実験的作品

Last-modified: 2015-06-17 (水) 02:46:12
547 名前: 実験的作品(mf3Llv1c) 投稿日: 2003/08/07(木) 23:10 [ m28UPLpU ]
夏休みのけんきゅう
『しぃのかんさつ』

3年3組 御前モナ信


ぼくは夏休みのじゆうけんきゅうのかだい(テーマのこと)を
『しぃ』にしました。なぜしぃかというと、おばあちゃんから
何びきもしぃをもらったからです。おばあちゃんの住んでいる
家のうらの山にはしぃがとても多いそうです。


1 しぃのかしこさ

しぃはどれくらいかしこいのか気になったので
しらべました。

*用いするもの*
しぃ   一ぴき
ベビしぃ 一ぴき
ばくちく 10ぽんくらい


まずさいしょにしぃの目の前でベビしぃにばくちくをいじらせます。
ベビしぃはきょうみしんしんでばくちくにさわります。
ベビしぃがばくちくになるべく近い距離(しきんきょり)まで近付いたら
ばくちくに火をつけます。
ぱんぱんぱん、と音がしてベビしぃがやけどをしていたがります。
「チィィ!ナゴスルカラァァァ!」とわめきながらどたばたします。
毛に火がついて、ベビしぃはまるこげになってしにました。

つぎにしぃの前に、さっきのばくちくを置きます。
どんなに頭が悪い動物でもばくちくにはさわらないはずです。
でもしぃはばくちくにさわりました。さらにかじりついて

「コンナマズイモノ、シィチャンニタベサセルキ!?」

とぎゃくぎれしました。
むかついたのでばくちくに火をつけました。
しぃは泣きわめきながらそこらへんぢゅうをのたうち回りました。

「アヅイヨォアヅイヨォ!コンナノマターリジャナイヨォ!!」

いいきみです。
それから三分くらいしてからしぃは虫のいきになりました。
ぴくぴくしています。よわよわしくなくしぃののどに
『しぃのはか』と書いたアイスのぼうを突き刺しました。

548 名前: 実験的作品(mf3Llv1c) 投稿日: 2003/08/07(木) 23:26 [ m28UPLpU ]

つぎのかしこさをはかるじっけんです。

*用いするもの*
ぞぬ 1ぴき
しぃ 1ぴき
お肉 さっきつかったしぃの死骸


さっきのじっけんでは学しゅうのうりょくを調べました。
つぎはしぃにあとさきのことがわかるかどうかです。

まずぞぬの前にお肉をおきます。
(このときぞぬには「肉は食べてはいけないけどしぃは食べていい」と
言っておく。ぞぬはしぃよりかしこいのでそれをりかいする)

そしてしぃをおきます。
よそうどおり、しぃはお肉にとびつきます。
お肉をさんざんきたなくむさぼったあと、ぼくにしぃはダッコを
ねだりました。

「ダッコ!ダッコシナイヤツハギャクサツチュウダヨ!」

むちゃくちゃなことをしぃが言い出しました。
ぼくはぎゃくさつちゅうじゃありません。

「ダッコォ!ダッコデキナイトシィハシンジャウノヨォ!」

あまりうるさいので手と足をもぎとってくちを糸でぬいぬいしました。
ここでぞぬに「しぃを食べろ」と命令します。

「---!?--!-----!!!---!?---!…----!…!」

しぃは何も言えません。
今まで肉ばかり見てぞぬのことが見えていなかったようです。
本当にしぃはばかです。

ぞぬがしぃのからだを半分くらい食べたころ、ぞぬのくちから
しぃをたすけてあげ、糸を切ってあげました。

「ナンテ…ナンテコトスンノヨコノヴァカモナー!!」

なんてひどいことをいうんだろうと思ってぼくはしぃをせんぷうきの
所までつれてきました。
しぃのベロをむりやりひっぱりだして、せんぷうきのこうそく回転する
羽に巻き込みました。

「ァァッ!ァォォ!ッァ!アァァゥォォ!ッォァ!」

へんなさけび声をしながらしぃはベロがきれて死にました。
せんぷうきが血だらけになったのでしぃのからだの毛でていねいにふきました。


これから分かったこと。
1 しぃに学しゅうのうりょくはない
2 しぃは何かにむちゅうになるとまわりが見えない
3 せんぷうきはあぶないから手を(ベロも)いれてはいけない


続くかも



559 名前: 実験的作品 1/2(mf3Llv1c) 投稿日: 2003/08/09(土) 00:40 [ fdIVukgk ]
2 しぃのたいりょくやすばやさ

こんどはしぃの『しんたいてきのうりょく』について調べます。

体力
*用いするもの*
しぃ 1ぴき
お肉 上等なものてきりょう(なくてもじっけんにはさしつかえません)
お肉 安っぽいものてきりょう
とうめいなしかくいガラスケース大


まずしぃに安いお肉をおなかいっぱいあげます。

「ハニャーン♪」

道ばたで死んでいたのらのチビギコのやきにくとも知らずに、
にくったらしいかんにさわる声でよろこんでいます。

「マンプクシタカラ、ダッコ!」

よっきゅうがみたされたら、また新しいよっきゅうをもとめ
はじめました。これだから、しぃはきらいです。
「うるさい、だまれ、このクソ猫。」と、ぼくがやさしくせいじつな
へんとうをするとさらにわめきました。

「シィィ!シィヲダッコシナイヤツハギャクサツチュウナンダヨ!ソンナ
コトモシラナイナンテ、ヴァカネ!マターリシナサイ!」

ぼくはマターリってなんなのかきになったので聞いてみました。

「ハニャァ!?マターリノセツメイヲイマサラシロダナンテ、ホンモノノヴァカモナ
ナノネ、アンタ!アリガタクセツメイシテヤルワ!
マターリッテイウノハシィチャンガミンナニダッコシテモラッテオイシイ
オニクヤオカシヲイッパイタベテソレデヨッテクルギコクンミンナガコウビ
シテクレテギャクサツチュウハミンナアボーンシテソレデ」

ぼくはむかつきました。
それはしぃだけがしあわせになることじゃないかと思いました。
おこったぼくはしぃの耳をちぎってゲンコツをそのなかみのないあたまに
ぶちこんでやりました。
クラクラしながらしぃはぶったおれました。たぶん氏んではいません。
きぜつしているしぃをガラスケースのなかにいれました。このケースは
しぃが1ぴきはいってやっとくらいの大きさでふたにカギがかかっています。
3ミリくらいの穴がすこしあるだけで、でれません。

ガラスにおさめられたしぃがおきました。

560 名前: 実験的作品 2/2(mf3Llv1c) 投稿日: 2003/08/09(土) 00:40 [ fdIVukgk ]

「ハニャ!?ココドコ!?」

しぃがガラスの内がわをかきむしります。

「ダシナサイヨォ!」

ガラスはカギがないとあかないことも分らないようです。
そこでぼくはていねいそれはこのカギがないと開かない、と手に
持っているカギを見せながら言いました。

「ジャア、ソノカギカシナサイヨォ!」

カギはぼくのおや指くらいあって、くうき穴は3ミリほどしかないのに
どうやってかせばいいのでしょう。こうぞうじょうむりなのが分らないのか。
でもしぃがかせといってるのだからしかたありません。
ぼくはお盆休みであそびにきているいとこのクックルお兄ちゃんに、とんかちで
カギを粉になるまでたたいてもらいました。
ちからもちのクックルお兄ちゃんのおかげでカギはさらさらの粉になりました。
この粉をガラスのくうき穴から流しこんであげるのです。

「ほら、かしてあげるよ」

さらさらとカギは流れこんでいきます。
しぃはぼうぜんとしています。

「…コ…コノヴァ…ヴァカモナッ!カギガコナニナチャタラドウヤッテ
デルノヨォサッサトアケナサイヨゥ!」

とつぜんしぃは『ひすてりっく』に怒りはじめました。
むかし、お母さんもお父さんとけんかしていたときこんな風に怒ってました。

「え?開けるんだったの?ごめんね『カセ』って言ったから、かしたんだ」

僕がすなおにしゃざいしているのにしぃはあくたいをつきます。

「キィィィィ!ジャアサッサトコノガラスワリナサイ!ダシテ!」

「ごめんね。そのガラス、とってもぶあつくてがんじょうなんだ。
クックルお兄ちゃんがせいいっぱいにこわしてくれたらわれるだろうけど、
いくらしんせきだからって悪いよね。しばらくその中でがまんしててね」

「ワレナイガラスノナカデドウガマンシロッテノヨォ!」

しぃがさけびましたが、ぼくはむししてテレビアニメを見ました。

「しずかにしててよしぃちゃん。ぼく今からパワパフ見るんだ。
わ~い。バターカップ萌え~」


しぃはとりあえず、まんぷくのじょうたいにしています。
このじょうたいでなんしゅうかんもつかをかんさつしたいと思います。




1日目

「ハヤクダシナサイヨォ!キーッ!」
しぃはむかつくくらい元気にあばれまわっています。

3日目

「ダセ…ダシナサァイ!」
おとといより少し元気がないです。
大丈夫?しぃちゃん(藁

5日目

「オナガイ…ダシテェ」
おやおや。四日前まであんなに勇んでいたのにもう
これです。この前ならった『しょしかんてつ』という言葉を
教えてやりたいです。

7日目

今日しぃは何もしゃべらないでガラスの中で丸まっていました。
動かないで体力をおんぞんしようというあさはかなこんたんでしょう。
このままでは面白くないので、クックルお兄ちゃんにガラスが
われないていどに蹴ってもらいました。しぃちゃんは箱の中で
頭をなんどもうって楽しそうです(禿藁

10日目

「…シィ…シィ…シンジャ…ウ…」
きのうなんども体をぶつけたせいで体中にきたならしく
青いあざができています。

20日目

「…ウジィ」
おばあちゃんの家からかえってくるときたない動物が
ガラスの箱の中でぴくぴくしていました。
楽しいおばあちゃんちのせいでこのしぃのことをすっかり
忘れていました(藁

22日目

まだかろうじで生きているようです。
でももう今日のよるにはきっと死んでるだろうから、死ぬまえに
もといた自然にかえしてあげました。
でぃやはらをすかせたチビギコなんかが自然にかえってきたしぃ
ちゃんをかんげいしているようです。よかったね、しぃちゃん。


このじっけんから分かったこと
1 しぃの体力はもって二十日ほど
2 クックルお兄ちゃんってすごい!
3 パワパフはバターカップが一番萌え

561 名前: 実験的作品 訂正(mf3Llv1c) 投稿日: 2003/08/09(土) 00:46 [ fdIVukgk ]
2/2の一部を訂正

5日目
「オナカスイタヨォ…」
しぃはおなかがものすごくすいているようです。
でもカギがなくなったからせめておいしいお肉のにおいを
くうき穴からいれてあげることにしました。

ぼくはお母さんにやいてもらったおいしい牛のお肉にこしょうをまぶして
かじりつきました。しぃがそれをみじめったらしく見ています。

「シィニモォ…シィニモチョォダァイ…」

ひとのものをブン取ろうとするしぃの目の前でお肉のとっても
いいにおいをふりまきました。せめてにおいだけでも楽しんでください。

「シィモホシィヨゥ…」