ジョジョの奇妙な冒険ごっこ

Last-modified: 2018-05-12 (土) 18:50:18
202 名前: 一発ネタ 投稿日: 2003/02/11(火) 14:59 [ X/r2NJxI ]
河原で三匹のちびギコが集まっていた。
「今日は何して遊ぶデチ?」
「かけっこもいいデチねー。かくれんぼもやりたいデチ!」
「鬼ごっこでもいいぞ、コゾウ!」

今日も一日皆で楽しく遊ぶつもりだ。
そこに一人のモララーがやってきた。

「やあ、僕も仲間にいれてくれよ」

笑顔で語りかける彼を、ちびギコたちは快く受け入れた。
しかし問題もあった。
「でも、何をして遊ぶかまだ決まって無いんデチ。オジチャン考えて」

と、ちびギコが他人任せな発言をするが
人の良いモララーは怒らずにしばらく考えた。
「うーん。じゃあ、JoJoの奇妙な冒険ごっこはどうだい?」

「それ、知らないデチ。フサタン知ってますか?」
「僕も分からないデチ。面白いンデチか?」

ちびギコたちの質問を受けたモララーは少し困ってしまう。
「うーん。面白いよ。でも知らないなら説明難しいなあ」

「じゃあ、一度やって見せろ、コゾウ」
レコの言葉に「うん、そうだね」と返事をするとモララーは突然、フサギコのそばに行き、
臭いをかぎ始めた。
「クンクンクン…」
「ぎゃあ! 何するデチか?臭いを嗅いでも楽しく無いと思うデチよ?」

フサの抗議が届いたのか、モララーは臭いを嗅ぐのをやめた。
しかし、次の瞬間大声で叫びだした。
「こいつは臭エエエェェェェェェッッッッ!!!!!
 ちびギコの匂いがプンプンするぜええぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
同時に右足が、すぐそばにいたちびギコを蹴り上げるッ!!
ちびギコの体は空を切り飛ぶッッッ!!!
飛んだ先には… フサギコッ!
「ヒギャア!!」
「デチィ!」

ちびギコとフサギコは当然ながら正面衝突してしまう。
赤い液体が飛び散り、二匹は虫の息だ。
「あー、駄目じゃないかフサフサ君、そこは『ひょい』っと首を少し傾げるだけで避けないと…」

「な、何をするんだコゾウ!」
突然の惨劇を目の当たりにしてレコが震えた声をあげる。
「だから、JoJoの奇妙な冒険ごっこだよ。あ、僕は第一部が好きだからな!」
言いながらモララーはナイフを取り出し…
それをレコの目の前に投げた。
「え?」
レコは突然目の前に置かれた凶器をしばらく見つめていたが、我に返るとサッとその武器を拾い上げた。

「ジョースターさん危ない! 奴はナイフを持っているぞ!」
「何を訳のわからない事を言ってるんだコゾウ! ちびとフサのカタキ!」
レコはナイフを構えて、モララーに突進していく。
モララーは足一本でレコの顔を押さえ、突進を止めた。
「くそ! くそ!」
モララーの足裏に阻まれているのに、レコは必死に攻撃をしようとしている。

「台詞が違うよレコ君。そこはせめて『俺はちびギコをやめるぞおおおぉぉぉ!』くらい言ってくれないと…
 ああ、ちなみにそのナイフ当然おもちゃだから、切っても突いても痛くないよ」

「ぎゃん!」
足を少し横に振っただけで、レコは飛ばされて転がった。
すぐさまモララーは追いかけ、レコに何度も何度もパンチを浴びせる。
「君が!」
「ヒギャア!」

「死ぬまで!」
「グヒャ!」

「殴るのを!」
「シンジャウ ヤメテデチ」

「やめない!」
「アアアアァァア…  …ア …!! !」

数分後…
「あーあ、止めてくれる役の人がいないから、本当に死んじゃったや。まあいいか
 ちびギコがモララーに出会ったら死ぬのは確実!
 カラテカで開始直後に後退すると崖から墜落死するのと同じくらい確実!
 って、一人でやってても面白くないなあ…
 お、あっちの方でも糞チビどもがタムロってやがるな
 今度は時を止めてオラオラでもやるかな」

JoJoの奇妙な冒険ごっこは、ネタがありすぎて困るくらいだ。
モララーは色々な考えをめぐらせながら、次のちびギコの元へと歩いていった。

203 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/02/11(火) 15:39 [ Oj5sYlXc ]
>「こいつは臭エエエェェェェェェッッッッ!!!!!
> ちびギコの匂いがプンプンするぜええぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

ワラタ

あと「レコが恐怖しているッ!」とかあったら嬉しかった(w