一期一会 -帰り道-

Last-modified: 2015-06-27 (土) 02:12:15
864 名前:樹氷 ◆DARK.45KBw 投稿日:2006/10/12(木) 16:53:37 [ /hLuN2Sc ]
01/10
               一期一会 -帰り道-


「ご馳走様アヒャー、また来るアヒャ。」
 お昼が少し過ぎた頃、商店街の一角にある小さな食堂から、一人の子供が
出てきました。
 其の子の名はアーヒャレスト。12,3歳くらいの、アヒャ種の子供です。
 アーヒャレストは、何時もの食堂で、何時もどおりにお昼ご飯を食べたので、
これから、いつもの様に家に帰ります。
 美味しいご飯をおなかいっぱい食べて、アーヒャレストはご機嫌ですから、
足取りはとても軽やかで、顔はとびきりの笑顔でした。ずらりと並んだお店の
ショーウィンドウに、面白そうな物を見つけては立ち止まりながら、たくさんの
AA達の間を縫って、歩いて行きます。
 たくさん立ち止まった中の一つ、電気屋さんの店頭のテレビには、ぴしっと背広を着た
モララー種のアナウンサーが映っていて、こんなニュースを、一生懸命伝えていました。

『今朝、モラノシティで、歩道橋からしぃ種の老婆が突き落とされ、死亡するという
 事件が起きました。K察では、無差別殺人事件として、目撃情報を元に、容疑者の
 捜索に力を注いでいます。目撃者の話によると、犯人の特徴は…』

「アッヒャー……なんか大変そうアヒャな。」
アーヒャレストはまだ子供ですから、ニュースなんて、難しくて判らないので、
ちょっと首をかしげて、今度は、少し遠くにちらりと見えた刃物屋さんの前で立ち止まるために、
また歩き始めました。

865 名前:樹氷 ◆DARK.45KBw 投稿日:2006/10/12(木) 16:54:10 [ /hLuN2Sc ]
02/10

 刃物屋さんの、綺麗に磨かれたショーウィンドウには、ギラギラ光る包丁が、
几帳面に、大きさや種類ごとに分けて並べられています。
 アーヒャレストは、綺麗な物が大好きなので、その夢の様なショーウィンドウを、
暫く、じーっと見つめていました。
「よう!ボウズ、何か入用か?ゴルァ!」
アーヒャレストが、あまりにも熱心に見つめているものですから、店主さんらしい、
威勢の良さそうなフサギコ種の男の人が、お店の中から出て来ました。
「綺麗な包丁が、たくさんあるアヒャから、見てたアヒャ」
ちょっと店主さんを見て、すぐまた、たくさん並んだ包丁を見つめながら、
アーヒャレストが頷きました。包丁の光が映りこみ、アーヒャレストの金色の瞳が、
ギラリ、と、刃物と同じように光ります。
「ギコハハハハ!嬉しい事言ってくれんじゃねえの、ボウズ!
 ついでに、一本買っていかねえか?これなんかよく切れるぞ、ゴルァ!」
店主さんはそう言うと、棚の上のほうから、細長い包丁を取り出しました。
それは、他の包丁と比べても、一際ギラギラと光っている、刺身包丁でした。
 アーヒャレストの眼が、今度は何の光も映りこんでいないのに、キラキラ輝きます。
その様子を、店主さんがじっと見つめていました。
「アッヒャー!それ、欲しいアヒャ!買うアヒャ、いくらアヒャ?」
「鞘付きで7500DQNだ、ゴルァ!」
ポケットの中のお財布を取り出しながら、捲くし立てるみたく訊ねるアーヒャレストに、
アーヒャレストの金色の瞳に見とれていた店主さんが、はっとしながら、答えました。

866 名前:樹氷 ◆DARK.45KBw 投稿日:2006/10/12(木) 16:54:37 [ /hLuN2Sc ]
03/10

 アーヒャレストは何時も、あまり沢山のお金を持ち歩いたりしないのですが、
今日はたまたま、何時もより余計にお金を持っていましたので、それくらいなら
払うことができました。
 お財布の中から、1000DQN札を7枚と、500DQN玉を取り出すと、
店主さんに、勢いよく差し出します。
「これで足りるアヒャな!」
「おう、まいどありだ、ゴルァ!」
店主さんは、お金を数えて、ちゃんと足りているのを確かめると、傍の机の上に
たくさん置いてある鞘から、刺身包丁にピッタリなサイズの、真っ黒な革製の鞘を選び、
それを包丁と一緒に、アーヒャレストに渡しました。
「アヒャァ……。ありがとう、アヒャ!」
アーヒャレストは、暫く、ギラギラ光る刺身包丁をうっとりと眺めてから、貰った鞘に納め、
ズボンのベルトの、最初から持っている大ぶりの出刃包丁の横に大切に仕舞うと、
店主さんにお礼を言って、今までよりもっと、軽やかでご機嫌な足取りで、
また歩き始めました。
「ギコハハ!こっちこそだゴルァ!また来てくれよな!」
店主さんは、アーヒャレストが見えなくなるまで、手を振りながら見送っていました。

 アーヒャレストが見えなくなると、店主さんは、
『御用の方は呼び鈴を鳴らしてください』
と書かれた、木で出来た看板を立てかけてから、店の奥へ戻って行き、電話機の前に
立ちました。そして、受話器を取り、電話をかけました。
「あー、もしもし、ツーレゲイト?ツーレ……留守か。帰ってきたら、至急電話をくれ。
 とんでもない物を見つけたかもしれないでな」

867 名前:樹氷 ◆DARK.45KBw 投稿日:2006/10/12(木) 16:54:51 [ /hLuN2Sc ]
04/10

 アーヒャレストはそれから、一度も立ち止まらないで、商店街の終わりまで歩きました。
商店街が終わってしまうと、其処からは、とても大きくて綺麗な道になります。
 此処からはずっとずっと真っ直ぐ、その道に沿って歩いて行くと、アーヒャレストは
夕方までに、自分の家にたどり着くことが出来るのですが、何時も同じ道ではやっぱり
飽きてしまうので、今日は少し遠回りになるけれど、大通りの脇の、車も人も滅多に
通らない、小さな脇道を歩くことにしました。
 脇道は、大きな道からはほとんど見えない、綺麗な川に沿って続いていて、とても
自然が多いので、アーヒャレストは、この道もお気に入りでした。特に、春になると
たくさんの花や、緑の葉っぱに覆われて、とても気持ちいいので、春が一番お気に入り
なのです。そして今は春ですから、やっぱり、脇道は綺麗な花がたくさん咲いていて、
緑もたくさんあったので、とても気持ちよく歩けました。
 アスファルトで舗装されていませんので、雨上がりだと、大きな水溜りができるのですが、
最近はずっと、いい天気が続いているので、水溜りもありませんでした。
 アーヒャレストはこの道を歩くとき、何時もよりゆっくり歩くことにしています。
ゆっくり歩いたほうが気持ちいいし、たくさん、花や川の魚を見られるからです。
だから、今日もゆっくり歩きました。

868 名前:樹氷 ◆DARK.45KBw 投稿日:2006/10/12(木) 16:55:08 [ /hLuN2Sc ]
05/10

 しばらく、道端に咲いているたんぽぽを見たり、たくさん葉っぱをつけて、青々とした
樹を眺めたりしながら歩いて行くと、一人のしぃ種の女の子……ちびしぃちゃん、
というには、まだちょっと小さな、よちよち歩きを卒業したくらいのベビしぃちゃんが、
道の反対側から、目を擦りながら歩いてきました。
 アーヒャレストは、そのベビしぃちゃんが泣いているのだと思いました。
「どうしたアヒャー?」
自分よりずっと小さい子が泣いているのに、放っておくことなんて出来ませんので、
アーヒャレストは、歩いてくるベビしぃちゃんへ、声をかけてあげました。
ベビしぃちゃんが顔をあげると、やっぱり泣いていたようで、眼が赤く、ちょっと
腫れていました。
「チィ?」
ベビしぃちゃんは、かわいい桃色の靴を履いた両足をそろえて立ち止まると、
丸い緑のオメメでアーヒャレストを見上げ、かくん、と首を傾げました。
「どうしたアヒャ?何か悲しいことでもあったアヒャか?」
アーヒャレストは、キョトンとしているベビしぃちゃんへ、もう一度、同じ事を
聞きました。けれど、どうやら嫌なことがあったわけではないらしく、ベビしぃは、
かしげていた首を、今度はふるふる、と横にふっています。
「アヒャー、じゃあ、なんで泣いてたアヒャか?」
悲しいことも無いのに泣いているAAなんて、アーヒャレストは見たことがありません
でしたので、ますます不思議になって、ベビしぃちゃんの背の高さに合わせてしゃがむと、
今度は、自分が首を傾げます。
 ベビしぃは、しばらくうつむいていましたが、小さな、可愛らしい声でこう言いました。
「チィ、カフンショウ、ナンデチュヨゥ。オメメ、カユクテ、ナミダモ、イパーイ、ナンデチュ」

869 名前:樹氷 ◆DARK.45KBw 投稿日:2006/10/12(木) 16:55:22 [ /hLuN2Sc ]
06/10

 アーヒャレストは、花粉症ではありませんでしたが、このベビしぃを見ているだけで、
花粉症と言うものがどれだけ辛いのか、何となくですが、判りました。ですから、
アーヒャレストは、何とかこのベビしぃちゃんを、助けてあげたくなりました。
「それは可哀想アヒャな。かゆいのは、オメメだけアヒャか?」
「ソウデチュヨゥ。デモ、オハナモ、ムズムズ、スルデチュ。」
アーヒャレストが聞くと、ベビしぃちゃんは、そう答え、ふわふわした耳を揺らして
コクコク頷きます。その様子を満足そうに見て、ニッコリと笑顔を浮かべながら、
アーヒャレストは、ベビしぃちゃんの小さな肩に、ぽん、と手を乗せました。
 そして、さっき買ったばかりの包丁を、ベビしぃちゃんの、まんまるな右のオメメに
突き刺しました。ズブッ、という音がして、ベビしぃちゃんのオメメから、真っ赤な血と
なんだか透明な、ちょっとプルプルした物が、にゅるにゅると出てきました。
 アーヒャレストは、さっきの笑顔より、もっともっと楽しそうな笑顔を
浮かべました。包丁に反射したお日様の光が映りこみ、アーヒャレストの瞳が、
ギラギラと輝きました。

870 名前:樹氷 ◆DARK.45KBw 投稿日:2006/10/12(木) 16:55:43 [ /hLuN2Sc ]
07/10

「イ...イヂャァアァア゙アア゙ーーーーーーー!!イヂャァァアア゙ァァアア゙ーーーーーー!!」
 ベビしぃちゃんは、ほんのちょっとの間だけ、きょとんとしていましたが、すぐに、
駄々をこねるみたいに寝そべり、小さな手足をばたばたさせて、右のオメメからは、
なんだかよく判らないものを、左のオメメからは、大粒の涙をぽろぽろと流しながら、
可愛らしい顔をグシャグシャにゆがめて、大きな声で叫び始めました。
「アーッヒャッヒャッヒャッ!!オメメがかゆいって事は、オメメが無くなったら、
 かゆくないって事アヒャ!良かったアヒャなァーッヒャッヒャッヒャァッ!」
アーヒャレストも、元気よく叫んでいるベビしぃちゃんに負けないように、大笑いしながら
言い、包丁を上手に動かし、ベビしぃちゃんのオメメをくるん、とくり貫き、繋がっている、
赤いヒモのような神経をプツッ、と切ってあげました。すると、負けず嫌いのベビしぃちゃんが、
もっともっと大きな声で叫び始めました。
 アーヒャレストは、手まりにでもなったように、コロコロ転がるベビしぃちゃんを
追いかけて捕まえると、花粉症で鼻水がダラダラ流れている、きれいなピンク色の
鼻を、やさしく摘みました。
「イチャア゙ヨォーーー!! モ゙ウイヤァ!ハダジデェーー!」
その途端、ベビしぃちゃんが、さっきよりもっと、ばたばたし始めます。
アーヒャレストは、少しだけ困った顔をしましたが、ベビしぃちゃんは、まだまだ
小さいので、それくらい仕方ないか、と諦めることにしました。
「アッヒャァ……そんなに急かさなくても、大丈夫アヒャ!ムズムズするオハナも、
 ちゃんと取ってあげるアヒャから!」
だだをこねるかわいらしい妹を、なんとかなだめようとするお兄ちゃんの顔をしながら、
包丁に刺さったままになっていた、さっきまで、かゆくなってはベビしぃちゃんを
悩ませていた、緑のオメメを、やわらかい緑の草の上にちょんと置いてから、
その包丁をベビしぃちゃんの鼻の近くへ持ってゆくと、そのまま、勢いに任せて、
ザックリと、今までずっとムズムズしていた、ベビしぃちゃんの鼻を切り落とします。

871 名前:樹氷 ◆DARK.45KBw 投稿日:2006/10/12(木) 16:55:57 [ /hLuN2Sc ]
08/10

「ギヂャァァァア゙ァア゙ア゙ア゙アァァア゙! アアア゙アァァア!」
ベビしぃちゃんは、オハナのムズムズがなくなって、よほど嬉しかったのか、
これ以上大きな声で叫べる子はいないでしょうほど、大声で叫びました。
「アーッヒャァ!良かったアヒャなあ、これでもう、花粉症で悩む事は無いアヒャ!
 目がかゆくなる事も無いし、鼻がムズムズする事も無いアヒャ!」
アーヒャレストも、嬉しそうに笑うと、切り取った鼻を、さっきくり貫いた目の横に
ちょこんと置いて、ベビしぃちゃんの、血や涙、それに鼻水でべたべたに汚れて
すっかり変わってしまった顔を、満足そうに見つめました。
「ギヂィ..チィ、コンナノ、イヤァヨォ...」
けれど、ベビしぃちゃんは、あまり嬉しそうではありません。ベビしぃちゃんの
かゆいオメメがまだ、片方残っているのですから、それも当たり前かも知れません。
 それに気付くと、アーヒャレストは慌てて、もう血や脂をふき取って、仕舞おうと
していた包丁を、もう一度握りなおしました。ベビしぃちゃんの、残っているほうの
目から、またボロボロと涙が溢れ始めました。
「モ、モウヤァ...! ヤメテクダチャイヨォ...」
「アーッヒャァ!ごめんごめん、忘れる所だったアヒャ!遠慮なんていらないアヒャ、
 さあ、ほらアーッヒャッヒャッヒャアーッ!」
アーヒャレストが、もう片方のオメメの事を、すっかり忘れてしまっていた事に
ベビしぃちゃんは、少し腹を立てていたようですが、自分が忘れてしまったことが
いけないと分かっているので、アーヒャレストは、あまり気にしませんでした。
ですから、きちんと謝った後で、仰向けに寝転がっているベビしぃちゃんの、
残っている左のオメメに、しっかりと包丁を突き刺す事にしました。

872 名前:樹氷 ◆DARK.45KBw 投稿日:2006/10/12(木) 16:56:19 [ /hLuN2Sc ]
09/10

「ギヂッ!?」
アーヒャレストが、上からしっかり体重をかけて突き刺したものですから、
ベビしぃちゃんの頭の中にまで、包丁の先っぽが届いてしまったようです。
包丁が頭の中に入った瞬間、べびしぃちゃんは、ビクンと跳びはねるようにして
両手足をお空に向けて、大きく開いた口から、真っ白な泡と涎を一緒に噴き出しながら、
ガクガクと震え始めました。
「アーッヒャヒャヒャッ!これで完璧アヒャ!花粉症がなくなって、良かったアヒャなぁ!」
アーヒャレストは、まだガクガク動いている、ベビしぃちゃんの左目を抉りぬくと、
さっき置いておいた右目と鼻と同じ場所に、コロコロと転がしました。コロコロ転がった左目は、
こつん、と右目に当たって、今度は右目が、コロコロと少し転がりました。
「じゃあ、オレは手を洗ったら帰るアヒャ。ベビちゃんも気をつけて帰るアヒャよー!」
そう言って、ベビしぃちゃんの頭を優しくポンポン、と撫でてあげてから、アーヒャレストは、
柵を越えて土手を降り、下の川へと歩いて行きました。

873 名前:樹氷 ◆DARK.45KBw 投稿日:2006/10/12(木) 16:56:41 [ /hLuN2Sc ]
10/10

「おーい、シィラ!シィラ、何処だ!?」
「シィラチャーン、居タラ、オ返事シテチョウダイ!」
ようやく、ベビしぃちゃんがガクガクするのをやめた頃、大きな声で誰かを呼びながら、
ギコ種の男の人と、しぃ種の女の人が、さっき、ベビしぃちゃんが歩いてきたほうから、
大慌てで走ってきました。そして、ベビしぃちゃんが居る所まで来ると、急に、とても
驚いた顔をして立ち止まりました。
「こ、これは……!!」
「シ、シィラ、チャン....?」
それもそのはずです。ベビしぃちゃんの可愛いお顔は、両目と鼻がなくなって、ずいぶんと
変わってしまっていましたし、雨が降っていないので、水溜りなんて無いはずの道には、
真っ赤な血だまりがいくつか出来上がっていて、その上、べびしぃちゃんから
少し離れた場所には、目玉が二つと、小さな鼻も転がっていたのですから。
 その上、この二人は、このベビしぃちゃんのお父さんと、お母さんなのですから。

 アーヒャレストは、もう手も包丁も綺麗に洗い終わって、歩いて行った後でした。
もう、曲がりくねった道の、ずっとずっと先へ行ってしまった後でした。


                 -帰り道 おわり-


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

ずいぶん前の続きのつもりでございますが、もう忘れられてるんじゃなかろか……o... ilii rz

874 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日:2006/12/19(火) 15:48:24 [ 9dDCu5Ks ]
私の名はモララー、10年前にある軍の特殊部隊だった。
しかし、今は違う。あの任務以来私は軍をやめて遠いところで暮らしている。
そう、あの任務以来・・・・・・・

わたしはモナー帝国の研究所に忍び込んでデータを取って来るという
スパイ映画ではよくあるような任務だった。
ヘリで目的地につき、その研究所を見つけた。
ガードの数も並ではない。しかもモナー軍の精鋭ばかりだ。
こいつら全員を相手にするわけには行かないがどうすれば・・・・・
そのとき足音がした。とっさに私はナイフで応戦した。
突然の奇襲に敵は驚いたようで、顔をすくめていた。だがその恐怖も
すぐ終わった。敵は声も立てずに死んでしまった。
変装をするのに敵の服は使えるものだ。
だれもわたし敵国の侵入者とは思っていない。
そして目的の部屋へ到着した。研究室だ
そこからは血のにおいが立ち込めていた。研究員はいまいないようだ
私はすぐ任務にかかった。データを探すために資料をさがす。
すると妙な部屋を発見した。そこには人体実験とかかれていてこの部屋の血なまぐささ
はココからと思えるほどこの部屋は異臭を放っていた。
そして、その中には無数の死体があった。
ギコ、しぃ、モララー、ぃょぅ、チビギコ、おにぎり、まだほかにもいた。
中には軍服を着たモナー軍人と思われるような死体もあった。
まだ生きてるものもいた。ただし、毒ガスの漂う密閉空間にだが。