Swingfire

Tier 4 Wölfli AFV "Swingfire"

スペック（v0.9.1438)

車両情報

開発ツリー

凡例：■=モジュール　■=レトロフィットスロット　■=レトロフィット開発　■=追加報酬　■=弾薬　Rp＝名声ポイント　Cr＝クレジット

車体

砲塔

武装

弾薬

凡例：■＝徹甲弾　■＝榴弾　■＝成形炸薬弾　■＝対戦車誘導弾

エンジン

拡張技術

RETROFIT

乗員構成

派生元、派生先

解説

概要

Tier 4 Recon Vehiclesブランチにおける異色のAFVである。
AFVとして比較的大柄な車体、機動性の悪さ、ミサイルしかない武装、そしてそのミサイルの軌道がやや特殊であることを十分理解しなければ使いこなすのは難しい。

機動性

AFVでありながらLTよりも遅く、50km/h程度しか出ない点が最大のネックである。
AFVはスポット位置への走り込みの際に敵戦車と遭遇してしまうことが多い。撃ちあいが苦手な当車は戦闘を避け逃げたくなるが、足の遅さから切ることが困難である。
また足が遅い＝開幕視界取りが遅れてしまうことになり、相手に先制を許す可能性が高い。
少しでも早く視界を取るために、マップの理解度を高めて試合開始時の配置から目的の偵察ポイントまで最短ルートを選択できるようにしよう。

運動性

加速性能や旋回性能は十分であり、急こう配の地形も遅いことを我慢すれば登ることは可能である。
ただし、武装がミサイルしかないという都合上、飛び出し撃ちとは無縁であり、高い加速性能を活かしきる場面があまりない。

索敵

非常に高い。
視界440m、隠ぺい率0.385、停車時の視界アップ80mと、実は全tierを含めて考えてもかなり高いポテンシャルを秘めている。
しかし最高速の低さが足を引っ張り、機動性の欄にある通り開幕のスポット位置取りが苦手である。
足が遅く視界取り時に接敵した場合の撃ち合いが苦手なことから、総合的な索敵能力はやや落ちる。

装甲性能

もはや無いに等しく、いかなる砲弾であれ撃たれれば抜けるばかりか、側面背面の真平らな場所にHE弾を撃ち込まれると大ダメージ＋モジュール大量破壊の危機が待ち受けている。
砲塔（正確にはミサイルランチャー）に被弾した場合、ノーダメージとなるまたは半分程度しか入らないことがあるが、狙ってできることではないので神頼みになる。

火力

所有する武装は単発370ダメージ程度の2連装ミサイルしかなく、またStock状態＝最終状態と、ある意味RpとCrに優しい(?)開発ツリーとなっている。
さて、そのミサイルについてだが、発射機の配置が特殊であり、ミサイルは斜め45度上空に向かって発射される。
また、砲塔も何故か砲塔旋回速度が設定されているが、砲塔（？）と呼べるようなものはなく、車体に半ば固定された発射機となっているため、基本的には車体前方にミサイルは撃ちだされる。
このためミサイルの軌道特性を十分に理解することで、地形を活かした攻撃がしやすくなる。
逆に何も考えずに発射すると途中のオブジェクトにあたってしまい、敵に有効打を与えることが出来ない。

普通に撃つ場合

（適当な図で）すまんな

図をみてわかる通り、斜め45度上空に打ち上げられたミサイルは、ある程度高度に達した時点で目標に向かって飛んでいくこととなる。
射線上に障害物が無ければ問題なく目標に到達させることが可能だ。

射線上に障害物がある場合

カメラモードをTPS視点にしている場合、実際の視線は車体から出ている視線（FPS視点）となっている。
このため、射線上に障害物がある場合、目標ではなく手前の障害物にマークしている実際の視線に対してミサイルは誘導を開始する。
結果としてミサイルは手前側の障害物に当たることとなり、目標には当たらない。

障害物を活かした攻撃

手前に障害物があり、かつ通常砲による射撃が困難を極めるような条件になったとき、Swingfireの特性が活きる場合がある。
これはミサイルの特性上、相手に当たるまで誘導し続ける＝視線を置きっぱなしにする必要がある条件においては非常に重要であり、相手からの反撃がされない、またはされにくい状況であればあるほど、弱点に攻撃を与えるチャンスが増えることとなる。

懐に入られたら諦めよう

しかしSwingfireのこの攻撃手法には明確な弱点があることは念頭に入れておかねばならない。
敵の接近をゆるした挙句、完全に懐に入られた場合、もはやどうすることもできない。
接触しているような状況で敵にミサイルを放っても上空で曲がり切れず、ただ地面に吸い込まれていくことになり、孤独な状況であれば死を待つしか手はなくなる。

車体の向きを意識しよう

上でも述べているが、Swingfireのミサイル発射機は車体に半ば固定されている状態であり、砲塔は旋回しない。
図のような状況、つまり自車の周りに障害物がある状況で、その障害物に車体を向けてしまっている状態で発射するとミサイルは障害物に当たることとなる。
特に市街地においては車両の向きは極めて重要なファクターとなることを念頭に入れておこう。

他にもあるが

他にも懐ぎりぎりのところで発射して、相手車両の天板に打ち込むという芸当もあったりする。
他のミサイルを撃てる車両にはない特性であり、使用者には自分に合った使い方はもとより、様々なことにチャレンジしてみるのもよいだろう。

総評

Recon Vehiclesブランチの大抵の車両は快速、紙装甲である中、本車両は悲惨ともいえるほど鈍足である。
※とはいえMBTよりは速いが。
しかしミサイルの運用を熟知していればAFVという枠組みに囚われないプレイが可能である点は面白いかもしれない。
ただし、味方のAFVが全部Swingfireだった場合、視界取り合戦がお察しなことになってしまう可能性が高い。

史実

FV438スィングファイアはイギリス陸軍の運用する対戦車装甲車です。

本車はスウィングファイアー対戦車ミサイル発射機を搭載するためにFV432トロウジャンを改修したものです。
開発は1962年に始まり、1971年には配備が開始されました。当初は王立砲兵連隊の対戦車部隊が専門に運用しました。その後、1980年代中頃に、王立装甲軍団に移管されました。

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