裂性遺伝

Last-modified: 2022-08-08 (月) 03:03:31
事の発端は2ch某所でのこんな発言から始まった…



168 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん :02/03/31 03:18 ID:???
 
   c(o`),,

   こいつって大きくなったらどんな生き物になるんだろうか?
   しぃやチビギコには見えないし・・・・


作者 


裂性遺伝(1) Edit

189 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/01 02:02 ID:???


裂性遺伝 ~序章~


事の発端は2ch某所でのこんな発言から始まった…



168 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん :02/03/31 03:18 ID:???
 
   c(o`),,

   こいつって大きくなったらどんな生き物になるんだろうか?
   しぃやチビギコには見えないし・・・・



190 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/01 02:03 ID:???



そこで我々は出産間近のびぃを捕獲し、研究所の観察室へと移した。


 
            ,,,ζ 
           (#´;O゙) ウギィィィ!
           |∪;;;ヽ
         ~(;; ;; ;; ;;)
           U U



そして何事もなく出産。びぃに目立った動きがない所を見ると
自力で這い出てきたと見られる。未熟児のような外見に似合わず
意外と生命力は高いのかも知れない。



                ,,,ζ
               (#´;ρ゙) ウギィッー…
         ズル   /∪;;U
           , ,~/;; ;;;ノ
          c(o`),,U U



しかし、このまま放置すれば今度は母親の胃に入ってしまう。
そこで我々は彼女の気をそらし、実験体の確保を試みた。



                ,,,ζ
               (´ρ;゙#) ウジィ?
       ズルズル   /∪;;U
         , ,  ~/;; ;;;ノ
     c(o`),)・・・   U U



191 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/01 02:04 ID:???



研究員に用意させておいた生肉をびぃの目の前に差し出し、
その隙に我々は実験体を連れ出し、別室へと移した。



                    ,,,ζ
                   (#´;ρ゙) アビィィィ…
                   /⊃;;⊃           スッ
  ギィー…   , ,    (((~/;; ;;;ノ            
⊃c(o`),)... )))         (/"U           (;;;;;;;;)⊂



医師に調べさせたが、命に別状は無いどころか普通のベビギコよりも
生体反応度が高い。我々はこの興味深い実験体を「V」と名付け、
今後も彼の成長を見守り、その様子を克明に記すとする。



                        
                    キィー・・・  
               _(,(´o`)


                             つづく






















196 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/01 15:37 ID:???



V誕生からまる一日。部屋を変えてからずっと眠りつづけていたが、
ようやく目を覚まし、腹が減ったのかギューギューと薄気味悪い声で
泣き始めた。
           


          ギュー! ギュー! ギュゥゥゥゥー!!

               c(´o`),)_



我々はびぃから母乳が得られないのを事前に知ってたので、
しぃの母乳を用意しておいたが、哺乳瓶の用意を忘れていた。
仕方なく底の浅い器を用意して差し出したら何の問題もなく
器用に舌を使ってペチャぺチャと飲み始めた。



              ペチャペチャ
                 チュルチュル・・・
            _(,(´o`)_,



器が空になると再び泣き出した。まだ足りなかったかと思い、
注ぎ足しては飲み、注ぎ足しては飲みを繰り返し、
最終的には哺乳瓶3本分の母乳を平らげ、再び眠りについた・・・



                 ギュー・・・
            _(,(´o`)_,



197 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/01 15:38 ID:???



誕生から10日。早くも母乳を卒業し、流動食にもすぐ馴染んだ。
歯も立派にに生え揃っているので少し早いかもしれないが普通の
餌を与えてみる事にした。


 
                      ギーギー 
              (((  _(,(´o`)っ


            
別の研究室でしぃが子供が産んだと聞いたので丁度いいと思い、
その子供を母親から引き離してVに差し出してみた。すると・・・、


       
           ギィィィ・・・   
                   ハハ   ミュ?
       (((  _(,(´o`)っ  (゚ー゚*))~



まだ目も開いてないのにVは上手いこと子供の耳や手足を
引きちぎったり・・・・、



            ギィッ!  ズボッ! 
                ∵ハハ   
           _(,(´o`)っ;'o゚*))~ ミュギッ!



目玉をくり抜いたり・・・・、



              クチャクチャクチャ・・・ 

                   ・;.:,,ハ  ギュー! 
           _(,(´o`)ハ  (;'o:,*))~ ミギュー!!
      


挙げ句の果てには・・・・、



               ジュボッ
          ヴビィー… ∵ _,.:,. ミギィ!! 
            _(,(´o`)=;;(#;'o:,) ギブブブブ…



力任せに腹を突き破り、出てきた細い腸をさも美味そうに
食べるのである。


               キヒィー・・・ 
  
                 ジュルルルル
            _(,(´;o`)っ∞∞;(;(。@;;)



最終的には自分とほぼ同じ体格のベビしぃを食い尽くし、
いつものように食後の昼寝を始めた。これにはさすがの我々も
驚きを隠せない。今後Vはどのように成長するのだろう・・・



                ギュー・・・
                     _,,,,
            _(,(;´o`)  .,.;:(,:_o))) ;._,



                             つづく・・・

























206 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/02 02:04 ID:???



誕生から15日でようやく右眼が開いたが、左眼は一ヶ月がすぎても
開く気配がない。その上いまだに耳が形成されない事を不思議に思い、
丹念に調べてみると、右耳の位置にあった小さな突起物を除き、
特に目立った特長はなかった。



         ギューギューギュー
        .,
      c(゚O゛;:);;)~ )))



左眼は生まれる前から潰れていたようで、完全にまぶたの皮膚がくっついて
塞がっていた。切り開いて中を調べようとしたら、それを察知したのか、
突然暴れだし、研究員の指に噛み付いたので急遽断念。いくら逞しくても
まだ幼児だ。神経質になってストレスを溜めるといけないのでしばらくは
黙って様子を見ることにする。



        ギュー! ギュー! ギィギギギギギィ!!!!

                   .,  バタバタバタバタ
               ((~(;;(;:゚O゛)っ))



207 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/02 02:04 ID:???



しばらくすると右耳の突起物に変化が現れ、不恰好ではあるが
耳のようなものが形成され始めた。が、相変わらず左耳に変化はない。



            ウギィー…
          n  
          (,゚0゛;:);;)~ )))



餌は加工肉が中心だが、数に余裕があればベビギコやしぃも与えている。
最近は生きた餌を与えると嬉しそうな仕草を見せる。親の異常ぶりに関係なく
知能は発達しているようだ。



             ミュ?     ギヒィー
            ハハ      n
          ~(_(・o・)  (( c(゚∀゛:);;)~



数週間後、ある程度成長したVの右耳を見て、誰かが呟いた。
母親の耳にそっくりだと…、他の者も一斉にそれに気付き、
一瞬にして室内の空気が凍りついた。初めて我々がVの姿に
畏怖を覚えた瞬間だった…


       
                 ウギギィー
               ζ 
          ((( ~(:;(;:゚ 0゛)っ


                       つづく…


























221 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/03 00:41 ID:???



そして3ヶ月が経った。今ではVも自力で立ち上がるようになり、
以前よりも活発に動き回っている。食欲の方は相変わらず旺盛で、
生餌を玩具のように扱うのももう見慣た光景となっていた。



             キジィー…   
          ζ_   ハハ
.          (%゚ー")((・o・) ミュ?
          (;;;  ⊃
          ~U゛U



ある日我々は好奇心に駆られ、チビギコをVの部屋に入れてみた。
結果はほとんど考えるまでもなかったのだが…



       何デチカココハ           ζ_  ウギィ? 
.      ∧∧                (゚O;"%)
      ( ・д・)                (  ;;;)
     ~( uu)                ~U゛U



何も知らないチビはVに近づいて話し掛けてきた。ひょっとしたら
友達になろうとしてたのかも知れない。



         君ハ誰デチカ?         ζ_  ブジィ… 
.        ∧∧ 一緒ニアソビマチェンカ? (゚-"%)
        ( ・∀・)              (  ;;;)
     ((( ~( uu)               U゛U~



222 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/03 00:41 ID:???



Vはすぐに飛びかかると思っていたが、始めてみるチビを珍しそうに
眺め、意味が分かっているのか、静かにチビの話す言葉を
聞いているようにも見えた。



            デチデチデチデチ ζ_  … 
.           デチデチ∧∧デチ (゚-"%)デチデチ
             デチ( ・∀・)デチ (  ;;;)デチデチ
              ~( uu)    U゛U~



やがてチビが話し疲れて一息ついた時。急にVは笑った。
その笑顔を見たチビの表情は引きつっていた。



                      ζ_  ギビィー… 
               ∧∧   (゚∀"%)
             Σ( ・д・)    (  ;;;)
             ~( uu)    U゛U~



あとは何の説明も要らない。いつものお遊戯とお食事の時間だ。
そう理解していながらも我々は言葉を失い、その場に立ち尽くし、
抵抗する間もなく削られていくチビの姿を見るともなく見ていた…



              ;∴:. ζ_  
              ・:・∵(゚曲"%) 
              ( ;;※:・  ;;;) 
             ~( u;∵ U゛ヽ)~



223 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/03 00:42 ID:???



それから我々はVが眠りについた隙にチビの骨や残った肉片を
残らず回収し、研究所の近くの森に埋め、手を合わせた。
職業柄、霊や仏の存在を全く信じていなかった我々が何故
あんな行動に出たのかは自分でも分からない。ただ、あの時
自分を超越する何かの存在を感じたのは確かである…


             
              ;;:;:,.:;,.: 
             ;;;゛;;;';:;;:'';;..,



                      つづく…






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裂性遺伝(2) Edit

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238 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/04 02:28 ID:???



惨劇は突然やってきた。餌を与えようと部屋に入ってきた
係員にVが襲い掛かったのだ。他の係員がすぐに気付いたが、
そのすさまじい光景を目の当たりにし、怖気づいた彼は部屋の
ドアをロックしただけで仲間を助けようともせずその場から
逃げ出してしまった。



                ウギィィィィィ!!!! 
           ジュルルル ・∴ ζ_  ガブガブグチャチャ
              ;:,..:,..,, 8⊂(゚Д"%)  グチグチッ
         (;;;;)  (;。#;・;)※;;',_⊃ ;;;)~ ブシャァーッ!!!



我々は彼を責めることはなかったが、事の重大さを認識して
実験の中止を呼びかけ、Vを処分も提案した。が、それらの提案が
実行に移されることはなかった。我々の中に巣食う貪欲な探究心が
それを許さなかった。もう後戻りはできない。我々はいつの間にか
Vに憑かれていた、いや魅せられていたのだ…



                      ギュー… 

       __,.,.,.,.,         ζ_
       (@m@))')') _,.,   ~(;;;(%´O")っ ~ 



その後も我々は興味の赴くままVに様々な実験を行い。
あっという間に月日は流れ、ついにVは・・・



                   .|
                 ハハ | ブラーン…
         ギュー!ギュー! (゚O゚)))~ 

             ζ_  ./) 
            (%゚Д")/  ウビィィィィー!!!
           ⊂;;;  / 
          ~/;;;__つ
           (/



239 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/04 02:29 ID:???



立派な成体となった。そう、立派な…


                
                   |
          ブラーン…   |  
                   |
                   |
                  ‘ ツー…


                  
         ポタッ…     .                   
                   :  
                   ・  









             ζ ガツガツガツガツ
            (%゚曲")∴: ギチャギチャギチャギチャ
            |;;;つ@)・
           ~|;;;  |      ピチャッ…
_________U"U___※_____
                   


                       つづく…


























252 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/04 16:43 ID:???



そしてある日。ついに悪魔が微笑んだ。我々の監視が
最も薄くなる深夜を狙い、Vは脱走したのだ。不気味な雄叫びが
研究所中を駆け巡り、その声で目を覚ました我々は一斉に
別室への避難を開始した。




    ウギィィィィィ――――――――――――ッッ!!!!!




彼は以前から研究所の最も奥深い所に隔離していたのだが、
それが裏目に出て、犠牲者を増やす結果となった。彼の通り道に
あった研究室はことごとく荒らされ、実験台や逃げ遅れた
研究員はいずれも残虐な手段で殺されていた。




      ,,,,∧       ∧,:・.。;o;         .;:_,.,
  ;:っ (。_@;)_),.;,..  ⊂(・д※∞∞.、., .,,.;> (_(#,;p゜).,.;:@つ
  



係員の一件があって以来、我々を始め実験関係者全員が
小型麻酔銃の携帯を義務づけられていたが、彼らの遺体を
見る限りでは抵抗する間もなく、銃を抜く前に殺された者も
決して少なくなかった。



           ;;.,__,._.         __,;..
     ┐    (#。・;)&8o;;;;,,,  (:,;※;.,。.,:@,,,




253 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/04 16:43 ID:???



我々はVの部屋から比較的遠いモニター室に避難し、
カメラ越しに彼の行動を監視しながらその動きを探っていた。
そして意外な事に彼が向かった先は…



                        _|_   ウイーン…
                       =|__| ))


         ζ   ウギィー…
        .(゚曲"%)
         |;;; U,ハ )))         
         |;;; (:;。)             
         U゛ヽ)';8,, ...。ズルズルッ… 



Vは知っていたのだろうか、そこは母親のびぃの部屋だった。
ちょうどこの部屋の周辺には誰もいなかったのでVの侵入を
あっさりと許してしまった。今思えばこれがこの親子にとって
初めての対面だった…


 
       ζ_  ビギィー…          ,,,_ζ
      (%゚д")              (´ρ;゙#) ウウウ…ウジィ?
      U;;;; |              /∪;;U
     ~|;;;; |            ~/;; ;;;ノ  
       U"U              U U



この奇妙な親子はお互いの関係を知ってか知らずか、
その場から動くことなくしばし見つめ合っていた。



       ζ_  ウギ…           ,,,_ζ
      (%゚-")             (´-;゙#) ウジィー…
      U;;;; |              /∪;;U
     ~|;;;; |            ~/;; ;;;ノ  
       U"U              U U



254 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/04 16:44 ID:???



やがて母親のびぃがVのもとへ歩み寄り、ゆっくりと
距離を詰めていった…その間Vは表情ひとつ変えなかったが、
母親のびぃは心なしか微笑んでるようにも見えた。
我々はこの光景を瞬き一つせず、固唾を飲んで見守っていた。



       ζ_  …      ,,,_ζ
       (%゚-")      (´-;゙#) アギィー…
       U;;;; |       ⊂⊂ ;;;|
      ~|;;;; |        |  ;;;|~ )))     
       U"U        U"ヽ)    



両者の距離は縮まり、びぃの手がVの頬に触れようとしたその時。
異変は起きた。Vが笑ったのである。子供の頃、ある一匹の
チビギコに見せたあの笑顔だ。この笑顔を見た瞬間、我々が密かに
抱いていた期待は音を立てて崩れた。



             ギビィー…
           ζ_    ,,,_ζ
          (%゚∀") (´-;゙#) ウビィ? 
          U;;;; | ⊂ ⊂;;;;|
         ~|;;;; |   |  ;;;|~ )))     
           U"U    U"ヽ)    



255 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/04 16:44 ID:???



一瞬の出来事だった。びぃの顔が真っ赤な血飛沫を散らして
消滅した。それと同時にVの口元からはバキバキと何かを
噛み砕くような鈍い咀嚼音が響いていた。



       ボリボリボリボリ
       ゴキッ!バキバキッ!!..; ,
           ζ    ・;∵ ゴボッ!
          (%゚曲")  .;;.・#) 
          U;;;; | ⊂ ⊂;;;;| ピクッピクッ!!
         ~|;;;; |   |  ;;;|~ 
           U"U    U"ヽ)    



それから先は我々も初めてみる光景だった。いつもは
遊びながらも肉と骨を器用に切り離して食事をとるのだが、
この時のVは違った。とにかく骨や肉の区別なく、頭から
尻尾まで一滴の血も残さんばかりの勢いだった。



         ガブガブメキャッ!! ゴリゴリゴリ   
           ζ ∴;,. ガシュガシュガシュ!!!  
          (%゚曲");:::・.∵  ガツガツガツガツ…
          /;;;;⊃※∵ ギギギギ…バキッ!!!
        ~(;;;⊃、;'゛ノ
             ̄



我々はとてつもなく巨大な恐怖に呑まれ、気づいた時には
研究所を飛び出し、近くの町へと森の中を走り出していた。
街の明かりが見えたのを確認した途端、我々は意識を失っていた。

                   























289 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/04 21:38 ID:???



エピローグ


目が覚めた時、私は病院のベッドに横たわっていた。
そしてその横には警察官…

なんと私は1週間も眠り続けていたそうだ。
仲間の一人はその3,4日ほど前に起きて地元の警察に
事情を話していたらしい。始めは半信半疑だったそうだが、
その次の日、近くの森で猟奇殺人が発生したらしく、
警察も動かざるを得ない状況になったそうだ。

しかしそれだけで事態が解決するはずもなく、事件の捜査を
進めていた警察官が森で行方不明になり、大規模な捜索が
行われた。だが今度は5人の捜査員が同じ森で姿を消し、
2日後にそのうち3人の白骨死体が発見された。

その時、現場に残されていたカメラにはなんとVの姿が
不鮮明ではあるが収められていた。警察も現場検証や
研究所からの資料押収などにより、彼の証言が真実であると
ほぼ断定し、そして彼を畜養法違反で逮捕した…

それで今度は最後に目を覚ました私の番だという事だ。
私はすぐに退院させられ、すぐさまパトカーに乗り、
留置場へと運ばれた。

その後も警察はVがいると見られる森を幾度となく捜索したが、
手がかりはつかめず、合計28名の警官が犠牲となった。
事態を重く見た政府は、遂に軍隊に軍隊を派遣し、森の
焼却命令を下した。



290 名前: V ◆POC3DQN2 投稿日: 02/04/04 21:39 ID:???



…かくしてあの森は研究所とともに消え去った。
今でも留置場の小さな窓からは焦げ臭い匂いがする。
しかし、それでも私は安心できない。まだVがこの世の
どこかで生きているような気がしてならない。
それにVは―――



                  
       |             ┃
       |             ┃ ┃.┃
       |             ┃ ┃.┃ ┃
       |    ____   ┃ ┃┃ ┃┃  
       |    | ∥∥∥ |   ┃ .┃┗ ┃┃
       |    | ∥∥∥ |     ┃  ┃┃
       |     ̄ ̄ ̄ ̄     ┛    ┃     
       |                  
       | ζ           
       |(%゚Д")______┃__.┏________
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                                 fin