自分が増殖

Last-modified: 2023-03-01 (水) 21:03:08

その1

何時から私は漫画の主人公になったのだろうか?
朝起きれば自分が二人になっており、衝撃的には「わ、私たち入れ替わってる!?」レベルだ。
もっとも、自分大好きな私は驚きはしたものの、昔から望んでいた願いが叶った喜びが勝り、急激に上がってきた性欲を制御することもできず、自分同士のセックスを経験したのだった。

・・・・だと思った矢先に、絶頂の気絶から目覚めてみたら、

「「「「・・私が4人いる・・」」」」

分裂だと思っていた私の予想は大きく外れ、なんと『増殖』だったと理解したのは倍の4人に増えた直後だ。ベッドの上に座り、四方の位置で他3人を見つめる私たち。説明する必要もなく、見た目やホクロの位置まで同じ。追加情報があるとすれば、先ほどイったばかりの秘部の濡れ具合まで見事に同じであることだろうか。

・・・この場合、どんな反応をすればいいのだろうか?
「これは分裂じゃなく増殖だったんだッ!!」「「「な、なんだってえええええええええーーーッ!!!?」」」みたいなリアクションをとるべきか。いや、その前に誰がどの役なのか話し合いを––––––って話が脱線してしまった。

「まさか、さらに増えるなんて予想外だね」
「うん」
「でも、やっぱり嬉しさの方が大きいよ」
「だね。むしろさらに沢山の黒子と一緒にいられるって思うだけで、胸の奥がポカポカ暖かくなってくる気分」

動揺は確かにある。それでもやっぱり嬉しいんだ。あんなに願い、様々な方法を試しても成功しなかった非現実的な夢。それが未だに原因不明であるにも拘わらず、叶ったのだ。それも2人だけかと思ったところに、さらに増殖するという嬉しい誤算付き。
––––––ありがとう神様。今度お参りに行くときは賽銭2倍にしますね
なんか頭の中の神様が「えっ?3倍じゃないの??」と欲張る顔が浮かんでくる。贅沢言わんでください、1人暮らしの大学生の懐なんて、少ないもんなんですから。
と!また脱線してしまった。

・・何度も同じこと告げてる気がするけど、やっぱり私は私のことを恋愛対象として愛しているのが改めて分かる。だって初セックスの影響からか、見つめ合うだけで心臓の鼓動が強まるばかりなんだもの。体が自然と火照っていき、膣口から分泌汁を無意識に零してしまっている。
私ってこんなにエッチだったんだ。今までセックスどころか、関係することに一切興味を抱かなかった所為で気づかなかった。自分でも知らない新たな一面を見つけれたのも、偏に『私と出会えた』からだろう。

もう我慢できない!それは黒子たちも同じだったらしい。頬を染めた私たちの表情がキス顔になり、目を閉じてゆっくりと顔を前に進めていく。尖らせた唇が四方から1ヶ所で交わろうとした直前・・。

ぐぅ~~~~

興を冷ますお腹の音が4つ、見事に重なって室内に響き渡る。雰囲気が台無しになり、唖然としたままぱちくり瞬きしてしまう。

「「「「・・・ぷっ!」」」」

途端に垂れきれず、抑え込んでいた笑いを噴き出してしまった。笑い声がすっかり目覚めのメロディーになり、ドタバタで何時もと違う朝だったが、“ようやく”私たちは活動を開始する。

「先に朝食済ませよっか」
「「「さんせー!」」」

急いで寝間着を着ようと思ったが、家には私しかいないため別に裸のままでも問題ないのでは?と考えに至る。
ベッドから降り、リビングに横並びしているキッチンへ移動する。別に決めていないが、私が朝食を用意することにする。話し合したわけじゃないけど黒子たちも同意みたいだし、こんな時自分同士だと話し合う必要がないから楽だ。
寝室を出ようとした時、
––––あれ?
何か違和感・・・を感じた。別に室内に変化が起きているわけでもないのに、だ。首を傾げ、気のせいだと納得してキッチンへ行く。
歩くたび、ティッシュで拭いてないので愛液がポタポタ垂れて床を汚す。私は気にすることなく、キッチンの端にある冷蔵庫の扉を開く直前で思い出す。

「あ!そういえばパンってラス1だったっけ・・」

パン派である私の朝食は毎回シンプルな食パン。小食の私にとっては1枚で十分なため、良い食費節約になっていた。しかし、これからは毎朝4人分、もしかしたらもっと必要になってくるかもしれない。自分が増えて嬉しいことばかりだと思っていたが、現実的に考えれば住む人間が増えるということは、当然様々な負担が増えてくる。食費、衣服、寝床など様々。今はまだ4人だから狭いが何とかベッドで眠れる。けど今後さらに増えた場合、ベッドに乗れなくなってくるだろう。そうなれば他の私には床などで眠ってもらう必要が出てくる。最悪、家に収まり切らず外で泊る私も出てくるかもしれない。その為の宿泊費だって必要になる。
バイトの数を増やす方法があるが、万が一私を知る人間に見つかった時の言い訳が大変。
せっかく夢が叶ったというのに、想像していた通りにはいかなさそうだ。
–––––前途多難だな・・
朝食を食べたら、他の私と話し合わないと。その前に今回の朝食は・・・苦しいけど1枚を4等分して食べるしかない。溜息を吐きながら冷蔵庫を開いた私は瞠目する。

「えっ!?」

その2

「「「食パンが増えてた?」」」
「そうなの」

朝食の準備を終え、呼んだ黒子たちに私は驚いたことを話した。
なんと1枚だったはずの食パンが4枚・・あったのだ。最初は記憶間違いかなと思ったが、昨晩少ないことに気づき今夜、近くのコンビニに買いに行くと決めていたので間違いではないはず。
同時に先ほどまで感じていた『違和感』の正体も大よそ分かった気がする。

「それに今思えば、いつもより部屋の中広いと思わない?」
「言われてみれば・・・確かにそんな気がする」
「そういえば、気のせいかと思って言わなかったけど、ベッドも広くなってなかった?」
「やっぱり?私もそんな気がしてたんだ~。・・あれ?つまり昨日まで1枚のはずだった食パンが今朝には4枚に増えていた。それも偶然なのか、私が増えた人数と同じ」
「そこよ黒子!・・これは私の推測だけど、言ってもいい?」
「きっと黒子が思いついたことなら、私たちも同じだろうから、みんなで同時に言ってみる?」
「いいね!」
「じゃあ、せーの・・・」

私たちは揃えて言う。

「「「「私たちの人数に合わせて私物・・・・・・・・・・・・・、または所有物の数や広さが増す・・・・・・・・・・・・・・!」」」」

やっぱり私たちは同じだ。
推測–––––だけど恐らくは正解だと確信している。
つまり買い物も一人分だけすれば、自然と人数分になる。それだけでいくつか生活に余裕が生まれてくる。不安に感じていた自分との共同生活に希望の兆しが出てきた。

「ねえ黒子。どの味にする?」
「う~ん。昨日はリンゴだったから、今日はオレンジにしようかな~」
「でもブルーベリーも捨てがたいよね」
「チョコもいいし、なんなら2日連続リンゴ味でも構わないし」

安心できたら、空腹が強まってきたため、早速朝食を食べることにする。テーブルの上にはリンゴ、オレンジ、ブルーベリー、チョコの4種類のジャム瓶がある。今日はどれにしようか悩むな~。出来れば他の私と被らないのがいいな~。

「・・というか私が4人いるんだし、全員で違う味にすればよくない?で、互いに分け合えば一回の朝食で4種類全部の味が食べれるよ!」
「「「・・黒子、天才か!?」」」

黒子の名案により、悩みは即解決した。

そして朝食時。

「ねえ黒子。私もブルーベリー食べたいから一口ちょうだい♪」
「じゃあ私も黒子が食べてるオレンジ味が欲しいから交換しよっか♪」
「黒子、もう一度リンゴ味食べたいから、私尾ブルーベリー味と交換しよう♪」
「いいよ♪」

提案通りに、私たちは食べたくなった味を食べている黒子の食パンと一切れ交換しながら、4種全部を堪能するという幸せな時間を満喫する。
ところが時間が経過するにつれ、欲が膨れ上がっていく。・・・全種類一気に食べたいという欲が。

「「「「やっぱり全種類食べたくなっちゃった❤もうパンもないし、まだ食べ終わってないから私のと口移しで交換しよ❤」」」」

空腹で中断したキスの再チャレンジ。同じ顔が四方からぶつかり、密着した距離で開けた口から舌を伸ばす。舌の上には唾液まみれの食パンの欠片、もうジャムは舐めとられ唾液しかついていない。けど私は求める。黒子たちが食べていた食パンを。

「「「「んん~❤美味しい~❤もう黒子の唾液でジャムの味なんてしないけど、こっちの方が今まで食べた味付けで最高に美味しいよ❤・・ああん❤そっちの黒子と次に交換するの私なの~❤やっぱりそっちの黒子とも~❤」」」」

唾液まみれの食パンがあっちの黒子へ、こっちの黒子へ、私の下へと巡り回る。付着していく唾液の量が増していき、温めてカチカチだった表面はすっかりへにゃへにゃだ。あまりに交換し続ける所為で、私が今どの黒子が食べていた食パンを口内に入れているのか分からなくなってしまった。私が食べていた食パンをどの黒子が食べているのかも同じだ。
でも気にしない。味なんてどれも変わらないし、何よりも4つある食パンの欠片、どれを食べようと4人分の唾液がたっぷり染み込んだオリジナル味なんだから❤
咀嚼する度、口内の唾液は増えていく。なのに口移しをやめないから溢れた唾液がポタポタとテーブルの上に垂れている。大きな胸が遮って見えないが、とても大学生が食事した感じには見えないだろう。よくて幼児が食べた食卓みたいだ。

その3

楽しい朝食は終わり、今日はバイトも休みなので1日フリー。本当は積みゲーをやる予定だったが、嬉しい事態が発生したおかげで、全てキャンセルになった。
元々落ち着いていなかったところに、朝食の口移しだ。また体が高揚してしまい、性的興奮が滾ってきた。
訊ねる必要もない。だって4人とも私だから。

皿を片付け、寝室へと戻る。朝のまま変わっていないベッドの上に4人揃ってダイブ。いつもより4倍の重さで軋み音も大きく鳴る。
ベッドの振動がおさまるや、私たちは起き上がり朝と同じように座りながら顔を向け合う。見つめ合うだけで動悸の激しさは上がるばかり。

「「「「・・でも普通にやっても面白くないよね~」」」」

何も考えず、好き勝手に4人で滅茶苦茶になるのも悪くない。けどそれだけじゃ味気ないし、飽きてしまう。故に考える、新しい行為を・・。
同一人物の私たちは同じ案を思いつく。

「「「「そうだ!4人で順番にリクエストして、他の3人がそれに答えるって形でやってみない?」」」」

一斉に言った時点で“同意”の意味合いになる。
微笑んだ私たちは時計回りで順番を簡単に決めた。ジャンケンでやってもよかったけど、おそらく決着は永遠に続かないと察したからだ。

その4

まずは最初の私だ。リクエストしたのは4人でのディープキス。えっ?普通?・・いやいや、シンプルなのが時に良いものなのだよワトソン君♪
自分で希望してみてなんだが、予想以上に気持ち良すぎて困ってしまう。二人の時も頭が真っ白になるぐらいの快楽に飲まれていたが、今度のは桁が違う。
相手を拘束せず両手をベッドの上に置いた状態で前屈み。ペットが飼い主に要求する体勢みたいだ。支えがないので、自分で位置を調整しないと上手く舌が絡めないのが難しい。が、それも楽しみの一つ。

「「あん!ちょっと黒子~鼻舐めないでよ、くすぐったいわ~❤」」
「「やぁん❤舌の感触が気持ちよくて、舐められただけでイっちゃいそうだわ❤」」

上手く舌が絡むときもあるが、ずっと同じ体勢を維持すれば疲労だって溜まる。体勢は自然と崩れ、顔の位置がズレてしまう。すると舌が勢いよく正面の黒子の鼻を一舐めしたり、頬に当てて喘ぎさせたりする。でも、これもまた面白い。たとえキスじゃなくても、“私”が相手であることに意味があるわけだ。舌で舐める・・・そんな些細な行為だけでも黒子たちを喜ばせることも、感じさせることもできる。
だけどやっぱり–––––––

「「「「くろこぉ~❤舌激しくて、体が熱いの~❤」」」」

4人ディープキスだろう。
相手が3人もいれば、もう滅茶苦茶だ。黒子の舌と絡ませていたら、横から違う黒子が割り込み、相手が自動的に変更する。全員でやれば、快感は実質4倍だ。一瞬で潮吹いてしまった。
––––––私ってこんなにイきやすい体質だったんだ❤
きっと“私”限定なんだろうけどね。

股の間がびしょ濡れで冷たいけど、体の熱が高まってるから気にせずいこう!
さて、次は私の番だ。といってもみんな私だから紹介の必要とかないけどね(笑)

「んっ❤さすが私。おっぱいの柔らかさは段違いだね」
「この弾力のすごさ。こうやって第三者目線から揉むと、より一層分かるよ♪」
「黒子同士の乳合わせ❤快感の倍付でおかしくなっちゃいそう❤」
「あっ!2人の時は初めてのエッチで確認しなかったけど、やっぱりみんな、左胸にホクロあるね♪」

乳合わせ––––––これが私のリクエストだ。自慢じゃないが、私のおっぱいの弾力は他者を圧倒していると自負している。比べる相手があまりいないので、信憑性は皆無に等しいものの、高校の時通り過ぎた女子生徒たちが私の胸を見て「坂上さんの胸・・弾力凄そうだよね?」と呟いていたのをしっかりと聞き取っていた。
たったこれだけの情報での確信だが、このスライムが擬態しているのでは?と勘違いしそうなほどの柔らかさを持った乳房が一般クラスか、と問われれば否だ!むしろこのレベルのおっぱいばかりだったなら、全世界の男共はパフパフし放題。パフパフのバーゲンセールが誕生してしまうわけだ。
ちょっと突くだけで指は沈み、腕で抱き抱えれば零れそうに形を崩す。揉めば一発で虜にされてしまい、もう抜け出すことは不可能。でも私限定なので他人に独占される心配はない。
そんな胸が8つ・・1ヶ所に集まってみろ。もう言葉で言い表せないほど素晴らしい光景の出来上がり。「これが天国への扉か!」・・・きっとどこぞの神父様も私の胸を凝視すれば、同じ感想を抱いてくれるはずだ。

「「「「あんあん❤黒子のおっぱいマッサージ、気持ち良すぎて眠たくなってくるよ~❤今晩、寝る時は私に埋めさせてね・・やだやだ❤私がしたいの~❤他の私は別の日にして~❤」」」」

恐ろしや我がおっぱいの魅力。自分大好きな私でさえ、順番を巡って言い争いになってしまうほど。・・一応伝えておくと、4人で仲良く共有することで納得しました。

だけど柔らかいおっぱいには楽しみがもう一つある。
それは––––––

「「「「うふふ❤乳首を重ねたら、ビクビクって痺れるような刺激がきて、興奮するね~❤」」」」

大きな胸を下から手で支え、乳首を両隣りの黒子の乳首に当てる。まるで電流を流すみたいな鋭い感覚が終始襲ってくる。柔らかいおっぱいの感触とは真逆だ。頭のてっぺんから足の裏まで全身行き通り、体中が快楽で満たされていくのがよく分かる。
イったばかりの人間には刺激が強すぎたらしく、緩々の膣からは枯れることなく愛液が噴出していた。

さて次は私・・・ホクロがキュートの坂上黒子ちゃんでーす☆きゃぴきゃぴ☆–––––––––––うん。やめよう。3回連続で同じ紹介の仕方は飽きられると思ってキャラ変えてみたが、完全なキャラ崩壊だろ!誰だよこれ!?もう完全に主人公変わってるじゃん!第一部も終了してないのに「第三部完」みたいな感じで新キャラに乗っ取られてるじゃん!!第一部設定も、新主人公予定も全くないけど!!
・・・話を戻そう。ここまで黒子と黒子・・・1人目と2人目の私のリクエストはみんなで楽しむもの。だけど私は違う!!せっかく自分が3人もいるのだから、独占しなくてどうする黒子!!というわけで––––––

「んっ❤いいわ、みんな。・・その調子でもっと私を気持ちよくしてね❤」
「れろっ、ぺろっ、はむっ・・!」
「じゅるうううう!んんんん!!!」
「ハッ・・ハッ・・!んんっ!!!」

黒子たちが一生懸命、私を犯そうと頑張ってくれている。2人の黒子がそれぞれ私の乳首を弄り、片方が舌でしゃぶり、もう片方が赤ん坊のように勢いよく吸っている。
2つの乳房から感じてくる別々の刺激。妖艶な笑みを保つがキツイ。少しでも力を抜けば、一瞬にしてアヘ顔一直線コースだ。
こういう時、黙って見ているのが良いのだろうが、私は優しいご主人様。ちゃんと仕事をしている者には褒美を与えるのは当然のこと。
頭を撫でて上げれば、2人揃って目を細め心地よさそう。やだ・・黒子ってば可愛い❤

3人目の黒子は必死に愛液でびしょ濡れの秘部に口を押し付け掃除してくれている。膣内に溜まっている液が吸われていくのが敏感に伝わってくる。スッキリし過ぎて下半身の感覚が無くなってくみたいだ。
無我夢中で吸う黒子の姿は正直言って色っぽい。自分でも認めるほどの美少女が膣を吸う姿・・・目の前で見せられたら、そりゃあ見惚れてしまうのは仕方のないこと。
だから、この黒子にもご褒美を与えないといけないね。

両手を離し、膣を吸っている黒子の両耳を優しく揉んであげる。特別、私は耳が弱いとかいうわけではない。ただ自分自身に対して快感的になっている今なら、何をしたって『感じてしまう』はず。

「あ・・んぁ❤」

予想通り。耳を揉んですぐに黒子は反応を起こした。ビクビクと体を痙攣させ、膣から離した口から艶やかな喘ぎを零す。すると黒子も私の気持ちを汲んでくれたのか、空いている両手で胸担当の黒子たちの膣を指で弄り始めた。

「「うぁぁん❤く、くろこぉ~❤❤」」

すぐさま悦ぶ黒子と黒子。
・・・・結局私も私だったわけだ。1人独占する気でいたのに、気づけばみんなで楽しんでいる。最初の目論見と違ったけど、これはこれでいっか。

いよいよ私で最後だ。紹介の仕方は前の黒子が見事にスベッたので普通にやる。
といっても説明するまでもなく私がリクエストしたのは–––––––

「「「「んん❤私と同じ濡れ具合、匂い、精の味❤・・漂うエッチな香りで、またイっちゃいそうだよ❤」」」」

4人で横向きに寝転がり、それぞれ相手の膣に顔を埋める。全員での膣舐めだ。
あれだけイきまくった膣の匂いは、それこそ想像を絶するレベル。匂いだけで愛液が溢れ、脳みそが蕩けてしまいそうになってくる。
何も考えられない私たちは、ただ膣を吸うことだけに集中する。
自分が舐めれば、別の黒子に舐められる。自分が舌で突けば、別の黒子に突かれる。
複数の自分とエッチすると不思議なことばかり体験できる。なんせ自分がやったことが、そのまま自分に返ってくるのだ。複数プレイのはずが、オナニーと勘違いしてしまいそうになる。

「「「「またでたぁ~❤これで何度目の絶頂かな~❤もう自分でも数えきれないぐらいイって、私たち今日がエッチ初日なのに、経験得まくりだね❤」」」」
「「「「ああん❤台詞も一言一句ハモって、自分とヤってるはずが1人でやってるみたい❤」」」」
「「「「黒子、くろこぉ❤大好き、大好きだよ~❤4人みんな相思相愛エッチでもっと気持ちよく、楽しく、これまで我慢してきた幸せ、全部取り戻そう❤」」」」

1人から2人、2人から4人と増殖したのだ。きっとこの増殖現象はまた起きる。それも何度も何度も、終わりがないぐらいい永遠に。
その度に私は増え、もっと大勢の私と一緒になっていくのだろう。遠そうにみえて近い未来、なのに私の中にあるのは不安よりも喜びだ。まだまだこの現象について分からないことが多く、確証があるわけではない。けれど私は・・・いや私たちは確信している。

“どれだけ私が増えようと、幸せな日々になるだろう”と。

「「「「あああああああああああああああああああああああああん❤❤❤」」」」

愛液でびしょ濡れになる顔。
私たちは疲労など気にもせずエッチを続ける。昼を越え、日が暮れようとしてもずっと。

そういえば・・夜になったら朝食買いに行かないと。