概要
ドラゴンクエストⅤに登場するモンスター。
popeの前コテの元ネタである、光の教団を興した、いわば教祖。
ワニの亜人で、先端に竜の像が彫られている杖を携えている。
活躍
教祖として教団の統率、そして、光の教団の経典としてイブールの本を執筆。
また、ジャミ(リメイク版ではゲマ)によって石化された主人公の妻の像を、本拠地の大神殿へと部下に運ばせ、教団のシンボルとして利用した。
モンスターズシリーズにもちょくちょく参戦している。
戦闘力
教祖というだけあって、対峙するのは物語終盤。
特技も、イオナズン、かがやくいき、痛恨の一撃(攻撃力×5ダメージのタイプ)、凍てつく波動(こちらにかかっている良い特殊状態を全て打ち消す特技)といった強力な物が揃っており、更には、戦闘前にわざわざ馬車を呼び出して、こちらを万全の状態で戦わせてくれるという余裕を見せ付ける。
これらの事から、さぞかし強いと思いきや...実はそうでもない。
行動が完全ローテーションの上に、そのローテーションが攻撃と補助を繰り返すという隙だらけのAIになっているのである。
そして、何よりも痛いのが1ターン一回行動という点。
折角強力な特技を覚えているのに、これでは簡単に建て直されてしまう。
また、教祖の癖に無駄行動である防御で保身行動をしたり、凍てつく波動二連発をしたりと、判断力の低さも目に余る。
とはいえ、決して弱いわけではない。先程挙げた強力な特技や、豊富なHPと防御力、呪文耐性のお蔭で、なんとか『そこそこの強さ』はキープ出来ている。
なお、リメイク版(PS2)では、HPが下がった代わりに攻撃力と防御力が引き上げられ、行動も三段階ローテーションとなって読まれにくくなった為、多少は強化されたが、肝心の1ターン一回行動が修正されておらず、結局そこそこの強さ止まりとなった。
倒した後
倒されるのも自分の予言通りだと言い、最後の悪あがきとして、主君であるミルドラースに魔界の扉を開いて貰おうとするが、何も起こらず、「そんなバカな」と言い残して死ぬ。かなり酷い扱いである。
リメイク版では更に悪化しており、部下のゲマ(リメイクではイブールでは無く、ミルドラースに忠誠を誓っている)に散々罵られたあと、彼が放ったメラゾーマにて、情けない断末魔をあげながら呆気なく焼き殺された。