ローグは身につけた技と機知で戦うならず者です。偵察して罠や潜んだ敵の危険を取り除き、裏情報や気難しい相手との交渉を行い、戦いのときには、その素早さで敵を翻弄しながら戦います。
ローグにはさまざまなキャラクターがいます。あなたは犯罪組織に縁のある盗賊かもしれませんし、あるいは遺跡発掘する探検者、偵察兵、警察に雇われた密偵かもしれません。
ローグはゲーム中の4つの役割における代表的な技能クラスです。ゲーム中において担う役割は多岐にわたり、ゲーム内での冒険の状況によって変化します。ローグはそれらすべてを卓越した技能と、侮れない戦闘能力で対処します。ローグには様々なタイプがあり、一概に説明するのは難しいです。とりあえず<知覚>と<装置無力化>さえ高ければ、あとは好きなようにしてOKなクラスです。
まず、パスファインダーRPGにおける冒険の典型的な流れと、それに伴う技能クラスの役割を俯瞰してみましょう。
- [1:冒険の目的を見つける]:
冒険のきっかけになる問題の発見、依頼人との話し合いから冒険の達成目標を見定めます。
- [2:目的達成の手段を調査]:
目標を達成するための手段を調査します。このためには<交渉>で聞き込みをする、専門家から情報を得る。<知識:~>で文献調査をするなどの方法があります。
- [3:政治的な問題を解決]:
パスファインダーRPGの公式シナリオは冒険の背景に凝ったものが多く、ただダンジョンで怪物退治しただけでは目的を達成できず、政治的な調整を必要とするケースも多々あります。
探索する遺跡が有名な貴族にまつわるものなら、事前に許可を得るべきか検討し、場合によっては<交渉>で許諾を得たり、情報提供やキー・アイテムの貸出依頼、おまけ仕事の引き受けなどが考えられます。謎の殺人事件が部族間で不審と対立を招いているのなら、殺人犯の潜むダンジョンへの潜入が解決手段であることを先に納得させておく。災害が同時多発している状況で、PC達が一方を処理しているあいだにもう一方を依頼するなど様々です。
上記[1]~[3]はその冒険における成功条件を決めることです。ここを上手くやらないと現場で苦労し、得られる収入も減ってしまいます。必要な技能を持っているキャラクターがそれぞれ手分けして行動すると効率良いですが、散発的に戦闘が発生するケースもあります。ツーマンセル以上での行動を心がけ、リスクが予測できるときには、パーティを揃えてから挑むべきでしょう。
- [4:冒険の舞台への移動]:
冒険の主な舞台が町の外なら、野外移動して向かいます。この際には野外系の技能が役立ちます。内容的にはレンジャーやバーバリアン、ドルイドの得意分野ですがローグと被っている部分もあります。
- [5:冒険中の危険の発見と罠排除]:
ローグの主な仕事場です。<隠密>しながらパーティに先行、<知覚>で罠、隠れている敵、隠し扉などを発見します。罠や敵のいる部屋に錠前があれば、<装置無力化>で解除します。
騒音発生器であるファイターやクレリックと一緒にいては、あなたの<隠密>は台無しです。パーティからどれくらい先行して偵察するのかは、ローグのスタイルしだいです。あるローグは<隠密>を究め、暗視とその他の呪文で知覚を強化して、単独で遠くまで偵察するスタイルをとれば、別のローグは敵に気付かれるの承知で仲間と連携できる60ft程度の距離を維持して偵察するタイプもいます。
単独偵察スタイルは孤独死しないために偵察能力を最大限に上げるとともに、うっかり危険を冒さない慎重さが必要です。また、あなたの単独行動中に他プレイヤーをあんまり暇にしてしまわないために、単独行動中はある程度ルーチン化して手早く判断して行動、適当な時間で合流することをお勧めします。プレイヤーにゲーム内での慎重さと共にリアル時間での手際よさが求められるスタイルです。
連携偵察スタイルは敵の存在を察知した時点で、敵に気づかれている可能性が高くなります。そのため、状況の吟味と戦闘準備の余裕は少ないです。先手を取られる前に、素早く罠と錠前を排除して仲間と共に襲撃します。このスタイルのローグには偵察能力と共に生存能力が重要です。プレイヤーにはゲーム内時間で手際良いことが望ましいですが、比較的にやりやすいスタイルです。
- [6:冒険中に遭遇した敵との戦闘]:
戦闘中のローグの行動は、それぞれのローグによって大きく異なりますので、後のスタイル別の説明で記載しています。
- [7:冒険の目的達成と収穫物の確保]:
必ずしも最強の敵を倒すことで冒険の成功が確定するわけではありません。その戦果を材料に<交渉>することや、人質の救出、隠して持っているはずの秘宝を手に入れることが目的の場合があり、あなたの出番かもしれません。最後まできっちりと締めましょう。
パスファインダーRPGでは、キャラクターの持つ資産が能力に直結します。戦闘後には、きっちりと財宝を漁って資金を確保しましょう。術者に「ディテクト・マジック」呪文で魔法アイテムを探知してもらうとともに、引き出しから棚、ベッドの下、壁に隠し扉がないかを探しましょう。ただ、魔法アイテムには呪いがかかっているケースもあります。触れるのは魔術師の<呪文学>判定を終えてからの方が良いかもしれません。町に戻ったときには依頼報酬を受け取るのもお忘れなく。
冒険中にローグは様々な危険に単独でさらされます。どんな危険が予想されるのかは冒険の状況次第ですし、どの危険を選ぶかはあなた自身の判断によります。必要と感じれば呪文使いに支援を要請しましょう。予め巻物などをパーティ資金で購入し、支援呪文を出しやすい状況を作っておくのも良いでしょう。特に「ヒロイズム」呪文はセーヴと技能判定の両方にボーナスを与える技能クラス向きのもので、余裕があれば欲しい支援です。
ローグのキャラクターを作成する際には、追加ルール「パスファインダー・アンチェインド(Pathfinder Unchained; PU)」のクラスを利用できるかをGMに確認しましょう。この追加ルールに掲載されているPUローグは基本ルールのローグの近接戦闘能力を中心に強化した上位版です。おそらくはローグの戦闘能力がもの足りないというユーザの要望に応えたものです。PUローグを選択できるならば、こちらを使いましょう。
具体的なクラス特徴を見てみましょう。
【d2,e2:クラスの基本スペックと特徴】
- メイン能力値:敏捷力、 サブ能力値:耐久力、判断力、知力
- ヒットダイス:d8
- 基本攻撃ボーナス:普通(4Lvごとに+3上昇)
- 得意なセーヴィングスロー(初めに2、以降は偶数Lvごとに+1上昇):反応セーヴ
- 苦手なセーヴィングスロー(3Lvごとに+1上昇):頑健、意思セーヴ
- Lv上昇ごとに得られる技能ポイント:8+【知力】ボーナス
- 武器と防具の習熟:全ての単純武器、軽装、サップ、ショート・ソード、ショートボウ、ハンド・クロスボウ、レイピア
- 開始時の資産:4d6 x10gp (平均145gp)
―――――――――――――― - 急所攻撃:
敵が隙を見せたときに1d6、Lvが挙がればそれ以上の追加ダメージを与えます。戦闘でのローグの主な能力で、これを生かして大ダメージを出せる機会を狙っていきます。急所攻撃が成立する条件はルールで確認しておきましょう。急所攻撃の成立手段は近接ローグなら挟撃が、射撃ローグなら先手を取ることと隠密がメインとなります。スタイルごとに必要な能力を伸ばしましょう。
- 罠探し:
<装置無力化>と罠への<知覚>にボーナスを与え、魔法の罠の解除も可能とする能力です。この能力を持つものがいないと魔法の罠でパーティは甚大な損害を被ることになります。
- 身かわし:
ドラゴンのブレスや多くの範囲ダメージ呪文からの損害を無効化できます。こういった攻撃を受けたときには特にクレリックとウィザードが深刻なダメージを受けます。彼らが体制を立て直すのをサポートし、囮となって他の敵を引き離していきましょう。
- ローグの技:
偶数Lvごとに選択して身に着けられる様々な能力です。最優先で修得すべきなのは「罠見抜き」です。10ft以内の罠を自動<知覚>できるこの能力があれば、探索を極めてスムーズに行えます。4Lv以降での習得は好み次第ですが、戦闘特技も幾つか修得できます。《武器熟練》と《武器の妙技》だけは他の戦闘特技と別枠で習得可能ですので、効率よく使い分けていきましょう。
- 直感回避:戦闘直後や不可視の敵から攻撃されてもACへの敏捷ボーナスを失わなくなります。ACの多くを敏捷に依存するローグの生存能力を大幅に引き上げてくれます。
- 罠感知:罠を避けられる率を上げてくれます。
PUローグは以下の能力を持っています。
- 妙技訓練:1Lv時点で敏捷力を基準にして近接攻撃を行えるようになる《武器の妙技》を自動的に修得し、さらに3Lvで選んだ武器のダメージロールの際に筋力の代わりに敏捷力を使用できるようになります。これにより、PUローグは敏捷で攻防を兼ねる強力な近接戦闘員となることができます。
- 妨げの傷:4Lvで修得。急所攻撃ダメージを与えた相手を弱体化します。その効果はACを-2~-8や攻撃を-2~-8、移動速度半減など深刻なものです。自身の攻撃の準備としても、味方へのサポートとしても有用です。
【f2:技能】(△防具によるペナルティあり、×未修得だと判定不可)
ローグの技能修得で優先すべきなのは、偵察系の技能。それ以外の技能は各々のスタイルごとに優先度が変わります。ローグPCが全てを担う必要はありませんので、仲間と相談して分担してましょう。
- 偵察系技能
- 知覚(判):罠や敵、隠し扉などあらゆるものを見つけるための役立ちます。危険の存在が分かればどうにかできますので、最優先で上げましょう。《技能熟練:知覚》や《鋭敏感覚》の修得も検討に値します。中Lvから「アイズof theイーグル」、「エリクサーofビジョン」によって大幅に上げられます。
- △×装置無力化(敏):罠や錠前を解除するのに使用します。機械的な罠の難易度20~25、魔法の罠は難易度26~34。これらを出目10で安定解除できるようになる技能修正値15と24のが成長の目標になります。ローグのスタイルや装備によっては技能値にペナルティが入ります。早い段階で「高品質の盗賊道具」を購入し、必要なら《技能熟練:装置無力化》習得や「ゴーグルズofマイニュート・シーイング」購入を検討しましょう。
- △隠密(敏):敵に気づかれずに偵察するのに重要ですが、ローグのスタイルによってはさほど上げなくてもかまいません。「クロークofエルヴンカインド」や「エリクサーofハインディング」で上げられます。
- 交渉系技能
- 交渉(魅):街角での聞き込みや、重要NPCへの説得など、最も普遍的な交渉系の技能です。パーティ内の誰かは高くしておきたいところです。クレリックなどが担うことが多い技能ですが、彼らが立場的に話せないような相手とはローグが交渉にあたりことになります。
- 真意看破(判):交渉相手が事実を言っているのか否か、またさらに多くの情報を引き出すきっかけとして使えます。
- 威圧(魅):敵対的な相手に交換条件などを持ち出さずに話を聞きだせる貴重な手段です。チンピラ相手なら大した修正値は不要ですが、「ポーションofエンラージパーソン」などで相手より大型化すると格段に成功しやすくなります。
- はったり(魅)、変装(魅)'''':潜入時に敵の警備などをごまかすのに使用します。交渉代わりに使用するのは、リスクが高くお勧めしません。
- 移動系技能
- △<軽業>(敏捷;クラス外):障害物を跳び越すだけでなく、ローグなら他の使い方も可能です。<軽業>を用いることで、機会攻撃を誘発せずにすり抜けて挟撃を取れます。自身の急所攻撃だけでなく前衛クラスの攻撃も命中しやすくなり、素早く敵を倒せます。「ブーツofエルヴンカインド」や「エリクサーofタンブリング」で上げられます。
- △<水泳>(筋力)、△<登攀>(筋力)、△<騎乗>(敏捷):ファイターにおける記載を参照。
- 知識系技能
- ×知識(地域)(知)、×知識(ダンジョン探検)(知):基本は<知力>が高いウィザードなどに任せることになりますが、分担して一部を担当しても良いでしょう。また、あなたのローグが町の裏事情に精通した盗賊なのか(知識:地域)、ダンジョン構造に精通した工兵なのか(知識:ダンジョン知識)といったフレーバーを表す部分でもあります。
- ×言語学(知):文書の偽造や鑑定、暗号解読に使用するほか、判定はランクごとに一つの言語を修得します。パスファインダーRPG公式シナリオの町を歩くとだいぶ頭のおかしい人物と出会えますが、ダンジョン内では怪物たちが更に煮詰まっていかれた人間関係と言動を繰り広げています。見つけしだいに殺すのでなく、会話してみるのも面白いでしょう。殺害するのは言葉をかわし、交流を深めてからでも遅くはありません。
- その他の役立つ技能
- ×魔法装置使用(魅):低Lv時には役に立ちませんが、ある程度Lvが上がると極めて強力です。様々なクラスの呪文から、パーティにいないクラスの呪文や術者本人のみに効果のある強力な呪文をアイテムから使用できるようになります。代表的な呪文に以下のものがあります。「ロングストライダー(ドルイドetc;1Lv)」、「シー・インビジビリティ(ウィザードetc;2Lv)」、「ディヴァイン・フェイヴァ―(クレリックetc;1Lv)」、「リード・ブレーズ(Advanced Players Gude;レンジャー1Lv)」、「ハイトゥンド・アウェアネス(Advanced Class Guide;ウィザードetc)」
- ×魔法装置使用(魅):低Lv時には役に立ちませんが、ある程度Lvが上がると極めて強力です。様々なクラスの呪文から、パーティにいないクラスの呪文や術者本人のみに効果のある強力な呪文をアイテムから使用できるようになります。代表的な呪文に以下のものがあります。「ロングストライダー(ドルイドetc;1Lv)」、「シー・インビジビリティ(ウィザードetc;2Lv)」、「ディヴァイン・フェイヴァ―(クレリックetc;1Lv)」、「リード・ブレーズ(Advanced Players Gude;レンジャー1Lv)」、「ハイトゥンド・アウェアネス(Advanced Class Guide;ウィザードetc)」
【g1:特技】
ローグにとって役立つ特技は、スタイルごとに異なります。スタイルごとに紹介していきます。
- 盗賊剣士スタイル(PUローグ推奨)
- お勧め武器:レイピアや、ショートソード、ハンドアックスなど
- 1Lv時から取りたい特技:《武器の妙技》、《追加hp》、《イニシアチブ強化》
- 2Lv以降:《武器熟練》、《斬撃の優美》*、《技能熟練:知覚》、《回避》
(* Advanced Class Guide;PUローグがレギュレーション外のとき有用) - 6Lv以降:《技能熟練:装置無力化》、《強行突破》、《迎え撃ち》、《素早い移動》
- 8Lv以降:《一撃離脱》、《足止め》、《軽業移動》、《快速》
- 11Lv以降:《クリティカル強化》
- 有用な魔法アイテム:魔法の武器、魔法のミスラル製チェインシャツ、魔法のバックラー、ベルトofインクレティブル・デクスタリティ、クロークofレジスタンス、アイズofイーグル、ゴーグルズofマイニュートシーイング、クロークofエルヴンカインド、ブーツofエルヴンカインド、ハンディ・ハヴァサック、エリクサー系いろいろ
- 《武器の妙技》を用いて、敏捷で攻防を兼ねるスタイルです。逆手に高品質以上のバックラーを装備することで、ペナルティ無しにACを底上げ、前衛PCに近い生存力を持ちます。前線に飛び込みますので広い視界を確保でき、戦場に仕掛けられた罠の発見も容易です。特技に余裕があるので、これらを戦力や技能の補強に活用できます。荷重を軽荷重に抑えて機動力を確保のが重要です。仲間に荷物を預けるか、魔法のバッグを活用しましょう。
- 二刀流スタイル(PUローグ推奨)
- お勧め武器:ショートソード、ハンドアックス、ククリなど
- 1Lv時から取りたい特技:《武器の妙技》、《追加hp》、《イニシアチブ強化》
- 2Lv以降:《武器熟練》、《二刀流》
- 6Lv以降:《二重切り》、《技能熟練:知覚》
- 8Lv以降:《二刀流強化》、《回避》
- 11Lv以降:《クリティカル強化》
- 有用な魔法アイテム:魔法の武器、魔法のミスラル製チェインシャツ、魔法のバックラー、ベルトofインクレティブル・デクスタリティ、クロークofレジスタンス、アイズofイーグル、ゴーグルズofマイニュートシーイング、クロークofエルヴンカインド、ブーツofエルヴンカインド、ハンディ・ハヴァサック、エリクサー系いろいろ
- 盗賊剣士のスタイルと似ていますが二刀流で瞬間的なダメージ力を増加させるスタイルです。技能はやや弱くなります。バックラーを用いることで、普段のACはかなり高いのですが、二刀流で攻撃した際のACの低下には注意が必要です。
- 工兵スタイル
- お勧め武器:ロングソード、バトルアックス、バスタードソード、ウォーアックス
- 1Lv時から取りたい特技:《追加hp》、《技能熟練:装置無力化》、
- 2Lv以降:(必要なら《特殊武器習熟:~》)、《武器熟練》、《中装鎧習熟》
- 6Lv以降:《技能熟練:知覚》、《迎え撃ち》、《イニシアチブ強化》
- 8Lv以降:《渾身の一打》、《強打》
- 11Lv以降:《クリティカル強化》、《重装鎧習熟》
- 有用な魔法アイテム:魔法の武器、魔法のミスラル鎧、魔法のバックラー、ベルトofインクレティブル・ストレングス、クロークofレジスタンス、アイズofイーグル、ゴーグルズofマイニュートシーイング、エリクサー系いろいろ
- 敏捷力に能力を割り振らず、大きな武器を筋力で振り回すスタイルです。<隠密>と<軽業>の低下は仕方ないものと割り切り、<装置無力化>は特技とアイテムでカバーします。適当なタイミングで前衛クラスとマルチクラスか特技によって中装・重装鎧に習熟することでミスラル製の強力な鎧でACを確保できます。このスタイルは前衛と並んで行動し、安定した攻撃力を発揮できます。
- 狙撃スタイル
- お勧め武器:ショートボウ、ロングボウ、ライトクロスボウ、ヘヴィクロスボウ
- 1Lv時から取りたい特技:《近距離射撃》、《精密射撃》、《武器習熟》
- 2Lv以降:《武器熟練》、《速射》、(必要なら《高速装填》)
- 6Lv以降:《イニシアチブ強化》、《技能熟練:知覚》、(必要なら《クロスボウ体得》*)
(* Advanced Player Guide;ヘヴィ・クロスボウをフリーで装填) - 8Lv以降:《束ね射ち》、《致命的な狙い》
- 11Lv以降:《クリティカル強化》
- 有用な魔法アイテム:魔法の遠隔武器、魔法のミスラル製チェインシャツ、ベルトofインクレティブル・デクスタリティ、クロークofレジスタンス、アイズofイーグル、ゴーグルズofマイニュートシーイング、クロークofエルヴンカインド、ハンディ・ハヴァサック、エリクサー系いろいろ
- 距離を取って射撃武器で攻撃するスタイルです。敵に近づかずに攻撃でき、前衛の手が届かない上空や後方の敵にダメージを与えられます。一方でいろいろ制限もあります。偵察時には一番前に出ますが、戦闘時に下がるので入れ替えに手間ががかり、不意打ちで苦戦します。また戦闘時に最前線でないので視界が狭く、戦場に仕掛けられた罠を見つけられません。
- 射撃武器は急所攻撃の成立に少し苦労します。イニシアチブで先手を取って、以降はつかず離れずの距離を取る必要があります。以降は<隠密>を用いて急所攻撃をすることになります。戦場の障害物を活用し、必要なら「発煙棒」なども活用しましょう。
- 辻斬りスタイル(PUローグ推奨)
- お勧め武器:エルヴン・カーヴ・ブレードやスパイクド・チェイン、レイピア両手もち、アルドリ・デュエリング・ソード*など
(PRD外、一部シナリオやワールドガイドに掲載、1d8斬撃で武器の妙技を適用可能) - 1Lv時から取りたい特技:《武器の妙技》、《特殊武器習熟》、《追加hp》
- 2Lv以降:《武器熟練》、《強打》、《回避》
- 6Lv以降:《技能熟練:知覚》、《強行突破》
- 8Lv以降:《一撃離脱》、《渾身の一打》、《踏み込み》
- 11Lv以降:《クリティカル強化》
- 有用な魔法アイテム:魔法の武器、魔法のミスラル製チェインシャツ、ベルトofインクレティブル・デクスタリティ、クロークofレジスタンス、アイズofイーグル、ゴーグルズofマイニュートシーイング、クロークofエルヴンカインド、ブーツofエルヴンカインド、ハンディ・ハヴァサック、リングofフォース・シールド、ワンドofリード・ブレーズ、エリクサー系いろいろ
- 《武器の妙技》を適用できるダメージダイスの大きな両手武器を用い、基礎ダメージの大きさに急所攻撃を加えて大ダメージを狙うスタイルです。その攻撃力は前衛クラスに匹敵しますが、生存力に不安が残ります。ハーフエルフやハーフオーク、エルフ、テング(Advanced Race Guide)などで代替種族特徴やマルチクラスをすればより効率よく実現できます。
- お勧め武器:エルヴン・カーヴ・ブレードやスパイクド・チェイン、レイピア両手もち、アルドリ・デュエリング・ソード*など
- 魔法盗賊スタイル
- ウィザードなどの知力系の呪文使いクラスと組み合わせて、技能と呪文の力で冒険するすることも可能です。より詳細には、強化呪文に特化して直接ダメージを出さない支援タイプと、光線呪文で急所攻撃を乱発する光線狙撃タイプがあります。
- 呪文使いの技能ポイントは低めですが、十分に高い知力があればそれを補えますし。呪文の力で偵察能力を強化できます。このスタイルのローグの作成には、術者クラスへの理解が必要ですので、ここでは割愛します。
最後にいくつかローグの例をあげます。ハーフリングの二刀剣士と人間の狙撃手、ドワーフの工兵です。
■ハーフリングの二刀剣士
1Lv | |
2Lv | |
4Lv | |
8Lv |
元のEXCELファイルの詰め合わせ:
■人間の狙撃手
1Lv | |
2Lv | |
4Lv | |
8Lv |
元のEXCELファイルの詰め合わせ:
■ドワーフの工兵
1Lv | |
2Lv | |
4Lv | |
8Lv |
元のEXCELファイルの詰め合わせ: