ShackTac ArmA2 TTP2 Guide/The Basic Rifleman/Welcome to the Fireteam

The Basic ShackTac Rifleman

ShackTacのライフルマンであるあなたは私たちのチームの戦闘能力の最も基本的な要素です。あなたが示す行動の1つ1つは自分の生死はもちろん、あなたのファイアチーム、あなたの分隊、そして最終的には小隊全体の生存に大きく影響します。我々は結局の所一人一人の兵士で構成された軍隊の中で協力することでしか強い戦闘能力を発揮できませんし、その為にもライフルマン各自が大きな戦場の中で各自の役目を果たす必要があります。このガイドの目的は、1人1人の兵士たちをより熟練したプレーヤーに育て上げることです。

この目標を達成させるために、まずは全てのプレイヤーがライフルマンの基本について知る必要があります。プレイヤーの中には飛行機やヘリコプターを飛ばしたり、戦車などを運転したいと思っている方も居るでしょうが、このような乗り物を将来有効に利用したいと考えた場合、戦場で戦っている1人1人の兵士を基礎として成り立っていることを忘れてはいけません。その為にも"ArmA2の歩兵の基本"を熟知していることが重要となります。元をたどれば、すべての戦闘車両は歩兵の支援を目的として開発されているので、どの様な車両であっても効率よく使いこなすにはまず歩兵の立場に立って見ることが重要となります。

ここから先は、ライフルマンとしての基礎知識を説明していきます。ミッションを成功させるという目的はもちろんですが、それ以前にこれから戦場に駆り出されるあなたを最低限生き延びさせ、次のステップへと導くための講座だと思ってください。

Fireteams

About the Fireteam & Your Role In It

Fireteamは小隊の中で最も基本的な戦闘要素です。後述される"ShackTac Platoon"セクションではPlatoon(小隊)の構造やFireteam(ファイアチーム)についてより詳しく知る事が出来ますが、ここではそれらのベースになる基本的な前提をカバーするつもりです。

各fireteamはリーダーと3人の部下の4人で構成されています。新しいプレーヤーとして、あなたは標準的な小隊で、9つのfireteamsの中の1人のライフルマンとして行動することになるでしょう。ライフルマンとして、あなたはより経験豊富なプレイヤー(fireteamリーダー)の指揮下で行動することになります。また、FireteamリーダーはSquadリーダーの指揮の下で行動します。またSquadリーダーはPlatoonを構成する3つの異なるfireteamsを指揮しています。同様に、Platoonリーダーは3つのSquadからなる分隊を指揮下に置いています。

Working as a Team

このような部隊では各隊員毎にチームワークが求められます。4人のプレイヤーが1つのチームとしてその実力を発揮した時、その戦力はライフルマン1人1人の戦力とは到底比べものになりません。ファイアチーム内では各プレイヤーが隣にいるプレイヤーを助け合い、そして各ファイアチームはその隣にいるファイアチームを助け合うと言う形です。このようなチームワークは部隊としての刃先をより鋭く、強固にしてくれます。

ShackTacでは特に決められたファイアチームという物は存在しません。ミッション毎に違うプレイヤーとチームを組むことが殆どです。しかし、このガイドを読んでファイアチームの基本的な機能と要素を学んで頂くだけでチームメンバーが毎回違う人であったとしても最大限の戦力を発揮できるはずです。

Basic Responsibilities of a Fireteam Member

チームワーク、コーディネーションや兵力を最大限まで生かすためにはチームメンバーであるプレイヤーにしっていて貰わなければいけない点が多くあります。もちろんこのマニュアルはその模範にあたります。そのなかでも基本的かつ重要なポイントは各ファイアチームのメンバーに'各個人の責任(役割)'を担ってもらうことです。よってグループ全体のチームワークや効率性を保つために私たちのコミュニティーのメンバーには以下のルールを覚えてもらいます。

As a fireteam member, you must...

• 自分の分隊とファイアチームを知っておく事。私たちが使用している分隊構造では、各分隊はアルファベットを、そして各ファイアチームは数字を割り当てられているので、必ず自分の所属する分隊、ファイアチームの名前を覚えましょう。こうすることで自分のチームに対するラジオメッセージを聞き分けることができます。また、同じ理由から自分の所属するファイアチームリーダーやチームメンバーの声なども覚えておくといいでしょう。

• チームリーダーの指示を聞き分け、指示に従う。ファイアチームリーダーや分隊指揮官は大抵の場合、より経験豊富なプレイヤーがなっています。彼ら指揮官の役割はあなたを戦場で生かし、同時に分隊のミッションをこなす事です。指揮官の指示を聞き、チームメンバーと共に行動してください。

• 発砲マナーをしっかり練習し、Rules Of Engagement(発砲ルール)を覚えてください。うっかり引き金を引いて発砲してしまったり、発砲許可を得ずに発砲するなどして味方を危険にさらさないように気をつけることです。もちろん戦場が熱くなっていた場合や奇襲が不可能になってしまったら、殆どの場合は危険と思われる人物への発砲は許されるでしょう。しかし、それまでは発砲ルールを守り、リーダーの指示にしたがってください。

• 適当な間隔を保つ。纏まり過ぎる事は単純に死を意味します。自分と他のプレイヤーとの間隔を数メートルに保つように意識しましょう。間隔を保っていなければたった1つのグレネード、ロケット弾、またはマシンガンの思うつぼとなってしまいます。

• 常に周りの状況を把握し、視野狭窄を避けて味方の位置を常に意識するこれらをきちんとしておくことで敵の奇襲に対して驚くことが少なくなり、味方への誤射を防ぎ、また他にも味方部隊の配置状況を知っておくことで自分はどの方向を主に索敵すればいいのか、などが分かるようになります。より詳しくは"Situational Awareness"セクションにて解説します。

• 自分のセクターを守る。常に360°全方向を監視する必要があります。これは4人のプレイヤーで構成されたファイアチームの場合すべてのプレイヤーが異なった方向を監視している必要があるということです。完璧な監視を保つということはそれだけそのチームの生存率が高くなるということでもあり、敵の奇襲に驚くことがなくなることにもつながります。移動せずに一時停止している際は後方にも注意を払うようにしましょう、もし誰も後方に注意を払っていない場合は自分から進んでカバーしましょう。

• 索敵し、見つけ、周知する。見つけた敵の位置情報は右クリックのReveal機能を使ってグループ(ファイアチーム)内のプレイヤーに周知することができますが、より明確に敵の情報を伝えるためにゲーム内蔵Voice-over-Net(VoN)やTeamspeak(TS)を使って周知する方が好まれます。敵が見えた方角を伝える際に自軍が明確な進行方向をもっている際は相対的な方角(前方、後方、右、左)の使用が許されますが、そうでない場合は常にコンパスによる方角(N、S、W、E)やベアリング度数を使うようにしましょう。これについてより詳しくは"Contact Report”セクションにて解説します。

• 敵の位置を把握する。単純に動くものすべてに対して撃つ行為は味方への誤射を引き起こす原因になるのでダメ。味方か敵か明確に判別できない場合も撃たないこと。隣にいるファイアチームメンバーにも確認してもらうこと。マップを開いて自分が見ている方向に別の見方の軍がいないかどうか確かめる。さらに、それでも判別できない場合は所属するチームのリーダーに問い合わせれば、リーダーはさらに上位の指揮者に問い合わせてくれます。一度銃の引き金を引いてしまったら飛び出た銃弾は決して取り戻すことができないことを忘れないでください。単なる不注意という原因だけでチームキルしてしまわないように万全の注意を払うよう心がけてください。

• ラジオチャットは精確、かつ簡潔に。一番必要になった時にこそラジオは混雑しがちになるものです。ラジオチャットを混雑させない為により短い時間で、なおかつ精確に情報を伝えられるようにしましょう。

• 味方の射線に入らない、横切らないこと。もしだれかの傍を通らなくてはいけない場合は必ず対象の後ろを通るようにしましょう。もし、戦闘状況中に何らかの理由で仕方なく味方の前を通らなくてはいけなくなった場合は対象者の名前と一緒に今から射線を横切ることを教えます。これを行うには"Direct Speaking"チャンネルを使ったVoPがお勧めです。言うまでもありませんが、単純な移動中に誰かの前を通る際には声をかける必要はありませんが、戦闘中は射線を横切ると死亡する可能性もありますので横切る射線の対象者との連携が必要になってきます。ここら辺は各自の一般常識に基づいて判断してください。

• 常にバディーチームの一員としての役割を果たすこと。これについては次項、"Buddy Team"にて詳しく解説します。

もしこのページを読んだだけで100%理解できなくても、これらトピックについてはこのガイドを通してより深く解説していきますので、読み進めていく内に疑問も解消されていくと思います。

The Buddy Team

バディチームのコンセプトは、各兵士は何時如何なる状況でも必ず誰か1人が傍に居てくれるという事です。これは単純にあなた以外の誰か1人と共に行動し、観察しあい、常に共に闘うという意味です。バディーチームは小隊の標準規格ですが、状況に必要が生じればファイアチームリーダーがチームの振り分けを変えることもできます。

あなたはまずライフルマンとしてファイアチームリーダーのバディーに割り振られるかと思います。これはリーダーと共に動き、彼の右腕の人として行動することを意味します。より詳しくは後の"ShackTac Platoon"という項目で説明します。

ファイアチームのリーダーとライフルマンを除いた残る2人はAutomatic riflemanとAAR(エィ-エィ-アァと発音する)と呼ばれるアシスタントです。彼らの責任はM249 SAWを用いた火力であり、2人でもう1つのバディーチームを構成します。

Your basic responsibilities to your buddy teammate are...

• 行動を共にし、離れないこと。移動するときも一緒に動きましょう。2人で協力すれば1人づつ離れている時よりも有効です。

• バディーとなった相方と連携をとる。何か重要なことであれば伝えてあげること。移動する際に一言声をかければ、彼もいつあなたをカバーすればよいか分かります。常に良いコミュニケーションをとることによってすべての人が連携をとることが出来るようになりますし、自分とペアとなったバディーの状態も把握しあうことが出来ます。

• 相方をカバーする。相方の行動、索敵範囲などを観察すること。もし彼が一方向を索敵していたら自分は違う方向を索敵する、もし彼が危険なエリア(例: 道路)を横切る場合などは相方をカバーしてあげる、等です。

• 相方が倒れたら戦場から引き出す。自分が戦場で倒れた時、一番最初に助けに来てくれる味方はあなたの相方です。逆に、あなたの相方が倒れたら彼を真っ先に助けられるのはあなたなので、率先して前に出るようにすることは言うまでもないでしょう。倒れた相方を一旦戦闘区域から引きずり出し、メディックや他の見方が応急処置をしている所をスモークグレネードを使って目隠しする、もしくは単に味方を負傷させた敵を排除することなどによって手助けする事。もちろんのことながら、倒れている彼にとってあなたには生きていてくれないと何の助けにもなりません、相方を助けに行くことで自分もが倒れてしまう事がないように状況をしっかり把握し、もし助けに行けない状況であれば他の見方と共に敵を倒したり、怯ませることによってその状況を改善することがなによりも先決です。
   
  もしあなたの相方が倒れた場合、彼が死んでいるか負傷しているか、そしてその時点であなたは相方を助けに行くことが出来るか出来ないかの素早い判断が求められます。もし死亡している場合は早急に引き上げる必要はないですが、負傷している場合はメディックの治療を要しているかもしれませんのであなたの判断と行動によって彼の生と死の分かれ道が決まると思ってよいでしょう。
   
  また、相方が倒れてしまったときは他のバディーチームに声をかけて彼を引き上げる間自分をカバーしてもらいましょう。安全な場所に引き上げることが出来たら今度はスクアッドメディックを呼び相方の治療をしてもらいます。その時の状況によってはその時点であなたはそこにとどまりメディックが治療をしている間にカバーするか、元のファイアチームに戻り戦います。
   
  
   
  "Your buddy will be there when it matters most"
   
  これらガイドラインに基づいて行動することが戦場での成功につながります。しっかりと学び、覚え、そして練習することをお忘れなく。