THE・トンファー

Last-modified: 2015-07-10 (金) 02:01:37
713 名前:THE・トンファー 投稿日:2006/04/04(火) 19:44:49 [ vH2XKSQo ]
路地裏にはしぃが十四匹、トンファーをもったモララーが一匹。
「ハニャァン!クソモララーガ ココニナンノヨウヨ!」
なにやら危険な雰囲気。

「いや、只通販で買った全自動カミソリ付きトンファーを試したくて…。」
モララーは悪びれる様子もなくトンファーを構えた。
「キィィ!クタバリナサイ コノギャクサツチュウガ!」
しぃの一匹がタンカを切りモララーに飛び掛る。
「なにぉぉ!トンファーキックゥゥゥゥ!」
モララーも応戦してジャンプすると渾身の蹴りを入れる。

ドゴォォォ

激しい音共に蹴ったのは頭にもかかわらずしぃは腹を抑えて吹き飛んだ。


「ナ ナンナノイマノハ!」
しぃ達が口々に叫ぶ。

「説明しよう!トンファーキックとはトンファーをもって行うキックである。」
モララーは説明にならない説明をすると目の前にいたしぃに向けてトンファーを向ける。

「ヒッ!」
しぃは逃げようとするがもう遅い。
「トンファースルー!」
目にも止まらぬ速さでモララーがしぃの横を通り抜ける。

ドゴォォォ

逃げようとしたしぃは再びさっきのしぃと同じく腹を抑えて吹き飛ばされる。
「ウグゥゥゥゥ」
殴られたしぃは白目をむいてビクビク震えながら倒れている。
一匹のしぃが最初に殴られたしぃの元へ向かい傷を確認しようとしたが
下半身と上半身が分解して息を引き取っていた。

「ヒ ヒェェ」
「ドウシヨウ コンナノカテナイヨォ!」
しぃ達は、トンファーの威力に驚き恐怖する。
「ソ ソウダ ゼ ゼンインデ トビカカレバ!」
「ソ ソウヨネ ソレナラ…」
死体の元にいるしぃを除いて全員しぃがヤケクソ気味に飛び掛る。
「は、しまった。」
モララーは素早くトンファーを上に投げ腕を組み壁などに寄りかかるポーズをとる。
「思い出のトンファー!!」
そうモララーは勢いよく叫ぶ。

ドゴドゴドゴドゴドゴォォォォォォ
飛び掛った全員のしぃ達は見事にポーンと吹き飛んだ。

ボトボトボトボト
下半身や上半身が分かれたり明らかに腹が以上にへこんで骨がむき出しになっている、
しぃたちが小腸や大腸をぶちまけながら地面に落下した。

「イヒャアァァ!」
死体の元にいたしぃは半狂乱で逃げ出した。
「そうは…。」
モララーは落ちているトンファーを拾い上げると持ち手のところの柄の先に触る
ジャッ
とたんにカミソリの刃が生える。

「いかんざきィィィィ!」
ブーメランのようにトンファーが放たれた。

ヒュンヒュンヒュンヒュン

ブゴッ

トンファーは逃げたしぃのうなじに突き刺さると鮮血で真っ赤に染まった。

「うんうん、さすが二十万円しただけある。」
モララーは満足げに笑った。
だがすぐにその顔情は沈む。

「普通に虐殺すればよかった…。」

完