RuneWordを発動するぞ!発動するぞ!
特定のルーンを、特定の順番で、特定の穴数の開いたNormal Itemに埋めることでルーン本来の能力+@の性能を引き出す神秘の技、ルーンワード(以下「RW」)。
「UniqueItemにも似た能力を自分の好きなベースアイテムで発動させることができる」というのが最大の特徴であり長所。
発動Baseを性能で選ぶか見た目で選ぶかはプレイヤー次第だ。
発動する際の注意点
以下に、発動する際の注意点を挙げる。
自分のプレイ環境でそのRWが発動するかどうか
当たり前だが、後発のパッチで追加されたRWはそれより前のパッチで発動することはできない。
また、現在発表されているRWの中には、RealmOnly、LadderOnlyの物があるので注意。
発動用ベースがNormal Itemであるか
RWはアイテム名が灰色のSocket付きNormal Itemでのみ発動する。無穴のNormal Item(アイテム名が白)の装備品に後から穴開けしても構わない。
それ以外の色で表示されるMagicItem( Magic ・ Rare ・ Set ・ Unique 及びCraft)では発動しない。
アイテムの品質は問わない。例えば、Ethereal品質の装備品でRWを発動させた場合、Ethereal化による性質の変化もそのまま引き継がれるし、Superiorに付いていたEnhanced Damage/Defenseのボーナス値はルーンワードのEDボーナスにそのまま上乗せされる。
発動用ベースのカテゴリは正しいか
例えば「Body Armors」用のRWを「Shields」で発動させることはできない。中にはRW Spiritの様に複数の部位で発動可能なものも存在しているが、ルーン単体としての効果がソケット対象部位によって違うため、完成品のボーナス内容が微妙に異なることもある。
初心者がよくやるミスの一つに、「RW InsightをSpear系の武器で発動させようとして、Gemmed Spearを作ってしまう」というものがある。RW InsightはPolearmsもしくはStavesでしか発動しない。そして当然ながらSpear系とPolearms系は別の武器系統である。
- 各クラス専用装備は、特別な例を除き装備部位の等しい汎用武器・防具と同一の扱いである。Amazon専用BowはBowと、Barbarian専用兜はHelmと、Paladin専用盾は盾と同じルーンワードを発動することができる。
- 「Clubs」「Hammers」「Maces」「Scepters」はそれぞれ別の系統である。どれもMace Masteryの修正は受けるため混同しやすい。間違えないように注意。
- 「Melee Weapons」は接近戦用の武器を意味する。つまり、「Bow(弓)」「Crossbow(石弓)」「投擲武器(ジャベリン等の敵に投げられる武器)」「Sorceress Orbs」以外の武器を指す。
- 「Missile Weapons」は遠距離用の武器、つまり「Bow」と「Crossbow」の事を指す。投擲武器にはそもそもSocketed Itemが存在しないし、穴を開けることもできない。
- 「Sorceress Orbs」は「Staff」に含まれない。また、「Melee Weapons」にも該当しない。
- 「Staff」「Wand」「Scepter」はそれぞれ別の系統である。
- 「Staves」は「Staff(杖)」の複数系表記。
- 「Rod」は「Wand」「Scepter」のことを指す。
- 「Spears」と「Polearms」はそれぞれ別の系統である。
- 「Body Armors」はいわゆる「胸部につける鎧」の事を指す。
- 「Helms」は「頭部に装備できるもの全て」を指す。BarbarianやDruidの専用兜、サークレット系もHelmsに該当する。
- 「Shields」は「盾全て」の事を指す。Necromancer専用Shields(生首)、Paladin専用Shieldsも含む。ただし、RW Exileは「Paladin Shields Only」と書かれているため、Paladin専用Shieldsでなければ発動しない。
穴数はキッチリ合っているか
埋めるルーンに対して穴数が足りないのは論外だが、多すぎてもいけない。例えば、Runeを5つ使うRWは6穴空いたBaseでは発動しない。余った穴に何かを埋めてもGemmed ItemをRWに変えることはできない。
1つのアイテムに対し発動させられるRWは1つのみ。4穴Baseに2穴用RWをダブル発動!などという荒技もできない。
用意したルーンは合っているか
IoとLoは字面がよく似ており、見間違えやすいので注意。
日本語版では名称違いがあるので注意。表記が違うだけで同じルーンを指している。
- 「Shael」が「シャエル」でなく旧名称「シャエ」
- 「Io」が「イオ」でなく旧名称「ポー」
- 「Jah」が「ジャ」ではなく旧名称「ジョー」
ルーンを埋める順番は正しいか
必要ルーン欄に表示されているルーンの順番=ベースアイテムに埋める順番
となっている。間違えた場合は当然ながらRWは発動しない。例えばRW Insightは「Ral + Tir + Tal + Sol」となっているので、発動ベースアイテムの上に「Ral → Tir → Tal → Sol」の順番でルーンを置いていけばいい。
表示グラフィックにある穴の位置にコレと言った意味はない。アイテム画像上のどこにルーンを置いても影響はなく、「どの穴にどのルーンを埋めるのか」ということは考える必要はない。
さあ、準備はいい?
全ての項目で正しい事を確認したのなら、さっそくRWを発動させてみよう。
ごちゃごちゃ色々と書いたが、案ずるより産むがやすし。やっすいルーンで何か適当なRWを発動させてみれば、仕組みはすんなりと飲み込めるはずだ。
良くある失敗例
- RW Obedienceを作ろうとしたらGemmed Mancatcherになっちゃったよorz
- ObedienceはSpear系では発動しない。
- RW Heart of the OakをWar Hammerで作ろうとしたら(ry
- 4穴開く片手MaceはFlail系のみ*1。
- RW Fortitudeが発動しないyo!
- Loの位置にIoが填っていないか。
El+Sol+Dol+Lo*2を順番通りに填めたか。
SingleまたはRealm Non Ladderで作ろうとしていないか。(→質問集/環境/ゲームモードによる違いについて、Ladder終了まとめ)
- 関係ないGem/Rune/Jewelをうっかりはめちゃったorz
- RW発動を予定したベースはあるがRuneがまだない場合に起こりうる。ベースを保管している場所で荷物整理をしている際に、うっかりGem等をはめてしまうことがある*3。
- 2/3/4穴の鎧で作ったのにRuneWordが発動しない。なじぇ?
- その鎧はNormalItemでしたか? 修飾詞によって穴のあいたMagicItem、Griswold's HeartやBlack Hadesのようなソケット付きセット・ユニークアイテムではRuneWordは発動しません。
- 4穴ThresherにRal→Tir→Tal→Solの順でルーンを嵌めたのに、Gemmed Thresherになっちゃった…
- Non LadderまたはSingle, Open環境では、Ladder専用ルーンワードは作れない。
ただしNon Ladderでは、ラダーリセットでNon Ladderにコンバートされた元Ladderキャラクターが持っていた発動済みのルーンワードはそのまま使うことができる(=新規生産のみ不可能)。
- 一度は見聞きするRuneWordの悲劇(例:RW Enigma)
- 左はMagic Itemにソケットして、中央は穴数違いのベースにソケットして失敗した例。
2005/02/28 ありがちなのを加筆しますた