召しませ王子サマ

レッセフェール王国での出来事…。
その国の王室には、王位継承権を持つ世継ぎがいなかった。
子宝に恵まれなかった王と妃は、数ある貴族の中から養子をとる決意を固め、王子選定の儀式を執り行なうことにした。
ピンからキリまである貴族の中から、最終選考に残ったのは名門グランジーク家の子息バルサムと、貧乏貴族のミシュラフ家の子息ルーファス。
『王子』の地位を獲得させるために、教育係のレノンは最高の『文』『武』『芸術』をルーファスに叩き込まなくてはならない。
レノンを突き動かすのは、幼い頃ルーファスが、旅に出ようとするレノンに投げたひと言…
「もしも僕が王子様だったら、レノンをずっと側に置いて離さないのに…！」
己より身分が上位にあるルーファスへの想いを内に秘め、レノンは愛しい人を磨き上げる。残された時間はあとわずか。
職務という仮面を被り、秘めたる愛が今…王国の歴史を塗り替えようとしている…。

• レノン・ジョシュアフォール　cv：ボイスなし
  主人公。ルーファスに愛情を持ちつつ、身分の違いを気にしている。彼を王子にすることが、愛の証だと思っている。抑圧された欲求を抱えているため、内側では暴走しがち。身分は低いが、各国を旅して他人と接して来た人間で、情に厚く、あらゆる階級の内状を理解している。
• ルーファス・エリオット・ド・ミシュラフ　cv：ボイスなし
  明るく純粋な、誰にでも好かれる人柄。無邪気で、他人の言葉の裏を読もうとしないため、真実を突き付けられると容易に傷付いてしまう。
• バルサム・グランディオーゾ・ビッテンシュティン・ド・グランジーク　cv：ボイスなし
  負けず嫌いで、前へ前へ出ようとするタイプ。誇り高く、力を尊ぶ名門の家柄を大切に思っている。
• エスカベーシュ・ド・フォンデーロ　cv：ボイスなし
  冷静沈着。常に先を読み、相手の裏をかこうとする性格。決して熱くならない自分に、ある種のコンプレックスを抱いていたりもする。
• モナンドリー・リュスメーヌ・ド・メロール　cv：ボイスなし
  王子にするために養子を迎えることに、少々罪悪感を感じている、スリムで美形の王妃。王国の華とうたわれる美貌は、歳を重ねる毎に増しているようで、王宮内にも隠れファンが多い。
• フィリップ・マーカス　cv：ボイスなし
  豪放磊落な、レノンの親友。剣の腕前は国一番だが、単純な性格のため、戦術には乏しい。
• エオカ・トゥ・ヒューラ　cv：ボイスなし
  穏やかで知識の豊富な、学者肌の好人物。しかし、探究心が旺盛なため、ご禁制である魔術の研究もしているのでは？との、噂も絶えない。
• シェン・ド・ポーリュフ　cv：ボイスなし
  物腰は柔らかだが、気まぐれな性格。かつては吟遊詩人だったこともあり、他国の内状に詳しい。