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Last-modified: 2007-06-14 (木) 22:38:08

リーフ  「ふう……」
リン   「またため息吐いてるのリーフ」
リーフ  「ほっといてよリン姉さん……僕なんかどうせ」
リン   「駄目よ、口癖みたいになってるじゃないそれ」
リーフ  「実際そうなんだから仕方ないよ」
リン   「あんたはね、目先のことだけにとらわれすぎなのよ」
リーフ  「どういうことさ」
リン   「世の中にはいろいろな人がいるの。成長早い人もいれば、遅い人もいる」
リーフ  「……」
リン   「今は不器用でも、将来たくさんのことに精通できるかもしれないじゃない。
      自分を信じて、頑張ってみなさいよ」
リーフ  「そう、かな。僕も、努力すれば兄さん達みたいに立派になれるのかな」
リン   (よっし、もう一押しね。今日はマルスの茶々も入らないし、説得もうまくいきそう)
リーフ  「リン姉さん?」
リン   「いい、リーフ。よく聞きなさい」
リーフ  「う、うん」
リン   「あんたはね、将来絶対大物になるわ。姉さんが保証してあげる」
リーフ  「本当?」
リン   「ええ、もちろん。いいリーフ、あんたはね」
リーフ  「僕は?」
リン   「大器晩成の器なのよ!」
リーフ  「……」
リン   (あ、あれ? なんか反応が微妙……)
リーフ  「……寝るよ」
リン   「ちょ、リーフ!? ……おかしいな、なんか間違ったかしら……?」