掲◯板

Last-modified: 2015-06-11 (木) 21:31:53
119 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/04/01(火) 19:09 [ o8YpvSlg ]
「さあ~いらっしゃいいらっしゃい、パソコンが安いよ!」
モララーズ電器の店員が今日も威勢良く客引きをしている。その前を散歩中の
ちびギコが通りかかった。
「これは何デチか?」
「これはモナソニック社の最新モデルでして、ハイスペックなのに安価でお勧めです。
良かったらちょっと体験してみませんか?」
「え?いいんデチか?」
「ええ、どうぞ」
ちびギコは喜んで体験コーナーの席に座った。画面を見ると「2ぢゃんねる」という
ページが出てる。
「これは何デチか?」
「あ、これは掲示板っていいまして、好きな事が書き込めるんですよ。・・・ただこの
ページはちょっと初心者にはお勧めできないので、他のHPを・・・・」
「ム!ちびタンには無理だというんデチか!ちびタンは賢いんデチよ!」
「いえ、そんなわけでは・・・・」
「なら黙ってるデチ!」
そう言うとちびギコは早速書き込みを始めた。
<こんにちは、ちびタンでち!とっても可愛いナイスガイでち。みんな仲良くする
デチよ>
ちびギコはワクワクしながらリロードした。すると・・・・
<ハア?>
<自分で可愛いなんて言うなヴォケ!>
<逝ってよし!>
「な・・・何デチかこれ!」ちびギコは叫んだ。次々に表示される煽りに一気に怒りが沸いた。
店員が心配そうに言った。「ですからこのページはお勧めできないと。他の・・・・」
「うるさいデチ!」ちびは店員に吐き捨てるとキーボードを叩き始めた。

120 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/04/01(火) 19:30 [ iorr9IKk ]
<何デチかお前ら!ちびタンに向かってそんなこと言って!謝れデチ!>
リロード。
<あの程度で切れるとは、もしかしてリア厨?>
<皆さん、面白そうなオモチャが出現しました。適度に転がしましょう>
<煽りを煽りと見抜ける人でないと掲示板を(ry>
ちびギコの手が震える。目からは涙が溢れる。もう店員の声など聞こえない。
<お前ら殺す!絶対殺すデチ!ちびタンが何したっていうんデチ!>
リロード。
<お前が何したって? 存在したこと>
<悲惨なちびがいるスレはここですか?>
<ちびの主治医です。今回は・・・・・・>
ガッシャアアアン!突然の音に店内の誰もが振り向いた。その視線の先には床に落ちて
バラバラになったパソコンと息をゼイゼイ吐くちびギコがいた。
「はあはあ・・・・・やったデチ。ちびタンを馬鹿にするからこんな目に遭うんデチ。
分かったかデ・・・・・・」
ちびは声が詰まった。急に後ろから喉をつかまれたからだ。振り向くと夜叉のような
形相の店員が睨んでいた。
「・・・こっちに来い」「な、何するデチ!ちびはお客・・・」「いいから来い!」

「ぎゃあああああ!!やめるデチいいいいい!!!」
「だからいったろうがテメエみたいなド素人には奨められないってよお!」
「ゆ、許して・・・・・」
「おっと、耳と手足もがれたくらいで済むと思ってるのか?これからだぜ?」
「ふぎゃあああ!ちびタンのオメメーーー!ママにもらったオメメーーー!!」

      <おわり>