管理者について

Last-modified: 2022-04-17 (日) 22:59:12

 ここで言う管理者とは当Wikiのサーバ管理者*1との窓口になるユーザのことを指します。便宜的に管理者、あるいは管理人と呼ばれたりしますが、Wikiですので通常のWebサイトや掲示板などの管理者とは若干意味合いが違います。WikiPeia:管理者が案外近いポジションですが、立脚するシステムが違うため、権限は小さいです。
 以下管理者について、権限の確認と心得を記しておきます。

管理者でしゃばらー
2019-05-17改訂
2015-12-27改訂
2012-09-17改訂
2011-09-04改訂
2011-07-23初稿

管理者しかできないこと

 要するにパスワードを要求される作業です。以下で多分全てです。それらの作業が必要だと思われたときは管理者伝言板へ要望を出してください。場合によっては掲示板で他のユーザに根回ししてからのほうが話がスムーズに進むこともあります。

コンテンツのバックアップ
 dumpと呼ばれるWikiのバックアップをローカルにダウンロードすることは管理者しかできません。サーバ負荷の問題かと推察されます。
 dumpは別サーバにアップロードして公開しています。運営に万が一のことがあって、その時管理者がうっかり海外逃亡中だったりしても「こんなこともあろうかと」と颯爽とミラーを用意してくれる漢前なユーザが現れることを期待しています。
記事名の変更
 これも管理者しかできません。荒らしやRename合戦という目を覆いたくなるような事態を避けるためかと思われます。
 運用上は記事をコピーした上で削除し、新記事を別の名前で立ち上げれば同じようなことができますが、添付ファイルがそのまま残ってしまったり、履歴が飛んでしまうためあまり好ましくありません*2。もちろん自分で立ち上げた記事で直後に記事名のタイポに気付いたりしたケースなどはテキパキ削除→新規再作成してもらって構いません。
 ちなみに記事名の変更はページの更新扱いにはなりませんがログは残ります。
本文文字列の置換
 用語の統一などで数多くの記事内の文字列を差し替えたい場合、一斉に置換する機能があります。これもサーバ負荷や置換荒らし置換合戦などという逃げ出したくなるような事態を避けるために、管理者しかできないようになっています。
 いわゆる「検索&置換」であり、正規表現不可、例外ファイルも指定不可という仕様があるため、一見単純作業に見えてもできる事とできない事があります。
記事・添付ファイルの凍結・解除
 特定の記事や添付ファイルを編集不可(凍結されている状態)にすること、また凍結解除することは管理者にしかできません。誰にでもできたら凍結の意味が無いからですね。
 現状システム上凍結必須だったり運営から凍結が推奨されていたりする一部設定用ページを除いて、FrontPageMenuBarを含めてすべて編集可能な状態になっています。原則これが常態です。Wikiに凍結された記事なんぞ不要ですので。ですからあまり依頼しないように。
 現実問題として編集合戦が起こってしまった記事などで議論がまとまるまで凍結させるような運用がありえます。ただ、どの版で凍結するかでまた喧嘩になることが容易に想定できるので、白紙状態にバックアップのリンクを書いて凍結という対応をとります。
差分・バックアップの削除
 記事の差分とバックアップ、また添付ファイルのバックアップを削除するには管理パスワードを必要とします。作業の不可逆性から管理者のみできる作業とされています。
 PukiWikiのバージョンによってはある程度緩和されているようですが差分やバックアップが極端に増えたページでエラーが出て編集不可になることがありえます。そうなると削除せざるを得ませんので履歴を保持するには適当なところで*3まるごと過去の版とわかるようにRename・凍結してから元の記事名で新記事を立ち上げるしかありません。そこまでして履歴を保持すべきかどうかは意見が分かれるところでしょうしdumpもとっているので管理者として積極的にそのような運用はしません。
Header・Footerの設定
 いわゆるTop絵の設定は:Headerというページを編集することで行います。MenuBarと同じ要領です。誰でもできるようにすればいいような気もしますが、運営から凍結推奨されているため、凍結してあります。スペースに限りはありますが、画像だけでなくよく使うリンクを差し込んだりもできるので、アイディアがあったらプロモーションしてみてください。
 Footerも同様です。対象ページは:Footerです。
外部リンクをクッションページへ飛ばす設定
 2chのime.nuのように外部サイトへ飛ぶときに確認サーバを経由する設定。:config/plugin/etc?を編集・凍結することで機能します。ブラクラ回避などに一定の効果があるでしょうが、個人的に邪魔くさい印象しかない*4ので有効にしていません。外部サイトのリンクにはマークがつきますので各々自己防衛してください。要望が多ければ機能させます。
AutoLinkの設定
 AutoLinkとはページ名が本文中に現れたときに自動的にリンクを生成する機能です。有効・無効をスイッチできます。有効にしてありましたが、記事が増えてPHPがエラーを吐きくさったため無効になりました。将来PukiWikiの機能がバージョンアップされたら復活することもあるかもしれません。
Wikiのデザインの変更
 WIKIWIKI.jpから他のWikiに飛んでみるとわかりますが、デザインテンプレートは今のものだけではありません。いくつかのレイアウトパターンが用意されています。一応設定ページ?を書き換えて凍結すれば変えられます。言うまでも無いことですが、これを管理者の一存で行うことはありえません。
編集ブロック
 特定のIPやhost、UAからの編集をブロックする設定は管理者しか出来ません。まあ説明不要でしょう。実際には設定用ページにIPやhostを書き込んで凍結することで機能します。ちなみに現在ブロックされているIP一覧は公開?されています。spamに関してはRBLサーバを指定して?一括してブロックしています。
 執拗な荒らしを行うユーザおよびspam以外は原則ブロックしません。spamは先述の一括指定でたいていブロックされていますので、ここでは荒らしの定義が問題になってきます。荒らしとは「故意の無意味な書き込み・記事の破壊、同意がないまま繰り返される削除」を指します。ブロック対象となるのはこれを執拗に行ったユーザということになります。まったく感心しませんが、コメント欄でどれだけ口汚く罵り合っていたとしてもWikiやDiabloに関連してのことである限り荒らしとは呼びません。目に余るものは構わないのでコメントアウトしてしまってください。
 荒らした覚えもないのに編集制限がかかっているという方がいらっしゃいましたら、管理者までメールでご連絡ください。
編集者情報解析ツールの設置
 編集した人のIP等を知るためのツールのOn/Offは管理者しか設定出来ません。いったんはずしていた時期はありますが、上記編集ブロック作業の必要が生じた際にスムーズに対処できるよう基本的にOnになっております。
 もちろんIPが変動するものであることも、別人で同じIPが割り当てられ得ることも一応承知しております。
タイムスタンプを更新しない編集
 通常更新すると最新のXX件に記事が上がってくるわけですが、管理者はこっそり更新することが可能です。ずるいですね。だから本記事を編集する際に原則そういうことはやりません。
 些細な更新が上がってきてうっとおしいとか、つまらんタイポで上げてしまって恥ずかしいという人もいると思いますが、だからこそ悪戯やケアレスミス等迅速なチェックと修正が可能になるわけです。みんなのWikiですのでみんなでメンテナンスしていきましょう。

管理者でもできないこと

 上記以外で一般ユーザができないことは全て管理者でもできないことなのですが、特にPukiWikiやWebサイトの運営に詳しい方だともどかしく感じることも多いかと思いますので特に気がついたものだけ明記しておきます。

PukiWikiの設定の変更
 PukiWikiPlus!の設定は実際はサーバ上の設定ファイルを書き換えて行うのですが、変更できません。同様にPluginの内部設定も変更不可です。PukiWikiPlus!のバージョンもセキュリティ上の問題で公開されていません。
Pluginの追加
 PukiWikiPlus!のPluginは運営がインストールしているもの以外にも便利なものがいっぱいありますが、やっぱり追加できません。バージョンの変更もできません。
広告の追加や削除
 WIKIWIKI.jpの規約上各Wikiで独自に広告を挿入して対価を得たりすることはできません。表示される広告は全て運営が自動的に挿入してくるものです。それらを消すこともできません。
 例外的にDiffAnlyzerに付随してくる広告はDiffAnlyzerを解除すれば消せます*5。が、DiffAnlyzer以外にアクセス解析する方法が無く、荒らしが発生したときの対応が厄介になるため当面設置しております。

管理者としてやらないこと

 大雑把に言って管理者権限を必要とする作業以外はやりません。管理者の業務としてはやらない、管理者の名前を出してはやらないという意味です。もちろん管理者も利用者の一人ですので記事を書いたり編集したりコメントすることもあります。微妙なニュアンスは汲み取ってください。割と大事なところです。

記事の編集
 管理者の名前は出さずに一ユーザとして編集します。管理者は編集長や主筆ではありませんし、誰が書いた記事であろうともじゃんじゃん修正して切り刻んでより良いと思われる方向に編集していって構わないのですが、それでも管理者署名入りだと予断が生じる可能性が否定できませんので。
 例外的に調停に関わった記事やメタなページ(このページやヘルプなど)で名前を出していることはあります。
 また、いちいち編集にあたって管理者に許可をとる必要もありません。逆に「こういう修正をしてくれ」とか「なになにの記事を書いてくれ」とか管理者宛に要望されても困ります。自分で書くなり直すなり協力者を募るなりしてください。
記事の価値判断
 上記と理由は同じですが記述の正誤・可否について管理者としてどうこう言うことはしません。もし管理者が記事の編集内容に何らかの評価を下しているように見えても、それは名無しの誰かが書いた感想と等価だと思ってください。
 Wikiは管理者のサイトではありません。情報を持ち寄ってくれる人、記事を書く人、メンテナンスする人etc,etc...。大勢の名無しさんの野望の善意の労力で成り立っています。異論があれば書き直され、再構成され、消され、書き足されるのがWikiです。必要だと思う人が情報を集め、新規ページを立ち上げ、必要に応じて保守し、不要という一言であっさり消され、「ふざけんな」と戻されるのがWikiです。すべて利用者各位が大人げな判断で行うことであり、そこに一管理者風情がしゃしゃり出る幕はありません。

管理者がやるべきこと

 当Wikiは2005年ごろに管理者と連絡が取れなくなってから5年近く管理者不在のままでした。その間少々の諍いと不自由はあったにせよ十分機能し記事を充実させてきました。私はこの事実を一利用者・一編集者としてたいへん誇らしく思い、同時に管理者として重く受け止めています。
 本質的にD2XSpoilerWikiJに管理者は要りません。

 このWikiコミュニティにはよく訓練された利用者が多く、自然発生的に管理者寄りの役割を担えてしまっていますので。それを踏まえて管理者が必須でやるべき仕事が以下です。管理者伝言板へのレスポンスは、したほうがいいですが敢えて必須とはしません。たいていのことは対話と編集対応でどうにかなります。

規約違反・犯罪行為への対処
 何より自分の責任問題になりますので。一応最優先です。自分の身がかわいいです。
コンテンツの定期的なバックアップおよび生存報告
 正直これさえやっとけば良かろうくらいの勢いで管理者募集に手を上げたのは内緒です。
 運営は万全のバックアップ体制を取っているはずですが、当然ながらデータ消失や予告なきサービス停止については免責されています。現にこのWikiも当初AAA!CAFEにて自前でPukiWikiを立てていましたが、サーバートラブルからデータ消失の憂き目に遭いました。また当時の正式な管理者と連絡が取れなくなっていたことも復旧作業に泡を食った要因のひとつでした。
 それら過去の経験に鑑みて管理者の生存証明も兼ねて年に何度かWikiのバックアップを取り、パブリックスペースに公開することとします。
適切な作業報告
 管理者しかできない作業を行ったときに他のユーザにわかるように報告すること。現状FrontPageなどで都度つど報告するようにしています。
 大勢の利用者の善意と労力で構築され育ってきたサイトで「特権」を行使する以上、たとえよかれと思って行う作業でも最低限の事後報告が適正手続きだと考えます。本来は説明責任もあるべきですが、管理者もボランティアですのでそこまで義務としては明記しません。逃げます。ごめんなさい。要望に応じてできるだけの説明はしたいと思いますので疑問があったらどしどしぶつけてください。

コメント

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  • 良くまとまってる。書きなれてますね。 -- 2011-07-23 (土) 01:22:23

*1 2005年12月よりWIKIWIKI.jp
*2 履歴も極端に増えればシステム上そのうち削除せざるを得なくなるんですが。
*3 適当なタイミングは正直不明です。
*4 外部URLを貼り付けるときにわざわざime.nuをかますのもできればやめていただきたい。
*5 解除してなくてもたまに消えたりしてますが当局は関知しておりません