【かっとび能力】

Last-modified: 2021-10-15 (金) 09:53:31

概要

トルネコシリーズのモンスターが使う特殊能力の一つ。
名前は後述のトルネコ3のテーマ別モンスターハウスに由来する。公式ガイドブックでは単に「ワープ能力」などと呼ばれている。
 
プレイヤーとそのモンスターが同じ部屋にいると、プレイヤーの周囲8マスに【ワープ】してくる。
どれだけ離れた場所にいようが一瞬で距離を詰めてくるので、この能力を持つモンスターから逃げるのは困難。
 
一口にワープと言っても、【ワープゾーン】【ルーラ草】などの「ランダムな位置へのワープ」とは全く別物。
アイテムを盗んだ【ベビーサタン】や、プレイヤーに隣接した【メタルキング】が使うのはランダムな位置へのワープで、かっとび能力とはやはり別物である。
それらと区別するために、ワープ能力ではなくかっとび能力と呼び分けた方がいいかもしれない。
 
元々は【風来のシレン】の「まわるポリゴン」というモンスターが持っていた能力である。
マンドラゴラはこの能力に加えて【ハラヘリー】も使うのだが、ハラヘリーもまわるポリゴン系を踏襲した能力だったりする。

トルネコ2

【マンドラゴラ】のみが持つ能力。
同じ部屋にいる場合、トルネコの正面に回りこむようにワープしてくる。

トルネコ3

【キメラ】【メイジキメラ】【スターキメラ】【ダンスキャロット】【マンドラゴラ】【メトロゴースト】【ヘルゴースト】が持つ能力。(【ゴースト】は使わない)
また、キメラ系とそれ以外ではワープ方法が若干違う。
キメラ系はプレイヤーの周囲8マスのどこにワープするかランダムだが、ダンスキャロット系とゴースト系はプレイヤーの正面方向に優先してワープしてくる。
 
前作と比べて使用者がかなり増えたため、存在感が増した。
【異世界の迷宮】20Fや81Fの大部屋モンスターハウスで、大量のキメラやスターキメラが飛びついてくるのはもはや恒例。
メトロゴーストとヘルゴーストは倍速1回攻撃なため、ワープと同時に先制攻撃を仕掛けてくることも多く厄介。
かっとび能力に加えて、【さそうおどり】も使ってくるダンスキャロットも結構危険な存在である。
 
PS2版では「ポワッ」という効果音と共にプレイヤーの隣に瞬間移動してくるので、結構ビックリする。
【まぼろしの洞くつ】で、通路からひっそり現れたスターキメラやマンドラゴラが急にワープしてくると、冷や汗ものである。
GBA版では「ピロッ」のような効果音に変更されている。
 
GBA版の【テーマ別モンスターハウス】には、この能力を持つモンスターだけが出現する「かっとびハウス」が存在する。
 
かっとび能力を持つモンスターを仲間にした場合、同じ部屋にいる敵モンスターの隣にワープさせることが可能。
切り込み隊長として活躍してくれるが、ポポロからはぐれやすくなるのと、飛びついた敵に先制攻撃されやすいのが難点。
状況によっては、【いっしょにいてね】【とくぎつかうな】でかっとび能力の使用を制限させるのもいいだろう。