【マザー・ヘレン】

Last-modified: 2022-09-28 (水) 20:39:30

DQ6

【ザクソン】にいる元・旅の尼。口調が少し片言だが、出身地については不明。
名前の由来は「マザー・テレサ」と「ヘレン・ケラー」だろう。
英語版での名前はGrinn。
ネームドキャラでありながらストーリーには全く関わらないという珍しいキャラの一人。
 
かつてザクソンには【神父】も医者もおらず、病人が出ても死ぬまで見届けるしかないという限界集落だった。
しかしマザー・ヘレンが来たことで病人たちも皆元気になり(恐らくは彼女が回復・治癒の魔法を使えるのだと思われる)、その後彼女が村のために定住したことから村人たちからは救世主のように慕われている立派な人物。
 
そんな彼女の趣味はなんとダジャレ。
ザクソンの村に着いた主人公たちにも

「この盾、変よ。立てへんから。」
「魔王はまあ、大きい。」
「教会に行くのは今日かい?」

など、自分でもおかしくて笑ってしまうギャグを聞かせてくれる。
……勿論こんなダジャレを面白いと思う者はいないはずなのだが、何故か村人たちには好評であるらしく、ウケてしまう事をいいことに、彼女は今日もお寒いダジャレを繰り返す。
 
村人たちは、彼女のダジャレを本当に面白いと思っているわけではない。
自分たちの元気を取り戻すため、一生懸命笑わせようとダジャレを言い続ける彼女。
それらのダジャレ自体はレベルが高いとはいえないものの、それでも懸命に繰り返す彼女の姿に心を打たれて励まされているのである。
中には「くだらなすぎて笑える」と言う人もいたりするが。
 
このいっぱつギャグを連発する様から察するに、作品は違えど、あの【神さま】の薫陶を真っ当に受け、理解しているのかもしれない。

ダジャレ・ギャグ好きの聖職者というキャラクターは後のオディロ院長に受け継がれた。