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Last-modified: 2008-07-05 (土) 12:09:11

765 名前: エムブレムファイター [sage] 投稿日: 2008/05/19(月) 18:06:40 ID:ZagEnqIk
 
ルーテ 「完成しました」
リーフ 「また発明品?今日は何作ってきたの?」
ルーテ 「いえ、今日はゲームです」
ヘクトル「ゲームか。今度は誰を主役にしたゲームなんだ?」
ルーテ 「今回は全員が主役です」
ロイ   「全員?」

つ『エムブレムファイターII』

ヘクトル「格ゲーか!こういうのを待ってたんだよな!」
マルス 「…いつかは作られると思ってたんだけどね」
ルーテ 「本当はスマッシュブラザーズ大会開催と同時に出したかったのですが予想以上に手間取りまして…」
エフラム「パッケージ裏を見るとどうやら全てドットを打って作ったようだな」
ヘクトル「そりゃ手間取るはな。大変だっただろ?」
ルーテ 「はい、主にドッター役だったアスレイとフォルデが何度も倒れてました」
リーフ  「テラ鬼畜w」
ロイ   「でも何でIIなの?」
ルーテ 「某ストリー○ファイターIIを肖ってIIと付けてみました。特に意味は無いです」
ロイ   「あ、そうなんだ」
リーフ  「とにかくやってみていい?」
ルーテ 「ええ、どうぞ」

ソフトを入れ、起動するとタイトル画面が現れると同時に…

ノール『エェムブレェムフアァイトゥァーツゥー!!』

エフラム「…さっきの声、ノールか?」
リーフ  「ノールさん、めっちゃノリノリw」
ルーテ 「一応ストーリーはありまして、ヘクトルさんが最強を目指す為に兄弟と勝負していくと言った内容です」
ヘクトル「って、ことは俺が主人公か?」
ルーテ 「はい、そうなっております…が」
リーフ  「早速遊んでみようか」

リーフがボタンを押しタイトル画面からキャラセレクト画面へと移り変わる。
だが、キャラセレクト画面での初期カーソルが合っていたのはヘクトルでは無くロイだった。

766 名前: エムブレムファイター [sage] 投稿日: 2008/05/19(月) 18:07:37 ID:ZagEnqIk
 
ロイ   「…僕にカーソルが合っているけど」
エフラム「主人公はヘクトルじゃなかったのか?」
ルーテ 「初期カーソル位置の設定を間違えまして、ヘクトルさんに合わせるつもりがロイ君になってしまいました」
リーフ  「これじゃまるでロイが主人公みたいだね」
マルス 「それなんてスト○ートファイターIIIのアレッ○スwww」
ヘクトル「俺はいつから主人公(笑)になったんだよ!FEで主人公(笑)なのは緑風だけで十分だ!!」
マルス 「このスレじゃ主人公扱いすらさせてもらってないけどねw」
リーフ  「二人共メタ的発言は自重しようよ」
ルーテ 「ちなみにヘクトルさんはこんな技を持っています」
リーフ  「って、何か気付けば勝手に対戦画面まで進んでいるし!」

ヘクトル『ハイパーボッ!!!』

マルス 「うはw完全にS○IIIのア○ックスwww」
ヘクトル「ワザとだろ!初期カーソル位置絶対ワザだろ!!
      つーかハイパーボッなんて1スレ目から見返しても言った記憶無ぇぞ!どっから録った!?」
ルーテ 「私、優秀ですから。ボイスチェンジャーを作ってノールに言ってもらいました」
リーフ  「相変わらずノリノリだねあの人…」
ルーテ 「ちなみにヘクトルさんの能力はアーマーらしく固い!強い!遅い!で行かせてもらいました。
      飛び道具等一切有りません。力で捻じ伏せてください」
マルス 「ますます格ゲー主人公らしくない能力だねw」
ヘクトル「ちくしょおおおおおお!!!」
ルーテ 「その主人公らしい…つまり波動昇竜ポジションはロイ君とリーフさんになってます」
リーフ  「あ、そうなんだ。てっきりロイとマルス兄さんかと思ってたのに」
ルーテ 「マルスさんには飛び道具が存在しなかったので」
マルス 「…どうせ僕には飛び道具は無いよ。出来てもサンダーソードで雷落とすぐらいさ…」
エフラム「マルスが微妙にイジけているぞ」
ルーテ 「で、そのロイ君ですが、超必にはこんな技があります。リーフさん、ロイ君に攻撃してみて下さい」
リーフ  「? いいけど。ていっ!」

ロイに攻撃するとリリーナ、シャニー、スー、ララム、セシリア、ソフィーヤの六人が一斉に攻撃を仕掛けてきた。

エフラム「ロイに攻撃が当たった途端、ロイの嫁候補達が一斉攻撃してきたぞ」
マルス 「これなんて嫁アタック?」
ルーテ 「所謂、当身技ですね。ロイ君を傷付けられたことに怒った嫁候補の皆さんが攻撃します」
ロイ   「…なんか情けなくない僕?それ以前のこの6人を勝手に僕の嫁候補したら怒られるよ?」
マルス 「寧ろロイのその鈍感っぷりに怒られると思うけどね…」
ルーテ 「この超必はアイクさんにも搭載する予定でしたがアイクさんのもう一つの超必で
      精魂尽き果てていたアスレイとフォルデに勘弁してくれと懇願されたので没になりました」
リーフ  「アイク兄さんのもう一つの超必ってもしかして…」
ルーテ 「はい、あれです」

アイク『大! 天! 空!!』

767 名前: エムブレムファイター [sage] 投稿日: 2008/05/19(月) 18:08:56 ID:ZagEnqIk
 
マルス 「…なるほど。大天空をドット絵で再現しようものなら、相当な労力がかかるだろうねぇ」
ルーテ 「これのドット打っていたアスレイとフォルデは二回程血吐きましたね」
ヘクトル「鬼畜ってレベルじゃねーぞ!」
リーフ  「所で何でアイク兄さんはスマブラ仕様の格好になっているの?」
ルーテ 「前も言った通り、スマッシュブラザーズ大会開催と同時に出そうと思っていたのでそれに合わせた為です。
      …もう一つ理由があるのですが、それは後ほどにということで」
リーフ  「…?」

─数十分後

リーフ 「よし、イージーだけどアーケードモードクリア!」
ヘクトル「しかし、アルムとセリカが組んで二人で一キャラになってるとはなー」
マルス 「この場にシグルド兄さんがいたら絶対に『KINSINは許さんぞー!』って言っているだろうね」
ルーテ 「実際にシグルドさんとこの二人に当てると最初にそう叫びますよ」
ロイ   「変な所で凝っているね…」
リーフ  「所でこのゲームってボスキャラっていないの?それとも最後に戦ったアルム兄さんとセリカ姉さんがボス?」
ルーテ 「いえ、イージーだと家族とランダムに戦って終わりですが難易度がノーマル以上ですとボスが登場します」
リーフ  「そうなんだ。じゃあ早速ノーマルで挑戦しよう」

─十数分後

リーフ  「よし、家族全員倒したぞ!」
ロイ   「最後のエフラム兄さんにはてこずっていたね」
マルス 「離れると手槍投げてくるし、だからと言って近づこうとしても槍のリーチの長さで中々近づけないし」
リーフ  「ヘクトル兄さんで行ったのが間違いだったよ。ハイパーボッも元ネタ通り暗転見てからジャンプ余裕でした、だし」
ヘクトル「イジメか!これは何かのイジメか!?手斧ぐらい投げさせろよ!」
ルーテ 「そういったキャラの仕様やプログラムは全てノールがやっていますので」
エフラム「お前、ノールに恨まれるようなことでもしたのか?」
ヘクトル「知らねぇよ!くっそ、後でボコる!!」
リーフ  「とにかく、やっとボスの登場だ。誰なんだろ?」
マルス 「あ、次の対戦相手が表示されるよ。ボスは…!?って、これって!」

次の対戦相手として映し出されたのは我等が緑風ことサザであった。

リーフ  「嘘ぉー!?サザさんがボスキャラ!!?」
ヘクトル「有り得ねぇ!絶対有り得ねぇ!!あの緑風がボスなんてよ!」
マルス 「まさかの緑風歓喜ゲームだったなんて…。僕でも予想外だった」
エフラム「ノールを買収でもしたのだろうか?」
ロイ   「兄さん達、さり気無く酷いこと言いまくっているね。僕も驚いたけどさ」
ルーテ 「…とにかく、続きをどうぞ」

対戦画面に映るのはヘクトル(PL:リーフ)とサザの二人。

サザ『ミカヤは俺が護る!』

リーフ  「やっぱり台詞それなんだ」
エフラム「そのミカヤ姉上はとっくの前にやられているんだけどな」
ロイ   「姉さんとは思えないスピードで魔法で弾幕張って来た時は驚いたなぁ」
マルス  「ヘクトル兄さんとは完全に相性悪かったね」
ヘクトル「うっせぇぞお前等!…って、ん?何か様子がおかしくないか?」
リーフ  「え?」

768 名前: エムブレムファイター [sage] 投稿日: 2008/05/19(月) 18:10:25 ID:ZagEnqIk
 
????『身の程をわきまえよ』

サザの後ろに魔方陣が現れ、そこから出てきたのはお馴染みしっこくこと漆黒の騎士。そして画面は暗転し…。

ズババババ、キュピーン!!!

しっこく『我、剣を極めし者…』

サザはその場に倒れ伏せ、変わりに漆黒の騎士がその場に立っていた。

リーフ  「しっこくキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」
マルス 「ですよね~」
エフラム「と言うか、さっきのは瞬獄殺ならぬ月光殺とでも言うべきか?」
ヘクトル「なんというSFの○ガ…」
ロイ   「サザさんがベ○だとすると何処かでサザさんと戦えるの?」
ルーテ 「いえ、この演出の為の特別出演です。これだけの為に立ち絵とやられモーションを作りましたから」
リーフ  「結局緑風涙目なんだ」
ルーテ 「サザさんもこの家とは馴染み深いですから普通に出しても良かったのですけどね。
      只、何処かの中ニみたいな動きになったでしょうけど」
マルス 「勝負はハッスル!無性にハッスル!」
ロイ   「マルス兄さん、いきなりどうしたの?」
マルス 「いや、意味は無いよ」
ルーテ 「それより、もう勝負は始まってますよ。しっこくさんは固い!強い!速い!なキャラです。
      飛び道具、対空技も完備してますし、体力半分以下で月光殺を食らえば容赦無く即死しますよ」
リーフ  「何そのヘクトル兄さんの完全上位互換なキャラ!?」
ヘクトル「そんなにも俺を涙目にして楽しいかあぁぁぁ!!!」
ロイ   「とか言ってたらあっという間に勝負が付いちゃったね」
マルス 「見事な程の完封負けだったね」
リーフ  「くそぅ…、マゾゲーマー舐めんな!!」

769 名前: エムブレムファイター [sage] 投稿日: 2008/05/19(月) 18:11:30 ID:ZagEnqIk
 
─数十分後

しっこく『かなり、やる…』(ダウン)

リーフ  「倒しタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」
ルーテ 「…見事ですね。まさか弱めに設定してあるヘクトルさんでしっこくさんを倒すとは思いもしませんでした」
ヘクトル「やっぱり弱めに設定されてたのかよ俺!?」
ロイ   「人間、やれば出来るもんなんだね」
リーフ  「これでやっと感動のエンディングに…」
ルーテ 「中ボスであるしっこくさんを倒したので次はラスボスです」
全員   「え"っ!?」
リーフ  「しっこくさんが、中ボス…?」
エフラム「あれより強いのがいるのか?」
ロイ   「しっこくさんより強い人って、一人しか思い浮かばないんだけど…」
ヘクトル「奴より強い奴と言えば…」
マルス 「あの人だよねぇ…」

アイク『何故、俺の前に立った?』

全員の予想通り、最後の対戦相手は最強のフラグクラッシャーであるアイクだった。

ロイ   「やっぱり…」
リーフ  「あぁ、もう見慣れたガチムチボディなアイク兄さんがヘクトル兄さんを睨んでいる…」
マルス 「アイク兄さんがスマブラ仕様で登場した時点で気付くべきだったね」
ルーテ 「スマブラ仕様のアイクさんが只の『アイク』とするなら今のアイクさんは『真・アイク』と言った所ですね」
ヘクトル「ゲーム内の俺\(^o^)/オワタ」
リーフ  「くっ!だが僕はしっこくさんを倒したんだ。アイク兄さんだって粘れば何とか…
      ギャー!!超必だったデカイ衝撃波を普通に打ってきた!大斬り一発で四割減った!天空で(ry」
エフラム「ボロ負けもいい所だな…」
リーフ  「この人でなしー!」
ルーテ 「あのアイクさんを倒すのでしたらハメる勢いでないと倒せませんよ」

あれから何十回も挑戦したが結局倒せず、キャラをミカヤに変えて魔法弾幕でハメて何とか勝ったそうだ。
後日、何者かにノールが逆さ釣りにされる事件が起こったが、それは別の話。

リーフ 「所でこれの難易度がハードになるとどうなるの?」
ルーテ「ハードになりますと家族全員がしっこくさん並にAIが凶悪化します。
     勿論、しっこくさんも真・アイクさんもノーマル以上に極悪化して襲い掛かってきます」
リーフ 「無理ゲーも良い所だね…」