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概要
人間味のないベクターグラフィックによるコンピュータ映像の世界地図上でゲームが進行します。
通常、完全な勝利などなく参戦国全てが致命的なまでの損害を受けて終了します。
DEFCONでは現実の時間の最大20倍のスピードで時間が流れており、現実時間で8時間以上かかる内容が30~40分で行われます。
ゲーム進行とDefConレベル
DEFCONは思考ゲームであるために、ユニットの生産や開発・資源の収集などは行われません。
プレイヤー毎にあらかじめ決められた配置やステータスを選び、ゲームがスタートします。*1
ゲームが始まってすぐ決着がつかないようにカウトダウンシステムが導入されています。
ゲームはまず警戒レベルDefCon5(通常体勢)からスタートし、
DefCon4 Def Con 3・・・と、DefCon1(最高警戒レベル)までカウントダウンされていきます。
操作の早いプレイヤーだけが有利にならないように、ゲーム中のDefConレベルで出来ることを順々に増やしていきます。
DEFCON Lv | ||
5 | 敵はまだ行動を起こしておらず、公海上でも海軍が動いていない状態 | スタート時 |
4 | レーダーが敵の行動を察知した状態 | 6分 |
3 | 海戦や空中戦が行われている状態 | 12分 |
2 | より激しい攻撃が敵によって継続的に行われている状態 | 20分 |
1 | 核攻撃が許可された状態 | 30分 |
マルチプレイと同盟
DEFCONは人間とAIを含めた2~6人の対戦が出来ます。
ゲーム規模が大きい場合は同盟を組んだり破棄したり、再交渉したりすることが出来ます。
しかし、同盟を組んだからといってスコアやユニットや操作が共有されるわけではありません。
リードデザイナーのクリスディレイ曰く
同盟軍が敵への攻撃の為の偵察をしてると思っていたら、その内の一人が味方を撃ち落とし始めます。
そしてそれがチャットで口論になり、海上での小競り合いや報復攻撃が始まり、最終的には同盟が破棄され皆がお互いに向けて核攻撃を開始します。
そのすさまじさといったら・・・
chatはIRCをベースにしており、公開のチャンネルや同盟のチャンネルや個人対個人のチャンネルがあります。
他プレイヤーとの交流は、ゲーム内のチャットを使用して行います。
オフィスモード
オフィスモードとは、DEFCONを素早くバックグラウンドにする機能です。
ウィンドウを切り替えたりする際に使います。
ゲームがバックグラウンドで動いている間、タスクトレイにアイコンが表示されます。
オフィスモードのキーはボスキーとも呼ばれ、エスケープキーを二回連打することでオフィスモードに移行できます。
オフィスモードでプレイされてるゲームは8時間続きます。
外交モード
ゲームには外交モードが用意されています。
最初は全プレイヤーがひとつの同盟に参加しており、同盟が崩壊するときにトップになるべく戦います。
スコアはゲーム終了時の生存者数で決まります。
ユニット
DEFCONでは、従来のRTSゲームで従来使われているリアルタイムな境界線による視界システムを使用しています。
固定ユニットは、一度レーダーに捉えれば破壊されるまで表示されます。
しかし、移動可能ユニットの場合はレーダー範囲から外れれば表示は消えます。
レーダー | 大きな視界を得られますが、戦闘能力は無く無防備です。 |
ミサイルサイロ | 核ミサイルを発射するモードと敵のミサイルや飛行機を打ち落とすモードの二つのモードがあります。 モードの変更には時間がかかり、変更中はサイロの機能は停止します。 サイロが攻撃を行うと全てのプレイヤーに位置が表示されます。 |
空港 | たくさんの戦闘機と爆撃機を持てます。 |
戦闘機 | 飛行機の破壊と偵察が可能です。 |
爆撃機 | 爆弾をひとつ運べますが、遅く、攻撃に弱いです。 |
空母 | 飛行機の移動可能な基地で、対潜爆弾とソナーを搭載しています。 |
戦艦 | 対海上艦隊に対して強い攻撃力を持ち、都市への攻撃も可能です。しかし、射程範囲が狭いです。 |
潜水艦 | 海面下からミサイル攻撃が可能です。 レーダー類は持っていませんが、普通のレーダーに探知されずに行動可能で、戦艦に対しても攻撃できます。 |