海外キャストドールにおける 磁石パーツの使用例

Last-modified: 2021-03-27 (土) 15:22:31

磁石パーツの使用例 ( 概要 )

キャストドールパーツの一部に 磁石 を用いることで、接続パーツの着脱を容易にするために 取り付けられていることがある。
現在、多くの キャストドール の ヘッド蓋 取り付けなどに 磁石が使われているが、当初は ヘッド蓋も ゴムなどでパーツ接続していた。

 

磁石による取り付け部分に関しては、簡単にパーツが外せて、しかもくっついている時はパカパカしにくい便利なものになっている。
光沢のあるメッキが施してある磁石を使っているものがあり、磁石のサイズは決して大きくないが、威力は結構強力。
なお、これらのドールの頭をなでていて肩こりが治ったという報告はまだない。

 

Dream Of Doll の 一部および SOULDOLL の 一部のヘッドのフタ固定、NARINDOLL の フェイス固定 など 多くのメーカーで使用されている。

 

取扱留意点

 

磁石について、該当するドールを普通に扱う分には恐らく問題はないが、以下の取り扱いに配慮のこと。

 
  • 心臓ペースメーカーには当てないこと。
    ペースメーカーをつける場所は人によって違うらしいので、ドールの抱っこも極力させてはいけない。
    万が一問題が起こったら、すぐにドールを離すこと。
     
  • 磁気カードなどに近づけると内容が消えるおそれがある。
    磁石から数cm以内はその可能性が増加する。 胸ポケットに磁気カードを入れたまま抱っこ などは要注意。
 

不用または心配であれば、磁石を取り外して改造ということも検討してもいいかもしれません。

 

磁石がパーツから外れてしまった場合の対処法

 

磁石の再接着には、「セメダインスーパーXⅡ」がいいようです。
ゼリー状瞬間接着剤でも強力に接着できますが、ものすごく取れにくくなります。
瞬間接着剤は揮発成分がキャストに悪い影響を与える可能性があるので、硬化促進剤を併用することが推奨されています。
エポキシパテにも接着性がありますので、高さ調整をしつつ接着ということもできます。
グルーや木工ボンドでは接着力が弱いようで、磁石がパーツから簡単に取れてしまいます。
なお、応急措置的な対処法としては、磁石を置いた窪みの上からマスキングテープを貼るといった方式を採っても良いと思います。

 

磁石をパーツに再接着する際は 接着する磁石の磁極面が合っているかどうか あらかじめ確認を行うようにしてください。

 
 

Dream Of Doll におけるヘッドフタ固定方法 例

 

head1.jpg
※銀色の四角の金属部が磁石です。ゴムとともにフタを固定しています。
※アイ固定は最初の茶灰色の油粘土っぽいものから別のものに交換しています。

 

磁力について
ゴムを外し、磁石だけの力で人形本体をカクテル作る要領で振ったり、逆さにしてさらに振ってみたりしましたが、その程度ではフタが外れない磁力でした。

 

head2.jpg
※上の画像からフタとアイを外した状態です。

 

追加画像はこちら
追加画像1(頭部内部).jpg  追加画像2(フタ).jpg

 

画像はいずれも D.O.CTwing-key のヘッド。
頭の中の画像がなかったので資料的にUPしました( あと、過酷な実験 + 撮影にご協力いただいた人形さんには謝りました…… )。

 
 

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