12-20

Last-modified: 2008-10-07 (火) 20:39:27

20 名前: THE☆日常会話 [sage] 投稿日: 2008/07/14(月) 21:20:19 ID:kx2NDic1
シグルド 「……」
ミカヤ  「……」
エリンシア「……」
アイク  「……」
リン   「……あの、どうしたの兄さん達、夕食後にわたしだけ残すなんて……
      え、ヘクトルかエフラム兄さんと間違えてない?」
シグルド 「いや……お前で間違いないぞ、リン」
アイク  「間違いないな」
リン   「そ、そう。それで、わたしがなにかした? 成績が落ちたわけでもないし、別に問題起こしてるわけでもないし」
エリンシア「ええ、そうね。リンちゃんはとってもいい子だと思うわ。ただね、社会通念と言うか一般倫理というか」
リン   「……何の話?」
ミカヤ  「ええい、まどろっこしい! こうなったら単刀直入に聞くわ! リン、あなた……」

 「 レ ズ な の ? 」

リン   「ブーッ! ちょ、ちょっと……!」
シグルド 「いや待て、落ち着けリン! わたしはなにも同性愛者を差別するつもりはないぞ。それはそれで立派な愛の形」
ミカヤ  「ちょっとシグルド、なに勝手に方針決め付けてるの!? 我が家からヘザー菌保持者を出してもいいっていうの!?」
エリンシア「そうですわお兄様、わたくしあの夜の一件以来、もう百合の花を見るだけで寒気が……」
アイク  「あの夜……闇に葬られた『第36次百合花防衛戦』か。懐かしいな……」
ミカヤ  「遠い目してる場合じゃないでしょアイク!」
リン   「いやちょっと待って、あのね、そもそもわたしはそういうんじゃ」
ミカヤ  「これを見てもまだ言える!?」

 と、ミカヤがばらまいたのは、リンとフロリーナのツーショットを収めた写真の数々! その数は軽く数百枚を超えるであろう!

リン   「ギャーッ! ちょ、これ一体いつの間に……!」
エリンシア「ネサラさんがコイン5枚で引き受けてくださいましたわ」
リン   「相変わらず安っぽいな鴉王!」
ミカヤ  「しかもこれ、この三日間だけよ? リン、あなた三日間の内どれだけの時間をフロリーナさんと過ごしたと思ってるの?」
リン   「そ、それは……だって、あの子がヘクトルに会いたがるから……」
ミカヤ  「とにかく! リン、あなたは立派なヘザー予備軍だわ!」
エリンシア「ああ、リンちゃんはラスさんが好きだって言うから、ノーマルだと思ってたのに……」
アイク  「なるほど、ラスに目を引きつけておいて、その裏で本命を狙う……陽動作戦というわけか。やるなリン」
リン   「いやアイク兄さん意味不明だし」
シグルド 「案ずるなリン、わたしはお前の味方だぞ」
ミカヤ  「シグルド、さてはあなたKINSIN以外ならなんでもいいのね!?」
シグルド 「もちろんですとも!」
ミカヤ  「間髪いれずに肯定するな!」

リン   「……というわけで、こってり絞られたわ……!」
マルス  「だからって僕の腕までぎりぎり絞るこたぁないでしょいだだだだだだ!」
リン   「クッ……それもこれも、ヘクトルみたいな野蛮人がフロリーナを間違った道に引き込もうとするから……!」
マルス  「はははリン姉さん、そういう態度が百合疑惑を招く一番の原因いだだだだだだ!」
リン   「と、とにかく、早くわたしがアブノーマルじゃないってことを証明しなくちゃ」

 ポンポン(リンの肩を誰かが叩いた音)

アルム  「……」
セリカ  「……」
リン   「いい笑顔で親指立てるなァーッ!」