【メル】

Last-modified: 2019-11-18 (月) 21:45:50

DQ11

【プチャラオ村】に登場する、物憂げな表情を浮かべた少女。
幼いためか、セリフが所々ひらがな混ざりである。
英語版での名前はDora(3DS版DQ7の【イルマ】と同じ)で、後述のメルトアのDora-in-Greyと合わせている。
 
たった一人で泣いていたところを【シルビア】が見かねて事情を聴いてみれば、どうやら迷子らしい。
なので、いなくなった両親を探す事を【主人公(DQ11)】に依頼してくる。
断ろうとしたらさらに泣き出して【無限ループ】を引き起こすので拒否権はない。
 
しかし、両親探しの最中にメル自身も忽然と姿を消してしまい、その後には明らかに様子がおかしい状態で村の観光名所である壁画の方へ歩いていく。
最深部まで来てみたがメルの姿はなく、それどころか主人公達は【壁画世界】に引きずり込まれてしまう。
一行は「メルも壁画に引きずり込まれたのでは?」と思い、この時点での目的がメルを探して壁画世界から救い出すことになる。
 
しばらく探索してみると「壁画は邪悪に呪われている」「人間の命を糧にするため、欲望に付け込んで吸収する」と書かれた、犠牲者の遺言と思われる石碑を発見する。
実際に壁画世界の中には吸収された人間達が見受けられるので、ここまではプレイヤー側も想定がつくだろう。
だが石碑には続きがあり、その内容は「欲深くない者の前には 少女の姿で現れ 人の善意につけ入って あざむき 壁画の中に引きずり込むのだ……。」というもの。
 
実は、彼女は呪いの壁画の魔物の化けた姿であり、欲深い者をご利益で釣り、欲のない者に対しては弱者のフリをして庇護の感情を煽る事で、騙された人々を呪いの壁画まで誘導して吸収するという恐ろしい存在だった。
それ以外にも、自ら壁画の御利益を誇張するステマ行為も行っていて、主人公たちが命からがら壁画世界から脱出して村に戻ってみれば、観光に来た老人に「壁画を見たら私の病気が治った」とアピールしている最中だった。
この時のメルは、先ほどまでの泣き虫少女とは打って変わって「笑顔を絶やさない純真無垢な少女」を演じており、そうとは知らない老人は壁画へと向かってしまう。
 
現場を押さえた一行が詰め寄り説得と降参を迫ると、メルは突如「カカカ!」と笑い出して本性を露わにする。
すでに正体が分かっているとはいえ、少女の姿で「調子に乗るでないぞ、たかが塗料風情が」「人間ごときに指図される覚えはないわ!」と上から目線の物言いはかなりのインパクト。PS4版ではこのうえ全身に禍々しいオーラを纏っており、かなりの大物感を漂わせている。
かくして勇者一行に宣戦布告をしたメルは「不服があるなら我が世界に来るがいい」と、この場からワープして去っていく。
 
再び壁画世界に入り最深部まで行くと、メルは噴水のほとりに座ってのんびりと待っていた。
一行に追いつめられてもメルは余裕の表情、それどころか一行を「エサ」呼ばわりと尊大な態度をとる。
そしてついに彼女は本来の姿を現し、尊大な態度に相応しい実力と巨躯を有した魔物【メルトア】として襲い掛かってくる。

DQ11S

CVは【ロミア】と兼役の茅野愛衣で、メルトアとして正体を現した際には少女のままの声と加工された声が同時に流れる。
また、天空のぱふぱふでは、彼女の声色とロミアの声色のものがそれぞれ用意されている。

漫画版トルネコ2

【トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン】に登場するオリジナルキャラ。
【トロ遺跡】攻略回に登場。
祖母【ジル】とコンビを組む女盗賊。
DQ3の女盗賊とほぼ同じコスチュームをしている。髪型は奇しくも女盗賊【ゲルダ】にやや似ている。
盗賊キャラにしては珍しく優しそうな顔つきをしており、口調もおだやか。
汚れ役を基本ジルがやっていることもあり、いい人っぽく見えるが、
トルネコがひどい目にあっているのを横で傍観しているあたり善人ではなさそうだ。