PVPセッションルール

Last-modified: 2019-10-13 (日) 23:30:37

1 はじめに

これは聖杯戦争TRPGを元にして、QNのPVPを主軸に置くことを目的としたセッションルールです。
あくまでも、ゲームですので、仲良く爽やかに、後腐れなく遊びましょう

2 舞台背景

――――――――これは、もしかしたら有ったかもしれない、IFの物語・・・
【財宝が眠る島】 この島はそう呼ばれていた。
テンベラッハという名前のこの島は、昔から財宝が眠っていると伝えられてきた。
しかし、その財宝を見た者は居らず、様々な伝承、憶測、噂話が飛び交い、誰も真実にはたどり着けなくなっていた。
君は、冒険者としてこの地を訪れることとなる・・・果たして、その目的は・・・

2 背景決定

最初に行うのは、君の目的を決めることだ。ここで決めた内容は、後述の【遭遇フェーズ】での交渉を除いて、GM以外に教えることは許されない。

出自詳細メリットデメリット
トレジャーハンター君は財宝を自らの手にするためにやってきた。
君は他の誰にも財宝を渡すことができない理由がある
設定を(破綻しない範囲で)自由につけることが許されるなし
商人君は商人から財宝を得る依頼を受けた/君は商人の家の出だ
宣伝の為にも店の名前は大いに出すべきだ
ポーション、SPポーションを最初に一つずつ配付される出自を訪ねられたとき、嘘をつく、秘密にすることは許されない
(必ず商人の出自であることを明かさねばならない)
教会君は教会から依頼を受けた/君は熱心な信者だ
教会には、財宝は聖遺物であると伝わっている。他の誰にも、協会にも騎士にも別の協会であっても、特に喧伝に利用せんとする商人には渡すことは出来ない
【町】で待機時に教会で祈ることで1d6HPSPを回復可能。ただし連続使用は出来ない
(1フェーズのクールタイムが必要)
売りさばいてしまう商人に聖遺物は渡せない
(商人の出自が分かったときに、必ず戦う選択をしなければならない)
魔術師君は魔術協会から依頼を受けた/君は魔術教会に所属している
魔術教会には、財宝は高度な魔法の道具と伝わっている。他の人間に、特に伝統ばかりの騎士団に渡したところで無用の長物だ
一度だけ、どんな状況であっても【逃亡】が可能
(交渉フェーズ、戦闘フェーズで宣言することで強制的に戦闘を回避できる)
騎士団に渡しても無駄になるだけだ
(騎士の出自が分かったときに、必ず戦う選択をしなければならない)
騎士君はある騎士団から依頼を受けた/君はどこかの騎士団に所属している
島に眠る遺物を他の人間に渡すわけにはいかない。騎士は背を見せない。騎士は正義の行いをする
数回だけだが、騎士は住人に手伝ってもらって探索を省略できる
(2回だけ、探索を成功させた次の移動フェーズでの移動が可能)
騎士は常に胸を張らねばならない
(略奪を行うことは許されない。盗賊相手に戦闘以外の行動がとれない)
盗賊君は盗賊団に雇われている/君は盗賊団に所属している
財宝が得られればそれでよし。このぼろっちい服もなんとかしたいところだ
君は略奪することに抵抗はない。いつものことだからだ
(【略奪】を宣言した次のフェーズでも移動可能。【略奪】の際に名前は出ず、盗賊団が略奪したと宣言される)
君に染みついた血のにおいはもう取れない・・・盗賊であることは明らかだ
(名乗らなくても盗賊であることがばれる)

3 セッション

セッションは複数のフェーズで成り立っている。以下に流れを示す。
また、許可なく個人チャットを行うことを禁止する。

移動、待機、探索フェーズ
遭遇フェーズ。探索、略奪宣言時は失敗遭遇なし。探索、略奪宣言時は成功
戦闘フェーズ戦闘なし
準備フェーズ準備フェーズ
奇襲戦闘フェーズ

① 移動、待機、探索フェーズ

以下の行動を宣言できる。
1・移動 別の場所に移動できる。移動場所に制限はない
2・待機 その場で待機する。待機した場所が【聖域】かつ戦闘フェーズが発生しなかった場合のみ2d6HPSP及び1will、1クエスト1回スキルの回復が可能。聖域が輝く。
3・探索 その場で探索や物資の購入を行う。同盟者(後述)相手であったとしても遭遇フェーズが発生した場合は失敗する。
     効果を以下の三つから選ぶことが出来る
     ①1d6+3HPSP 1willの回復
     ②1d6-1HPSP 2willの回復
     ③好きなポーションを2つ得る
     探索を行った場合、次のフェーズに移動することは出来ない。
     探索を【成功させたとき】全体に探索を成功した者の名前と居場所がアナウンスされる
     一度探索を成功させた場所、略奪が成功した場所で探索を行うことはできない。
4・略奪 住民を襲い略奪する。同盟者相手であっても遭遇フェーズが発生した場合失敗する。
     効果を以下の三つから選ぶことが出来る
     ①3d6HPSP 2willの回復
     ②2d6HPSP 3willの回復
     ③好きなポーションを4つ得る
     略奪を【成功させた場合】次のフェーズで移動することは出来ない。
     略奪を【行ったとき】全体に略奪を目論んだ、成功させた事と居場所がアナウンスされる。

② 遭遇フェーズ

同じ場所に2名以上が移動した場合遭遇フェーズに移行する。
遭遇フェーズが発生しなかった者は見学が許可される。ただし見学で得た情報を使用してはならない。
遭遇フェーズではまず会話(RP)を行い、GMに【戦闘する】【立ち去る】【相手を指定して同盟を持ちかける】の三つの行動から一つを耳打ちする。
【戦闘】を選んだプレイヤーがいた場合、そのまま戦闘フェーズに移行する。
この場合、他のプレイヤーが選んだ行動によって戦闘形式が異なる。詳しくは【戦闘フェーズ】に記載する。

2名が【名前を指定して同盟を持ちかけ、互いに指定された】場合【同盟】が成立する。
【同盟】は1人とだけ行える。すでに同盟していて、他の者と【同盟】したくなった場合、現在の同盟者相手に【同盟の破棄】を宣言しなければならない。あるいは奇襲し、同盟を破棄しなければならない。
【同盟】者相手の場合、(睡眠を起こす等と理由無く)同盟者を攻撃することは許されない。それを行った場合(間違いであっても)ペナルティーが科される(相手に与えたダメージ分を自らが受ける。相手に与えたダメージは回復される)
同盟者相手には、伝書鳩、あるいはマジックアイテムや魔法を使用しどのフェーズに於いても【個人チャット】が許可される。
【同盟】は1名とだけしか行えないが、システムを使わない【共闘】は何名とでも許可される。
【共闘】者相手には攻撃を仕掛けようが自由である。

③ 戦闘フェーズ

誰かが遭遇フェーズにて【戦闘】を選んだ場合戦闘フェーズに移行する。
メンバーの選択によって初期位置が異なる
【全プレイヤーが戦闘を選んでいる】 全員が1d3-1を振り、中央から縦横斜め、好きな方向にそのマスを下がって戦闘が始まる
【戦闘を選んだものと去る事を選んだ者が居る】 奇襲戦となる。全員が中央に位置し、【戦闘】を選択した者は好きな方向に0~4マスを下がって戦闘が始まる
【同盟が成立しつつ戦闘を選んだものが居る】 同盟が成立した上で戦闘フェーズに移行する。距離は戦闘を選んだものと去る事を選んだ者が居る場合に準ずる
戦闘は10R行われる 10Rで決着がつかなければ引き分けで互いに撤退、あるいは片方が逃げたものとして扱う

④ 準備フェーズ

ポーションを使用することが出来る。ヒール、リザレクションを使用することが出来る。
【同盟者】が倒れている場合、起こすことが可能(状態異常の回復のみでHPSPは回復しない)
もちろん見捨てることも可能。
【同盟者】が共に居る場合、GMに【同盟者を奇襲するか否か】を耳打ちする。
互いに【奇襲しない】を選んだ場合準備フェーズが終了する。
【片方が奇襲する】を選んだ場合、戦闘フェーズの【戦闘を選んだものと去る事を選んだ者が居る】場合に準じて戦闘を行う。
【互いに奇襲する】を選んだ場合、【全プレイヤーが戦闘を選んだ】場合に準じて戦闘を行う
こちらも10Rで終了となる

⑤ 一巡した時

再度① 移動フェーズを行う。
これを最後の1人になるまで繰り返す。

全員が待機する。もしくは3R以上遭遇が発生しない場合、災害が起こって移動場所が1Rランダムに減ります