※このページはネタバレを含みます。
Story Play Back
タークスはソルジャー候補の勧誘のため、世界を巡航していた。
レノやルードが任務を終えた中、プレイヤーはコスタ・デル・ソルにあるあらくれの溜まり場「クラブ・デュエル」で大量のソルジャー候補を勧誘する事に成功する。
しかし、そこをアバランチに狙われてしまう。
船内へのアバランチの侵入を防ぐルードとプレイヤーだが、シアーズの侵入を許し、ソルジャー候補を逃がされてしまう。
だが、タークス達の活躍によって逃げたソルジャー候補を無事回収し、自身のプライドを守ることに成功した。
数日後、ジュノン港にはクラウドと呼ばれる1人の兵士がいた・・・。
考察
執筆:クロイツ
「クラブ・デュエル」
コスタ・デル・ソルの『クラブ・デュエル』内のルールはクラブ最強の証である「キング」の称号を持つ者によって決められる。
そのため、クラブ内は「対戦する」という形をとっているにもかかわらずほぼ無法地帯になっており、相手への不意打ちや銃火器の使用も可能のようだ。
しかし、ある程度クラブでルールが決められるようであり、その中の1つに「キングに挑戦するにはクラブ最強の4人を倒さなければならない」とあるようである。(キングがそのルールを設けている可能性もあるが、文面から察するとそれはないだろう。)
現在のキングは何年間もキングの座にいる。そしてクラブ最強の4人も何年も倒されてない事が分かる。
しかし、プレイヤーがクラブ・デュエルにやってきたときにあらくれの1人がキングと対戦していた。
状況から見てそのあらくれが最強4人を倒したということはない。
なぜキングと戦っていたのか気になるところではある。
ちなみにあらくれはキング含め10人、バックの観客は20人を確認できる。
ソルジャー候補勧誘
ソルジャーになるためには魔晄を浴び、ジェノバ細胞を植え付けられても自我を保つことができる強靱な意志と肉体が必要である。
しかし、ソルジャーの適性を持つものは極少数であり、ザックスやクラウドのような志願者だけでは精鋭部隊を結成するにいたらない。
そこで神羅は志願者以外にもソルジャーの素質を持つ者を強制的にスカウトするのだ。
これがシャルアの言う「人さらい」の所以である。
もちろんこのことが世間に広まることはなく、神羅の巧みな情報操作により、世界の人々のほとんどは真実を知らない。
また、ソルジャーになれなかった一部の人々が公に帰ってこなかったのも1つの要因だろう。
話がそれるが、魔晄を浴び、魔晄中毒となる者やジェノバ細胞を植え付けられ自我を無くすもの達。
彼らはミッドガルの地下へ閉じ込められることとなる。
そして4章から約10年後、DG(ディープ・グラウンド)ソルジャーとなり世界を脅かす存在となるのだ。
このことについては同じコンピレーション of FFVIIの作品であるDC(ダージュ オブ ケルベロス)FFVIIやCC(クライシス コア)FFVIIと深く関わっているので、VIIの世界を触れるにあたり実際にプレイしていただきたい。
また、クラウドはソルジャーに志願したにも関わらず(この時点では)魔晄中毒等になっていないので、魔晄を浴びる前の段階でソルジャー落ちしと思われる。
クラウドのようにソルジャーになりそこね、公の場に復帰した人々がいるからこそ、世界の人々が真実に触れることが無かったのだろう。
このソルジャー候補集めはタークスが役目を担っており、タークスでは主にレノとルードが担当しているようだ。今回、プレイヤーが参加してるのは偶然だったと言える。
アバランチ、再び
2月11日(1章~3章)以来、大きな動きが無かったアバランチであったが、1ヵ月経った3月16日に再び動きだすこととなる。
目的はソルジャーの増員阻止。
アバランチとしては今後の活動の妨害になろうである、ソルジャーを増員させられるとなるとは黙ってはいられないだろう。
この襲撃も大いに納得できる。
しかし、タークス達はコスタ・デル・ソル以外にも世界でソルジャー候補を勧誘していた。
むしろコスタ・デル・ソルは最後の探索地である。
なぜ今まで襲撃が行なわれなかったのだろうか?
もしかすると、アバランチは神羅の動きが掴めなかったのかもしれない。
何故ならアバランチの情報源はルーファウスだ。
となれば、ルーファウスから情報をもらわないと神羅の動きはわからない。
だが、ルーファウスの目的は神羅のトップに立ち、事実上の世界の支配者(「世界を恐怖で支配する」byルーファウス。VII本編から引用)になることだ。
つまり神羅の軍事力強化はルーファウスにとって有益であり、それを潰す可能性があるアバランチにその情報を提供するとは考えにくい。
よってアバランチは神羅の動きが分からず、後手に回ってしまったのではないだろうか。
しかし、プレジデント神羅はDGソルジャーの存在などについてはルーファウスに明かしていない。(DCFFVII参照)
なのでルーファウスは元々ソルジャーに関しては知らないことが多々あるのかもしれない。
蒼き男、アスール
今回のソルジャー候補集めの中で、一際目立つアスール。
彼の言動からは己の力に自信を持ち、力あるものこそ弱者の上に立つべきであるという思想概念が感じられる。
しかし、ルードに敗北して捕まり、さらにはプレイヤーにも敗北したアスール。
アスールはさらなる力を求め、今度は自らソルジャーに志願するのだ。
言動から察するにアスールには精神的な弱さを感じない。
むしろ精神はかなりの強さではないだろうか。
肉体が強靱なのは言うまでもない。
にも関わらず、アスールはソルジャーになることは無かった。(最終的にはDGソルジャーのエリート「ツヴィエート」になるのだが。)
ソルジャーになるのが如何に難しいかが伺える。
仕事、そしてプライド
(もうしばらくお待ちください)
アバランチの活発化
フリーモードではフリーライターから「アバランチの動きは新リーダーに変わってから活発になった」という話を聞ける。
どうやらエルフェは八番魔晄炉爆破作戦の少し前にリーダーとなったらしい。
時期としてはルーファウスとアバランチが接触した時期に近い。
エルフェとルーファウスの会話やシアーズがアバランチに入った時期から察するにエルフェがリーダーになった方が先だろうか。
余りにもタイミングがよい気もする。
もしかすると、フヒトはエルフェの手の甲ののマテリアやルーファウスを利用しようとしていたので、この頃からすでに裏からアバランチを動かし始めていたのかもしてない。
タイトル考察『傷だらけの存在証明』
存在証明とはいうなれば「プライド」であろうか。少なくとも章の最後でのシアーズに対峙するレノとルードを指していると思われる。
あるいはアスールと対峙するプレイヤーも含んでいるのかもしれない。
(しばらくお待ちください)
セリフ集
- 『涼しいお部屋で
お休みだから
起こすなよ、と』―レノ
仕事が終わったレノは部屋で休息をとる。
仕事にプライドを持っているからこそ、ルードはシアーズと対峙した時には仕事が終わったレノを起こさなかったのだ。 - 『我が名はアスール
さぁ我と殺し合おうぞ』―アスール
DCでもヴィンセントと対峙した時に「久方ぶりの殺し合いだぁ!!」と言っていた。 - 『タークスがあれなら
俺たちがすべき警戒は
ソルジャーだけだな』―シアーズ
ルードのプライドに障る言葉である。
本来任務に最優先で動くべきであるのだが、プライドゆえにルード、そしてレノは動き出す。 - 『ルード
タークスNO.1のパワーを持つ男』
『だが、そのパワー
俺の前では一切無意味』―シアーズ
『そんなこと・・・
試してみなきゃ
分からない』―ルード
1章でのレノとシアーズの会話とほぼ同じ会話であり、ここでもシアーズの言う通りな結果となる。
1章を含め、ここまでが4章のラストへの伏線であり、4章の1つのテーマが込められている。 - 『くっ
俺の不覚だ』
『タークスにも
警戒が必要なようだな』―シアーズ
レノとルードは2人のコンビネーションで無事シアーズへ借りを返すことに成功するのだ。
4章の小ネタ
- 譲れない○○?
(編集中)
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>>5章『名も無き兵士の夢』
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