拡張子の選び方

Last-modified: 2013-12-29 (日) 16:25:28

静止画や映像をレンダリングする際の拡張子選びで悩む方がいると思います。
厳密にいえば、ケースバイケースになってしまいますが、学生で扱う範囲内でどれでレンダリングすればいいのかを簡単に説明していきます。
特に静止画においては、作業環境を3dsmaxメインで使っている場合のみに以下のことが適用されると思ってください。個人で保有しているだけならばどれでもいいです。


  • 静止画の場合
    扱う拡張子は「.png .jpg .tga .tif」です。
    .pngは可逆圧縮のため、画質を落とさずに容量を減らしています。さらに、アルファチャンネルにも対応しています。しかし、web上での読み込みが.jpgより劣ったり、レンダリング時間がかかるデメリットがあります。
    扱う場合としては、「アルファチャンネルのテクスチャを描くとき」に使うと良いでしょう。
    .jpgは不可逆圧縮です。圧縮率は優秀なので容量は小さく抑えれます。画質を良くした場合、画質、容量ともに.pngとはあまり大差はありません。しかし、webでの読み込みが早いです。
    よって、扱う場合は「web上に公開するとき」が良いでしょう。
    .tgaは可逆圧縮です。画質は落ちませんが、容量がとても大きいです。しかしレンダリングも早く、対応いているアプリケーションも豊富です。アルファチャンネルにも対応しています。レンダリングが早く、画質も良いという点から、「動画用の連番書き出し」として使うとよいでしょう。扱いやすさからテクスチャに使っても問題ないです。
    .tifは可逆圧縮です。画質は落なく、設定しだいでは容量も抑えることができます。レンダリング時間は他と比べて平凡です。メリットは多いですが、アプリケーションとの互換性がないことが多いため、あまり使われていません。なので、「印刷物」として使うと良いでしょう。


  • 動画の場合
    扱う拡張子は「.avi」のみです。
    3dsmaxの動画のエンコードは優れていないので、外部ツールに頼ることが多いです。3dsmaxで動画を書き出す時は、「無圧縮の.avi」でレンダリングしてください。AEやPr等でお好みの拡張子に変更してレンダリングしなおしてください。DVDとして書き出すのならばmpeg-2を用いた.mpgで、web上にアップロードするのならばH264の.mp4が良いでしょう。アルファチャンネルを用いた動画の場合は、.tgaを連番で書き出して、AEでアニメーションを用いた.movとしてレンダリングしてください。