3章『夕影に交わる刃』

Last-modified: 2007-02-12 (月) 08:10:22

※このページはネタバレを含みます。

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 アバランチに魔晄キャノンを占拠され、照準をミッドガルに向けられた!
プレイヤーは魔晄キャノン発射を阻止するため、レノや神羅兵が正面突破を試みる中、地下道からキャノンの制御室を目指す。
しかし、警備システムの緊急封鎖プログラムが発動し、さらに魔晄キャノンの発射スイッチが押されてしまう。
 なんとか制御室に着いたプレイヤーだが、アバランチのリーダーであるエルフェに窮地に追いやられる。
そこに『白銀のソルジャー』セフィロスが表れ、事態を収束させた。
 プレジデント神羅はアバランチを危険視するとともに、アバランチ対策としてソルジャーの増員をタークスに言い渡す。

考察

執筆:クロイツ

世界一強固な警備システム

 ジュノンの警備システムがアバランチにより解除されようとしたために、侵入者を無差別排除する警備システムの緊急封鎖プログラムが発動した。
この処置はスパイなど神羅内での敵を想定してのことだろう。(不正でなければ解除されてしまうが。)
 ツォンはこの警備システムを「世界一強固な」と称している。
しかし、その警備システムの内容はいたって単純であり、ゴーレムやモンスターを徘徊させ、サーチライトで発見した侵入者を攻撃する、罠として落とし穴がある・・・など。
確かに多数のモンスターが徘徊する中、制御室を目指すのは困難だろうが、それだけでは「世界一強固」とはいい難いだろう。
ではなにが世界一にさせているのか?
それはおそらく「侵入者のクローンの生成」ではないだろうか。
 神羅は非常に特殊なマテリア*1を使い、侵入者のクローンを作成しそれにより侵入者の排除を計っている。
侵入者にとってはいきなり「自分」に襲われるので、驚異になりえるだろう。
 だが、それでも「世界一」と言われると少し疑問を感じてしまう。
尤も、ツォンはプレイヤーに覚悟を持たせるためにわざと大げさな言い方をしているのかもしれない。

神羅の犬型モンスター

 上記のように神羅は警備にモンスターを使用している。
これは一部のモンスターを神羅が製造しているからだ。(おそらく宝条の手によるもの)
ここで放たれているモンスターは「ガードハウンド」と「ブラットテイスト」。
VII本編でも壱番魔晄炉には「ガードハウンド」、五番魔晄炉には「ブラットテイスト」が放たれている。
VII本編では神羅兵とともに戦闘を行っていたり、VII本編のルーファウスとの戦闘では同じ犬型モンスター「ダークネイション」が登場したりするので、この犬型モンスターは神羅にとって「番犬」的な役割であろう。

無敵のエルフェ

 エルフェには一切の攻撃が通じない。
これはエルフェの手の甲に埋め込められたマテリアの力によるもの。(→17章
セフィロスの攻撃を受ける様子を見ると完全無敵とはいかないようだが。
 このエルフェの体内のマテリアは後にBCの物語で重要な鍵となる。(詳細→ジルコニアエイド

タイトル考察『夕影に交わる刃』

 もちろんミッション4でのエルフェとセフィロスのことだろう。
また対立する2つの組織という意味もあるかもしれない。

セリフ集

  • 「セフィロス
    貴様なぜ戦う?
    我々には戦う理由がある
    よって勝利のために
    ここは退く」―エルフェ
     最強のソルジャーを前に問うエルフェ。
    エルフェになにか意図があったのだろうか。
    しかし、ここでは逃げるのは勝利のためだと主張しているようにもみえる。
  • 「・・・・・・
    戦う理由、だと
    ・・・・・・」―セフィロス
     上記のエルフェの問いに言葉を漏らすセフィロス。
    このとき彼は一体何を思っていたのだろうか?・・・気になるところである。
  • 「生き残ったのは、と
    俺だけ・・・
    (帰るか・・・、と)」レノ
     魔晄キャノンへの正面突破で1人だけ生き残ったレノが呟く。
    なにか哀愁を感じる。

3章の小ネタ

  • 強制敗北
     エルフェとの戦闘はBCで唯一負けなければイベントが進まない戦闘。
    エルフェは回避率も中々高く、ブリザガも織り交ぜて攻撃してくるため回避の練習にスパーリングしに行っても良いだろう。
  • 夕影に交わる刃の撮影スポット
     エルフェとセフィロスが対峙した場所はバックに魔晄キャノンが見える事からエアポートの先端部分なのかもしれない。
    VII本編ではクラウドがジュノンへ侵入するため、イルカジャンプにより飛び乗った場所であり、ハイウインドのムービーが見れた。

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↑↑エピソード


*1 基本的にマテリアは単体で使用可能なものが多い。その中でこのマテリアはクローンを作るために「情報」を必要とし、神羅は機械によって情報を送っている。形としては同じく単体で使用できない支援マテリアに近いかもしれない。