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Last-modified: 2008-06-03 (火) 21:43:41

376 名前: ドラマに出よう、撮影一日目 [sage] 投稿日: 2008/04/23(水) 21:16:33 ID:fBYj6Uyw
~FETV~

セーラ  「さあ、今日も張り切ってドラマの撮影始めましょうか!」
マードック「…しかし私とナーシェンだけでは撮影に限界があるのではないか?」
セーラ  「大丈夫よ、兄弟家の人達に協力してもらうから」
マードック「…なら問題ないな」
ナーシェン「もしかして今回の私は念願の男役を出来るのか?」
セーラ  「アンタは奥さん役で固定よ、拒否権は無いから」
ナーシェン「……一度くらい男役やらせてくれorz」
ドロシー 「ちなみに兄弟家の皆さんは子供役での参加です」
兄弟家全員「よろしくお願いしまーす」
セーラ  「じゃあ早速始めましょうか」
ユアン  「カメラは準備OKだよ!」
イリオス 『それでは、3…2…1…本番スタート(カチン)』

アカネイア暦〇〇年、世界は突如現れた食欲魔人イレースによって滅亡の危機を迎(ry

ナーシェン「オイぃ!ちょっと待て!!」
イリオス 『カット!カメラ止めて』
セーラ  「いきなり何よ?まだ撮影始まったばかりなんだけど?」
ナーシェン「設定がおかしいだろ!もっと普通のドラマにしてくれ!」
セーラ  「我が儘な奴ね…しょーがない、ドロシー最初のナレーション消しといて」
ドロシー 「わかりました」
イリオス 『テイク2、いきまーす、…2…1…スタート(カチン)』

~ベルン家、朝の風景~

ミカヤ  「みんな、おはよう」
ナーシェン「あら、ミカヤおはよう」
エイリーク「ミカヤ姉上、おはようございます」
ナーシェン「もうすぐご飯できるからね」
ミカヤ  「うん、そういえばお父さんは?」
マルス  「アイク兄さんと庭で鍛練してたよ」
セリス  「もうすぐご飯なんでしょ?僕が呼んでこようか?」
ナーシェン「ううん、私が呼びに行くから鍋の様子見ててね」

~ベルン家、庭~

ナーシェン「えーと、二人は……、あ、いた!二人とも、もうすぐ朝ご飯…」

マードック「上手に焼けましたぁー!(゚∀゚)ノ【こんがり肉】」
アイク  「上手に焼けましたぁー!(゚∀゚)ノ【コゲ肉】」

ナーシェン「庭で何やっとんじゃ貴様らぁぁぁぁ!そしてアイクは明らかに失敗じゃねーかぁぁぁ!」
アイク  「俺は火加減を調節できるほど器用ではない(モグモグ)」
ナーシェン「自慢げに言うな!そして食べるな!」

イリオス 『カットカット、カメラ止めて』
セーラ  「ちょっと、そこの台詞違うわよ!」
ナーシェン「こいつらが台本と違う動きをするからだろ!」
セーラ  「多少のアドリブはOKよ、それくらい察しろ!」
ナーシェン「…なんか私にだけ厳しくないか?」
セーラ  「だって私、あんたのこと嫌いだし、俳優少ないから使ってやってるだけよ」
ナーシェン「HIDEEEEEEEEEE!」

377 名前: ドラマに出よう、撮影一日目 [sage] 投稿日: 2008/04/23(水) 21:18:08 ID:fBYj6Uyw
イリオス 『とりあえず、さっきのシーンは後にして別のシーン撮ります、……スタート(カチン)』

~ベルン家居間~

リン   「ただいまー!」
ナーシェン「リン、お帰りなさい」
リン   「父さん、母さん、ちょっと相談があるんだけど…」
マードック「なんだ?」
リン   「帰って来る途中で捨て猫拾ってきたんだけど……家で飼ってもいい?」
ナーシェン「うーん…あなた、どうする?」
マードック「…別に構わん、そのかわりしっかり面倒をみるんだぞ」
リン   「本当!?ありがとう!………そうだ!名前決めなきゃ!」
ナーシェン「せっかくだし皆を呼んで話し合いましょうか?」
リン   「うん!そうする!」

マードック「じゃあ今から家で飼う、この二匹の猫の名前を決めるぞ、思いついたら言ってくれ」
ヘクトル 「面倒だし『ああああ』と『いいいい』でよくね?」
リン   「真面目に考えないと八つ裂きにして内臓えぐり出した後、その臓器売っぱらって大金を手にして
      『ヘクトルのデブ』って刻まれた石像を作って、全町民の前で粉々に打ち砕いてストレス発散するわよ?」
ロイ   「リン姉さん…具体的すぎて恐いよ…」
シグルド 「『ディアドラ』と『シグルド』というのはどうだ?…せめて猫だけでも…」
アルム  「猫に自分の願望を託さないでよ」
リーフ  「『炎竜』と『氷竜』とか、カッコイイと思わない?」
エリウッド「朝起きたら合体して一匹になってそうで嫌だな」
アイク  「『コタケ』と『コウメ』はどうだ?」
セリカ  「多分そっちも合体すると思うわ」
ミカヤ  「『翡翠』と『琥珀』とか…」
エリンシア「洗脳したり怪しい薬を持ってきたりしそうな名前ですね」
エフラム 「それなら『レン』と『白レン』の方が好みだ、猫であり、ょぅじょでもある。まさに理想的だ」
エイリーク「兄上、自重して下さい」
セリス  「『レナス』と『フレイ』はどうかな?」
マルス  「怒らせたら浄化されそうだね」

リン   「…中々いい名前がでないわね」
ナーシェン「ええ、みんなネーミングセンスが全くないわ、最近の子は駄目ねぇ」
リン   「母さんは何かいい名前思いついた?」
ナーシェン「そうね……、『ダラハウ』と『ウハラダ』とかどう?」
リン   「母 さ ん が 1 番 ダ メ だ !」

イリオス 「カット!OK!休憩入ります」
ナーシェン「オイ!台本書いたの誰だ!今気付いたが私すっごく痛いキャラになってるぞ!」
セーラ  「あんたは普段から痛い人でしょ?ナルシストだし、ウザイし、竜将から降格だし、キモいし、我が儘だし
      デルフィの守りがないと飛行特効恐いです><、って感じだし全くいい所ないじゃない?」
ナーシェン「言いすぎだ!私のガラスのハートがパリーン!大ダメージ!って感じだぞ!」
ドロシー 「…例え話も微妙ですね、表現力が乏しいようです」
ナーシェン「なんだと、この地味顔!」
ドロシー 「…どうせ私は地味顔ですよ(ギリギリギリ)」
ナーシェン「く…苦しいれす……、弓の弦で首を絞めないで……」
セーラ  「ドロシー怖っ!」

378 名前: ドラマに出よう、撮影一日目 [sage] 投稿日: 2008/04/23(水) 21:19:33 ID:fBYj6Uyw
イリオス 『次のシーン行きます、3…2…1…スタート(カチン)』

ミカヤ  「あっ!もうこんな時間、占いの仕事行かなきゃ!」
ナーシェン「最近変な人が多いから気をつけてね」
ミカヤ  「はーい、行ってきまーす!」
ナーシェン「いってらっしゃい」

マードック「エイリーク、ミカヤはどこか知らないか?」
エイリーク「たったいま仕事に行きました、父上はミカヤ姉上に何か用事でも?」
マードック「いや、久しぶりに占ってもらおうと思ったんだがな、タイミングが悪かったようだ」
セリス  「父さん、今日の運勢くらいなら僕がみてあげるよ」
マードック「セリスは占いができるのか?」
セリス  「ううん、占いはできないけど、おみくじ作ってみたんだ。とりあえず引いてみてよ!」
マードック「そうか…では引かせてもらう」

ガサガサガサ

マードック「これにするか…(ヒョイ)」
セリス  「ねーねー!どうだった!」
マードック「少し待ってくれ、【大…】(もしかして大吉か?それとも大凶か?)」

     【大好き】

マードック「(´;ω;`)ブワッ セリスぅぅぅ!父さんうれしいぞぉぉ(ギュウウウ)」
セリス  「あぅ…父さん、そんなに強く抱きしめられたら苦しいよ…」
エリンシア「…いい話ですわ」
エイリーク「…そうですね、私も少し涙が…」
ナーシェン「あら?みんな泣いちゃってどうしたの?」
セリス  「あっ!母さんも僕が作ったおみくじ引いてみてよ!」
ナーシェン「セリスが作ったの?じゃあ引かせてもらおうかしら」

ガサガサガサ

ナーシェン「それじゃあコレを…(ヒョイ)」
セリス  「どうだった?」
ナーシェン「ちょっと待ってね、えーと【大…】(まさか大凶!?いえセリスが作ったんだし大吉のはず!)」

     【大丈夫。ファミ〇の攻略本だよ】

ナーシェン「WRYYYYYYYYYYーーーーーーッ!!」
リーフ  「母さんが壊れた!?」

イリオス 『カット!OK!今日の撮影はここまで』
ナーシェン「なんなんだこれは!?私の役が不幸すぎるぞ!」
セーラ  「ハイハイそうですね、次に私に文句言ったらビラクルームに連れていくから」
ナーシェン「orz」

撮影二日目に続く