32 :栄:2007/04/19(木) 00:17:15 ID:??? 深夜2時、誰もいない台所の換気扇から、7つの小さな影がもぞもぞと這い出てきた。 「…誰もいないデチ…」 影の一つが辺りを見回す。 「ハニャーン♪コレデマターリデキルネ♪」 「マンマハケーンデチュ!!」 4つの影が冷蔵庫の中から手荒に食物を引っ張り出し、汚く食い散らかし始めた。 「ミュ~」 一番小さな影も冷蔵庫の方に這っていく。 「コレデオナカノベビチャンモダイジョウブダネ♪」 冷蔵庫の中からソーセージを引きずり出し、影…ミニしぃが言った。 ミニしぃは妊娠していて、中の新たな生命はもうすぐ産まれそうである。 「ベビたんを産んだらまたセクースするデチ!!」 チビギコが耳障りな声を上げる。 「チビチャンタチハモウスグオネェチャンニナルノヨ。」 「ワーイ♪タノシミデチュヨウ!」 4匹のそれぞれ異なるベビしぃ(ノーマル、フサ、みけ、ワッチィ)が声を揃えてはしゃぐ。 「ミュ~♪」 一番小さなベビギコがもぞもぞと這ってくる。 「ハニャーン♪マターリ♪」 今、この一家は幸せだった。 が、この幸せがこの一家の最後の幸せであることを誰一人知ることはなかった。 「ミュ?」 あちらこちらを這いずり回っていたベビギコがふと足を止めた。 ベビギコの視線は5センチ先のチーズに釘付けだった。 「ミュミュ~♪」 ベビギコはさっきから特に何も食べていなかった為、一目散にチーズに飛びついた。 これが地獄の扉を開ける鍵だとは知らずに…。 『ガチン!』金属がぶつかる音を立て、ベビギコの左腕に鉄の鋭い牙が食らいついた。 牙はいとも簡単にベビギコの肉を裂き、骨に食い込んで止まった。 突然のことに対応出来なかったベビギコの脳が遅れて激痛を感じ始めた。 「ミ゛ュギィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ッ!!?」 ベビギコの口から悲痛な叫び声が吐き出される。 「ベ、ベビチャン!?」 ミニしぃが持っていたソーセージを放り投げて、叫び声を上げるベビギコに走り寄った。 その時、急に部屋の電気がついた。 「こらぁ!!どこのキモゴミだぁ!!」 ゴルフクラブを持ってモララーが部屋に入ってきた。 「アナタナノネ!!ヒドイ!ドウシテシィノベビチャンヲコンナメニアワセルノヨォ!」 ミニしぃがモララーを睨みつける。 「人ん家に勝手に上がりこんどいて、冷蔵庫を荒らす害虫が開き直ってんじゃねーYO!!」 モララーがゴルフクラブをスイングした。 すると、2メートル程離れた所にいたみけベビの耳が弾け飛んだ。 「ミィィィィッ!?ミィノオミミガァァァッ!!?」 泣き声が更に増した。みけベビの耳は流し台の角の生ゴミ入れに入っていった。 「真夜中にうるさい!!」 モララーがまたスイングした。 「ミィィィィッ!!ミィィィィッ!!ミ…フブヂィッ!!」 モララーが打ったゴルフボールがみけベビの顔面にめり込む。 顔面全体に広がる例えようのない痛みがみけベビの脳を直撃する。 みけベビの鼻が潰れ、瞼は眼球が飛び出さんばかりに見開かれ、そこから涙と血が流れ落ちる。 「ミギャァァァァァッ!!」 みけベビは手足をばたつかせて吹き飛び、壁に頭を強く打ちつけて気絶した。 33 :栄:2007/04/19(木) 00:18:23 ID:??? 「イ…ヤァ…」 ミニしぃは口をぱくぱくさせているが言葉にならない。 モララーがミニしぃに歩み寄ってゴルフクラブを振り下ろそうとした。その時、 「ミンナヲイジメナイデヨゥ!!」 モララーが振り返るとそこには、ベビしぃが震えながら二本足で立っていた。 ベビしぃはまだおぼつかない足取りでヨタヨタと歩きながら叫ぶ。 「チィタチハマターリチタイノ!ジャマシュルナラアポーンチマチュヨゥ!!」 「ベビたんが初めてたっちしたデチ!!」 チビギコが感嘆の声を上げる。 ミニしぃも自分に振り下ろそうとされているゴルフクラブのことさえ忘れて、はしゃぎ回りだした。 「ハニャーン♪ベビチャンガタッタ♪ベビチャンガタッタ♪」 「………。」 モララーはしばらくポカンと口を開けていたが、我に帰り、 ベビしぃに向かってゴルフクラブを引きずり、歩み寄った。 「テイコウシュルナラhttpレーザーデアポーンチマチュヨゥ!!」 「妄想癖もたいがいにしろ!!」 ゴルフクラブが唸りを上げてベビしぃの腹部に突き刺さる。 「httpレーザー!!アポ…クヒィイッ!?」 ベビしぃは呼吸困難に陥って、口をぱくぱくさせ、必死に酸素を求めている。 「ベビチャンガタッタ♪ベビチャ…イャァァァァァ!ベビチャァァァァァン!!」 「チビたんのベビたんがぁぁぁ!!」 2匹が腹を押さえてうずくまっているベビしぃに向かって走り出そうとすると、 「おっと、そうはいかんざき!!」 モララーは2匹に向かってスプレーを吹きかけた。 「シィィィィ!!?」 「アガガガガ…」 2匹は床にどうと倒れ、悶えはじめた。 「いゃぁ、やっぱりア〇スジェットはよく効くなぁ。キモゴミがあっと言う間に動けなくなる。」 「ジィィィ…ベビチャンニゲ…テ…」 ミニしぃが涎を垂らしながら呟く。が、ベビしぃは腹部を押さえて転がっている。 「ヂィィィッ!!チィノポンポンガァァァッ!!?」 「HAHAHA、所詮キモゴミなんてこの程度さ。」 モララーがベビしぃを蔑んだ目で見る。それでもまだ、ベビしぃは立ち上がってモララーに立ち向かおうとした。 「ヂィィィ…マダマダアキラメマチェンヨォ!!」 「よっぽど立つのが好きなんだね。」 そう言うとモララーはベビしぃの足を掴んだ。 「チ、チィハ2CHノアイドルデチュヨゥ!ワカッタラナッコチナチャイヨォ!!」 「さっきからマターリだのダッコだの鬱陶しいんだYO!!」 そう言うとモララーはミキサーを取り出し、スイッチを入れた。ミキサーは唸りながら中の刃を回転させている。 「足なんて飾りです。キモいゴミにはそれが判らんのです。」 そう言うとモララーはベビしぃの足をミキサーに入れた。 「チィヲハナチテヨゥ!!チィハタダマタ…ッピギィィィィッ!!?」 ベビしぃの小さな足はミキサーの中の刃で切り刻まれてあっという間に消し飛んだ。 「HAHAHA、もうたっち出来ないねぇ(笑)」 「チィノ、チィノアンヨガァァァァッ!!」 58 :栄:2007/05/12(土) 00:04:16 ID:??? ベビしぃの両足があったところから血が噴き出す。 しかし、それを止める事は出来ない。 ただベビしぃは叫び、助けを求める事しか出来なかった、ベビしぃは無力だった。 もう二度と立ち上がり、走り回る事も出来なくなったベビしぃは必死にもがいているしか出来ない。 「ヂィノアンヨォォォ!!アンヨォォォ!!」 ベビしぃは噴き出す自分の血を見ながら恐怖と絶望に飲み込まれた。 「鬱陶しい!!這いずり回るな糞虫が!!」 モララーがベビしぃを蹴り飛ばした。 「ッヂィャァァァァ!!」 ベビしぃは吹っ飛び、テーブルの脚に頭からぶつかった。歯が何本か折れ、そこから出血した。 ベビしぃは気が遠くなるのを感じた。 そのまま死んだ方が楽かもしれない。が、神はそれを許さなかった。 ベビしぃが気絶して落ちる。が、床に着いた瞬間、ベビギコに噛み付いたのと同じ鉄の牙がベビしぃの両腕に食らいついた。 その激痛でベビしぃは一気に正気に戻された。 「ア゛ニ゛ャァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ!?チ、チィノオテテガァァァァッ!!」 ベビしぃは激痛のあまり、飛び跳ねるが鼠捕りは一層腕に食い込み、ベビしぃに激痛を提供する。 「HAHAHA、運の悪い奴め(笑)そろそろ逝くか?」 「チィノオテテ…、シアワセヲツカムチィノオテテガ…」 「ベビしぃ如きが幸せを語るなんて100年早いわ!じゃぁそろそろ止めを刺して…いや、その必要はないみたいだ。」 そう言うとモララーはニヤニヤしながらその場に腰を下ろした。 「イヂャーヨゥ!チィハタダマターリチタイダケ…」 『ゴゥー…』という機械的な音にベビしぃは喋るのを止めた。 ベビしぃが上を仰ぎ見ると、テーブルの上のミキサーが唸りをあげ、ベビしぃの上へ今にも落ちそうである。 テーブルの脚に激突した時、その衝撃でミキサーが作動したのだ。 ミキサーはさっきベビしぃの脚を切り刻んだ血だらけの刃を回転させ、少しずつ進んでいる。 「チィィ!ア、アレヲトメナチャイ!!」 「どうしてだよ。ベビしぃちゃん。逃げればいいじゃん(笑)」 ベビしぃは必死に腕を引き抜こうとするが、しっかりと鼠捕りが噛み付いているので、全く動けない。 「ヌ、ヌケナイ…ヌケナイデチュヨォ!ハヤクアレヲトメテクダチャイヨォ!!」 「何で止めるんだよ。こんな楽しいこと(笑)」 モララーがニヤニヤ笑いながら、囁く。 「オカァタン!オトォタン!タチケテ!!」 「みんな向こうでオネンネしてるよ。」 「ベ…べヒ…チャン…」 ミニしぃが掠れた声で叫ぶ。他のベビしぃ達もスプレーを吸い込んで、あちこちで倒れている。 「ほらほら、そんなこと叫んでる場合かな?」 モララーの言葉にベビしぃが上を見ると、ミキサーが揺れながらベビしぃの上に落ちてきそうである。 「ビェェェン!!ビェェェン!!ヂィヲダヂゲデヨォ!!」 助けが来ない事を悟ると、ベビしぃは大粒の涙を流しながら泣き叫んだ。 「今行くデチ!!」 スプレーの効果が切れたらしく、チビギコが走ってベビしぃを助ける為、走り出した。 「オトータン!!」 ベビしぃが涙声で叫ぶ。チビギコが鼠捕りをを手早く外す。 「さぁ、早く行くデチ!」 チビギコがベビしぃを抱き上げた。 「チィ…オトータンノナッコ…アタタカイデチュ…」 ベビしぃが安堵の笑みを漏らす。 「…けど、遅かったね…」 59 :栄:2007/05/12(土) 00:05:14 ID:??? ベビしぃが安堵の笑みを漏らした次の瞬間、ベビしぃの頭にミキサーが覆い被さった。 「ハギィィィィィィッ!!?」 「べ、ベビタァァァン!!」 「ミキサーキター( ゜∀ ゜)ー!!」 ベビしぃの千切れかけた小さな手がチビギコの身体をギュッと掴む。 ミキサーからはベビしぃの肉や骨などが細切れになって飛び散っていく。チビギコの顔に何かが付着した。 それは、ベビしぃの舌であった。 「……!!ヒギィィ!!離れろ!離れるデチ!!」 チビギコは身体を揺すってベビしぃを振り落とそうとしたがベビしぃの手にしっかりと掴まれているのでなかなか離れられない。 「ヒギャァァァァ!!助けてデチィィィ!!」 チビギコがその場で回りはじめた。 その時でも、ミキサーから血が迸っている。 そして激しく回っていると遂に、『ブチン』と音を立てて、ベビしぃの身体がチビギコから離れた。 チビギコの身体にはベビしぃの両腕がビクンビクンと奇妙な虫の様に痙攣しながら付いている。 「イャァァァァ!!シィノベビチャンガァァァァ!!!」 ミニしぃがその場で叫ぶ。 ミキサーはまるで貪欲な怪物の様に、ベビしぃの死体を刃の中に巻き込んでベビしぃのジュースを作っている。 が、しばらくして、肉などが詰まってしまい、動かなくなってしまった。 辺りの惨状は酷いものだった。台所のあちこちに、肉や内臓の切れ端、脳みその灰色のゼリーが飛び散り、 天井にまで達していた。 「ヒグゥ…チビたんのベビたんが…。」 チビギコがベビしぃの死体を見ながら涙した。 その時、チビギコの目の前に何かがポトンと落ちてきた。 それは、『ベチャ』と音を立ててチビギコの足下に落ちた。 「……!ヒギ…!!」 チビギコがそれを見て息をのんだ。 それはベビしぃの顔の一部分だった。顔は耳が千切れ、顎から下が無かった。 左目があったところは、ただ真っ暗な穴が開いているだけで、右目はチビギコを恨めしそうに睨んでいる。 「……ヒクゥゥ…」 チビギコは恐怖のあまり、気絶してしまった。 「ドウシテシィタチヲイジメルノヨォ!!」 ミニしぃが倒れながらモララーを睨み付ける。 「虐めてないさ。これは駆除だよ。」 モララーがミニしぃを一瞥して喋る。 「シィタチガイッタイナニシタッテイウノ!?」 「何をしたって!?人ん家に不法侵入して、さらに冷蔵庫の食い物を勝手に食い散らかしていて何をしただって!?」 モララーが側で泣き叫んでいるベビギコを掴む。 「ミュギィ!ミュギィ!!」 「シイチャンタチハ2chノアイドルナノヨ!!ダカラナニヲシテモカワイイカラユルサレルノ!!」 ミニしぃが怒りで声を荒げる。 「テメエがアイドルならゴキブリは神様だよ。自意識過剰もたいがいにしやがれ!!」 モララーが声を荒げると同時にベビギコを荒々しくベビギコを投げつけた。 鼠捕りに噛み付かれていた左腕は『ズルルッ』と骨だけが抜け、神経や筋肉の切れ端が付いているだけとなった。 「ミ゛ィ゛ィ゛ー!ミ゛ィ゛ィ゛ー!!」 ベビギコは自分に起こった事を理解しきれなくて、ただ激痛に泣き叫んでいる。 60 :栄:2007/05/12(土) 00:05:43 ID:??? ベビギコの悲痛な泣き声が辺りに響く。 左腕の露出した骨がカタカタと音を立てている。 「お前はどうして殺ろうかな…」 「そんなことはさせないデチ!!」 ベビギコの絶叫で目が覚めたチビギコがモララーに飛びかかる。 が、この捨て身の攻撃は呆気なく避けられてしまった。 「そんなものでこの漏れを倒せると思っているのか?つくづくおめでたい奴だな。」 モララーが側にあった麻袋をチビギコに被せる。 「ヒギィ!?や、止めるデチ!!」 モララーはチビギコの入った麻袋をサンドバックのスタンドに掛け、思いっきり殴った。 「ブギィィ!!?」 殴った箇所から血が滲み出る。 「そんなに強く殴ってないのに、やっぱり糞虫は脆いねぇ。」 モララーは隣の部屋から釘が全体に打たれたモララー専用虐殺棒を持ってきた。 「昔は漏れもこの棒持って青春してたなぁ…それじゃぁいっちょ殺りますか!」 そう言うとモララーは虐殺棒で麻袋をスイングした。 唸りを上げる虐殺棒、麻袋から滲み出る血の量が多くなった。 それに比例して叫び声も大きく、激しくなった。 「ヒギッ!!や、止め…ゴブゥ!!許ひギャブゥ!!」 「アヒャヒャヒャヒャヒャ!!やめらんねぇ!止まんねぇ!最高だぜぇ!!」 モララーのスイングが更に激化する。 麻袋は完全に血に染まり、床にも血だまりができている。 今度はチビギコの悲鳴は逆に小さくなっていった。 「ギッ!ウヂッ!ダッ!ズゲッ!!ヂブッ!デッ!!」 最早何を言っているのか分からないチビギコにモララーが容赦なく虐殺棒で殴打する。 自分達の父親がなぶり殺されるのをベビしぃ達は震えて見てるしかなかった。 「アーヒャヒャヒャヒャヒャ…」 モララーが正気に戻ったのはそれから5分後だった。 麻袋は血で滑っていて、ボタボタと音を立てて血が垂れている。 大きな蓑虫のような麻袋はビクンビクンと激しく痙攣している。 「はー、はー、久しぶりにアヒャると流石に疲れるな。」 モララーが最後に力一杯殴る。すると、袋の下部が破れて中の物が溜まっていた血と共に落下した、それはチビギコではなかった。 あちこちから複雑骨折した骨の破片が突き出ており、さながら針千本の様である。 手足は本来、曲がるべきではない方向に折れ曲がっており、関節部分からは桃色の肉が血にまみれてはみでている。 最も凄惨なのはそれの顔で殆ど原型を留めていない。 あちらこちらが陥没して、口があった所には下顎がだらんと千切れかけていて、脳漿の一部が割れた後頭部からはみ出ている。 それでもまだ生きているらしく、息の洩れる『ヒュー、ヒュー…』という音が口の辺りから聞こえる。 「…た…たひゅけて…」 潰れた目から涙を流し、チビギコが懇願する。 「ん~?何だって?」 モララーがニヤニヤ笑いながら聞く。 「ご…ごめんなひゃ…い…もう…しましぇん…」 61 :栄:2007/05/12(土) 00:06:19 ID:??? 「オナガイ!!モウヤメテ!!」 ミニしぃが必死に叫ぶ。 「モウヤメチェヨゥ!!」 ベビしぃ達も泣きながらモララーに頼む。 「やなこった!!」 モララーはチビギコの頭部に虐殺棒を打ち下ろした。 「…ごめんなひゃい…たひゅけ…ヘブゥッ!!…」 頭に虐殺棒がめり込む。チビギコの頭がそれと同時に身体の中にめり込んだ。 チビギコの頭は自分の突き出た背骨に串刺しになった。 「…あがぁ…!あっ…!」 チビギコの目や口から多量の鮮血が噴き出し、モララーの顔に飛び散る。 「最後の一発!!」 モララーがチビギコの顔面めがけて、渾身の一撃を放つ。 チビギコの眼球が飛び出し、顔面の皮膚は石榴の様に弾けた。 チビギコの頭は背骨と共に千切れ、洗面台の壁に叩きつけられ、水風船みたいに破裂した。 その威力は凄まじく、飛び散った灰色の脳漿がモララーの所まで飛んできた程である。 チビギコの身体はニ、三度跳ねる様に大きく痙攣して、それきり二度と動かなくなった。 「イヤァァァァ!!ギコクゥゥゥン!!!」 ミニしぃが叫ぶと、他のベビしぃ達も騒ぎ出した。 「オトータン!オトータン!!ヘンジチテヨォ!ナッコチテヨゥ!!」 フサベビが泣きながら頭が無いチビギコの身体を揺すった。 しかし、身体は動く事無く、首からただ血を垂れ流しているだけであった。 モララーはフサベビの耳を掴み上げた。 「ヤーヨゥ!ハナチテヨゥ!!」 フサベビは激しく暴れているが、モララーは物ともせず、絨毯に擦りつけた。 「ヂィィィィ…ゴミガチュイチャウヨォ!!」 「お前自体がゴミじゃん。」 「チィハゴミヂャナイヨォ!!」 「フサゴミはよくゴミが取れるな。」 しばらくしてモララーはフサベビを掴んでる手を離した。 フサベビのフサフサした体毛には、埃や塵が絡まり、汚れたモップみたいであった。 「チィノカワイイオケケガキタナクナッチャッタヨォ!!」 「これでゴミ虫に相応しい姿になったね(笑)」 モララーが冷やかす。 「カワイイチィヲゴミアチュカイシュルヤシハアポーンチマチュヨォ!!」 フサベビが怒って飛びかかる。その時、『パチッ』という微かな音がし、フサベビの身体に電気が走った。 「ヂッ!?」 フサベビは驚いて飛び跳ね、頭から落ちた。 「イヂャーヨゥ!!イヂャーヨゥ!クソモララーガイヂメルヨォ!!!」 「HAHAHA、帯電してやがる。」 フサベビが身体を動かす度に静電気が身体を流れる、その度に驚き跳ね回るフサベビは見ていて滑稽であった。 「ヂッ!ヒヂッ!コノバチバチ、ヤーヨゥ!!」 フサベビは跳ね回りながら壁の方へ寄っていく。そして壁に触れた瞬間、 「ハギェェェェッ!!?」 突然フサベビを耐え難い激痛が襲った。フサベビの毛は針の様に逆立ち、口から泡が噴き出す。 初め、モララーにも何が起こったのかわからなかった。が、フサベビの足元を見て、全てがわかった。 フサベビの体毛がコンセントの中に入り込んでいたのだ、 フサベビに強力な電流が流れ、フサベビを絶え間ない激痛が襲う。 「ハギェェェェッ!ハギッ!!ギィィィィッ!」 この世のものとは思えない叫び声にミニしぃ達は耳を押さえうずくまった。 フサベビの身体が激しく痙攣している。が、コンセントから体毛が抜けることなかった。 口から出ている泡が白色からだんだんと紅くなっていった。 62 :栄:2007/05/12(土) 00:06:54 ID:??? 「ハギュゥゥゥゥ!!ヒビャァァァァァッ!!」 口から泡を飛ばしながら、フサベビは悶え苦しんでいる。 『パチパチ』と電流の流れる音が激しくなっていく。そして遂に、『ヒュボッ!!』という音と共に、フサベビの身体は炎に包まれた。 「ヒギィィィィッ!!?アジィィィィ!!」 体毛が乾燥していた為、炎は一層激しく燃え盛った。フサベビはこの時、自分の体毛を呪った。 「イジィィィィ!!オカ…タン…タ…タチ…」 フサベビは炎に包まれた小さな腕をミニしぃの方に延ばした。が、ミニしぃは耳を押さえてうずくまっている。 フサベビの目から涙がこぼれたが、すぐに熱で蒸発した。そして、そのつぶらな2つの目も次第に白濁し、遂には破裂した。 「オガ…ダン…フサフサ…イヤ…ヨゥ…」 そう言うとフサベビは前に倒れた。そして、二度と動く事はなかった。 もうフサフサの体毛は無く、変わりにメラメラと燃える炎がフサベビの全身を包んでいる。 「…フサチャン…?」 ミニしぃが顔を上げ、燃えている我が子を見て呟く。 「…イ…イヤァァァァ!!フサチャァァァン!!!」 ミニしぃはその場に泣き崩れ、嗚咽を漏らした。 「オナガイ…オナガイシマス!!マターリノカミサマ!ミンナヲフッカツサセテクダサイ!!」 ミニしぃは必死に祈ったが、神はそれに応じなかった。 「HAHAHA、マターリの神様は汚いゴミなんか生き返させたくないみたいだね(笑)」 「ハニャーン!ゴミジャナイヨォ!!カワイイ2CHノアイドルダヨォ!」 「馬鹿は死ななきゃ治らないってか?」 モララーがミニしぃに虐殺棒を振り下ろそうとした時、モララーの腕にワッチィが飛びついた。 「オカータントベビチャンニハユビイッポンフレサセマチェン!!オカータン!!ハヤクニゲルデチュ!!!」 しかし、ミニしぃは動くことが出来なかった。 「ハニャーン!コシガヌケテウゴケナイヨォ!!」 「せっかくのチャンスを棒に振る気かい?」 そこで、ようやくモララーはミニしぃの腹部が膨らんでいるのに気が付いた。 「ほう、妊娠してるのか。」 モララーの顔がにやける。 モララーはワッチィの頭を掴み、引き剥がすと、ミニしぃに、 「なーんだ、妊娠してるのなら始めに言ってくれればいいじゃん。漏れも鬼じゃあ無い、ミニしぃちゃんの為に何か作ってあげるよ。」 とミニしぃの頭を撫でながら言った。 「フ、フン!ヨウヤクカワイイシィチャンノイダイサガワカッタミタイネ!!ジャアトットトツクッテキナサイヨ!!コノテイノウクソモララー!!」 ミニしぃが調子に乗って、モララーに罵声を浴びせる。 「じゃあ、ちょっと待っててね。すぐ作ってくるから。」 そう言うとモララーはワッチィを掴んで、隣の部屋に入っていった。 「フン!カワイイシィチャンハナニシタッテイイノヨ!!」 63 :栄:2007/05/12(土) 00:07:15 ID:??? ミニしぃはモララーに連れていかれたワッチィのことなど眼中になく、その場で耳障りな歌を歌い始めた。 「キョウモゲンキニシィシィシィ~♪」 一方、隣の部屋ではモララーが手早く料理の準備をしていた。側にはワッチィがちょこんと座ってくだらないことを喚いている。 (…ったく、もの凄い音痴だな…) 心の中でそう思いつつ、にやけながら、包丁を研いでいる。 「モララーハチィタチニヒレフスノヨ!キョウカラモララーハチィタチノドレイデチュヨ!!」 「あー、はいはい。」 モララーが生返事をする。 「ナンデチュカ!ソノヘンジハ!!ワカッタラ『ワカリマチタ、セカイイチカワイクテカチコク(中略)ナワッチィサマ』トイイナチャイ!!」 「わかりました、世界一(中略)なワッチィ様。」 モララーは言い終わるのと同時に包丁を研ぐのを止めた。 「ソレデイイデチュ!!トコロデ、ナンデチィダケツレテコラレタノデチュカ?」 「それはねぇ…」 モララーがワッチィを抱き上げて小さい右手を摘んで答える。 「テメエをキモゴミの餌にする為だよ!!」 モララーはワッチィの右手を捻り切った。 「ワヂィィィィッ!!?」 突然、手の感覚が無くなると、ワッチィの右手があった所から熱い真っ赤な液体が迸った。 「ワヂッ、ワッヂィノオテテガァァァ!?」 ワッチィは激痛と恐怖でパニック状態に陥っている。モララーは暴れるワッチィの海苔の部分を掴んで、左手も千切り取りにかかった。 「すぐに千切り取るのは駄目です。ゆったりと千切り切る方が食材の脳に刺激を与え、より新鮮でマターリな味になります。」 モララーは『アブノーマル版アフォしぃでも分かる、レモナの虐殺クッキング』を音読しながら、ゆっくりとワッチィの左手を捻っていく。 「ヤ、ヤメテヨゥ!!チィガナニヲチタノヨォ!!」 ワッチィの叫び声を聞き流しながらモララーはゆっくりと左手を引っ張ってゆく。 始めは伸びていた左手も伸びきってしまい、根元の皮膚が『ミチミチ』と音を立てて千切れだした。中から餅みたいな白身が見えている。 「ワ、ワカッタワ!!チィガワルカッタワ!!ダ、ダカラ、ヒッパラナイデヨォ!!!」 ワッチィが泣き叫ぶがモララーは決して力を緩めなかった。 「オ、オナガイシマス!オナガイシマス!!タチケテヨォ!!チ、チィヲタチケッ…ア゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ッ!!!?」 ワッチィの必死の懇願も虚しく、遂にワッチィの左手の肉が弾け、骨ごと左手が千切られた。 両の切り口から血が勢いよく噴き出し、辺りを紅色に染める。 「え~と…『次に、真っ赤に焼けた鉄棒を切り口から通し、醤油、砂糖、味醂で適当に作ったタレに漬けます』か…。」 音読をした途端、ワッチィは更に震え上がり、泣き喚いた。 「ヤーヨゥ!ヤーヨゥ!!ヂィハナッコガイイノォ!!ナッゴォォォォ!!!」 しかしモララーはそれらの要求をガン無視して、テキパキとテキストに書いてあることをこなしていく。 ワッチィはその間、拷問の様な時間を過ごした。 「さぁ、ちょっぴり痛いからね~(笑)」 やがて、耐熱手袋で真っ赤に焼けた鉄棒を持ってきて、モララーが猫なで声でワッチィに声をかける。 放心していたワッチィは、恐怖のあまり、失禁してしまった。 「オ…オナガイデチュヨゥ…、ミノガチテクダチャイ…」 ワッチィは真っ赤に燃えている鉄棒を見て、糞尿を漏らしながら後退りする。 「可愛い可愛いベビちゃんの為だろ?」 「ィ、イヤァァァァ!!タチケテッ!!タチケテヨォォ!!!」 64 :栄:2007/05/12(土) 00:07:52 ID:??? ワッチィは自分の糞尿を掻き分け逃げようとしたが、すぐにバランスを崩し、倒れてしまった。 起き上がろうとするが、両腕が無いため立ち上がることが出来ない。 それでも這ってでもワッチィは逃げようとした。が、この地獄から逃げることは出来なかった。 モララーが必死に逃げようとしているワッチィの右脚を踏みつける。 『グキッ』という音と共に、折れた骨が踵の肉を突き破って飛び出てきた。 「ウヂィィィィィ!!?」 ワッチィの右脚の感覚がなくなった。そして、その代わりに熱い様な感覚がワッチィを襲った。 「ワッチィノ、ワッチィノアンヨガァァァアッ!!」 ワッチィはゴロゴロと右脚の残骸を押さえて転がった。 ぐちゃぐちゃになった右脚の動脈からは心臓の鼓動に合わせて真っ赤な鮮血がリズミカルに噴き出している。 モララーは血が噴き出している箇所に鉄棒を押し付けた。『ジュッ』と米と肉の焼ける音がし、辺りに香ばしい焼おにぎりの匂いが漂う。 「ジッ!?ッピギィィィィィッ!!!」 ワッチィはだらしなく口から涎を垂らして痙攣している。 鉄棒にささくれ立った皮膚が張り付き、白煙を上げる。 激しく出血していた所は、傷は塞がったが、その代わりに痛々しい水膨れが幾つも出来上がった。 「ヂィィィィ…、イヂャ…ヨゥ…コンナノ…マターリジャナイヨォ…」 ワッチィが大粒の涙を流しながら掠れ声で呟く。 モララーはそんなものには耳を貸さず、鉄棒をワッチィの肛門に突っ込んだ。 「ヒッギィィィィィィッ!!?」 鉄棒はワッチィの腸や胃、そして呼吸器官を突き破って、口から飛び出した。 ワッチィは文字通り、串刺しになったのである。 「アガァァァッ!アヂィーヨゥ!!!ナゴ、ナッゴォォォッ!!!!」 ワッチィはまだ生きていて、串刺しになりながらも必死にもがいている。が、貫通しているので、抜けることはなかった。 熱さと痛みが同時にワッチィを襲う。ワッチィの肺が気圧の変化によって『ボフゥ』と音を立てて破裂した。 「ブプゥッ!!」 ワッチィが勢いよく吐血する。そして、口を大きく開け、必死に酸素を求めている。 「チ…チヒィィィィ…イキ…デキナヒヨォ…ッ!!?…ァァァアアアア…」 ワッチィの下腹部が徐々に膨らんでいった。腸内のメタンガスやその他の可燃性のガスに引火し始めたのである。 そして、遂に下腹部はまるでエイリアンが出てきそうな程に膨らんでしまった。 「アァアア…モ、モララーヒャン…タシュ…ケ…ァ゛ア゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ッ!!!」 遂に下腹部が破裂した。中から飛び出てきたのは、エイリアンなどではなく、ズルズルになった内臓であった。 下半身は、辛うじて筋と皮で繋がっている。途中で途切れた背骨からは、赤黒い骨髄が飛び出しており、鉄棒に触れて一気に焦げあがった。 「ハギュゥゥゥゥ!!チィノポンポンガァァ!!ダ、ダヂッ!!!ワヂョォォォォ!!」 ワッチィの頭は混乱状態になり、様々な単語と叫び声を連発し始めた。 「ヒッ!!ヒギィッ!!マダーリッ!!マダーリィィイッ!!ヒアァア゛ァ゛ァ゛ア゛ッ!!ア゛ニ゛ャァ゛ア゛ァ゛ッ!!ナッゴォォォ!!」 最早ワッチィは自分でも何を言っているのか分からなかった。 「…五月蝿いなぁ…」 モララーは壊れた悪趣味な玩具の様に暴れるワッチィを鉄棒ごと特製醤油ダレに漬け込んだ。 「ワヂィィィィッ!!ワッヂィィィィ!!ナッゴォォォ!!ナッブクブク…」 ワッチィのの全身がタレの中に沈む。タレが傷にしみるのだろうか、泡が異常に出てくる。が、息が尽きたのだろうか、しばらくして、泡が止まった。 モララーがタレから鉄棒を取り出した。ワッチィは鉄棒の熱と醤油ダレて焼おにぎり状態になっていた。 「ワヂィィィィ…チミルヨゥ…オカ…タン…ナ…コ…」 「よし、いい具合に仕上がったからな!」 65 :栄:2007/05/12(土) 00:08:12 ID:??? モララーはまず、千切り取った手を皿に盛り付けて隣の部屋に持っていった。 「オソイジャナイノ!!ハヤクシナサイヨ!!!マッタク、コレダカラカトウシュゾクハ…」 隣の部屋ではミニしぃが喚き散らしていた。これから起こる悲劇を想像しながらモララーはニヤニヤしていた。 「まずはこれでもドゾー。」 モララーがミニしぃの前に皿を置く。置くや否や、ミニしぃは我が子の手にかぶりつく。 「アラ、オイシイジャナイ。クソモララーニシテハジョウデキネ。」 モララーが次の皿を持ってきた。その皿にはいい具合に焼けた肉が輪切りにされて乗っていた。ミニしぃは何の疑いもなくその肉にかぶりつく。 「ミュミュ~」 美味しそうな匂いに誘われて、ベビギコが寄ってきた。 「コノウマーナオニクハナンノオニクナノ?」 ミニしぃがこてっちゃんに食らいつきながらモララーに尋ねる。 「直にわかるさ。」 モララーが不敵な笑みを浮かべて答える。 「さぁ、メインディッシュだよ。」 モララーは隣の部屋から被せ物をした皿を持ってきた。中の物が激しく暴れているためか、皿は音を立てる程揺れている。 「イヂャァァアァアアァヨゥ!!オガァダァァン!!オガァダァァン!!」 「ハニャ♪イキガイイワネ♪」 「そうなんだよ。活きが良すぎて調理するのが大変だったよ。」 「オイシソウダワ、ハヤクアケナサイ。」 「ミュィ~♪」 ミニしぃとベビギコが催促する。そしてモララーは被せ物を取った。 「ハニャーン♪イタダキマ…。」 ミニしぃがその場で硬直した。視線は皿の上の物に注がれている。 「アニャァ…オカ…タン…」 それは我が子の生首であった。血の様に見えているのは、モララー特製醤油ダレである。 「イ、イヤァアァアアアァァアアッ!!?ワッチィチャァァァン!!」 「ミュミュ~!!?」 ミニしぃとベビギコが叫ぶ。 「モララー特製焼き生首ワッチィの踊り食いだよ。(多分)美味いよ。」 モララーがニヤリと笑う。 「コノオニ!アクマ!!ギャクサツチュゥ!!!シィノベビチャンノカラダヲドコニヤッタノヨ!!」 「こいつの身体?身体ならお前の腹の中だよ(笑)」 そこでようやくミニしぃは理解した。理解した途端に吐き気がこみ上げてきた。 「ハニャ!?ジャァサッキノオニクサンハ…ウッ、ウゲェェェェ!!」 ミニしぃは胃の中の物を全て吐き出した。辺りは一気に酸っぱい胃酸の匂いに包まれた。 「オカ…タン…チィノカラダ…ヒドイヨ…」 生首が胃酸でずるずるに溶けた自分の身体を見て、絶望の涙を流す。 66 :栄:2007/05/12(土) 00:08:57 ID:??? 「ハニャーン!!コンナノマターリジャナイヨォ!!」 中の物を吐き終わってから、ミニしぃが叫ぶ。 「でもしぃちゃんだってがっついてたじゃん。」 モララーの言葉に言葉を詰まらせるミニしぃ。 「…ソ、ソレハ…」 「ま、いいや。そろそろメインディッシュにしようか。」 モララーがベビギコを掴む。 「イヤ…ヨゥ…チニタク…ナヒヨゥ…」 ワッチィが涙目でミニしぃを見上げる。 「せっかく作ったんだから、もし残したりしたらこのキモベビを嬲り殺しにするからな。」 ミニしぃが泣きながらワッチィの生首を掴む。 「ゴメンネ、ゴメンネ…ワッチィチャン…」 ミニしぃがワッチィの頭にかぶりついた。 「ヂィヨォォォォッ!!?」 ワッチィが悲鳴を上げる。ワッチィの頬肉が伸び、『ブツン』と音を立て、毟り取られた。血が噴き出し、ミニしぃの顔面に飛び散る。 血まみれの頬骨が露出して、照明に照らされて青白く光る。 ミニしぃは頬肉をガムの様に噛み、吐きそうになりながらも飲み込んだ。次にミニしぃはワッチィの眉間に歯を立てた。 「オ、オカ…タン…ヤメ…ヤメチェ…ッア゛ア゛ァ゛ア゛ァ゛ア゛ァ゛ア゛!!」 ワッチィの目にミニしぃの歯が突き刺さり、半透明の液体と共に、血が流れていく。 ミニしぃが勢いよく口を閉じた。それと同時に、ワッチィの顔の上半分がミニしぃの口の中に消えた。 「ハギャァ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛ァ゛ッ!!」 ワッチィがまた叫ぶ。 「チ、チィノ、チィノオメメェェェ!!ナニモミエナイデチュヨゥ!!イタイヨゥ!!イ゛ダァ゛ァ゛ァ゛イ゛ヨ゛ォ゛ォ゛ォ゛ッ!!」 「ウゥ…、モウユルシテ…」 ミニしぃが涙声で訴える。 「踊り食いは嫌なのかい?全く、注文が多いなぁ。それじゃあ食べやすくしてあげるよ。」 そう言うとモララーは、泣き叫ぶワッチィの首を上から踏みつけた。 「ヤ、ヤメチェ…タチ…ケ…オカ…タン…」 モララーが体重を掛ける。するとワッチィの頭が紙で出来たはりぼての様に潰れていく。 「ユクーリ潰すからな。」 「オナガイ!!モウヤメテ!!」 ミニしぃの懇願も虚しく、ワッチィの頭は既に半分位潰れている。『ボキ…ボキ…』と頭蓋骨が折れていく音が響く。 「ワ…ヂィィィ…」 「オナガイ!!ナンデモシマスカラ!!」 ミニしぃが土下座して頼み込む。 「そうか、なら止めてやるよ。」 モララーが足を上げた。 「アリガトウゴザイマス!!ヨカッタ!!ベビチャン!!!」 ミニしぃがワッチィの頭に抱きつこうとしたその瞬間、 「な訳ねーじゃん。」 モララーがワッチィの頭を勢い良く踏み潰した。 「オ…オカ…ブヂュィッ!!?」 モララーの足元からワッチィの餅の様な残骸が飛び散った。 ぐちゃぐちゃに潰れた頭から血まみれの焼きたらこがはみ出ている。 モララーはこの残骸を集めてこねはじめた。やがて、ワッチィだった物は真っ赤な団子になった。 「ほら、お団子なら食べやすいだろ?」 モララーはこの汚物をミニしぃの口に捻り込んだ。 「イヤッ!!ヤメッ、ングゥッ!!ウ…ゲェェェ!!」 突然捻り込まれた我が子の血肉の味と激しい罪悪感がミニしぃの胃の内容物を全て吐き出させた。 67 :栄:2007/05/12(土) 00:09:52 ID:??? 「何だよ、せっかく作ってやったのに、じゃあ、こいつは嬲り殺しケテーイだな。」 モララーはベビギコの抉られた左腕を掴み壁に叩きつけた。 「ミ゛ヂィ!!?」 左腕の骨が神経と共に身体から抜け、鮮血が噴き出す。 「ミギィィー!!ミギィィー!!」 血のラインを引きながらベビギコはもぞもぞと蠢く。 「嗚呼キモッ!!こんなゴミに生きる権利なんか無いね。」 「ベビチャンニナニスルノヨォ!!」 ミニしぃがベビギコを助けによたよたと走る。 「おっと、残念。」 モララーがミニしぃの顔にカビ取りを吹きかけた。ミニしぃの顔面を強烈な激痛が襲った。 「ハギャァアァアアァアアッ!!?」 あまりの痛みにミニしぃは顔を押さえた。 「アツイヨォ!!アツイヨォ!!シィノ、シィノオカオガァアァアアアァアッ!!!」 「よし、漏れを捕まえられたらこのキモゴミを返してやろう。」 「イヤァァァッ!!ナニモミエナイヨゥ!!!ベビチャン!ベビチャァァァン!!」 パニックに陥ったミニしぃの背後から『ゴキッ!!』という音が聴こえた。それに続いて、 「ミュギッ!!ミ゛ィィー!!」 と、我が子の叫び声。 「ベビチャン!ドコナノ!!」 ミニしぃは暗闇の中、右往左往している。 「ベビチャン!ワタシノベビチャン!!」 モララーは顔面を押さえ彷徨しているミニしぃを見て笑っている。 手には右腕と左足があらぬ方向に向いているベビギコを掴んでいる。 ベビギコは逃れようと必死に暴れているが、モララーが右腕を更に捻ると、呻いておとなしくなった。 「キモゴミこちら♪ベビ泣く方へ♪」 モララーが歌いながらベビギコの右足の関節を無理矢理前方に曲げた。 「ギュィー!ギュィー!!ギュ…ミ゛ギィ゛ィ゛ィ゛ィ゛!!」 『パキィ』と枝の折れる様な音がして、ベビギコの右足は変な方向に折れ曲がった。 血まみれの大腿骨が折れて、肉を突き破って飛び出している。 「ハニャーン!モウヤメテェェェ!!」 ミニしぃがベビギコの叫び声を頼りにこちらに向かってくる。 モララーはベビギコの折れ曲がった両脚を掴み、ミニしぃに叩きつけた。突然の衝撃にミニしぃは情けない声で吹っ飛んだ。 「シィィィィッ!!」 「ほらほら、早くしないと大切なベビチャンの骨が無くなっちゃうよ。」 モララーがあさっての方向を向いて我が子の名を叫んでるミニしぃを見ながらニヤついている。 「ハニャーン!!コンナノヤダヨゥ!シィハタダマターリシタイダケナノニー!!!」 その時、またミニしぃの背後から、『バキベキ』と骨の折れる音と、 「ミ゛ギィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ッ!!!!」 と、悶え苦しむ我が子の声。 「ベビチャン!!ベビチャン!!イッタイドコナノ!!?」 その時、少しずつ視力が回復していることをミニしぃは気付いた。そしてまだ痛む眼を酷使して、モララーの姿を捉えた。 モララーはボロ雑巾の様なベビギコをロープで吊し上げていた。 「ミュ…ギッ…ギィィィ…」 ベビギコは涎を垂らしながらモゾモゾと折れた、未発達の手足を動かしている。 「ハニャァ!!シィチャンノベビチャンヲカエシテ!!」 ミニしぃが慌ててモララーに飛びかかる。 「じゃぁ、返してあげるよ。」 モララーがミニしぃの捨て身の攻撃をひょいとよける。ミニしぃは首にロープを食い込ませ悶え苦しんでいるベビギコに激突した。 そしてその下には、ベビしぃを切り刻んだミキサーが口を開けている。 68 :栄:2007/05/12(土) 00:10:34 ID:??? 「シィィィ!!」 ミニしぃは本能的に必死でベビギコの体を掴んだ。ミニしぃの重みでベビギコの首に食い込んでいるロープが更に締まる。 「ギュブププ…」 ベビギコの眼は大きく見開かれ、顔が真っ赤に染まっていく。ベビギコは必死にミニしぃを振り解こうと手足をばたつかせた。 「ミュギッ…!!…ギィィ…」 「イヤァァァァ!ヤメテェェエ!!」 ミニしぃの脳裏にバラバラの肉片になったベビしぃが浮かぶ。 「シィチャンハマダマダマターリシタイノ!アンタガオチナサイ!!」 ベビギコの体をよじ登るミニしぃ、苦しみから逃れようと体を捩るベビギコ、 モララーはその光景をニヤニヤしながら見ている。すると突然、 「ヒクゥ!!」 「シィィィ!!?」 ベビギコの体が重みに耐えられず首と胴体に千切れた。背骨がズルリと胴体から抜け、 ロープで吊されているのは、ベビギコの頭と真っ赤な背骨と、千切れた食道が少しだけだった。 「イヤァァァァ!!」 ミニしぃは必死に足をばたつかせてミキサーから逃れようとしたが、ミキサーはミニしぃの尾を只の肉片に変えた。 「アジィィィィッ!!?」 ミニしぃが激痛で飛び上がる。その拍子にベビギコの胴体がミキサーの刃に切り刻まれた。肉片や骨が辺りに飛び散る。 自分の体が音を立てて切り刻まれているのを頭だけになったベビギコが何か言いたげに口をパクパクさせて見ていたが、 やがて、口も動かなくなり、眼から一筋の血の涙を流して息絶えた。 突然、『ギュガガガガ…』という音と共に、ミキサーは止まってしまった。 おそらく、ベビしぃとベビギコの毛や筋が絡まってしまったのだろう。 「シィノ、シィノシッポガァァァァッ!!」 ミニしぃは飛び跳ねながら叫び声を上げている。 「うるせー!!たかが尻尾如きで泣き叫んでんじゃねーYO!!」 モララーが虐殺棒でミニしぃの腹部を強打した。 「ハグゥッ!!」 その拍子に勢い良くお腹にいたベビしぃが飛び出し、壁に激突して一瞬で汚い残骸となった。 「ウホッ、いい飛びっぷり。」 「シヒノヘヒチャンガハァァァ…」 口から涎をだらしなく垂らしながらミニしぃはよたよたと残骸となったベビしぃの方に寄った。 「あ~あ、僅か一秒足らずの命だったね~。」 モララーがペシャンコに潰れたベビしぃをひっぺがすと床に叩きつけた。 最早ぼろ雑巾の様になったベビしぃは『ベチャッ』と湿った音を立てて床に張り付いた。 壁にぶつかって平らになったベビしぃの眼窩から潰れた眼がはみ出している。 「そういや、しぃって一度に何匹もキモゴミを作るんだっけ?」 確かにミニしぃの腹部はまだ膨らんでいる。モララーはミニしぃの顔をニヤニヤしながら覗き込んだ。 69 :栄:2007/05/12(土) 00:11:21 ID:??? 「イ…イヤ…オナガイダカラソレダケハ…」 ミニしぃはモララーが何を考えているのか察し、必死に懇願した。その時、気絶していたみけベビが目を覚ました。 「ンミィ…オカータン?ミンナハ?」 「ターゲット確認!!」 モララーはまだ状況を理解出来てないみけベビの方にミニしぃを向けた。 「ネ…ネェ…コンナコトヨリダッコシヨ…ホラ…マターリデハニャニャニン…」 「ウミィ!!オモチロチョウデチュ!チィモマゼテクダチャイヨォ!!」 みけベビがこちらにヨタヨタと歩み寄ってくる。 「発射!!」 かけ声と同時にモララーの虐殺棒がミニしぃの腹部にめり込む。 「ブフッ!!」 ミニしぃの目がこれ以上ない程開く。それと同時に勢い良くベビしぃが飛び出した。 「ピィィィィィィ……。」 産声を上げてベビしぃが物凄い勢いでみけベビの左手を吹き飛ばし、壁に叩きつけられた。 「ピィィィィィィ……ブヂィ!!」 壁に叩きつけられた途端にベビしぃは水風船の様に弾け飛んだ。 「アレ?ミィノオテテガナイヨ………?」 みけベビは何が起こったか理解出来ていないらしく、左手のあった所から血を噴き出しながら自分の左手を探し出した。 が、それも長くは続かなかった。 「………ッミィィィィィ!!?ミィノ、ミィノオテテェェェェ!!」 漸く状況を理解したみけベビは激痛で血を噴き出しながらパニックに陥った。 「2発目…発射!!」 モララーは非情にも、必死に懇願しているミニしぃの腹部を虐殺棒で殴打した。 「フグゥッ!!」 ミニしぃの呻き声と共に、必死で生きる筈だったベビしぃがミニしぃに向かって特攻する。 ベビしぃの弾丸は、みけベビの腹部を貫き、内臓の大部分を持っていった。 「ミ、ミィノポンポン…ヘンダヨォォ…。」 腹に砲弾で開けた様な大きな風穴を開け、口から真っ赤な泡を噴き出しながら、みけベビは呟く。 「オ…オ……オカ…」 何か言いたげに口をパクパクさせているみけベビの顔面に無情にもモララーが狙いを定める。 「モ、モウヤメテ!!シィノミケチャンガシンジャウヨォ!!!」 ミニしぃが大声で喚く。 「バーカ、どの道藻前も直ぐに逝くだろうが。」 モララーはミニしぃに冷酷な言葉を浴びせると、虐殺棒を振るった。 「カハァ!!」 掠れた声と共に、ベビしぃが発射される。 「チィィィィィィ……」 ベビしぃはみけベビの顔の右半分を吹き飛ばして、壁の一部となった。 みけベビの頭はベビしぃが当たった瞬間に『バギャァ!!』と、骨が複雑骨折する激しい音と共に、360゜回転した。 「ギ…ギュギッ…ギュビビ…」 頭部の吹っ飛ばされた箇所から血と脳漿を激しく噴き出しながら、みけベビは白目で、壊れた機械の様な音を発している。 複雑骨折した頸部からも、頸動脈を損傷したのか、血が噴水の様に噴き出している。 「HAHAHA、見てみろよ。こんなになってもまだ生きてやがる。」 モララーは嬉々としてミニしぃを抱え、瀕死のみけベビの目と鼻の先にミニしぃを押しつけた。 ミニしぃは我が子の惨状を見て、失禁しながら気絶している。 「さぁ、そろそろこの死に損ないに止めを刺してやろうかな…。」 「ギュ…アガ…オガ…ダン…」 みけベビは焦点の定まらない左目から涙を流し、母親を呼んでいる。 「オガ…ダン…オガ…ダン…」 「キモイから死んでね。」 モララーは虐殺棒でミニしぃの腹部を連打した。内臓が潰れる感覚が、モララーの手に伝わってくる。 そして、『グチュゥ』という陰湿な音と共に、中で潰れたベビしぃの残骸が散弾の様にみけベビの頭を貫いていく。 70 :栄:2007/05/12(土) 00:12:07 ID:??? 「オガ…ダ…フブヂィィッ!!?」 ベビしぃの残骸に頭を貫かれ、みけベビは悲痛な叫び声を上げた。それにもかかわらず、モララーは虐殺棒でミニしぃの腹部を殴り続けた。 モララーが虐殺棒で殴るのを止めた時には、ミニしぃの下腹部はスカトロレースに使われたみたいに、股が裂け、 そこから腸やベビしぃの見るも無惨な残骸が飛び出していた。 ミニしぃは激痛で気絶しているだけみたいで荒々しい息をしている。 一方、みけベビは、まるで近距離で重火器でも打ち込まれたかの様に、無惨な姿を晒していた。 頭のあった場所には、骨が突き出て血塗れの首と、半ば千切れかけている下顎しか残っていなかった。 もう鮮やかな三色の毛はどこにもなく、それは、汚らしい赤黒い毛が付着した只の肉塊に成り下がっていた。 その肉塊は何度かポンプの様に血の塊を噴き出しながら痙攣してから、二度と動く事は無かった。 「ふぃ~、疲れた~。」 モララーは虐殺棒を置いて、息を整えた。辺りに広がる血の匂いを感じながら自分のした事に満足感を感じた。 「…ピィピィ…」 不意にミニしぃの腹部からもぞもぞとベビしぃが這い出してきた。 「…何だ、まだいたのか。」 モララーは不敵な笑みを浮かべると、装置に繋がれたほ乳瓶を持ってきた。 モララーはミルクを求めているベビしぃの口にほ乳瓶の先をねじ込むと、装置のスイッチをONにした。 『ヴィーン…』と機械特有の音がすると、ほ乳瓶に沸騰したミルクが流れ込んできた。 「ヂィッ!!?ヂッ!ヂヂィ!!」 ベビしぃがミルクの余りの熱さに驚いてほ乳瓶から口を離そうとする。しかし、ほ乳瓶の先はベビしぃの口に吸い付いたままである。 「無駄だよ、ア〇ンアルファで接着してるから(笑)」 モララーが笑いながらベビしぃに話し掛ける。 「他のゴミはミルクも口にできずに死んじゃったんだ。だからみんなの分まで沢山ミルクを飲むんだよ(笑)」 モララーが猫なで声で囁く。やがて、悶えているベビしぃの鼻や肛門からミルクが噴き出し始めた。 「ブプッ!ボフッ!」 ベビしぃが呼吸をしようとしても、とめどなく流れ込んでくるミルクが邪魔をして、更に苦しくなった。 やがて、ベビしぃの穴という穴からは、沸騰したミルクが湯気を出しながら流れ落ちてきた。 「……!………!!」 最早叫び声を上げることさえ出来なくなり、ベビしぃの体が風船の様に膨らんできた。ベビしぃの体がビクンビクンと痙攣する。 そこで漸くミニしぃが目を覚ました。 「シィィィィ!?シィノベビチャンニナニシテンノヨォ!!」 「何ってキモゴミには勿体無い程高級なミルクを与えてやってますが何か?」 「シィノベビチャンガフウセンミタイニナッテルヨォ!!」 ミニしぃが泣き声を上げる。その時、『ベリベリ』と音がし、ベビしぃの口からほ乳瓶が外れた。 しかし、ベビしぃの唇は肉ごとほ乳瓶に付着しており、ベビしぃの口は歯が剥き出しになっている。 「シィノベビチャンガァァァァ!!」 ミニしぃが泣きながらベビしぃの方に這いずっていく。 「よくそれで動けるねぇ、痛くないのかい?」 モララーのその台詞を聞いて初めてミニしぃは自分の体の状態に気付いた。 「ハギャァァァ!?シ、シィノポンポンガァァァァ!!?」 ミニしぃがパニックに陥っている間にモララーはパンパンに膨れ上がったベビしぃを放り投げて遊んでいる。 「いやぁ~楽しいねぇ、しぃちゃんもどうだい?」 そう言うとモララーは、ベビしぃをミニしぃに放り投げた。 「シィィィィ!!ベビチャァァァァン!!」 71 :栄:2007/05/12(土) 00:12:30 ID:??? ミニしぃは痛みも忘れてベビしぃに向かって飛んだ。 「……!!…!!!」 ベビしぃも必死に母親に向かって手足をばたつかせている。ミニしぃがベビしぃを空中で掴んだ。 ベビしぃは母親の腕の中で恐怖から解放されて涙した。しかし、本当の恐怖はこれからだった。 「はいはい、馬鹿みたいな人情劇はここまでね(笑)」 モララーが床に垂れていたミニしぃの腸を釘で床に打ち付けた。 「!!ヒギィィィィィッ!!?」 突然の激痛でミニしぃはベビしぃを落とした。ベビしぃはバウンドして床に落ちた。 「……!!…!」 ベビしぃは手足をばたつかせているが、膨れ上がった腹のせいで動く事は出来なかった。 更に運命の成せる業か、ミニしぃの落下地点が丁度ベビしぃのいる場所だった。 「ハ、ハニャ!!ベビチャンノウエニオチチャウヨォ!!!」 ミニしぃは必死に落下の軌道を逸らそうとした。が、 「プジュビッ!!?」 ミニしぃがベビしぃの上に落ちた瞬間、『ボンッ!!』と小さな爆発音を響かせ、 ベビしぃの小さな体が、ミルクや肉片を飛び散らせて破裂した。 『ビチャッ』と湿った音と共に血とミルクが混ざったものが天井一帯にへばりついていく。 辺りはむせかえる様な血とミルクの臭いが漂っている。 「シ、シ、シィノベビチャンガシンジャッタヨォォォ!!!」 ミニしぃが弾けたベビしぃの残骸の上で喚く。 「はいはい、良かったねぇ~(笑)」 モララーがミニしぃの腸にもう一本釘を打ち付けた。 「ヒッギィィィィッ!!!」 激痛でミニしぃが悶え苦しむ。ミニしぃが激痛で転がっていたその時、 「…ピィ…ピィ…」 と蚊の鳴く様な声が聞こえた。よく見ると破裂したベビしぃが頭だけになっても這いずってきている。 「ベビチャン!!イキテタノネ!!」 ミニしぃが歓喜の声を上げる。 「うっわ~頭だけで生きてるよ…キモッ…」 「ハニャーン、マターリノカミサマノオカゲネ!!」 ベビしぃの頭を抱きかかえてミニしぃは勝ち誇った様な顔でモララーを見ている。 「ピィ…ビ…ギィ…ギヂ…」 突然、ベビしぃの頭が震え始めた。それにつれて、段々と鳴き声も変化してきた。 「ド、ドウシタノ!?ベビチャン?」 「ウジィィ…キィィィ…」 モララーは悟った。そしてニヤリと笑った。 「ウビィィィィ!!!」 突然ベビしぃの頭が叫んだと思うと、ミニしぃの腹部の裂け目の中に入り込んだ。 「イヤァァァァァ!!チョ、ベビチャン!!ヤ、ヤメッ…ピギィィィィッ!!?」 ミニしぃは叫び声を上げたが、既に遅かった。腹部からの出血が更に酷くなった。 中では何かを貪り喰う様な『グチ…ブチ…ブヂ…』といった、音がする。 「キタ―( ゜∀ ゜)―!!」 モララーが叫ぶ。モララーの予想は当たっていた、瀕死の重傷を負ったベビしぃは『びぃ』化していたのだった。 72 :栄:2007/05/12(土) 00:13:51 ID:??? 「ハグゥ…オゲェェェ!!」 ミニしぃが血反吐を吐く。そして再びパニックに陥った。 「シ、シィィィ!!タ、タスケ…ジィヨォアァアア!!」 ミニしぃが大きく口を開けた。『ブチブチ』と上顎と下顎が裂ける音がする。 「ア…ア…アガァ……」 やがて完全に分離した上顎から上が体の中にゆっくりと沈んでいった。 「ヒギッ…へ…ヘヒチャ…ン…フグッ…」 肉片や脳漿がこれでもかと云わんばかりに飛び出してくる。それから暫くして、頭のあった部分からベビでぃが顔を出した。 「ウジュゥゥゥゥ…」 ベビでぃは剥き出しの口からミニしぃの眼球を吐き出すと、モララーに向かって飛びかかってきた。 「アジィィィィ!!」 ミニしぃの内臓をまとわりつかせて襲いかかってくるベビでぃを一瞥してモララーはフライパンを取った。 「ゴミが…ちゃんと分相応を弁えろやぁ!!」 『ゴッ!』と鈍い音がし、頭だけのベビでぃは脳漿を撒き散らしながら壁に叩きつけられた。 「ギ…ギヂュゥ…」 壁に紅と灰色のゼリーのラインを引きながら、今度こそ本当に絶命した。 「あ~あ、楽しかったな。」 欠伸をしながらモララーは一人呟いた。 「さて…と…」 モララーは部屋の中を見た。あちこちに糞虫の死骸が転がっている。 「…ダスキソに頼むか…」 モララーは受話器を手に取り、電話を掛けた。 「あ、もしもし、雑巾虫1ダースお願いします…」 外はもう朝になっていた。