【エンカウントリセット】

Last-modified: 2022-01-15 (土) 17:52:18

概要

画面切り替えなどを行うことによって、一定距離を歩くごとに発生するエンカウント(=敵との戦闘)を回避する行為のこと。
「エンカウントカット」、「エンカウントキャンセル」などと言われることもあり、ドラクエ以外のゲームでも使われる用語である。
特に敵と出会いたくない【タイムアタック】【低レベルクリア】などのプレイでは多用される。
この技が使われるのは、基本的に【歩数エンカウント】制を採用している作品である。
主な方法を以下に記す。

1. 画面を切り替える

フィールド上で町に出入りしたり、ダンジョン内でフロアを切り替えることなどで行う。
ほとんどの作品で実行可能。エンカウントリセットの方法としては一番ポピュラーである。
 
ただし、同じナンバリングの作品でもリセットされるタイミングが異なっていることがある。
例として、PS2版DQ5とDS版DQ5を挙げる。
DS版はただ単に画面を切り替えさえすればエンカウントリセットされるのに対し、
PS2版では「画面を切り替えて、エンカウントテーブルが切り替わったとき」にだけエンカウントがリセットされる。
レヌール城を例に取ると、「ダンスホールのフロア(くびながイタチ等、弱めの敵が出る)」から「宿屋のあるフロア(おばけキャンドル等、強い敵が出る)」に切り替えた場合などである。
敵の出るエリアから敵の出ないエリアに移動したときもこのケースに該当し、「敵の出ないエリア」には【レヌール城】【デモンズタワー】の外観や、【サンタローズの洞窟】の最深部などが該当する。
ダンジョン内に敵の出ないエリアはほとんどないため、必然的にPS2版のほうが敵と出会いやすくなるのである。
この仕様の違いにより、「マップが狭いがフロア数が多く、頻繁に画面を切り替えながら進む」タイプのダンジョンではエンカウント差が顕著に表れやすい。
「DS版は敵と出会いにくい」と言われるのは、エンカウントリセットが頻繁に行われる、この仕様も手伝ってのことである。
 
ちなみに3DS版DQ8とモンスターズシリーズでは、シンボルと接触しそうになったら【戦歴】(モンスターズではライブラリ)を開くことでシンボルが初期配置に戻り、戦闘を回避できるというテクニックがある。
イルルカ以降のモンスターズシリーズでこのテクニックを使うと、【モンスターシンボルの特殊行動】によるシンボルの増減・変化も全て初期状態にリセットされる。DQMJ3では突然変異の状態もリセットされてしまうので注意。

2. エンカウントテーブルを切り替える

PS版DQ7などで実行可能。
1番の派生形であり、こちらはフィールド上で行えるのが特徴。
例えば、過去【エンゴウ】では出現モンスターの種類に差こそないものの、南北でエンカウントテーブルが異なっており敵の出現率、出現数が違っている。南部のエンゴウ周辺のほうがより多くの敵が出やすいようになっている。
南である程度歩いた後北側に移動すると、南で歩いた分の歩数がリセットされ、北側で多く歩けるのである。
エンゴウに限らず、他の大多数のマップでもエンカウントテーブルが複数存在するが、当然エンカウントテーブルは目に見えないため、あらかじめ知識を仕入れておかないと活用は困難だろう。

3. 闇のランプ、ラナルータを使う

SFC版DQ3やDS版DQ4~5などで実行可能。
ダンジョン内では使えず、【アレフガルド】など一部地域では実行不可能。
また、時間帯が夜の場合、【やみのランプ】は効果がないので注意。

4. 中断セーブの使用

GBC版DQ3、DS版DQ4・5・6・9で実行可能。
ダンジョンでも利用できることが多いので非常に便利。
ただしDS版6ではセーブできる範囲がやや狭いので気をつけよう。

5. モンスター図鑑の使用

DQ7、DS版DQ4・5・6で実行可能。
フィールド上でしか行えないが、手早く使えるのが長所。
ちなみに、速さ的には、
1逃げ成功>図鑑使用>>2逃げ成功
なのでレベルが低いうちは積極的に使っていきたい。