261 名前: あるしすたーのはなし 1/2 [sage] 投稿日: 2008/06/04(水) 19:31:40 ID:K97dvg7e
マルス 「あれ、2人で何の話?」
ロイ 「あ、マルス兄さん。あのね>>->>の話で、この町まともな聖職者いないねって…」
リーフ 「そうだ、兄さんの知り合いのシスターレナはどうなの?あんなおねいさんにライブされてー!」
マルス 「レナか、彼女は…」
***マルス様回想はじめ*********************************
マルス 「シーダ!どうしたんだその傷は!?」
シーダ 「マルス様…、天馬部の練習中に失敗して落馬してしまって…」
マルス 「大変じゃないか!すぐに治療してもらおう!」
シーダ 「平気です。このくらいの怪我、天馬騎士ならいつものこと………あうぅっ…」
マルス 「全然平気じゃないじゃないか!そうだ、レナのところに行こう。すぐに治してくれるはずだ」
~レナの修道院~
レナ 「ライプ!…ハイ、もう大丈夫です」
シーダ 「ありがとう、レナ。楽になったわ」
マリーシア「ちゃんと受身も取れてるから、それほど大きな怪我じゃありませんでした」
マルス 「そうか、よかった…。シーダ、もうこんな心配させないでくれよ」
シーダ 「はい、ごめんなさいマルス様…」
マルス 「うん、もういいよ。 あ、マリーシアもレナを手伝ってくれたんだね。ありがとう助かったよ」
マリーシア「やだ…こんなところで…マルス様ったら…」
シーダ 「マリーシア… ナ ニ カ イ ッ タ カ シ ラ ・ ・ ・ ?」
マリーシア「…イイエ…ナニモイッテマセン…ゴメンナサイ…((( ゜д゜)))ガクブル…」
リカード 「いやーあんな慌てたマルス様初めて見たよ。相変わらずふたりともアツイねー」
シーダ 「やだ…リカードったら、からかわないで…。あ、このお菓子あげるね、おいしいのよ」
リカード 「いやっほーい」
ジュリアン「チクチク(針仕事中)…おいリカード、あんまり御二人に迷惑かけるなよ。チクチク…チクッ!・イテッ!」
レナ 「リカバー!!大丈夫ジュリアン?怪我は無い?」
マルス 「ちょっ、針刺しただけでリカバー?」
ジュリアン「チョット刺しただけだから…それに今レナさんが治してくれたから…大丈夫だよ」
レナ 「軽く見ては駄目!そこから黴菌が入ったら大変よ!あなたにもしものことがあったら…わたし…」
ジュリアン「オレ レナさんにそんなふうに言って貰えるだけで十分さ」
レナ 「ジュリアン わたしのことレナって呼んで…」
ジュリアン「え? レナさん…あっ…いや…レ…ナ…まさかそれって…」
レナ 「うん…神様はきっと許してくださる…だってわたし…」
マルス 「・・・( ・ ∀ ・ )・・・ニヤニヤ・・・」
シーダ 「・・・(///)・・・」
ジュリアン「あっ…マ、マルス様っ…い、居るならいるって声かけてくださいよ…」
マルス 「いや~最初っから居たはずなんだけどねぇ~」
シーダ 「うふふっ…ふたりとも仲がいいのね…うらやましいわ…」
レナ 「あっ…やだ…恥ずかしい…」
マルス 「あはは。ところで、マリーシアとリカードは…なんでそんな呆れきった顔してるの?」
マリーシア「そのぅ…こう毎日あんな様子を見てると…」
マルス 「え? まいにち…なの…?」
リカード 「そうっす。だからアニキは全然おいらにかまってくれないっす。ヒドイっす。
おいらとアニキの愛ってそんなものだったの?」
ジュリアン「おい!バカ!!変な事言うなよ。だいたいお前はなぁ…」
262 名前: あるしすたーのはなし 2/2 [sage] 投稿日: 2008/06/04(水) 19:32:19 ID:K97dvg7e
ガチャン!
マチス 「レナー!ライブしてくれー」
レナ 「兄さん?どうしたの、怪我したんですか?」
マチス 「そうだよ、聞いてくれよ!今日仕事でナントカ山って所に行ったんだ。そしたら落石が来て…」
シーダ 「まぁ大変!大丈夫なの?」
マチス 「でっかい大岩は仕事相手の竜騎士にあたったから、オレは大丈夫だったけど…」
レナ 「…チッ…」
マルス (いま何か聞こえた!?)
マチス 「…石が飛び跳ねて来て当たったんだよ。見てくれこのアザ!」
レナ 「=診察中= 兄さん、これくらいなら大丈夫です。杖は必要ありませんよ」
マチス 「すげー痛いんだぞ。ライブしてくれよ」
レナ 「兄さん、治療の杖は大変貴重なものなの。自然治癒ができるなら、簡単に頼るべきではないわ」
マルス (さっき針相手に完全回復の貴重なヤツ使ってなかった!?)
マチス 「そんなこといわねーでさー、使ってくれよー。兄妹だろー」
レナ 「仕方ないわね。・・・ボルガノン!!!」(支援効果必殺)
マチス 「グヘッ! レナ…バカな兄ちゃんを許してくれ… ガクッ…」
マルス 「マチスーーー!!!」
レナ 「ワガフッカツハナッタ…オロカナバカアニキドモ…ヒトリノコラズ…コロス…」
マルス 「レナ!台詞間違ってるよー!」
レナ 「さて…不幸にも兄さんが命を落としてしまいました。ですが幸運にもまだ何とかなるでしょう。
マリーシア、バレンシアで生命の泉の水を汲んできてくれませんか」
マリーシア「え~、またですか?今月に入ってこれで10回目ですよ。もうこのままにして置きましょうよ」
マルス 「また!?しかも回数多いな!」
レナ 「これでも大切な兄さんですから。それとも………私のお願いを聞いてはもらえないのですか?」
マリーシア「ハイッ師匠!不肖の弟子マリーシアが、直ちにバレンシアに赴きます!! *1」
レナ 「ありがとうマリーシア。これも修行の内です。あなたならきっと良いシスターになれますよ」
マリーシア「ハイ師匠!! *2」
シーダ 「素敵な師弟関係ですね」
マルス 「シーダ、コレは違う…。だぶんなんか違う…」
ジュリアン「女の子1人じゃ危ないからな…。リカード、お前も一緒についていけよ」
リカード 「またっすか?ひどいっす。アニキはそうやって、いっつもおいらをこき使うっす」
レナ 「夜になると魔物が活発になって危険ですから、早く帰ってきなさいね」
マリ&リカ『ぶーぶーー…』
ジュリアン「やっと行ったか…」
レナ 「ジュリアン…これでやっとふたりっきりになれたわね…」
ジュリアン「レナさん…」
レナ 「だめよ、レナって呼んでって言ったでしょ」
ジュリアン「レナ…」
レナ 「わたし あなたのことが…こんなに…」
マルス 「・・・( ・ ∀ ・ )・・・ニヤニヤ・・・」
シーダ 「・・・(///)・・・」
ジュリアン「マ、マルス様っ、シーダ様も…声かけてくださいって言ったじゃないですか」
マルス 「いや~、僕たちの事忘れて『ふたりっきり』なんて言ってたから…(・∀・)…ニヤニヤ…」
シーダ 「『ふたりっきり』の邪魔しちゃ悪いと思って…(///)…」
レナ 「やだ…恥ずかしいところを…」
シーダ 「ふたりとも…ほんとうに仲がいいのね…」
レナ 「そんな…はずかしいですよ…」
キャッキャッウフフアハハ・・・・・・・・・・・
***マルス様回想おわり********************************
マルス 「…こんな人だよ」
リーフ 「へぇ…イメージ…ちがう…なぁ…」
ロイ 「・・・・・(頭を抱えている)・・・・・」
マルス 「まぁ、普通の人には優しく接するから評判いいし、信仰心も厚いし、治療の腕も確かだし。
優秀なシスターであることには間違いないよ」
ロイ 「…なんでこの町の人は、どいつもこいつも…」