269 名前: 名無し 投稿日: 2003/05/26(月) 07:45 [ m0Vxhu1w ] 【真夜中の学校】 1/5 ごくありふれた道をちびギコ、チビフサ、ちびしぃが歩いている。 「何か最近暇デチね・・・」 「そうデチね・・・何かおもしろいことはないんデチかね・・・」 「ウン…」 「ぼくらの学校に夜中にでも行ってみマチかね・・・」 とちびギコが言ったとたん、近くにいたモララーが言った。 「その学校って茂名野小学校のことかい?」 「そうデチ。」 「そこはやめた方がいいよ。悪い幽霊がでるらしいから。」 そう言ってモララーは去っていった。 しかし、このモララーの話が、ちびギコ達の好奇心を見事に突いた。 270 名前: 名無し 投稿日: 2003/05/26(月) 07:46 [ m0Vxhu1w ] 2/5 数日後。 3匹は夜中に学校に集まった。 「フサタン遅いデチ。」 「ごめんごめん。遅れたデチ。」 「ソレジャ早クヤロ。」 3匹は学校に入っていった。 「しっかし、本当に幽霊なんて出るんデチかね。」 とちびギコが言ったとたん、周辺の物が宙に浮き、動いた。 「!? 何デチか!?」 「ボルターガイストデチィィ!!」 「ジャア、ヤッパリ幽霊ガイルノ!?」 バケツが3匹の横をすり抜けたとたん、 「ギャァァァァァァァァ!!!」 「フ、フサタンどうしたんデチか!?」 「頭が割れるように痛いデチィィィ!!」 チビフサが叫び続ける。ちびしぃが 「チビフサクン!!」 と言った数秒後、 グシャァッ 「フ、フサタンの頭が本当に割れたデチ!!!」 「ドウシヨウ!!怖イヨ!!!」 「と、とにかく学校から脱出するデチッ!!」 271 名前: 名無し 投稿日: 2003/05/26(月) 07:47 [ m0Vxhu1w ] 3/5 2匹が出口を探して走る。 「早く逃げるデチ!!」 「待ッテ!!」 2匹とも息切れしている。そして、 「ハァッ、ハァッ・・・ちびしぃタン少し休むデチ・・・」 「休ンジャ駄目ダヨ!!」 「だって疲れたんデチ!!これ以上走っても速くならないデチ!!」 「ソンナ…」 その時、ちびしぃの方向に何かが飛んでくるのを、ちびギコは見た。 「ちびしぃたん、危ないデチ!!」 「エッ?」 もう遅かった。 ガッシャーン 「イッ …イヤアアあsrtぃpっzぇあアア!!」 「ちびしぃたん!!」 ちびしぃに当たったのは容器に入った硫酸だった。容器は割れ、大量の硫酸がちびしぃにかかった。 「イ゙ヤ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!ダヅゲデェ゙ェ゙ェェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙!!!」 そしてちびしぃは完全に溶けた。あの小さな体に大量の硫酸は耐えられなかったようだ。 すると、声が聞こえてきた。 「夜の学校は私にとって思い出の場所なのよ・・・ それを肝だめしなんかで壊す奴なんて、殺してやる・・・」 「ヒィィィィィィィッ!!!」 ちびギコはひたすら走った。 出口を求めて。 272 名前: 名無し 投稿日: 2003/05/26(月) 07:47 [ m0Vxhu1w ] 4/5 そして廊下の曲がり角まで来たら、急に体が動かなくなった。 (か、金縛りデチィィ。) 恐怖で声が出ない。 その直後、近くの教室と少し離れた教室から包丁とのこぎりが出てきた。 その2つの教室は、家庭科室と図工室だった。 包丁とのこぎりは、ちびギコの手足を切断した。 「ヒギャアァァァ!!痛いデチィィィィィ!!」 手足がなくなって動けなくなったら、しゃべれるようになった。 さらに、図工室からトンカチが出てきた。 そしてちびギコを叩きまくった。 「ヒギャアアアアアア!!!」 骨が折れ、アザができる。 最後に、家庭科室からフライパンが出てきた。そして、 バキャ いきおいよくフライパンがちびギコを叩いた。 ちびギコは上半身だけが粉々になって吹き飛んだ。 そして悲鳴やら何やらでうるさかった学校は一気に静かになった。 273 名前: 名無し 投稿日: 2003/05/26(月) 07:48 [ m0Vxhu1w ] 5/5 しばらくして、数人のモララーが学校から出てきた。 その中には「幽霊が出る」と忠告したモララーもいた。 「いやーホントこれはやめられないYO! お前がちゃんと『出る』って言ったのに来る奴がいるからな。 「ホントホント!あと、この特製ワイヤーもスゲェ役立つよな! これを使って物を動かしたら『ポルターガイストデチィィ!!』とか言ってたしな!」 「それに、あのフサをワイヤーでグルグル巻きにしてしめつけてミンチにしたら、 パニクってたよな!」 「あと硫酸投げた時、あのちびしぃスゲー声出してたしな!」 「そんでさー、漏れが幽霊の真似して『殺してやる』とかいったら、 スゲー速さで逃げてったよな!」 「あと漏れがちびギコをワイヤーで巻きつけたら、 アイツ金縛りだと思ったかな?」 「思ったんじゃねーの? んでその後に、ワイヤーで物動かして殺したんだよな。」 「ホント、スゲェ爽快だよな!」 「 マ ジ で や め ら れ ね え な ! 」 そして帰っていった。 午後になると、ちびギコ達の時と違うモララーが 数匹のちびギコ種に「あの学校は幽霊が出る」と言っている。 その数匹のちびギコ種は、その日のうちに学校にきた。 そしてまた、真夜中の学校での虐殺が始まる。