愛と欲望は学園で～華麗なる夜の舞踏会～

時は、性への価値観がずいぶん変わった2XXX年

舞台は、“性”を売るプロフェッショナルを育成する唯一の男子校フルブルーム学園。
試験も終わった学年末のある日、学園長から、1年の総まとめとも言えるレポートの提出を求める旨が発表された。
その代わり、学年末の最終日に盛大な仮装パーティーを開くという。
その際、着たい衣装を学園の特別経費で、最高品質で作ると聞いて、学生たちはもちろん、職員も大張り切り。

しかし、パーティーに出席するためには、レポートや年内に終わらせるべき業務をきっちりこなさなければならない。

そのために残された期間は、2週間。

というわけで、課題にお祭の準備に大忙しの2週間が始まる――

• 浅葱高司(あさぎ こうし)　cv：飛田展男
  フルブルーム学園の学園長。学園内の情報はなんでも知っており、内外に強力なコネを持つ、すごい人。イオン一筋だが、時に意地悪をする。
  　　「君は本当に優秀な秘書になったな」
• 桜沢イオン(さくらざわ いおん)　cv：岸尾大輔
  学園長の秘書。元学園生で、人の目を引く美貌の持ち主の上に有能な才色兼備の人。浅葱のことをとても大切に思っているが、意地っ張りで素直になれないこともある。
  　　「お褒めにあずかり光栄です」

• 両国一位(りょうごく いちい)　cv：一条和矢
  フルブルーム学園の保健医。学会でも一目置かれている有能な化学者で、学園で使う怪しげな薬の開発を一手に引き受けている。AVを隠し持っていたりするが、何よりも喜緒を大事に思っている。
  　　「俺との夜でレポートを書けるほど冷静だったなんて、それはそれでプライドが傷つくしね」
• 沢田喜緒(さわだ きお)　cv：鳥海浩輔
  両国の手伝いをしている、元学園生。養護施設で育ち、ある化学者に実験体として引き取られ、ひどい扱いを受けているところを両国に助けられた。それ以来、両国のことを一途に愛している。
  　　「僕にはきっと先生の一言の方が効きます。媚薬なんかよりも……」

• 名神英姿(ながみ えいし)　cv：伊藤健太郎
  ホスト科3年生。優秀なホストで、学生の身でありながら、すでに相当の稼ぎがある。遊水一筋で、ペットメイド科の遊水を買い取り、ご主人様となる。
  　　「これで仲直りだな。ということで、仲直りの証をくれ」
• 中牧遊水(なかまき ゆうす)　cv：市来光弘
  ペットメイド科3年生。『レア』と呼ばれる処女・童貞で、国宝級の価値を持っているが、名神に買い取られる。名神一筋な、天然不思議ちゃん。
  　　「働いている名神は、プロってかんじがしてカッコイイから好きだなあ、僕」

• 市ノ瀬夏秋(いちのせ かしゅう)　cv：川原慶久
  アブノーマル科3年生。実家はもともと武道場をしており“ボディーガードにもなる愛人”を目指す特待生として、特別な教育を受けている。同姓同名の夏秋(なつき)とは仲がいい。
  　　「相手が男だからといって、嘘はつけない。好きだ」
• 市ノ瀬夏秋(いちのせ なつき)　cv：平川大輔
  フルブルーム学園の清掃員。人前では明るく元気だが、実は独りが苦手の寂しがり屋。本当はアブノーマル科に入学するはずだったのに、手違いで同姓同名の夏秋(かしゅう)と入れ替わったという過去がある。
  　　「別にあんたが卒業したって平気だぜ」

• 長坂薙(ながさか なぎ)　cv：大里雅史
  AV科2年生。いつもニコニコしている聞き上手。カメラがないとエッチができないという、まるでAV男優になるために生まれてきたかのような人。
  　　「あんたは、それが濡れ衣だと信じたかったんだろ？　なら、それでいいと思う」
• 三森槐樹(みもり えんじゅ)　cv：萩道彦
  アブノーマル科3年生。完璧主義でプライドが高い孤高の人。家族の面倒を見てくれている大物政治家に、見返りに愛人になるように言われて、フルブルームに入学する。
  　　「たとえ、あの事件が仕組まれたものだとして、いまさら何ができると言うんです？」