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[3] ランディング・トレーニング・ミッションへようこそ。このミッションでは、計器着陸装置(ILS)を使ってBatumi基地に着陸する訓練を行う。
オートパイロットで高度と方位を保つようにしておいた。アプローチの準備ができたら、速度を約200ktsに維持しろ。
騒音で私の説明が聞き取りづらかったら、ミッションを出て、WORLDとIN-COCKPITの音量を50%に下げろ。
[4] ランディングはどんなフライトにおいても難しい作業だ。良いランディングをするには機体のコントロールに注意を払い、基地の航空管制官(ATC)の指示のもと、様々な計器類を駆使して精密なアプローチを行う必要がある。
ランディングは次のような順に行われる。TACANかGPSを使って飛行場にナビゲートする。ラジオを飛行場の周波数に合わせる。ILSレシーバーを飛行場のILS周波数に合わせる。ATCの指示に従ってファイナルアプローチ・フィックスにナビゲートする。そして最後にファイナルアプローチを行って、滑走路のタッチダウンポイントに向かうグライドスロープを正確に降りていく。
準備ができたらスペースバーを押せ。
[5] 前回TACANナビゲーションをやったので、今回はEGIのGPSを使って目的地にナビゲートしよう。CDU DIVERTページは、ウェイポイントとして選択可能な、最寄りの飛行場4つをリストアップしてくれる。このページに見るには、まず、右MFCDのOSB-13を押してCDUページを開こう。
[6] UFCで「FUNK」の後に「2」(NAV)を押してCDU NAVページを開け。
[7] OSB-10を押してDIVERTページを開け。
[8] DIVERTページは最寄りの4つの飛行場と、その方位、距離、Time-To-Go(所要時間)を表示している。
OSB-16をおしてBatumi基地をステアポイントにしろ。
[9] これで、HUD右下のナビゲーション・データブロックで、「ホームプレート」までの距離とTTGを見ることができる。
CDUのFLD INFO(フィールド・インフォ)ページに示されているように、BatumiのATCラジオ周波数は131.000MHzだ。この周波数にVHF/AMラジオを合わせる必要がある。
VHF/AMラジオを131.000に合わせたら、スペースバーを押して次に進めよう。
[10] MHzの1桁目のホイールを1回左クリックして「1」に合わせろ。
[11] よし。これで、Batumi ATCにコンタクトして、イニシャルアプローチの指示を受けることができる。だがその前に、アプローチのためにILSパネルをセットアップしよう。
ILSは地上に設置されている正確なアプローチシステムだ。滑走路にアプローチしてくる航空機を、垂直(グライドスロープ)、水平(ローカライザー)電波信号を使って誘導する。
ILSビーコンは特定の周波数で発せられているから、アプローチする航空機が合わさなければならない。Batumi ILSは110.30MHzだ。
ILSパネルの、左の周波数ホイールの上で、マウスホイールを回して、まず「110」に合わせよう。
[12] 次に右の周波数ホイールの上で、マウスホイールを回して、小数点以下を「.30」に合わせよう。
[13] 左周波数ホイールを右クリックして、ILSレシーバーの電源を入れよう。
[14] Batumi approachにチェックインして、我々がインバウンドすることを伝えよう。
HOTAS Mic Switch FORWARD command か 左ALTとNum+キーを押して VHF/AMラジオメニューを開け。
[15] F5を押してATCラジオページを選択し、Batumi approach、そしてF1を押してインバウンドをコールしよう。
インバウンドの指示を受けたら覚えておけ。
Batumi ATCから、ファイナルアプローチ・フィックスへの方位を受け取ったら、スペースバーを押して進めよう。
[16] ESCキーをおしてラジオメニューを出よう。数分後にまた使うだろう。
これでファイナルアプローチ・フィックスへナビゲートすることができる。そこは滑走路から約10nm離れた場所だ。
飛行していく高度は、飛行場や状況によって異なってくるが、一般的には2,000-3,000ft. AGL(地面からの高さ)だ。
準備ができたらスペースバーを押してくれ。オートパイロットを切って、自力でATCが指示した方位に旋回できるぞ。
[17] オートパイロットがOFFになった。ユーハブコントロール。ATCに支持された方位へ旋回しろ。高度は維持しろ。
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[19] オートパイロットがONになった。
滑走路の高度とコックピットの高度が同じになるように、Batumiの高度計に合わせる必要がある。高度計のpressureノブの上で、マウスホイールを回すかクリックしてノブを回し、マウスを左にドラッグしろ。
[20] それから、ファイナルアプローチにおいてCDIから適切な指示を得るために、HSIの方位を滑走路の方位である130度に合わせる必要がある。これをするには、HSI COURSE SETノブの上でマウスホイールを回して、HSIコースアローを130にしろ。左クリックで左右にドラッグしてもノブを回せる。数値はHSIのコースセレクターウィンドウでわかる。
[21] TADマップを少し縮小して、アプローチする基地のステアポイントをマップ上で見てみよう。左MFCDのOSB-15を押してTADをSOIにしろ。それから、HOTAS DMS DOWNかENDキーを2度押せ。
[22] HOTAS Coolie Hat UP commandかUキーを押してHUDをSOIにしろ。
[23] ファイナルを旋回したら、機体の操縦に集中したいだろうから、ファイナルアプローチ・フィックスに近づくと何が起こるか話しておこう。
約2,500ft、230kts対気速度(KIAS)でアプローチ・フィックスに到達したい。
ファイナルアプローチ・フィックスに近づくにつれ、HSIのCDIが、コースアローにむかって下がってくる。滑走路の方位に沿ったグライドスロープを拾うためには、2つの線が一直線になるように、滑走路へ向かって旋回する。旋回しながら、着陸に向けて速度を落とし、ランディングギアとフラップを展開する。
準備ができたらスペースバーを押せ。
[24] ILSレシーバーがILSの信号を拾うと、ADIにグライドスロープ指示計が現れる。この針が中央にくるように高度を上げ下げしていると、ADIにピッチステアリングバーが現れ、グライドパスを降りる正確なピッチを教えてくれる。バンクステアリングバーもADIに現れ、正確な方向をおしえてくれる。
準備ができたらスペースバーを押せ。
[25] グライドパスに乗ったら、アングル・オブ・アタック・インデクサーを使ってアプローチ中の速度を維持しろ。今日は軽いので、120kts以下でいいだろう。
AOAインデクサーでは「/\」(上矢印)のライトは速度が速すぎることを示している。「\/」(下矢印)のライトは速度が遅すぎることを示している。「O」(「ドーナッツ」)のライトは適切な速度であることを示している。ドーナッツと矢印が同時に表示されている場合は、速度が少しだけずれていることを示している。
準備ができたらスペースバーを押せ。
[26] ILSに加え、Batumi基地には進入角指示灯(PAPI)も設置されている。PAPIはファイナルアプローチ中にパイロットがグライドスロープを維持する補助として作られている。滑走路の脇に、4つのライトが横一列に並んでいる。ライトは赤か白のどちらかで示される。目標は、左から、赤2つ白2つの順に見えるようにすることだ。赤が多いときは、グライドスロープより低いことを示している。白が多いときは、グライドスロープより高いことを示している。
準備ができたらスペースバーを押せ。
[27] アプローチ・フィックスにもう少し近づくまでオートパイロットを続ける。
時間を早回しにしたければ、左CTRLとZキーを押すといい。左SHIFTとZを押すと元の時間に戻る。
[28] ファイナルアプローチ・フィックスに近づいている。
NMSPでILSモードを選べ。
[29] ADIの赤いグライドスロープ・ワーニング・フラグは我々が現在ILS信号を受信していないことを示している。滑走路に近づくとフラグは消え、グライドスロープ指示計が現れる。
準備ができたらスペースバーを押せ。オートパイロットを切るから自力で降下できるぞ。
[30] オートパイロットがOFFになった。
今、Batumiの滑走路が10時の方向に見えるはずだ。滑走路が9時の方向に近づけば、アプローチ・フィックスの近くだ。
アンチスキッド・スイッチがONになっているか確認しろ。
2,500ftに降下し、230から250ktsの間を維持しろ。
[31] HSIのCDIがコースアローに近づいている。滑走路に向けて左旋回しろ。200kts以下に向けて、徐々に速度が下がるようにパワーを落とせ。
滑走路のコースを通り過ぎてしまったら、CDIが再びコースアローと一直線になるように、反対方向にコースを修正しろ。
[32] グライドスロープ指示計が、グライドスロープより低いことを示している。針が中央になるように高度を上げろ。
[33] グライドスロープ指示計が、グライドスロープより高いことを示している。針が中央になるように高度を下げろ。
[34] グライドスロープ指示計が、グライドスロープに乗っていることを示している。ADIのピッチステアリングバーが中央になるようし、グライドスロープを維持しろ。
[35] もしまだだったら、機体を着陸態勢にしよう。Fキーを2度押して、フラップをDN(ダウン)ポジションにし、左SHIFTとGキーを押してランディングギアを下せ。
[36] ADIのピッチ・バンクステアリングバーが中央になるように飛べ。
速度が約120ktsを維持するようモニターしろ。
[37] Batumi approachは着陸許可をするため、我々をBatumi terminal controlに移管した。着陸を要請するには、HOTAS Mic Switch FORWARD command か左ALTかNum+キーを押し、VHF/AMラジオメニューを開け。それからF1を押し、着陸許可を要請しろ。
許可が下りたら、ESCキーを押してラジオメニューを出ろ。
[38] AOAインデクサーが速度が高すぎることを示している。機首を上げるか、パワーを下げてAOAを上げろ。必要であれば、左CTRLとBを押してスピードブレーキを展開しろ。スピードブレーキを格納するには左SHIFTとBキーを押せ。
[39] AOAインデクサーが速度が低すぎることを示している。パワーを上げろ。
[40] AOAインデクサーが速度が適切であることを示している。アプローチ中、ドーナッツライトを維持しろ。
[41] 滑走路の端に近づくと、ADIのピッチステアリングバーが少しずつ振れ出すかもしれないが、それを追ってはならない。タッチダウンポイントまでグライドスロープを維持しろ。
[42] 滑走路まで数フィートのところまで接近したら、パワーを絞ってアイドルにし、やさしく操縦桿を引き、機体にフレアをかけろ。
[43] タッチダウン!機首を下げ、ノーズギアをタッチダウンさせろ。
[44] ラダーか、XとYキーを使って機体に滑走路の中央を走らせろ。Wキーを押してホイールブレーキをかけろ。
速度が70kts以下になったら、HOTAS Pinky button か INSERTキーを押してノーズホイールステアリング(NWS)を入れろ。
[45] 左側の誘導路を使って滑走路からでろ。
タキシングをしている間、曲がりながらブレーキをかけるをことはよせ。速度を制御できる範囲に維持して、タイヤやギア装置にダメージを与えたり、機体が傾かないようにしろ。
[46] 駐機場まで誘導路のラインを追え。チーフクルーがそこへ向かっているようだ。
[47] 機体をシャットダウンしよう。
まず、アンチスキッドとピトーチューブヒートスイッチをOFFにしろ。
[48] ILSレシーバーの左周波数ダイアルノブを右クリックして切れ。
[49] AHCPのIFFCCとCICUを切れ。
[50] 左右のMFCDを切れ。
[51] カウンターメジャーシステムを切れ。
[52] 左SHIFTとFキーを2度押してフラップをUPポジションまで引き込め。
[53] 右コンソールのEGIとCDUを切れ。
[54] 右ALTとENDキーをおして左エンジンをスプールダウンしろ。
EMIパネルで、0コアスピードRPM、ITT200度以下になるまで安全なスプールダウンかチェックしろ。エンジンが止まるとわずかに熱を持つ「ソークバック」がおこる。
[55] 右CTRLとENDキーを押して、右エンジンを切れ。
[56] エレクトリカル・パネルのインバータースイッチをOFFにしろ。
[57] バッテリーを切れ。
[58] VHF/AM、UHFとVHF/FMラジオを切れ。
[59] これでランディング・トレーニングを終了する。ESCキーを押してミッションを終了しろ。