Love Mission

カイリは大国リオリアの2級エージェント。
ある日指令書が彼に提示される。
その指令の内容は『敵国である国、グランディールの軍のアカデミーに潜入し重要機密を手に入れる事』だった。
初めての潜入指令にカイリは不安を隠せないが、時間は容赦無く過ぎ、アカデミーに入学する日となってしまう。

入学早々迷ってしまったカイリは4人の人物に出会う。
若き教官であるトモヤ・アシュレイ。
昔の幼馴染で、今は離れ離れになってしまったナギト・クラインとの再会。
少し腹黒い所が見え隠れするソウシ・レナードに気の強い似てない弟のユウシ。

彼らとの出会いでアカデミーの生活は楽しく、少し波乱なものになったけれど。
それでもカイリは時折想う。

―――――――どうか彼らに自分の正体が知られる事のありませんようにと。

このまま穏やかな時間のまま終わりが来ますようにと。

理念かプライドか、それとも欲望か。
結末は―――まだ分からない。

• カイリ・テオドール　cv：ボイスなし
  本作主人公。2級(セカンド・クラス)エージェント候補生。本国でも2級エージェント(但し本国では候補生ではないので立場はかなり上)。今回が初めての潜入指令なので緊張気味。身体能力が高く頭脳もそこそこなのだが人を殺すことに躊躇がある為2級から昇格出来ない。凪都とは幼い頃に住んでいた国で出会った。母国を侮辱される事が一番嫌い。
• ナギト・クライン　cv：ボイスなし
  主人公の元親友。1級(ファースト・クラス)エージェント候補生。父と母は離婚。父方の姓を名乗る。優秀だが情に脆い面があり、自身もそれを自覚している為任務の際には非情にならざるを得ない。基本的にヘタレで、非情にならなきゃならない事を分かっていつつ私情を捨てきれない。
• トモヤ・アシュレイ　cv：ボイスなし
  アカデミーの教官。厳しい視線で候補生達をまとめる教官。カイリに対しても素っ気無い態度を取る。素っ気無いと言うよりもむしろ嫌われるように嫌われるようにと行動をしている感も否めない。色が白いので照れるとすぐ分かるが、本人はそれを嫌がっている。
• ソウシ・レナード　cv：ボイスなし
  1級エージェント候補生。全てが本音なのか嘘なのか中々食えない人物。カイリの事がいたく気に入っているが、彼の中で「好きな子程苛めたい」という方程式が出来上がっており、カイリに対してはいっそイジメとも取れる行動をとる。だが、そのにこやかな笑顔で全てを打ち消してしまう。弟であるユウシには激甘。
• ユウシ・レナード　cv：ボイスなし
  3級エージェント候補生。ほんとに君たち兄弟？と誰もが思うほど似ていないソウシの弟、ユウシ。(似てるのは髪と瞳の色のみ)で、カイリ、ナギトの一つ下。兄のソウシをいっそブラコンとも言える程敬愛しており、そのソウシがカイリを構うのが気に入らない様子。事ある毎にカイリに勝負を挑んでは負けている。