504 名前: 指令塔 投稿日: 2003/07/29(火) 14:58 [ NQ7Ln9H. ] 私が『シィ』としか泣けなくなったのは、 いったいいつからだっただろう? 私がそれしか知らなくなったのは、 いったいいつからだっただろう? 昔持っていた良識は、 何故ここにしかないのだろう? 何故、何故、 私の頭の中にある指令塔は、 私の身体に指示ができないのだろう? 私が何を考えても、 やってる事は彼らの言う『アフォシィ』と同じ。 やってる事が同じなら、 何も考えてないと同じなのに。 何故、何故、 私の頭の中にある指令塔は、 私の身体に指示ができないのだろう? ほら、彼らがやってきた。 何故彼らに抱いてもらおうとするの? 何故、そんな行動を起こすの? 結果はわかってるでしょう、 私の指令塔。 ほら、私には見えてるの。 貴方にもみえてるでしょう? あれは私の手で、足で、耳で、 ねぇ私の指令塔、 いったい誰が座っているの? ほら、見えるでしょう? あれは私の血で、身体で、 私の首を薙いだ彼ら。 何故、何もしないの? 何故、何もできないの? 誰も居ないの? 何故、私の指令塔。 ―終―