奇跡の象徴

Last-modified: 2015-06-11 (木) 21:48:58
193 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/04/13(日) 08:18 [ Jz62CwR2 ]
2005年3月×日
一匹のしぃが虐殺されて死んだ。
これはここら付近では何らいつもと変わらない風景である。
普通、しぃのベビは産まれる前に潰されるか、生まれたとに殺されるかのどっちかの選択しかない・・・
ある日、モララ-がしぃを殺した。モララ-は何ごともなく帰っていったが、その腹の中にいる三匹の命にはきずかなかった。
運良く生きて産まれ落ちた三匹の命。
これが後に大事件を招く事になる・・・

2005年4月×日・・・深夜・・・
『モララ-カンパニー』という大会社には警備員が数十人警備についていた・・・
それもそのはず『M・K』は、30年かかり作り上げた新型の兵器が山ほど眠っているのである・・・
世間では『M・K』は、よく言われる“金貸屋”なのだが、実際は戦争国に送る大兵器会社なのだ。
実際に小型核爆弾など法律で禁じられてるものさえ平気で作る会社である。
『M・K』付近の草むらでは三匹のベビしぃが生活していた。『M・K』にある食品は、不味い弁当しかない。だから社員がここら付近でよく食べ物を吐き出す。
ベビはそれを食べて生活していた。
吐き出しに来なくても、よく放射能で社員が死ぬのでここに捨てられるので食料には困らないのだ。
いつものように夜の散歩をしてるベビ三匹だが、今日は何故か三匹とも『M・K』の壊れかけた壁に入っていった。この壁は昨夜酔っ払いがぶっ壊していったのだ・・・
それは運命のだったのだろうか?
ベビの体は小さいので隙間からどんどん奥下へと進んでいった。
ベビの辿り着いた所は兵器倉庫だった見た事もない物にベビは興味津々だった。
『チィ♪』『チィィィ♪』『アニャーン♪』
                         糸売



198 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/04/19(土) 08:55 [ PDH6Xibs ]
>>193の続き
まず三匹のベビの目に飛び込んできたものは大型のエンジンだった。
エンジンは微妙に動いてたが一匹のベビは気にせず隙間から潜っていった・・・
すると何かに感ずいたかのようにエンジンは動きだした!!
『チィ?』『ウミャーン!』『アニャーン!』
二匹のベビは必死に叫んだが、時既に遅しベビは唸る化け物に吸い込まれた!
『ヂッィィィィィィィィィ!!!!!アギャーン!!!アギャーン!!!!!!!』『チィ・・・』『チィィィ』
二匹のベビは泣きながら一匹のベビが飲み込まれるのを見守った・・・
しかしベビはエンジンの後ろから奇跡的にも投げ出された。
しかし体半分はすでなく、ベビはうめき声を上げながら取っ手に捕まった。
その時、取っ手は何故か下に下がり、地下が光に照らされた・・・取っ手は電源レバーだったのだ。
朝のように照らされた部屋に階段から誰かが来た・・・
『何だ?つけっぱなしじゃないか?』。それは一人のモララ-だった、おそらくここの従業員だろう。
『ん?』
モララ-は二匹の泣叫ぶベビと半分の肉の塊を見つけた・・・
『・・・・・』
状況を大体理解したモララ-はベビ達に襲い掛かった!!
ベビ達は逃げようとしたがコードに躓き転けた。
コードから伝わった振動はたちまち全体に広がり、手榴弾が暴発した!!
『ぐぅわ!!』『ヴベロォ!!』『ウミャーン!!』『ブxビィアkシュオアキ!!!』
モララ-の体に破片が刺さり、半分の塊は木っ端微塵になり、一匹のベビは口から頭が吹き飛んだ。
ぐちゃぐちゃの地下で次々血と兵器が飛び散った!!
『ブミャーンブミャーンブミャーン!!!』
自分が今まで出した事もないような泣き声をだしベビは逃げた。だがベビが逃げた方向で空気爆弾が暴発した!
物凄い勢いで吹っ飛んだベビはそのまま壁の隙間から飛んでいった・・・・・

次の日・・・
大会社『M・K』はもちろん潰れた。それは経営的ではなく、暴発した兵器により会社はもちろんその辺の周囲も焼け野原になった・・・
後に分かった事だが従業員のモララーは三匹のベビの母親を虐殺した張本人であると言う。奇跡的にも生き延びたモララーは『これからはじっくり殺ることにするよ・・・』と、言ったそうだ・・・
それから後に分かった事だが吹っ飛んでいったベビは奇跡の象徴とし、今も生き延びている・・・




モララ-の腹の中で・・・




                         糸冬