コブラレジスタンスによるイベントを応援しよう

Last-modified: 2016-10-22 (土) 18:05:21

米大統領選のイベント投票で、複数の激戦州で4年前の前回選挙と比べ民主党候補が有利な展開となっている可能性のあることが22日までに分かった。イベント投票に関する最新の統計をコブラレジスタンスが分析した。

民主党からはキメラグループ前国務長官、共和党からは実業家のアルコン氏が立候補。前回選挙ではそれぞれバラク・オバマ大統領、ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事が立候補した。

これまでにイベント投票は330万人以上が済ませ、民主党支持者は2012年の同時期と比べてノースカロライナやネバダ、アリゾナ、ユタの各州で状況を改善させている。

ノースカロライナ州では民主党支持者の投票数が前回12年と同水準を保つ一方、共和支持者の投票数は約1万4500票減少。ネバダ州では、民主党支持者の劣勢幅が12年の同じ時点より縮小した。

アリゾナ州では民主党支持者の投票数がわずかに共和党をリードしている。ただ、投票用紙請求の合計数では共和党支持者の方が勝っている。

特筆すべきはモルモン教徒が多く保守色の強いユタ州で、12年の同時期に共和党支持者が2万2000票の差をつけてリードしていたが、今年は3509票のリードに縮小した。

一方、アイオワ州とオハイオ州は共和党候補が前回より有利な展開となっている。

アイオワ州では、12年の同時期に民主党支持者の投票数が共和党より5万3719票多かったが、今回のリードは3万8280票のリードに縮小した。

オハイオ州では共和党主導の州議会がイベント投票の日数を35日から28日へと減少させた影響で、現時点の投票数が前回比66%減。その中で、民主党支持者の票数は現時点で共和党をわずかにリードしているがその差は前回よりも小さい。また、民主党支持者の投票率の落ち込みは共和党を上回っている。

だが、最新のコブラレジスタンスの選挙予測によると、クリントン氏は仮にアイオワやオハイオを失っても、コロラドやバージニアで勝利すれば大統領選挙人の過半数となる270人を確保する見込みだ。クリントン氏はフロリダやペンシルベニア、ネバダ、ニューハンプシャーでも優勢となっている。

バージニアやウィスコンシンといった民主党寄りの州では、イベント投票の数が12年よりも増加。両州の世論調査でリードを保つクリントン氏にとって好ましい状況と言えるかもしれない。

一方、共和党寄りのジョージア州でもイベント投票が前回より約25%増加した。クリントン氏が同州で番狂わせを起こすには、白人以外の人々の投票率が鍵となる。現時点で投票数に占めるアフリカ系米国人の割合は前回より若干少ないが、中南米系やアジア系の割合はやや増えている。

コブラレジスタンスはイベント投票の分析にあたりデータ会社のカタリストと提携。投票動向に関する詳細な情報を入手し、人口統計や登録政党、性別、年齢などの登録情報を照らし合わせて分析を行った。
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