世界観や地名について纏めていく予定です。
全容
宇宙
暗い空間に星という光が点在している。一定方向への重力は無く、上下の感覚は無い。
ヒトに分類される生物が生身で放り出されると即座に死ぬ。
現実の宇宙と似ているがさまざまな点が異なっている。
- ニューロン洋
先述の「宇宙」は現実の規模としては銀河程度である。
「宇宙」は膨大な数存在し、銀河団を構成したりそれぞれが規則的に接続した網構造を作っていたりする。
銀河団による網目が神経細胞の網目に似ていることから、より高位の存在によって名づけられた。
しかし、神経が集まって人体の中枢を為していることを鑑みれば、ニューロン洋は人間の内部に存在すると見ることもできる。
- 宇宙「アンドロメダ」
アース編の主な舞台となる宇宙。島程度の大きさの小さな星が多数散らばっている。
プラネット・ジェムの欠片が高値で取引され、各種犯罪の温床となっている。
- 星の城
宇宙「アンドロメダ」を統べる(支配する)最高機関、COCの本拠地。西洋の城が浮遊しているような外見で、城そのものが光り輝いている。所在自体は宇宙「アンドロメダ」の外にある。
- 星
暗い宇宙の中において、自ら光り輝くもの。ヒトが住んでいることもある。
基本的には開けたコミューンに属している。
星ひとつが一国家、ないし一市町村、ないし島のような感覚で、各星間の利害を調整したり、交易を行なったり、気軽に移住したりする。
星間規模の犯罪者や、それを追う警察組織も存在する。
- 宇宙「ロートス」
地球が属する(銀河系)を宇宙規模で観たときの名称。
地球
太陽系第三惑星。特異な環境下にあり、かなり例外的な風土や生命体や慣習が存在する。
他の星とコミュニケーションをとることもままならず、一種の鎖国状態でもある。
- ミノリ
現実における茨城県美野里町の座標にある町。現実では田畑の広がるのどかな土地であるが、
黒譚世界においては原発(東海村)や徳川(水戸市)、そもそも天皇の坐する東京に近すぎず遠すぎず、戦後日本において国交の拠点とされた。早期に復興を遂げた後、様々な設備が整えられ、駅周辺など一部地域を見れば都会さながらの規模の町になった。
その影響が現在も続いており、何処とも知れぬ国出身の外国人(や宇宙人)が平然と暮らせる地域となっている。
ただし公用語として日本語(東京弁)が推奨されているため、誰であろうと概ね日本語で会話するし、看板など各種表記は日本語である。
最寄駅は羽鳥。
- コキョウドウ
胡経堂町。ミノリの隣町。開発された大都市様のミノリに対して、閑静な都会の住宅地といった印象。
……というのは表の話であり、常人には見ることのできない裏の顔がある。
裏の胡経堂では日夜酒盛りが催され、酔っ払いとも狂人ともつかぬ人々が大通りを闊歩する。
- カナワ
現実における広島県金輪島の座標にある島。現実では人口60人の小さな島だが、黒譚世界においては異世界に繋がる門が開いてしまったことから独自の文化が根付いてしまっている。
- ユミール公国
ドイツとフランスの国境付近にある小国。戦火に巻かれてひと気の無くなっていた土地に北欧系移民がやってきて復興させたことが始まり。
街並みは何処となくスウェーデンの香りがする。
ドイツ語とフランス語とスウェーデン語と他諸々がちゃんぽんになったユミール語が好んで話される。対外的には英語を用いる。