【時の子守唄】

Last-modified: 2023-11-12 (日) 13:32:38

DQ6

同作のエンディング曲。
 
イントロ部分は、実体化していた夢の世界が見えなくなり、残された【ゼニスの城】が天空へ上っていくシーンとシンクロしている。
そして、主要スタッフの表示の後、静かな曲調をバックに仲間キャラのその後の様子が描かれ、その後、再び曲が盛り上がると残りのスタッフロールの表示へと続く。
おおよそ冒険の終わりには似つかわしくないような、重々しい調べから始まり、哀愁たっぷりの旋律が奏でられる、シリーズ中でもかなり異彩を放つ楽曲。
だが、その分隠れた人気を誇り、その美しいメロディーに魅せられるファンも多い。
 
この曲は新たに書き下ろされたものではなく、1978年製作の長編アニメ映画「劇場版科学忍者隊ガッチャマン」中の劇伴音楽として、【すぎやまこういち】が作曲した「時の子守唄~レッド・インパルスのテーマ」を再利用した、いわば流用作品である。
その理由として、自身の会心作でありながら、過去にはぶつ切りという形でしか使われなかったこの楽曲がDQ6のコンセプトにピタリと当てはまるということで、エンディングシーンという場でもって、この自信作を完全な形で再登場させた――とすぎやまは述べている。
 
前作DQ5の【結婚ワルツ】に続いての自身の過去曲からの流用エンディング曲であり、その流れはDQ7の【凱旋そしてエピローグ】、DQ8の【空と海と大地】と、4作品に渡って続いていく。