522 名前:呪いのしぃ人形 投稿日:2005/04/09(土) 08:59:51 [ lwXMaAbk ] 評価お願いします。 ───痛いって、何だ?─── ───恐イッテ、何ダ?─── ───死ぬッテ、何ダ?─── 血のように赤い満月の夜、暗い路地裏に僕たち2人はいた。 高笑いしている僕と、何故か知らないが震えているしぃ。 「ナンナノヨ コノ ギャクサツチュウノ チショウ!」 顔をぐしゃぐしゃにしてしぃが何か言っている。僕は動じずしぃに話し掛けた。 「ネぇ、しィチゃン。僕がコレヵら三つ質問をするカラ、 ソレニ答えテくレナい?どレか一ツデも答えテクれタら シぃちャんをマターりさセるヵら。」 さっきまで顔を崩していたというのに明るい顔をしてしぃはこう答えた。 「イイワヨ! コノカワイイ シィチャンニ トケナイ モンダイ ナンテ ナインダカラ!!」 どうやら答えてくれるらしい。 【第一問。───痛いッて、何ダ?───】 怪訝な顔をしてしぃはこう言った。 「ソンナコト シィニハ ワカラナイヨ ソレヨリモ ダッコシテ マターリシヨウヨ」 解けない問題なんて無いと言ったのに…… 内心がっかりしながら僕は問題を続けた。 【第二問…。───恐イッテ、何ダ?───】 今度も怪訝な顔をしてこう言った。 「ソンナコト シィニハ ワカラナイヨ ソレヨリモ ダッコシテ マターリシヨウヨ」 ……さっきと同じだ。 そう思いながら最後の問題を話した。 【…第三問。───死ぬッテ、何ダ?───】 答えはこれだった。 「シィィィィィ! ソンナコトヨリ ハヤク ダッコ シナサイヨ!!」 さっきのは嘘だったのか……。僕を騙したのか……。 しぃはびくっと体を震わせると、最初の顔に戻った。 しぃが何かを言おうとする前に僕はしぃの腹部にアレを突き刺した。 「シィィィィィィィィッ!!」 しぃの大きな声が辺りの壁にこだまする。 僕はアレをグイッと捻った。 「ウゥウギャアアアアアアッーーーー!!ヒャアアアアギャアア!ビャビヒイィィィィーーーーーグゥギャウアアアアアアアオアァッ!!!!」 獣じみた壮絶な絶叫をあげ、のた打ち回る。しかし苦しみが無くなるわけでもなく、 しぃの絶叫は少しずつ音量をあげていった。 そこで僕はアレを一気に引き抜いた。内臓がまとわりついている。 「ゥァァァァァァアアアアアアアアオアオアオアオアウィアアア!!!」 一段と大きな絶叫をあげる。地面の上を転がりまわり、のたうつしぃ。 笑いながら僕はしぃの腹を踏みつける。 絶叫して身体をのたうたせるしぃ。少しずつその絶叫が小さくなっていく。 何でだろう?と僕は考えながらもグリグリと踏みにじる。 「グ……ガ……ガ!!…………」 どうやら眠り始めているようだ。しかし僕は尚も踏み続ける。 「ォーイ、しィチゃん?ドウシたの?」 「…………」 僕はしぃに問い掛けるが反応は無い。どうやら眠ってしまったようだ。 「ぁーア、眠っちャッタ。ツまンナイの。」 僕は向きを変え、そこから離れた。 はぁ、僕の質問に答えられる人はいないかなぁ……?