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Diablo2の世界の歴史

Last-modified: 2015-06-19 (金) 22:46:55

天地の始まり Edit

この世が創造されてから、天界(光)と地獄(闇)は絶え間無く争い続けていた。
終わりが見えない戦いの中で両者は疲弊し、厭戦感を漂わす者も現れて始めていた。

人間界の創造 Edit

そんな中、戦いに疲れ果てた大天使Inarius(イナリウス)は、同じく嫌気がさしていた悪魔Lilith(リリス)と共にこの争いから抜け出し、密かに争いの無い世界サンクチュアリ(人間界)を創った。


サンクチュアリは天界からも地獄からも干渉されないよう、ワールドストーンの力で巧妙に隠された。
やがてInariusとLilithは交わり、後のこの世界の人間が生まれる。
一代目の人間はNephalem(ネファレム)と呼ばれ、彼らは生みの親よりも強い力を持っていた。
Inariusはワールドストーンを操作し、人間が世代を重ねるごとに弱体化するように調整したのだった。


巧妙に隠されたサンクチュアリであったが、時が立つとやがて天界にその存在を知られてしまう。
サンクチュアリとそこに住まう人間を破壊すべきか否か、天界の総括役の五大天使によって評議された。
話し合いの結果、裁定は五大天使の多数決で決めることとなり、
Auriel(アウリエル)Imperius(インペリウス)Itherael(イセラエル)Malthael(マルサエル)の4人で2対2と票が割れたが、
最後の1人であるTyrael(ティラエル)がサンクチュアリと人間の存続に票を投じたため、
サンクチュアリはひとまず難を逃れたのだった。


やがて人間界の存在は悪魔側にも知られることとなり、
お互い手の内を出し尽くしていた天界と地獄の両者は、新たな手段として人間に目を付けた。
人間の善悪の心(信仰心)は非常に強力な力を秘めており、天使と悪魔たちは執拗に人間界に干渉するようになったのである。


四大悪魔と三兄弟 Edit

地獄では当初、
Azmodan(アズモダン)、Belial(ベリアル)、Andariel(アンダリエル)、Duriel(デュリエル)


この四大悪魔が勢力を争っていたと古代ホラドリムの書に記されてある。
(しかし、実力的にはAzmodanとBelialが群を抜いていたらしい)


やがて、その争いの中で誕生したDiablo(ディアブロ),Mephisto(メフィスト),Baal(バール)の三兄弟は恐るべき魔力と叡智を誇り、
この四大悪魔を制して地獄を支配する事になる。

バール三兄弟の計略 Edit

Baal三兄弟は天界との戦いの中で人間の潜在能力に着目し、
それが長き争いに終止符を打てる重要な要素である事に気付くと、人間界を支配するべく計画を練った。
そして人間界により強力な魔力を召喚するため必要となるソウルストーンと呼ばれる石を入手するために、
秘密の在り処を知る副天使Izual(イズアル)を誘き寄せる罠を張る。


三兄弟はまず地獄のHellforgeでDark Demonblade Shadowfangの製造を始めた。
IzualはAngelic Runeblade Azurewrathの持ち手であり、当然これを阻止するべくHellforgeへ攻撃を起こす。
激戦の中でIzualは地獄の軍団に襲われ、闇へと消えていった。


Izualの魂は地獄の闇の中で三兄弟に拷問され、彼の武勇と意志を持ってしても
ついには天界の守られた秘密を白状させられてしまう。
そして自らの魂に影を落としたIzualは
天界と地獄のいずれからも信用を得られぬ堕天使へと姿を変えたのである。

(a fallen angel trusted neither by Heaven nor Hell.)

二大悪魔の反乱〜三兄弟の追放 Edit

いよいよソウルストーンを奪取すべく動き始める三兄弟であったが、
あまりに人間界への侵攻に目を向けすぎてしまった為に
仲間である地獄の悪魔達に"天界との争いを恐れている"と誤解を与えてしまう。


地獄に波紋が広がる中、かつて君臨していたAzmodanBelialはBaal三兄弟に対して反乱を起こす。
(この反乱は後にDark Exileと呼ばれる)
圧倒的な力を誇った三兄弟であったが、自分の軍団にまで反旗を翻され
ついにはAzmodanとBelialの軍勢に敗れ、実体を持たぬまま魂を人間界へ追放されてしまう。
その後AzmodanとBelialは地獄における覇権を巡り争いを始める。


一方でこの地獄の不穏な動きを察した天界側は、悪魔達との決着を付ける戦いが近いと考え
天界の守りを固めつつ、一旦人間界への干渉を放棄する事にした。
彼らはこの戦いにおいて、人間達が自らの世界をどのように自衛するのか観察することで、
人間達が地獄との戦いにおける同盟者足りうるかどうかを見極めようとしたのである。

ホラドリムの死闘〜Baal,Mephistoの封印 Edit

さて、人間界に追放された地獄の三兄弟Mephisto,Diablo,Baalは世界中を周りながら
彼らの象徴である恐怖、破壊、憎悪を人々の心に撒き散らし始める。
それによって東洋の地では数十年に渡り次々と戦争や混乱が起こり、多数の国が破壊されていった。


人間界への干渉を止める一方で、人間に潜在する力により
三兄弟をソウルストーンに封印する事の可能性を捨てる事も出来ず、
大天使Tyrael(ティラエル)はこのまま人間界に闇が広がるのを止めるべく
東洋にホラドリムと呼ばれる組織を作り、選ばれた魔術師達にソウルストーンとその知識を与えた。


30年以上にも渡る死闘の結果、ホラドリムの魔術師達は辛うじてMephistoとBaalを封印する事に成功した。
Mephistoのソウルストーンは後に東洋にある古代魔術の都クラストに封印され。
Baalのソウルストーンは砂漠の街ラットゴーレインでの激戦の最中に破損してしまった為、
ホラドリム創始者の一人であるTal Rasha(タル・ラシャ)は自分の体にソウルストーンを打ち込み、己の肉体の中にBaalを封じ込め
砂漠の中に極秘の7つの墓所を作らせその中の1つへ自分ごと封印させた。


それ以降タル・ラシャは百年以上の間、己に封印されているBaalの魂と凄まじい精神の戦いを続ける事になる。

Diabloの封印 Edit

Baal,Mephistoがホラドリムにより封印されてしまい、Diabloは西方の地であるKhanduras(カンデュラス地方)へ逃げ延びるが
ついにホラドリムの一人、Jered Cain(ジェレイド・ケイン、デッカード・ケインではない)の部隊により最後のソウルストーンへと封印された。
Diabloのソウルストーンはカンデュラス地方の洞窟奥深くへと封印され、
その洞窟の上に修道院を建設し、ホラドリムはその後、殉教した者の為の地下墓地を修道院の真下に作り上げた。


後にレオリック王がこの修道院を修復して、トリストラムの街が造られる。

Diabloの復活 Edit

Diabloがソウルストーンに封印された後、ホラドリムは年月と共に徐々に廃れていった。
そして古代魔術の都であった東洋クラストで光の教団Zakarum(ザカラム教団)が結成され、
はるばる西方の国々への布教が行われ、ザカラム教は次々に広まって行った。
その教徒であるレオリック王によってトリストラムが統治され、善政の元に
人間界には安息が訪れたかの様に見えた・・・。


しかし長い年月の間に、Diabloは修道院の地下で徐々にソウルストーンの封印の力を弱めつつあったのである。
徐々に解き放たれるDiabloの魔力はまずレオリック王に仕えるLazarus(大司教ラザルス)の精神を支配した。
大司教ラザルスは完全にDiabloの僕となり、修道院地下の迷宮にてDiabloを復活させてしまう。


ラザルスはクラストの総本山から派遣された魔術師であったのだが、デッカード・ケインの話ではトリストラムへ来る前からメフィストによって支配されていたのか、あるいはトリストラムへ来てからディアブロに支配されたのかは分からないという。

狂気のレオリック王 Edit

長い年月を経て復活したDiabloの魂はその肉体となる者を得るべく、レオリック王に魔の手を伸ばす。
Diabloの魔力により、徐々に精神を支配されていくレオリック王は狂気を宿し、
ついには同じザカラム教を信奉するWestmarch(ウェストマーチ王国)に戦争を仕掛ける暴君に成り果ててしまう。


だが、Diabloはレオリック王の精神を完全に支配する事が出来なかった為、
大司教ラザルスにレオリック王の息子である
Albrecht(アルブレヒト王子)を修道院地下の迷宮へと誘拐させたのだった。

恐怖の迷宮 Edit

Diabloは魔力により変化しつつあるソウルストーンをアルブレヒトの頭部へ打ち込み、
彼の肉体を乗っ取ることに成功した。
そしてDiabloの魔力とソウルストーンの力により、アルブレヒトの恐怖心が想像した
怪物達は実体化しトリストラムを襲う事となる。


更に、肉体を手に入れたDiabloは魔力を取り戻しつつあり
修道院地下の迷宮は恐ろしいダンジョンへと変化して行く。


狂気のレオリック王は息子を連れ去ったのはトリストラムの住人だと決めつけ
Diabloの魔力により邪悪と化した近衛兵に命じて多くの住人を処刑させた。
かつて王に助言していた者達も大司教ラザルスの策謀によって処刑されるか遠い地へを出向させられ、
もはやレオリック王の周りには正義の心を持つ者はいなかったのである。
騎士団長Lachdanan(ラックダナン)と彼の数人の部下を除いて...


レオリック王はラックダナンが街の住人と共謀していると考え始め、
僅かに残った彼の近衛兵と共にラックダナン達を処刑すべく動き出した。
ついに修道院にまで追い詰められたラックダナンは辛くも近衛兵達を全員打ち破り、
修道院の地下で王へと詰め寄った。
何故この様な暴虐を繰り返すのか、罪も無い人々を処刑したのか。


しかし王の口から出るのは反逆者への呪いと非難の言葉だけであった。
もはや狂気から王を救うのは不可能と考えたラックダナンは
悲しみと怒りの中、剣を抜くと、王へと振り下ろした・・・


(そしてレオリックは霊廟で冒険者を待ちかまえるSkeleton Kingとして甦る)



トリストラムの恐怖の噂は近辺の国へ広がり、戦士やローグ*1、魔術師*2などの勇者が
トリストラムを救うべく集まりつつあった・・・。
Diablo1はここから始まる。

トリストラムへの再訪 Edit

一人の冒険者が修道院の邪悪な噂を聞きつけ再びトリストラムを訪れる。
かつて栄えたトリストラムは見る影も無かった。
住人達は修道院に巣食う恐ろしい魔物に襲われ、暗黒の儀式のために奴隷として連れ去られた。
残った住人達も大司教ラザルスの罠により討伐隊として修道院地下へ連れ込まれ
恐怖の中で怪物ブッチャーに皆殺しにされたのである。


僅かな生き残りである街の者達、
賢者デッカードケイン、鍛冶屋グリスウォルド、魔女エイドリア、義足の少年ワート、宿屋のオグデン、治療師のペピン、飲んだくれのファーンハム、給仕のジリアン。
彼らの助けを借りて、この邪悪の原因を探るべく冒険者は修道院地下へと降りて行った・・・



ディアブロの最期と隠された罠 Edit

苦しい戦いの中、ブッチャーやレオリック王の亡霊などの怪物を倒し、
迷宮の最下層へと進んで行く途中、冒険者は幾つかの古の書物を発見する。
そこには天界と地獄の戦いの歴史とホラドリムによる三兄弟の封印、そしてディアブロの復活の予言が記されていた。
賢者デッカードケインはこの事を聞き、かつて封印されていたディアブロが大司教ラザルスの行動によって復活したことを告げる。


冒険者は地獄のダンジョンを進み続け、地下15階で大司教ラザルスを発見し打ち破るが
そこには生贄にされたアルブレヒト王子と思われる少年の遺体があった。(ケインは違うと言っている)
そしてラザルスの部屋にあるパワーの紋章であるポータルを潜り
肉体を手に入れ復活したディアブロとついに対決する事になる。


激戦の末、とうとうディアブロは断末魔の咆哮を上げて倒れた。
戦いの後で冒険者はディアブロの額にあるソウルストーンを手にする。
しかしその瞬間、彼は恐ろしい魔力に取り付かれ自分の額へソウルストーンを打ち込んでしまう。


これが果たしてディアブロの計略による罠だったかどうかは定かでは無いが
結果、ディアブロは最強の肉体を手に入れたのである。
冒険者は街へ戻り、人々の感謝を受けるが もうその目にはかつての光は無かった。


その後、この冒険者は東の地へ行くと言い残し去って行った・・・
(ここまでがDiablo1のストーリー)

閑話 Edit

Diablo1ブーム真っ盛りの頃に公式フォーラムなどである噂が流れ出した。
その内容とはHell/Hellをクリアした後、秘密のCOW(牛)ステージが存在するという物である。


「トリストラムにいる3匹の牛を50回クリックすると出現するぞ」
「中にはディアブロより強いCOWKINGがいた!」などの
様々な憶測や実際に見たという証言がフォーラムに飛び交うが、結局それは存在しなかった。
いくら高速でクリックしようが、牛はモ〜と鳴くだけである。



同社製のPCゲームStarcraftではチートコードの一つに”There is no cow level”があったりする。
少なくともStarcraft発売までは牛牧場を作成する気は無かったようだ。
(ちなみにこのチートコードの効果は即時ステージクリアである。)


続編のDiablo2では制作者がこのユーモアな事件?を元にCOWステージ
クリア後のお楽しみとして付けたとされている。


ちなみに、Diablo2で廃墟トリストラムのポータル近くの牛をクリックすると爆発するのは「50回クリック」伝説から来ていると思われる。




トリストラムのその後 Edit

(An excerpt from the manuscripts of Deckard Cain: Last of the Horadrimより)


デッカードケインの日記によれば、
ディアブロをついに倒した名も無き冒険者(住民達はもう彼を勇者と呼ぶに相応しいと考えた。)は人々に厚い感謝と賞賛を受けた。
勇者は家族も身寄りもおらず、住民は勇者がトリストラムに滞在するのを言うまでも無く歓迎する。


彼は普段他人との接触を避け、住人が与えた家からめったに出る事は無かった。
宿屋の主人オグデンは強い酒と良い友人が彼の暗い心を晴らすだろうと考え、祝杯の宴を開く。
しかし勇者は盛大な宴の最中にそっと姿を消してしまう。


翌日、デッカードケインは彼の家を訪れると、勇者は入り口に一人で座っていた。
彼は何世紀も使われていない言語で何か呟いた後、黒く染められた旅用の外套を身に付ける。
そして深いフードを被りこちらへ振り向くと、灯りが彼の顔を照らし、額の傷が開いたように見えた。
その瞬間赤い光がぼうっと彼の体から放たれるのを感じたのだが
デッカードケインは歳による幻覚だろうと思い直した。


デッカードケインが彼に大丈夫かと訊ねると、彼はよく解らない事をぶつぶつ言い続けだした。
ケインはしばらく彼をそっとしておいた方が良さそうだと考えている最中
突然、勇者の表情が変わり、恐ろしく冷酷かつ邪悪な声で「ここを去る時が来た。」
「私の兄弟が東の地で待っている。」「彼らの鎖を解き放つのだ。」と言った。
彼には家族が誰一人いない事は周知の事実だったのだが・・・。


ケインは恐しさでその場に凍りついたが、
やがて勇者の様子が戻ったのを見ると彼を一人にした方がよさそうだと決断しその場を去る。
本当はあの恐ろしい視線と声から逃げ出したい気持ちもあったのだろう。
そしてこれがケインが彼を見た最後の瞬間だった。


翌朝早く、名も無き勇者は剣と鞄だけを手にしてトリストラムを去る。
秘密が隠されている東の地へ向かったのだろう。
街の人々は探し回ったが、もうどこにも彼の姿を見つける事は出来なかった。

唯一の生存者デッカードケインの日記 Edit

・・・それから直に地獄の悪魔達が再びトリストラムへ現われた。
邪悪な獣が街を襲い、善良な人々はことごとく惨殺された。
確かめるべくもないが、
この惨劇にあの名も無き英雄の失踪が関わっていることは間違いない。


私は今、隠し通路でこの日記を書いている。最後の希望を託すために。
悪魔に発見されるか、あるいは救いが来るのか。
いずれにしろ、私はここへ留まり続けるしかない。

天よ、私を救いたまえ。
私にはこの闇に覆われた街を見捨てる事は出来ない・・・


名も無き放浪者(Dark Wanderer)を探し出してほしい、
彼の目的を突き止めるために。
私は恐ろしい。このトリストラムの悲劇は始まりに過ぎぬのではあるまいか。

黒衣の放浪者 Edit

(Cinematics "The Sister's Lament" Act1より)


Marius(マリウス)、かつてトリストラムの破滅を目撃した一人である。
(マリウスの素性は現在不明です。公式の解説本等をお持ちの方、加筆をお願いします。)

"東へと通じる修道院の門"を先へ抜けた山高くに築かれたローグの砦の地。
彼はそこの浮浪者が集まる施設でアヘン中毒により廃人同然となっていた。


アヘンのパイプを吸い、意識が朦朧とする中。一人の男が施設の扉を開いた。
浮浪者達の目を集めながら、薄汚く黒いローブを羽織ったその男は
重い剣を引きずりながら部屋の隅へと歩いた後、
震える手を押さえつつ剣を床に突き刺すと腰を下ろした。


一人の男が、それを見ると声を上げて笑い出す。
黒衣の放浪者は一見すると酷く疲れているように見えたが…、そうではなかった。
体の内側から溢れる邪悪な力を抑えることができなくなりつつあったのだ。


男の笑い声は何時しか悲鳴へと変わっていった。
黒衣の放浪者、いやディアブロの魔力が魔物やスケルトンを召喚したのだ。
悪夢と化した施設は炎に包まれ、放浪者はゆっくりと去って行った。


一人生き残ったマリウスは放浪者の後に従い付いて行く事となる。
何故だろうか、彼自身にもそれは分からなかった・・・

ローグ砦 Edit

ディアブロは兄弟を救い出す為、カンデュラスから東へと向かった。
東へ行くためには途中、修道院の門を抜けローグの砦を越える必要があった。


そこではローグの軍団が守りを固めていたのだが
自らを倒すほどの冒険者の強靭な肉体を手にしたディアブロは、ローグ達を物ともせず先へと進んでいった。
更に、追手を絶つ為にthe Maiden of AnguishことAndariel(アンダリエル)を地獄から召喚したのである。


アンダリエルはかつてベリアル、アズモダンに協力しバール三兄弟を地獄から追放した事があったが
より強大な力を手に復活したディアブロが他の兄弟と共に地獄の支配者として返り咲くのは明らかだった。
狡猾なアンダリエルはこの裏切りが三兄弟の復権時に咎められぬ様、少しでもディアブロのために働く必要があったのだ。


アンダリエルは歯向かうローグ達を殺し、残った者の心を堕落させ自らの手下とした。
Blood Raven(ブラッドレイブン)はその筆頭である。
かつてはディアブロを倒すために勇敢に戦ったローグの隊長であったが
アンダリエルにより堕落した彼女は、仲間だったローグの死体をアンデッドとして操る悪魔となったのだった。


ローグの修道院、そして砦を支配されカンデュラスは恐怖と苦悩の底へ突き落とされた。
そして修道院の門は固く閉じられたのである・・・

Vizjereiの歴史〜Assassinの起り Edit

Vizjerei(ヴィジェレイ)とはホラドリム結成よりも1000年以上前から続く魔術一族である。
Vizjereiは東洋の魔術集団の中でも最大の勢力を誇り、強力な魔術師が数多く在籍していた。
長年に渡り彼らは魔術により悪魔を支配下に置くための研究を進め、それを密かに目録に残し伝えていった。


3世紀頃に、Horazon(ホラゾン)とBartuc(バータック)という兄弟がVizjereiで大きな存在となる。
この二人の兄弟は共に強力で、お互い野心に満ち溢れていた。
しかし、二人は悪魔に対する考えが異なっていたのである。
Horazonは古から伝わる一族の目録によって得た知識で、デーモン達を支配することにこだわり
Bartucは悪魔のパワーの源と秘密の知識、それを得ることでより強力な魔力を手に入れようとした。


Horazonはデーモンに関する研究を進め、やがて彼らを意のままに操れる程になる。
だがこれによって地獄の者達から激しい怒りを買い、命の危険を感じたHorazonは
Arcane Sanctuary(秘密の聖域)を造り、そこで更なる研究に没頭した。


一方Bartucは悪魔に共感を持ち始め、悪魔の力の秘密を自由に共有するようになると
もはや悪魔と同盟を組んだかのように周りからは解釈された。


この正反対の兄弟の考えはVizjereiの分裂を招き、結果BartucはVizjerei一族に対し反乱を起こす事となる。
地獄の軍勢を引き連れ、戦いの中で鮮血を浴びたBartucはWarlord of Blood(鮮血の将軍)と成り果てた。


彼らの激しくそして長い争いが終わった時、
魔術師達はこれが悪魔達の計略によって操られていた事に気付いたのである。
空は炎の様に赤く染まり、後悔に包まれた静寂の中、Bartucの死体がそこにあった。


失意の中でHorazonは秘密の聖域へと姿を消す。 彼は高い代償を払い学んだのである。
(これ以後、Horazonに付いては何も語られていない)


僅かなVizjereiの生き残りは、二度とこの様な悲劇を起こさないために
今までの悪魔の支配に用いたDemonic Magicsを捨て、Elemental Magicsで彼らの研究を進める事を決議した。
更に、魔術師一族が邪悪に走らぬよう取り締まるために秘密の部隊を結成し、命令を下した。
「何時、何処であっても不正を見つけ次第破壊せよ」、と。


これがViz-Jaq'taar別の名をMage Slayers - Assassins(アサシン)の起りである。



Desert Journey Edit

(Cinematics "Desert Journey" Act2より)


マリウスとDark Wanderer(黒衣の放浪者)は東へと旅を続けていた。
山を越え、広大な砂漠へと入り幾日も二人は隆起する砂の上を進み続ける。


旅の途中、Wandererはかつて偉大な戦士だった事、
暗い秘密が重荷として彼を苦しめている事をマリウスに告げた。
マリウスはWandererの額の傷について訊ねようとするが、結局思い止まる。


気が遠くなる様な間砂漠を歩き続け、最後の砂の尾根を越えた時
そこには宝石の様に輝く街、Lut Gholein(ラットゴーレイン)とその奥に海が広がっていた。


旅の最後の晩、砂漠の風か海の音かの中、数週間ぶりの眠りについたマリウスは夢を見る。
かつてVizjereiを束ねた偉大な魔術師タル・ラシャと、天使ティラエルの姿がそこにあった。
彼らは、破壊の帝王バールを神聖な石の中で封印しようとしたが、その試みは失敗に終わりかける。
タル・ラシャは自らの体にバールを封じ込める事を買って出た、そして彼はバールと共に埋葬室へ封印される。

Into Mephisto's Jungle Edit

(Cinematics "Mephisto's Jungle" Act3より)


タル・ラシャの埋葬室は現世とは別の次元に隔離され、ホラドリムの杖が埋葬室への鍵として生成された。
更に盗難を防ぐ為ホラドリムの杖は二つのパーツに分けられて秘密の場所に隠されたのである。
ホラドリムの賢者達は、封印が解かれる事態を予想していたのだ。


最後の夜、目を覚ましたマリウスにWandererは探している物が彼の兄弟である事を告げた。
翌日の夜明けと共に、二人はタルラシャの墓へと入って行く。
Dark Wandererは闇の中をまるで道を知っているかのように進み続けた。


そして終にタルラシャが投獄されているGreat Hallへと辿り着いた時、
Dark Wandererは叫び声を上げ力を解放する。
彼の最後に残っていた人間の心が失われたのがマリウスには分かった。


Wanderer(もはやDiabloと言うべきだろう)はタルラシャへと近付き
バールの封印を解こうとソウルストーンに手を掛けたその瞬間、天使ティラエルが現れそれを阻止する。
ティラエルとDiabloが壮絶に剣を交えている間に、マリウスはタルラシャを装ったバールに懇願され
タルラシャの胸に打ち込まれたソウルストーンを抜いてしまう。


愚か者!
 お前はたった今、この世の破滅を確実な物にしたのだ。
 これが何を引き起こすかお前には想像も付かないだろう。
 東の地クラストにある光の寺院へ行け。
 地獄への扉を見つけ、勇気を出しその門を潜るのだ。マリウスよ。
 そのソウルストーンをHellforgeへ持って行き、破壊せねばならない。
 さあ走れ!その石を持って走るのだ!」


マリウスの選択は・・・ 逃げるより他に無かった。


かくしてバールの封印は解かれた。最強の魔術師タル・ラシャの肉体を手にして・・・


The Arreat Summit 〜3人のAncients〜 Edit

Talic(タリック) Edit


タリックはBarbarian Kingdomの西の地方の出身である。
彼はまだ若い年齢の頃、既に幾つかのバーバリアンの技能をマスターしていた。


彼がThe Ancientsに仕えるよう召集されたのは、彼がまだ19歳の時であった。
それまで彼はアリート山の伝説を聞いた事しか無かった。
アリートにそびえるKae Huron山脈は
彼が育った温暖な海域の辺りからは全く見る事が出来なかったのである。




ある朝、彼の家のドアを叩く者があった。
それは町の長老と年老いた女であった
彼らが家に入ると、Talicの妻と幼い子供も食卓に着いていた。


年老いた女はKalaといい、バーバリアン族の首都である
Sescheronの預言者だと長老に紹介された。
彼女は"アリーツ山への神聖なゲートを守る"
という究極の任務をタリックに授けに来たのである。


彼は報酬として山の頂上で永遠を得ることが出来るという。
しかし、この名誉ある役割を選ぶと言うことは
二度と家に戻る事が出来ず、家族にも会うことが出来ないという事でもあった。


タリックは椅子から立ち上がり、
彼女に「私は行きたくない」と、猛然と拒否した。
タリックは別の者を選ぶようにと言ったが
Kalaは彼を見て、貴方を選んだのは自分ではないと説明した。


The Ancientsは、彼女に
西の地にタリックという名前の若き戦士がいると告げていた。
それは彼らが求めている者であり、
それは彼らが選んだ者であった。


タリックは長い間、預言者を見つめた後
最終的に、彼はゆっくり頷くと 妻と子供の方を振り返り、別れのキスをした。
そして彼はアリート山へと旅立って行った…。



Madawc(マドウク) Edit



誰一人マドウクが何処から来たのか確信を持つ者はいない。
ある日、彼が斧をそれぞれの手に持ち、戦う用意を整え
北部にあるVal Nirianの丘の外れを歩いていた…という事だけである。


彼の側で戦う狂気に満ちた者達は、彼を戦士の預言者と呼んだ。


マドウクが言うには、彼は過去と現在の両方の幻影に苦しんでいるという。
彼はしばしば理由もなく戦いを始め、まだ見ぬ罪のための正義を捜し求めた。
全ての戦いの前に、彼はいつも座りこみ、瞑想を始める。
そしてある種のトランス状態となり、空を見続けるのであった。


しばしば彼がこのトランス状態から覚めると何処にいようとも立ち上がり、
出発する、彼は戦いが始まるのを待とうとはしなかった。


マドウクのトランスを知っている者達は
彼がこれから起こる戦いの結果を、戦う前でさえ話すことが出来る程の人物だと信じ始めた。
さて、この狂気の老人はどの様にしてこれだけ生き長らえて来たのか?
彼はその想像の才能のせいで、北部の地の戦士達の間でとても有名になっていた。


戦士達はマドウクが何処へ行こうと後を追い、
彼が留まれば一緒に留まり、
彼が去ればまた一緒に去って行った。


マドウクはある種の伝説の存在、戦士の預言者となったのである。


しかし、ある夜の事である。
マドウクは焚き火の周りに彼を慕う者達と共に座っていた。
彼は突然立ち上がり、煙草を捨てると去っていこうとする。
彼を慕う者の一人が彼を止め、彼にどこへ行くのか?と尋ねると彼は言った。
「The Ancientsがアリート山を守護せよと私を呼んでいる。だから私は行かねばならない」と。
男を押しのけ、マドウクは北のアリート山頂への長い旅を始めたのである…。



Korlic(コーリック) Edit



コーリックはbarbarian kingdomの南端にあるHenknocのジャングルで誕生した。
このバーバリアン達が住んでいた地は青々と茂る植物と様々な生き物に溢れ
信じられない程、危険に満ちていた。


コーリックはHenknocのリーダーであり、一族を野獣から守っていた。
彼は子供の頃に、Stalkerと呼ばれる凶悪な動物を一匹飼い慣らしていた。
そのことにより、「彼にはドルイドの血が流れているに違いない」と言われるようになった。


まだ10代の時、コーリックは巨大な蜘蛛の群れから小さい子供を救った。
この子供は敵対する部族の族長の息子であると判明するが
コーリックは全く気にする事なく子供を家へ送り届けた。
ある者達は、彼のこの行動を愚かだと言い、
また別の者達は、勇気ある行動だと言った。


いずれにせよ、コーリックのこの行いによって
二つの部族の対立は終わりを迎えるのであった。




The Ancientsが彼を召集しようとした時、
部族の預言者であったコーリックの妻は彼に告げた。
「The Ancientsが貴方を必要としている。
絶対に守らなければならない物、アリート山を守るために。」
この名誉に、コーリックは口を利くことが出来ない程であった。
それを見て、彼の妻はHenknocの人々の方を向き叫んだ。
「私の夫、あなた達の族長、彼はthe Ancientsに選ばれた。聖なるアリーツ山を守るために。
彼が旅立つ日まで、この喜ばしい栄誉をお祝いしましょう。」


そしてコーリックが旅立つまでの三日の間、彼らは盛大に祝ったのである。


旅立つ前の最後の日、コーリックは彼の後継者、部族の長を指名した。
それはかつて彼が若い頃に巨大蜘蛛の群れから助けた、あの子供であった。
コーリックは彼が両方の部族に公平で、公正な判断が出来ると解っていたからだろう。


最終的に、彼は現世の全ての行ないを完全にこなした後、
アリート山頂にて、永遠にワールドストーンを守るという来世の任務に就いたのだった…。




コメント Edit

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お名前: URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White




*1 男子禁制の組織Sightless Eye「盲目の姉妹」出身。Diablo2で登場。彼女達は目が見えない。
*2 魔道結社Vizjerei出身。魔物の討伐と研究のために毎年Vizjereiからカンデュラスに派遣されている。