クズ虫しぃ

Last-modified: 2015-06-25 (木) 22:48:37
503 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/12(日) 17:37:48 [ deprJdDw ]
春の風が吹き渡る草原…
ここに、一匹のしぃとその三匹の子供たちが平和に暮らしていた。

子供のうち、一匹はまだ生まれてまもなく、目も開いていない。
もう二匹は、やっと言葉が喋れるであろう年頃である。

しばらくしていると、母親が食べ物を探そうと立ち上がった。
そして一番年上と思われる子供にこう言った。

「ママはお肉を探してくるから、ベビちゃんがおきたらそう言ってね」

「ハーイ、ママ」

子供は可愛らしい尻尾を振りながら、母親を見送った。

春の麗らかな陽気に当てられ、起きていた子供もすぐに眠りに入った。

それからしばらくして、遠方から二つの影が近づいてきた。

「あー、畜生あのハゲ…なんでもかんでもオレの所為にしやがって…」

モララーとモナーだ。

504 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/12(日) 17:38:02 [ deprJdDw ]
「まぁ、今は我慢モナよ。いつか見返してやるモナ。」

「ああ、そうだな…ん?あんなところに糞虫が三匹…」

「いいストレス解消になるモナ。いくモナよー」

なんと子供たちがターゲットに入ってしまった。

だんだん近づいてくる人の気配を察したのか、一匹の子供が眠りから覚めた。

「アニャ?オジチャン、アションデクレルノ?」

(むかつくモナー、こいつは…)

(まぁ、しばらく『遊んで』やろうぜ)
「そうだよ~、おじさんたちは君たちと遊びに来たんだよ~」

「アニャ?ナッコ!!」

(いきなりコレかいwwじゃあ、前から考えてたことを実行に移すか…)
「ほ~ら、ダッコだよ~」

モララーは眠っているベビを抱っこした。

505 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/12(日) 17:38:22 [ deprJdDw ]
「アニャ?ベビチャンはオコシチャダメナンデシュヨ!」

そうしている内に、肉を銜えた母しぃが戻ってきた。

「あら?ベビちゃん、遊んでもらってるのかしら?」

「ミィ、ミィ」
「ベビチャンオキチャッタ…チィモナッコ、ナッコーーーー!!」

「さてと、ダッ・コ!!」

ぐしゃ、という音とともに、ベビはモララーの手の中で潰れた。

「ははは、ベビしぃのミンチの完成モナ」

「いい音したなぁ」

「チ、チィィィ!!」

母しぃがあわてて駆け寄る。

「ぎゃ、虐殺厨!」

続く―

506 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/20(月) 23:54:29 [ 26wal2zw ]
前回のあらすじ

肉を捜しに行ってる隙に愛するベビちゃんを一匹殺されてしまったしぃ。
しかし、地獄はまだ、始まってすらいなかった・・・

「わ、私のベビちゃんが…」

母しぃは、ぐちゃぐちゃに潰れたわが子の破片を拾い集め、嘆いていた。
頭部の右部分のみしか確認できないほどに潰れてしまった末っ子を見て、
子供たちも小さな身体をガタガタと震わせていた。

「なんてことを…まだ目も開いてなかったのに…」

「いやぁ、奥さん、まだまだこれからですよ」

「チ、チィィィ…」

「そうモナー…」

モナーは残った子供をヒョイと抱きかかえると、こう言った。

「奥さん、このかわいいベビちゃん、死なせたくないモナよね?」

「えっ…!」

モララーももう一匹の首筋を掴み上げ、ニヤニヤしている。

(モナーが何か考え付いたみたいだ…ノッてやるかぁ)

「お、お願いです!何でもしますから、その子たちを…返してください!」

「何でもするモナか?」

「は、はい…」

必死で涙をこらえている我が子をの身を案じ、自らの身を投げ出す覚悟で母しぃは頷いた。

507 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/20(月) 23:54:56 [ 26wal2zw ]
「じゃあ、これからお散歩モナ」

(お散歩ぉ?…まぁ、つきあってやるか)

「え?それだけ?」

「それだけモナ。さ、早く行くモナ」

母しぃはキョトンとしていたが、すぐにお散歩に行った。
モナーとモララーもついていく。
母しぃは掴まれているベビが気になるのか、ちょくちょく後ろを振り返っては、
早く行けとモナーに叱られている。

そうしているうちに、恐怖に耐え切れなくなったか、モナーの掴んでいるベビがぐずりはじめた。

「ィヤーヨゥ!コワイヨゥ!マンマー!」

「ベビちゃん!」

「静かにするモナ!ぅぐっ!?」

ベビの爪がモナーの顔を引っ掻いた。

「何するモナ!」

モナーは咄嗟に、持っていたベビを地面にたたき付けた。

508 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/20(月) 23:55:17 [ 26wal2zw ]
「ギチィィィ!!?」

「この…クズ虫がぁっ!」

「お願い!やめてぇぇええええ!!!」

「モナー、君の気持ちはよっく分かる…」

「イヤアアアアア!!イチャーヨゥ!ナッゴスルカラユルシテェ!」

「許さんモナ!人が大人しくしてりゃ、つけあがりやがってぇ!」

何度も、何度も叩き、蹴り、踏み潰した。

「ハァ・・・ナッ…ゴォ?!」

最後の一撃が入った。
大量の血を吐き、無残にも散ったベビは、いかにも苦しそうな死に顔だった。

「さっ、お散歩を続けるモナ。」

「うぅっ…ベビちゃん…」

続く―


520 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/21(火) 23:19:35 [ 11.ujbjQ ]
前回のあらすじ

モナー、モララーによって一日に二匹の子供を殺されたしぃちゃん。
だが、本当の地獄はまだ始まったばかりだった。

(もう許さない…勝てるかどうか分からないけど、あのベビちゃんだけは!)

「さぁ、早く行くモナ」

ダッ!

母しぃはモナーに飛び掛った。
しかし、モナーとの力の差は歴然。
軽く一蹴されてしまったのだ。

「シィィィィィ!」

「何を考えてるモナ、早く行け!」

「早くしないとこのベビちゃんも踏み潰しちゃうよ~」

「ヂィィィィィ!マンマー!」

「わ、…分かりました。」

「分かればいいモナー」

草原を歩いていると、前方におにーにが二匹見えてきた。

521 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/21(火) 23:19:47 [ 11.ujbjQ ]
またもモナーとモララーの目が光る。

「丁度いいモナ。おい、あの糞にぎりを虐殺するモナ」

「えっ…!?そんな」

「ニヤニヤ」

モララーがニヤニヤしながらベビを見せ付ける。

「わ、分かりました…」

「オ、オカアタン…」

母しぃがおにーに兄弟に近づいていった。
兄弟は近くに来ているのにも気付かず、踊りの練習をしている。

「ソウワチョイ。ジョウズ、ジョウズー」

「ワッチョイ、ワッチョイ、ワッチョ…」

「ドウシタワチョ?ハヤクオドルノワチョ!」

「ニータンッ!」

「チョ?」

ばっ!

母しぃがおにーにの兄に齧り付いた。

522 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/21(火) 23:20:00 [ 11.ujbjQ ]
「ワチョオオオオイ!イチャイ、イチャァイ!」

「ニータンッ!ニータァァァン!」

「!(せめて、弟の方から…)」

「ワヂョ!」

「アア、ヤメテワチョー!」

母しぃのターゲットは弟に向き、その愛らしい尻尾を引きちぎった。

「ヷヂョオオオオオォォォォ!!」

「ヤメテェー!オトートハマダオノリガハエタバカリワチョ!イッチョニワッチョイチュルノガユメダタワチョ!」

「ニータン!」

(うぅ…御免なさい…)

母しぃは涙を流しながら、海苔も?ぎ取った。

「ここで一発…モナー」

傍から見ていたモナーが注射器を出し、おにーにの肛門に注射した。

「ワヂョッ!」

「アアー!オトウトヨー!」

「何挿したんだ?」

「すごい物モナー」

523 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/21(火) 23:20:11 [ 11.ujbjQ ]
その瞬間、おにーにの肛門から排泄物が噴出した。

「ア、アァーーーーーッ!!」

「ワヂョオオオ!」

「アーン、アーーン!」

「オトウトヨー、シッカリスルワチョイ!」

「仕上げだ、ほらよっ!」

どぐしゃぁっ!

「ヂョオオオオ!!」

「オ、オトウトノカラダガァー!」

「ニータン…モット…ワッチョイチタカッタ…」

「アーン、オトウトヨー、チナナイデー!」

続く―

524 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/21(火) 23:20:55 [ 11.ujbjQ ]
>>522の「海苔も?ぎ取った」
は、「海苔ももぎとった」です。

525 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/21(火) 23:47:49 [ 11.ujbjQ ]
前回のあらすじ

母親は自分の愛娘の見ている前でおにーにを虐殺。
だが、モナーの考えた結末はこんなものではなかった…

「よくやったモナー。この糞にぎりは…ふんっ!」

ぐしゃぁっ!

爽快な音と共に兄の身体も潰れた。

「カハッ…オ、オトートヨ…チヌトキクライハ…イッチョ…」

「そうはいかんざき!」

モララーは兄の身体に火をつけ、その燃えていく様子を見ていた。
そして、兄おにぎりは灰になった…

「も、もういや…こんな…」

ベビはその光景から目を背け、ガタガタと小さな身体を震わせていた。

526 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/21(火) 23:48:00 [ 11.ujbjQ ]
「どうだ?お前のママはマターリとか言いながらおにーにをぶっ殺すようなヤツだぞ?」

「チ、チィィィ…」

「そ、そんな…!それはあなたたちがやれと言ったから…」

「確かにやれとはいったけど、実際にやるかの意思決定はお前が決めるハズモナ。」

「やらないとベビちゃんを…」

「確かに見せましたが何か?」

「そ、そんな…騙したの!?」

「人聞きの悪いこと言うなモナ。モナたちは別にお前が糞にぎりを殺すことなんてどうでもいいモナ。」

「そんな…!」

母しぃは身体を小刻みに震わせていたが、彼らには敵わないことを知っている。
もはや後戻りできないところまで来ているのだと悟った。

527 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/21(火) 23:48:16 [ 11.ujbjQ ]
そして、お散歩も終わり、母親と最後のベビを家に持ち帰ったモナーは、
狭く、寒い倉庫に閉じ込めておいた。

「オカータン…チャムイヨゥ…」

「我慢してね、ベビちゃん…」

「明日からがまた楽しみモナー…」

続く―

528 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/22(水) 07:08:04 [ gz1e7KV6 ]
最終回

前回のあらすじ

モナー家の狭くて寒い倉庫に閉じ込められたしぃとベビ。
彼女らに明日はあるのか?

1日目

「オカータン…チャムイヨゥ…」

「が、我慢してね、ベビちゃん…」
(いつまで閉じ込められてるんだろう…)

そして夜は更け…

2日目

「朝よ…起きなさい」

「アニャーン…ネムチャイヨ…」

「ご飯はまだかな…」

しかし、昼まで待ってもご飯は来なかった。
そうこうしているうちにベビが大声をあげて喚いた。

「オナカチュイタヨォー!マンマー!ゴハンー!」

その直後、モナーがいきり立った様子で戸をバタンと空け、倉庫の中に入って来た。

「うるさいモナよ!近所迷惑モナ!」

「あっ、あの…!ご飯はまだでしょうか…?」

「あぁん?ご飯だぁ?ちょっと待つモナ」

「良かった…ベビちゃん、もうすぐご飯が来るからね」

「ゴハンー!」

しばらくして、モナーは黄色いクリームと緑色のクリームのようなものを持ってきた。

「さ、ベビはこれを食べるモナー。」

「チィ!オイチチョウナクィーム!チィ、アマイノダーシュキ!」

「あのー…私のは…?」

「まぁ、待つモナー」

ベビがクリームのようなものに齧り付いた。

529 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/22(水) 07:08:15 [ gz1e7KV6 ]
「ヂィーーーーーウギューーー!カライデチュヨウー!ヒーヒーチマチュヨゥ!」

「ベビちゃん!!??なんてことを!」

「ついでに…こうモナ!」

ブチィっ!

モナーがベビの耳をもぎ取った。

「ギビヂィーーーーー!!イヂャーーーヨォォォ!!オカァターン!」

「さてと、お楽しみはこれからモナ」

モナーがベビの肛門に挿したのは、辛子だった。

「ヂィー!オチリガイチャーヨゥ!ママー!」

「ベ、ベビちゃん…」

母しぃは見ているしか出来なかった。

「さぁ、腸内洗浄も終わったし、最後の仕上げ…モナぁ!」

モナーは包丁を取り出し、ベビを捌いていく。
母しぃはその光景をずっと見ていた。

「ベビ刺し一丁あがりモナー」

「うぅっ…ベビちゃん…」

「さてと、最後はお前モナー…」

530 名前:9 ◆GtN0Plfghk 投稿日:2006/03/22(水) 07:08:29 [ gz1e7KV6 ]
翌日

いつものように春の麗らかな陽気が眩しい日。
モナーとモララーはあの草原を歩いていた。

「ようモナー、あの糞親子どうしたんだ?」

「昨日始末したモナー。やっぱりストレス解消になるモナー」

「俺も糞ちびギコを手に入れてよー、今楽しんでるんだよ」

「それは良かったモナー」

終わり―