けで 紛争地域の難民に食糧支援をしています。 皆様には食糧支援の支援の仕事をしてもらいます。」 「ハニャ?ココニハタベモノナイヨ。」しぃが疑問をもらした。 実際、機械はいろいろあるが食物はなにもなかった。 「いや、あるさ・・・」モララーがニヤニヤしながら言った。(もとからだが。) 「君達が肉になるんだからね!」手には、大ぶりの刃物が握られていた。 147 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/02/07(金) 15:31 [ fD6.SMgU ] 工場内は修羅場となっていた。刃物を持ったモララー達がしぃを追い、 次々と単なる肉塊にしていく。 「オナガイダッコスルカラタスケ・・」みなまで言えず、絶命する。 「ダッコなんてされたら蚤が移る!」 「シィハチャントハタラクカラ・・・シィィィィィィィーーー!!」虐殺者の快楽である悲鳴を上げ即死する。 「君達の無能さ、やる気のなさはわかっている。肉になってくれたほうが助かる。」 「チョット、シィヲコロシタラナカマガタダデハオカナ・・・シィィィィィィィィ!!」ダッコ党の任務は失敗のようだ。 「大丈夫!君達は現地で無事に働いていることにするからな。」 「ハニャーン!ハニャーン!ドウシテドアガヒラカナイノー!?シィィィィィィ!!」 しぃが無駄に出口の扉を叩いているが、モララーはかまわずに絶命させる。 「鍵をかけているからに決まっているじゃないか。まったくしぃは馬鹿だね。」 「オカーサーン、ギコクーン シィヲタスケ・・」このしぃも即死した。 「ここにはだれもこないよ。」 「シィィィィ!!シィハドウシタライイノー!シィィィィィ!!」しぃ族特有の悲鳴を上げしぃが肉塊となった。 「肉になればいいんだ。」 虐殺が終わると、肉塊となったしぃ十二匹の解体にモララー達は取り掛かった。 148 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/02/07(金) 15:31 [ fD6.SMgU ] 「いつみても、いやな仕事モナ。」 (モナーは困っている人々の役にたちたかったので、この職についたが、 現場は予想以上にハードだった。 また、モナーは本社の内勤をしていたが、少し前にこの工場に異動した。) 虐殺の様子を遠くから眺めていたモナーは、置いていた手紙を拾った。 紛争地域の子供からの手紙だった。それは、 「たべものをくれたおじちゃんたちありがとうございます。 おじちゃんたちのくれたしぃにくはとてもおいしかったです。 とてもうれしかったです。 ぼくもしょうらいおじちゃんのような、 りっぱなおとなになりたいです」 というような文面だった。 モナーはなぜか泣けてきた。 「立派な大人モナか・・・ モナが君を助けるためにはしぃを犠牲にしなくてはならないモナ。 しぃを頃しても犯罪にはならないモナ、けれども モナは本当に立派なおとなのか・・・ モナはこの仕事が分からなくなってきたモナ・・・。」 後ろではモララーが楽しそうにしぃを解体していた。