ベビ虐2-

Last-modified: 2015-06-12 (金) 21:48:01
265 名前: ベビ虐2-① 投稿日: 2003/05/25(日) 01:23 [ S1cfZ8O. ]

 せっかく、この世に生まれてきたのに…。

ビデオは、そんなPOPが付け加えられて店頭に並べられていた。
ダッコ映像の「ベビちゃん大好き!」
ベビしぃ・チビしぃを専門に、虐待・虐殺映像を世に送り出している会社の今月の新作だ。
彼は迷わずにそのビデオをカウンターに差し出した。

ビデオのカバーには、嬉しそうにこちらに向かって手を挙げているベビしぃが映っている。
可愛らしいチェックのサマードレスに身を包んで、とても幸せそうだ。
多分、このベビしぃにとって最後の写真。
我が子を不条理な形で殺され、死ぬまでの様子をビデオに収められた挙げ句、
レンタルビデオにされて公共の目に晒されている、このベビしぃの母の気持ちを考えると、
彼は心底愉快で堪らない気持ちにさせられた。

彼は、ビデオをデッキにセットし、リモコンの再生ボタンを押した。
画面がゆっくりと青くなり、会社名が映し出される。
その後、微笑むベビしぃの写真をバックに「ベビちゃん大好き!」の文字。
本編がゆっくりと映し出された。

ベビしぃが、ピンク色の椅子に行儀良く座っている。
足元には、沢山の縫いぐるみや、カラフルなお菓子が散らばっていた。
司会進行役の男が画面に登場する。
男は、優しくベビしぃに話しかける。
「今日は、ここにいるとても可愛いベビしぃちゃんと一緒に遊びます。よろしくね。」
「アニャァ! ナッコォ!」
ベビしぃはとても嬉しそうに、男の方にダッコポーズを取る。
フリルの付いたサマードレスは涼しげに風に揺れ、裾がフワフワと広がっていた。
母しぃに、この姿を見せたらまるで我が子が天使に見えるのではないだろうかと彼は考えた。
画面の中では、男がベビしぃを優しくダッコしている。
「ベビちゃん、一緒に何して遊ぼうか?お兄ちゃんが決めてもいい?」
「ハニャ!」
ベビしぃは、元気良く手を挙げる。
画面が切り替わって、ベビしぃと男が外にいる場面に変わった。
ベビしぃは男にダッコされたまま、ニコニコとカメラを見ている。
「今、僕はベビしぃちゃんと広場に来ています。ベビちゃん、アンヨだよ!」
男は、ベビしぃを地面に下ろした。
ベビしぃは、フラフラな足取りで、一歩、また一歩とアンヨをしている。
小さなアンヨはゆっくりとではあるが、前の方に、前の方にと出る。
「ベビちゃん、上手だね!ほら、こっちだよ!こっち!」
男はベビしぃを横目に猛スピードで走り出した。
「アニャァァァ!! イッチャ ヤーヨゥ!」
いきなり走り出した男のスピードに追いつけ無いまま、
ベビしぃは広場に一匹取り残されてしまった。
画面の中のベビしぃは、それでも男に追いつこうと小さなアンヨを一歩一歩前に出して歩きはじめた。
「マッテェ! チィモ イキマスヨゥ!……チィィィィィィィィィィィッ!?」
ベビしぃは急に後方から飛び出してきた大型犬に背中を突き飛ばされた。
ベビしぃは、前のめりになって地面に倒れこみ、土埃のついた顔を上げて泣き始めた。
犬は、倒れこんで泣いているベビしぃをめがけて襲いかかった。
「アニャァァァァァァァーーーーッ! イチャーヨウ! ヤーヨゥ! ……ヴァァァァーーーーッ!?」
大型犬のがっしりとした手足が、ベビしぃの柔らかくて小さな体をガッチリと掴んで、
無法備な背中にガブリと噛みついた。
「イチャァァァァァァァーーーーッ!!」

266 名前: ベビ虐2-② 投稿日: 2003/05/25(日) 01:24 [ S1cfZ8O. ]

ベビしぃは火がついた様に泣き始めた。
画面の外では、数人の人間がそんなベビしぃの様子を見て笑っている声が聞こえている。
「タチケテェェェェーーーーーッ! チィィィィィーーーーッ!」
犬は、恐怖と痛さで泣き叫んでいるベビしぃを、新品のオモチャでも扱うように、
鼻先で転がしたり、鋭いツメのついた前足でギュっと踏んだりして弄んでいる。
せっかく着せてもらったサマードレスは泥にまみれてドロドロになり、
可愛らしい微笑みをたたえていたお顔は涙と泥でグシャグシャになっていた。
「ベビちゃん!よかったねぇ!ワンワンとあそんでるの!?」
犬は、ベビしぃのフサフサと風にたなびいているシッポに興味を持ったのか、
シッポの真ん中辺りにガブリと噛みついて、喉の奥からグルルルルと言う声を出した。
「…イチャァァァヨゥゥ! イチャァァヨゥゥ! イヤァー!チィィィィィーーーッ!」
「ワンワンもベビちゃんの事大好きみたいだね!」
「ナッコォォォーーーッ! タチケテェェェェーーーッ! ナコ ナゴォォォォォォォーーーッ!」
先ほどにも増して犬は口の端から唾液を垂らしながら、
ベビしぃのシッポにギリギリと噛みついている。
ブチィィィっという音が、突如響き渡った。
犬の口には、ベビしぃのシッポが滴り落ちる血液と共に咥えられている。
カメラがベビしぃに駆け寄ると、ベビしぃのシッポが付け根から千切られ、
お尻の所にどす黒い血液が流れ出ている映像が映し出された。
犬は、手に入れたベビしぃのシッポを伏せの姿勢をして大事そうにグチャグチャと噛んでいる。
「ヴァァァァァァァァァァーーーーーッ ヴァァァァァァァァーーーーーッ!!」
ベビしぃは、その場にゴロゴロと転がって、悶絶している。
画面に司会進行役の男が出てきて、泣き叫ぶベビしぃの腋を持ってダッコした。
「ベビちゃんは大きなワンちゃんとお友達になれて嬉しかったみたいです!
それじゃ、ベビちゃんと僕はおうちに帰ります!」

画面が変わって、ベビしぃが泡のお風呂に入ろうとしている場面が映し出された。
「ベビちゃんはすっかり汚れてしまったので、これからお風呂です。」
ベビしぃはさっきの恐怖がまだ忘れられないのか、ギュっと男にしがみついている。
「ベビちゃん、ワンワン怖かったのかな?」
ベビしぃは、コクリと頷いて見せる。
「ベビちゃん、ナッコは好き?」
パッとベビしぃの表情が変わり、嬉しそうな顔になった。
「アニャァ! ナッコ ナッコ!」
「それじゃ、ナッコでお風呂にしようね!」
男は優しくベビしぃに語り掛けると、ベビしぃの体を風呂の中に入れた。
ベビしぃは男に抱きかかえられて風呂に入れてもらい、ご満悦だった。
小さなアンヨをパタパタさせて、泡を蹴る。
「ベビちゃん、まるでお姫様みたいだね。」
「チィ?」
泡だらけになったベビしぃは、そう言われたのが嬉しいのか、
オテテをパタパタとして水面を叩いた。
「じゃ、ベビちゃん、そろそろ上がろうか。」
「アニャ! チィ ナコシテ!」
男はベビしぃを優しく抱きかかえて、風呂場から出た。
体の水分を拭き取られたベビしぃは、真っ白なシーツの上に寝かせられた。
「お怪我したところにお薬塗るからね。」
ベビしぃは大人しく、お尻を男の方に向ける。
ベビしぃはこの男の事を、「優しくダッコしてくれる人」だと思っているのだろう。
男は犬に噛み千切られたベビしぃのシッポの根本に黄色い塗り薬を付け、
薬が他の物にくっついたりしないように、
ガーゼを敷いてコートフィルムを上から被せる。
ベビしぃの様子が変わった。

267 名前: ベビ虐2-③ 投稿日: 2003/05/25(日) 01:26 [ S1cfZ8O. ]
「イチャァァァッ! イチャァァァヨウゥゥゥ!」
ベビしぃは薬を塗られたシッポの付け根を押さえて、シーツの上をゴロゴロと転がった。
大粒の涙を両方の目からポロポロとこぼし、口の端からヨダレを垂らしている。
男がベビしぃに塗りつけた物。……練りからしだった。
ベビしぃはどうにか薬をシーツに擦りつけようとするのだが、
コートフィルムでカバーされている為、ベビしぃが動けば動くほど薬は患部を刺激して
ジワジワとベビしぃの体を痛めつけた。
「イチャァァァァァーーーーーッ! チィィィィィィィーーーーッ!」
「あれれ?ベビちゃんがむずかっています!」
男は楽しそうに、ベビしぃの事を見ている。
ベビしぃは男に両手を突き出し、ナッコ、ナッコと泣き叫んでいる。
「イチャァヨゥゥゥ! ナコ ナゴォォォォーーッ!」
良く回らないお口で、ベビしぃは必死に訴えている。
男は楽しそうにその様子を見て笑っていた。

夕暮れの街並みが映し出された。
どこかの建物の屋上に、ベビしぃをダッコした男が立っている。
ベビしぃは淡いピンク色のサマードレスを着せられ、ガタガタと震えていた。
これ以上、自分が何をされるのか分からず怯えているのだ。
「今日は、ベビしぃちゃんと沢山遊びました。ベビしぃちゃんはワンちゃんとお友達になったり、
広場を走りまわったりして、とっても楽しそうでした。」
ベビしぃのアップが映し出される。
「今日は最後にベビちゃんに雪をプレゼントして終わりたいと思います!」
男はそう言うとベビしぃの着ているサマードレスを脱がせ、ベビしぃの体の毛をむしり始めた。
「ヂィィッ!?」
ブチッ、ブチッという音と共に、ベビしぃの白いフワフワな毛が地面に落ちていく。
「イチャーヨゥ ヤーヨゥ!」
ベビしぃはイヤイヤするように、首を左右に振った。
男は、手を止めずにベビしぃの体の毛をむしっている。

268 名前: ベビ虐2-④ 投稿日: 2003/05/25(日) 01:29 [ S1cfZ8O. ]

「イチャーヨウ ナコスルカラ ヤメテェ!」
ベビしぃの体は、純白の毛皮が全部むしり取られ、ピンク色の表皮が丸見えになった。
「見てください!一面に純白の雪が降って来ました!」
ベビしぃの周りには、先ほどむしりとられたベビしぃの真っ白な毛が
フワフワと舞ってまるで雪のようだ。
ベビしぃのピンク色の表皮は、うっすらと鬱血した跡がいくつもあった。
体を守っていた毛皮を剥ぎ取られて急に寒くなったのか、ベビしぃの表皮は、
鳥肌が立っていた。
「あ、ベビちゃんが寒そうなので、ベビちゃんの事を温めてあげたいと思います。」
そう言って、男が取り出したのはバーナーだった。
「ほら、ベビちゃん。これでもう寒くないよね!」
男は地面に座りこんでブルブルと震えているベビしぃの背中めがけてバーナーの火を放った。
「……ギャァァァァァーーーッ! アヅィィィィィィーーーーッ!」
ベビしぃは追ってくる炎から逃れようと、フラフラと前のほうへと逃げ出す。
「アハハ!ベビちゃん。寒いと風邪引いちゃうよ!?」
バーナーを持った男は、逃げようとヨチヨチ歩いているベビしぃの後ろから、
何度もバーナーの炎を浴びせ掛けた。
「ヤメテヨゥ! アチュウヨー! タチケテェェェ ナコ ナゴォォォッッッッ!?」
ベビしぃは何かにつまづいて転んだ。
「……アァァッ!?」
広場でベビしぃのシッポを噛み千切った大型犬が、また画面に登場した。
「ほら、ワンちゃんもベビちゃんにバイバイって言いに来てくれたんだよ!」
犬はベビしぃの匂いを嗅ぎつけると、転んでいるベビしぃめがけて飛びあがった。
グルル…という音を喉元からさせ、ベビしぃの体に食らいつく。
「イヤァ イダィィィィィーーーッ! ヤメテェ! 」
ベビしぃは泣きながら、必死に男の方へと逃げようとする。
「タチケテェ! イチャーヨゥ! ナコ! ナコォォォ・・・!」
「ベビちゃん!ワンちゃんと遊んであげなよ!」
「イヤァヨウ! ワンワン イヤーヨウ!…アニャァッ!?」
犬はベビしぃの喉元に食らいついた。
ベビしぃの体からは血が噴水のように溢れ出て、その場を血の海にしていった。
暫くベビしぃの匂いを嗅いでいた犬は、ベビしぃに興味が無くなったのか、
すぐに何処かに行ってしまった。

ビデオはここで終了した。
彼は、何とも言えないような充実感を覚えながらリモコンのまき戻しボタンを押した。
そして、あのベビしぃの母親は一体今、どうなってしまっているのだろうと考えた。
でも、そんな事どうだっていい。
確かもう一本、ダッコ映像の新作が出ていたはずだ。
これから返しがけついでに、もう一本借りてこようか。
彼はポケットの中の小銭を数えはじめた。



・・・・・・・・・終・・・・・・・・・