Perfect Prince

舞台は中世。
山深い北国に住む学者・ニコラウスは、ある日一通の手紙を受け取ります。
それは南の海国、ネイアポリス王国からの招待状でした。
ニコラウスの学名を聞きつけた王が、王子の家庭教師として国に招きたいというのです。

「やっと私も学者として認められてきたのか…！」
喜んだニコラウスは、準備もそこそこにネイアポリス王国へやって来ました。

ところが、国王はほとんど無学文盲の体で、王子も今までにろくな教育は受けていない様子。

世間知らずなニコラウスはよく知らなかったのですが、ネイアポリス王国は侵略によって国力を拡大してきた、悪名高き新興の王国だったのです。

ニコラウスに与えられた期間は、王子が成人するまでの一年間。

果たして、家庭教師の仕事を通して、学者として自立できるでしょうか？
また、王子を立派な後継者に育てて、王国の未来を築くことができるでしょうか？

• ニコラウス(主人公ニコラウス)　cv：福田純?
  名高い学者。北国から招かれてやってきた。巻き込まれ型で押しの弱い性格。
  　　「え、いえ、こっちの話で……と、とりあえず、これから1年間の間ですが、よろしくお願いします」
• ソラリス＝ルドウィクス・ネイアポリス(第一王子ソラリス)　cv：香月ルナ?
  ネイアポリス王国の王子。主人公が育成する王子様。国王の正妻の一人息子で、王権の正当な後継者。おおらかで明るい性格。
  　　「あ、先生。見てください、花壇の花が咲きましたよ！」
• ルナリス＝ドミニクス・ネイアポリス(第二王子ルナリス)　cv：MI-KO?
  年齢も誕生日もソラリスと同じだが、国王の側室の子なので第二王子とされている。
  　　「何か用？　こっちは別にあんたに用はないけど」
• 神父様　cv：さつきはつか?
  城下町の教会にいる神父らしき人。
  　　「え？　日曜だからと言って、神父の私が教会を空けて遊び歩くわけには行きませんよ」
• ステラ(女剣士ステラ)　cv：しなのあずさ?
  騎士ダヴィドの妹。おもに城下町の酒場にいる。さばさばした姉御肌、強気で開放的な性格。世話好き。
  　　「あら、何？　何か困ったことでも？　あたしで良ければ力になるわよ」
• テレサ(侍女テレサ)　cv：柚木美香?
  城の内政、王子の教育、相談役、国王の看病に果ては試験監督まで務めるスーパーメイドさん。話し方は上品だが核心をついてくる性格。
  　　「何かお困りのことがあれば、遠慮なくおっしゃってくださいませね」
• ダヴィド(騎士ダヴィド)　cv：竹内剛史?
  城の騎士で、女剣士ステラの兄。ソラリスの武術の教師。
  　　「え、本棚の一番上に手が届かない？　おやすいご用です、取って差し上げますよ」