マターリ教

Last-modified: 2022-08-10 (水) 18:23:39

マターリ教

              ~マターリ教~

  ; :; :;:;  : ; :: :: :  ::; ;    ; ;;   ;.  ..  ..   .  ..
;, ,; ::  ::   :  :  ::;''  '  ;;   ;;  .  .    .  ; ;;  ;;;
   昔
     被虐キャラを守るための宗教が
                       あったという ―――
;, ,; ::  ::   :  :  ::;''  '  ;;   ;;  .  .    .  ; ;;  ;;;
  ; :; :;:;  : ; :: :: :  ::; ;    ; ;;   ;.  ..  ..   .  ..


作者 


マターリ教(1) Edit

498 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 投稿日:03/06/14 19:44 ID:8EnyBsXQ
いまはもう無いが、マターリ教という宗教があった
    信者はしぃやチビギコが大多数を占めていたそうだ
 代々虐殺に怒りを抱き、マターリを愛する人がまとめ役となっていた

初代・シィリ
          マターリこそ真の平和!
      /==) 虐殺こそ絶対悪!
      (゚ー゚*)`l
      (っcノ~~
      |  )~
      し`J
\_________/
 |             |



499 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 投稿日:03/06/14 19:45 ID:8EnyBsXQ
マターリ教が滅んだのはまとめ役15代目
  ルシィナ=レイ=マクナロフの時の事
       通称ルシと言われた明るい女性だった
「理由無き虐殺、虐待」に強い怒りを持っていた


      ∧∧  
      (*゚ー゚)
     ⊂)`X´|つ
     ノ__ヽ
      (//


 いっけん、ただの少女だが、
彼女は「進化したしぃ」であり、中々生まれないオスしぃより力があった
武器を持たずとも10人のギコをまとめて倒したと言う言い伝えがあるほどだ


500 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 投稿日:03/06/14 19:46 ID:8EnyBsXQ
 彼女は虐殺がおこなわれていると知ればどこへでも駆けつけていった

| 罪深き者よ、答えなさい        |
| 我らの同胞を殺したのはなぜか? |
 ̄ ̄ ̄|ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧∧     ∧_∧  /
 (* ゚ー)    (∀・ ;)<糞チビ殺すのに理由も何も…
 ノ(⊃|     (つ  つ  \
ノ___ノ     / ( (
 ((ノ     (__)l__ノ

もし上のように答えてしまえば、もう彼らは日の目を拝めなくなっていた


501 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 投稿日:03/06/14 19:46 ID:8EnyBsXQ
|マターリを壊すもの、命の尊さを知らぬ者、
|どうか来世こそはマターリの神が光を与えてくれる事を望まん
\______  ________________
           |/

        ∧∧
       (*゚-゚)
      ⊂)`Xノつ  ∧_∧
       ノ___ヽ   (゜∀。 )
       (ノ∪   と ::;;; つ
            // /
           (__(_ノ

彼女はあまりにも素早く、その体毛にも
    彼女のお気に入りの服にも血をつけた事は無かった


502 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 投稿日:03/06/14 19:47 ID:8EnyBsXQ
だが、一人の異常者の屁理屈で
     ルシは虐殺を野放しにするのと同じ結果を出してしまった

一人のアヒャが、ベビシィとその母をなぶり殺しにした時…

| 罪深き者よ、答えなさい        |
| 我らの同胞を殺したのはなぜか? |
 ̄ ̄ ̄|ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧∧     ∧_∧  /
 (* ゚ー)    (゚∀゚  )< 楽しみに決まってんだろ!アヒャヒャ!
 ノ(⊃|     と    つ  \
ノ___ノ      |  |  |
 ((ノ      (_(__)
_∧________________
|そうですか、時間をとってすみませんでした|
|でも、それで恨まれる事もあります
|ご注意を…

…そう、ルシは「娯楽」という理由は認めていたのだった
マターリ教でも娯楽を禁じてはいない
他のものの娯楽を禁ずる事もルシはしなかった

503 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 投稿日:03/06/14 19:49 ID:8EnyBsXQ
「娯楽」としての楽しみは理由の一つとして考えているまとめ役…
もちろん、必ず守られるのではないと知った者たちは反乱を起こし

                ∧∧
                (゚ー゚*)て
                (|X´~|)
                ノ___ゝ
                 しヽ)
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
  *)   *)  *)  *)   *)   )*   )*  )*  )*   )*  )

          ルシの首を取ろうとした
また、ルシは首をとられた直後にいつものように聞いたという


504 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 投稿日:03/06/14 19:51 ID:8EnyBsXQ




       「私を殺したのは、なぜですか…?」





オワリ

506 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:03/06/14 21:04 ID:FuT76ESB

しかし、ルシィナは殺されてはいなかったと主張する者もいる…


ギコを圧倒するほどの力を持つルシィナに
しぃが束になったところでかなう筈もなかった


      ∧∧
      (*゚-゚)
     U)`X´|O
     ノ__ヽ
      U ヽ)
(8(゙p;゙#)〉゙ワ。)ミ。;;;。;;ミ(゙0;;゙#);#д;)(#゙;0゙)(*;※(。p;;゙#)#。0゚)゙p#;;)。Д。)(#;。;;。);; ,)*。i0゙)つ
ζ(#゙ワ`)#´;;p゙)#゙;;0゙)*。-゚)*。0゚)#゚p`)*;;-;;)#;;;;;;"#;。;;。)*;#ii*゚ワ(。※(#゚i_,;i;;0゚)(*゙;;p`)k


死屍累々の中、ルシィナは誰に訊くともなしに訊いた
「私を殺そうとしたのは、なぜですか…?」

虐殺者に対して殺滅することでしかその罪深さを教えられなかったルシィナ
ルシィナに対して、殺すという手段でしか彼女の方針の過ちを
訴えることの出来なかったしぃ達…彼女等の理想はどこか歪んでいた


実際の所どうだったかは明らかでないにしろ、マターリ教が滅んだことに変わりは無い…

マターリ教(2) Edit

743 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:31 ID:nZ9xS5BK

              ~マターリ教~

  ; :; :;:;  : ; :: :: :  ::; ;    ; ;;   ;.  ..  ..   .  ..
;, ,; ::  ::   :  :  ::;''  '  ;;   ;;  .  .    .  ; ;;  ;;;
   昔
     被虐キャラを守るための宗教が
                       あったという ―――
;, ,; ::  ::   :  :  ::;''  '  ;;   ;;  .  .    .  ; ;;  ;;;
  ; :; :;:;  : ; :: :: :  ::; ;    ; ;;   ;.  ..  ..   .  ..

               +注意+
この話はしぃネタ総合にあったのをチビギコ虐殺に使ったものです
 ただし、使ってるのはマターリ教という宗教の存在だけで
しぃネタ総合のキャラが出てくる訳ではありません


744 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:32 ID:nZ9xS5BK

このモララーは、チビギコを殺すことを趣味としたモララーだった

       ∧_∧ ~♪
       (∀・  ,)
       (     )
       |  |  |
      (_(__)

しかし、最近彼はむやみに虐殺できなくなった


745 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:32 ID:nZ9xS5BK
理由は、マターリ教の保護施設によりこどもが外に出てこない事
  __________
/チビちゃんたちのお家 \
____________ゝ
                 |ワー
                 | キャッキャ
                 |
      |~~|         |
______,|゚__|______ノヽ   |ヽ
                /  ヽ ノ  ヽ
               /    ̄  ; |ダサイ家作りやがって…
               | __, ●    |
               ヽ ヽノ     イ
                )     (´~#)

746 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:33 ID:nZ9xS5BK

|くっそぉ、むかつく宗教だぜ…|
\__ ________/
    \|
      ∧_∧
      (A・ # )コドモノホゴダノナンダノUZEEEEE
      ヽ   |)
      (  ヽ |
       し'(_ノ


747 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:33 ID:nZ9xS5BK


ある日、チャンスが訪れた…チビをみつけたのである

    ∧∧
   (∀・,,)@
   cc  っ
          ∧_∧て
          (∀・  )
          (    )
          |  |  |
         (_(__)


748 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:34 ID:nZ9xS5BK


       |おい…ちょっと殺されてくんねぇか?|
        ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            ∧_∧
            (・∀・ )
           と    つ
    ∧∧て     |  |  |
   (;・∀)      (__(__)
    uu,,,,@

チビギコは恐れの為に逃げようとした、
モララーはその様子を楽しみながら追いかけた


749 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:34 ID:nZ9xS5BK

: ; :; :  ;:   ;: ;  :;:  ;: ;: ;: 
カミサマ…ハヤク キテクダサイデチ…  : ;
   コノママジャ、ボクハ シンジャウデチ ;:
:;  : ;  : ;:  ; :; : ;:; : ; : 

     ∧∧   ゼェ、ゼェ
     (Д・ ;)@
     c c  っ≡=-

チビは母からいつも「マターリノカミサマ」が困った時は助けてくれるときいていた


750 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:35 ID:nZ9xS5BK
だから、絶対守ってくれると信じていた

      /;  ;;"`;    ,_   。0(きっとカミサマが助けてくれマチ!)
    ,,;' ;; ;'   ;;   //ヽヽ
    ;   ''    ;;  ノノ⊂ノ
   ;;    / 。 ;;~~ ヽ
    ;;    ̄  ゚    '';;
    '';; ~      ;;  ;; 三二=
  ,,,;;"   ,;  ,,;;''''''';;  ,,;~ヽ
  ;;  ,,;;'''  ;;   ヽ,,,,,,,,...ノ
  "''''" '';;,,ノ         三=―


751 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:36 ID:nZ9xS5BK
しかし、神は助けてはくれなかった


         ブチィ!    ∧_∧ ヤッホウ!
               ((∀・  )
         ∧,,∵:';; >と   〇
         (Д<lllll)    | (_⌒l 
         co  `っ   (_) `ー'



752 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:37 ID:nZ9xS5BK

    |__
    |    ギ     ア
    `ー―    ヤ     ァ  ァ  ァ

         ∧,、,、
         (>Д; )
          ;;∵(~ヽ∧_∧
          `,;;`ヽ(・∀・ )
           `':;。 ヽ  ,  l〇
            cc'''@(_ノ ヽ
              `JJ (_ノ  >
                 
チビはころされた
最後に頭に浮かんだのは神への質問だった

753 名前:黒みかん ◆JcusPwhG82 [sage] 投稿日:03/07/05 23:38 ID:nZ9xS5BK
    マターリ ノ カミサマ

          ナンデ ボク ヲ

               ミステタ ノ ?
      /  /  /
       /     /

      , '` 、          グチャ
     ;'   ゛;                    __
    ,,'゛    ;;`'`'`';               //ヽ
    ;;  0      ;;   ;;""""””∴・,∵,;;;;; ヽ⊃|
    ;;   ロ 0  ノ    ;''"""" ;:;;;;:;:;:;   ノノ"""';;
 ;;`、``;,,、ンヽ,,,,、_、;;"     ;;           :::,,,,,,,,,ノ
    ; :;:          "'''''''''''"`''';;,,,,,,,,     ";
 ;`                        "''-;,,,,;;ノ
死ぬ間際でさえ、チビはカミサマがいると信じていたが
     いくら 信じていても
         その神が実在するかは誰にもわからない…

             END