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Last-modified: 2007-06-14 (木) 22:18:36

エリンシア「随分と汚れていますね。量が多いものだから洗濯するのも大変ですわ」
ロイ「ごめん、今日球技大会だったんだ」
シグルド「ほう球技大会!」
ロイ「うん僕はサッカーをしたから泥だらけに」
シグルド「懐かしいなあ球技大会。兄さんもな、サッカーしたんだぞ。私と親友エルトは黄金コンビと謳われたものだ。ちなみに私が翼くんだ」
エリンシア「まあ」
シグルド「親友キュアンは攻守の要ボランチだったな、レックスは超密着マンツーマンディフェンスが得意だった。おかげで相手は戦意喪失する者続出だ」
ロイ「兄さん生き生きしてるね、別に聞いてないのに」
エリンシア「大人は時々無性に回顧したくなるのよ」
シグルド「突撃隊長ジャムカはその攻撃力をいかんなく発揮するエースストライカーだった。ああそうだ、実はアーダンもスコアラーなんだ、意外だろう?いっても記録係のスコアラーだけどな(笑)」
ロイ「親父ギャグまでいってら……」
エリンシア「きっと会社でストレス溜めているのでしょう。我慢して聞いてあげてね」
シグルド「それでな、順調に勝ち進んだ我々は決勝戦であいつと対峙したのだ」
ロイ「あいつとは?」
シグルド「……名前を出すのも憚りたい。察してくれ」
ロイ「なんだよそれ」
シグルド「とにかく、超強力布陣の我々はあいつらと試合したのだ」
エリンシア「やはり勝ったのでしょう?」
シグルド「……ところが負けた」
ロイ「へー、やたら自信はあったみたいだけど」
シグルド「未だに解せないのだ。個々の力は我々に分があった。しかし負けた」
ロイ「兄さん駄目だよ個人技に頼っては。チームスポーツだよ?」
シグルド「それは知っている。我々は疎通はできていた」
ロイ「それなら司令塔の差が勝敗を分けたんだよ」
シグルド「司令塔とは私だ!なんだと、私のせいなのか!?」
エリンシア「ロイ駄目よ本当の事を言っては」
ロイ「兄さんには前向いてもらいたいから」
シグルド「何を内緒話をしている!私のどこが駄目だったんだ!?」
ロイ「だってシグルド兄さんは指揮値★2じゃないか」
シグルド「/(^o^)\」