可可可可

Last-modified: 2023-09-16 (土) 19:54:14

はじめに

同一CP小説です

本編

 秋の夕方。哀愁漂う夕暮れ時に可可はベッドでうつ伏せになっており、悩んでいた。
「やっぱり…同性愛はだめなんデスね…」
大好きなすみれに告白したが、断られた。その次にかのんにも告白したがら断られた。
大好きな2人に拒否されて、ショックを受ける可可はなんのやる気も起きるはずもなく、ただスマホでネットサーフィンしていると、変なネットを間違えてタップしてしまった。
「わわっ!エッチなサイトデス!って、あれ?あれ?」
ホームボタンを押しても何故か画面が戻らない。強制シャットダウンしても、電源が戻らない。他にもあれこれしてもその画面から戻ることができなくなった。
「どうしましょう…」
どうすることもなく、仕方なくそのページを読むと、これまた不思議なネットだった。
そのサイトは『もう一人の貴方を愛しませんか?』という、まるで小説か映画のキャッチコピーのような文字が気になり、よくよく読んで見ると、なんと本人の分身が実際に現れるという嘘くさいサイトだ。
「なんですかこのサイト…」
最初は怪しいと思う可可だが、料金は初回無料という文字に2人の女性から嫌われたショックで思考がおかしくなり、可可はそのサービスに登録してしまった。
「どうせなら、可可は可可を愛すればいいのですよ!」
もはや、ヤケクソ状態になっていた。

後日。可可の家のインターホンが鳴る。誰だろうと可可は玄関に向かいドアを開けると、そこには自分がいた。可可の眼の前に可可がいる。
「ニーハオ!唐可可です!」
「え?え?えぇええええ!?」
この可可は以前、登録したサイトで頼んだもう一人の可可だ。まさか本当に出てくるなんて思ってなかったから、可可は驚きを隠せなかった。
部屋に戻り、2人の可可だが片方はウキウキしており、もう片方はやや不機嫌である。
(本当にこのもう一人の可可は安全でしょうか?適当に対応したから心配デス…)
「もう、どうしてそんな暗い顔をしているデスか?せっかく可可がいますから元気出していきましょう!」
「そう言われても…」
「大丈夫デスよ…私は貴女を愛しています♡」
急接近してくる可可。自分ってこんなにグイグイ押すタイプなのかと改めて気づかされるも、そして大きくスッキリ水色の瞳にふんわりとした髪にやすらぐ香りが可可の思考を狂わせる。可可自身、失恋して誰かの安らぎやぬくもりを感じたい。自分同士という摩訶不思議で恋愛するなんておかしな話しだが、今の可可はそんな事どうでもよかった。
「「んっ…」」
可可は可可とキスした。柔らかい唇と唇が重なる。
「「えへへへ…なんか恥ずかしいですね」」
「でも、愛しますよ可可」
「私もデス。可可」
「「んんっ…」」
再びソファの上で2人の可可がキスする。次のキスは舌を伸ばして2人の舌が重なると同時にもっともっとと言わんばかりに2人のキスは熱を上げる。
「んんっ、ん、んんんんん…」
「ん~~、んんっ…」
ファーストキスが自分同士という不思議なキスだがキスを求めていた可可にとっては忘れられないキスになった。
にゅるにゅると舌を重ねているうちに身体も熱くなっており、2人の可可は服を脱ぎ捨てて裸体となり、いつの間にかセックスを始めた。
「可可…好き…です♡」
「可可も…です♡」
2人は可可の程よい大きさの胸を揉み始める。マシュマロみたいに柔らかい胸を揉んではさくらんぼみたいにぷっくらした乳首を舐め始める。
「ちゅうううっ♡ぷはぁ♡おいひい♡」
「おっぱい♡おいひい♡」
そしてツンっと勃った乳首同士を擦り合わせ、その刺激が胸から全身に伝わりビクビクしている。
「「アァッ♡♡乳首♡♡おかしくなりますぅううう♡♡♡」」
そしてまたキスを始めた。先ほどよりもやや乱暴に、本能のまま動く2人の可可。
「「じゅる♡んんんんん♡♡はぁ♡んっ♡♡んんっ♡♡」」
キス、胸、次は手を下半身に伸ばして2人はお互いの濡れた秘部に指を挿れ始めた。同じ自分なのに挿れた時の指の感触は別の指に感じる。そして、肉壁の中をクリクリと当てており、2人の可可は同じ声で喘ぐ。
「「おっ♡♡おぉおおお♡♡んんっ♡♡指ぃ♡♡もっと♡♡もっと動かしてええええ♡♡♡」」
再びキスと胸を当ててくる。それと同時に身体の熱も上がっており、2人は快楽を求めて動く。
「可可…もう…イキそう…デス♡」
「イイデスよ♡…んっ…可可も…イキたいデス♡♡」
2人の指は肉壁を壊す勢いで動き、ついに2人の秘部から透明な液体が互いの身体を目掛けて飛び散る。
「「アァッ♡♡アァアアアアア♡♡」」

絶頂を感じた2人は一旦離れて休憩する。
「はぁ…はぁ…イキ…ました…ね?」
「…そう…デス…」
体力が少ない可可だが、2人はまだヤリたいようでお互い自分の秘部の割れ目を指で広げてながら相手の可可に告げた。
「「まだ…ヤレますか?」」
レズセックスのラストは貝合わせ。初めてやるからうまくいくかは分からないが、2人は足を広げたままゆっくり近づき、秘部と秘部を密着させた。乳首同士の擦り合わせとはまた違った快楽を全身に感じて大声を出す。
「「アァッ♡♡イイ♡♡気持ちいいデス♡♡」」
2人は無意識に腰を動かして秘部同士を更に密着させる。パンパンと音がして、秘部同士は無色の液が弾く。
「かはっ!んくっ!」
「んんっ!あぁ!」
割れ目同士をひたすら密着させて、可可達が再び絶頂を迎えようとした。
「イキます♡イイデスか?」
「イイデスよ♡可可達…一緒にイキましょう♡♡」
同意した2人は最後の力を振り絞り、更に腰の動きを早くする。先ほどよりも肉体同士がぶつかる音も早くなり、感じやすくなっている。
「「イクッ♡♡♡イクッ♡♡イ…くぅうううう♡♡♡」」
2人の可可からの愛液は勢いよく噴出して、互いの身体にぶっかかった。

あれから数日後。
「可可は何をしてのでしょう?」
自分同士のセックスは気持ちよかったはずなのに…自分はまさかナルシストなのかと1人虚しく、秋の夕暮れを眺めていた。